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地球戦争  作者: 洲本六文
第2章「船出」
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第9話「帰還」

第一海上基地に戦艦三隻が迫り鈴谷吹雪達のいる作戦指令室に砲撃を浴びせた。


「全システムダウンしました…」

「R1、R2反応なし。」

「フロアA応答せよ。応答せよ。」

作戦指令室が被弾したことにより第一海上基地のほとんどのシステムがダウンした。

「くそっ…」

鈴谷吹雪達は完全に作戦指令室に閉じ込められてしまった。

その時作戦指令室に無線が入った。

「こちら作戦本部室こちら作戦本部室ただいまより敵との交戦を開始します。」

「この声はっ…」

「鈴谷榛名。行ってきます。」

「待て!榛名!」

鈴谷吹雪の忠告を聞かずに鈴谷榛名と青葉鳳翔は第一護衛艦艦橋エリアに出た。

「お嬢様、念のためレーダー索敵は続けておきます。油断なさらぬよう。」

「分かってるわ。さぁ蹴散らしてやりましょう!」

そう言うと鈴谷榛名は擬似太陽を生み出した。

間髪入れずに鈴谷榛名は擬似太陽を放った。

海面から大量の湯気が上がる中擬似太陽サンボールは真っ直ぐ敵戦艦に進んで行った。

数秒後擬似太陽は大きな爆発に変わった。

眩い光の中敵の戦艦の姿が消えて行くのがかすかに見て取れた。

しかし青葉鳳翔が鈴谷榛名に告げた。

「敵艦三隻消滅しましたが生存者一名あり!能力者です」

「あの高熱の中生き残ったって言うの!?」

その刹那爆心地の湯気の中から大量の氷片が鈴谷榛名目掛けて飛んできた。

鈴谷榛名は瞬時に擬似太陽を生み出しその氷片を溶かした。

ガガガガガッと音を立てて鈴谷榛名と青葉鳳翔の周りに氷片が刺さっていった。

爆心地の大量の湯気が消えその中から氷の塔のような物が現れ、その氷の塔のくぼんだ所に人影があった。

「何よあれ…」

鈴谷榛名は動揺した。

「恐らく氷を生み出す能力者かと…」

「氷なら溶かせるわね…」

その時だった。

「お嬢様!新たな反応あり!氷の塔の真上です!能力者です!」

青葉鳳翔が叫んだ。

同時に眩い光が辺りを包み込んだ。

鈴谷榛名と青葉鳳翔は目を細めた。

光は氷の塔を切り裂きながら人影へと突き進んで行った。

凄まじい金属音が響き渡り氷の塔の中心で雷と氷が弾けた。

「あの雷は!!」

「レイ・ソードレスが戻ってきたわ!」

数秒後、雷を身に纏った雷装状態のレイ・ソードレスが鈴谷榛名の隣に現れた。

「閃光の騎士レイ・ソードレス、舞い戻った!」

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