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地球戦争  作者: 洲本六文
第2章「船出」
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第4話「陥落」

第一次地球防衛戦争が始まった。

鈴谷榛名と青葉なつの危機に謎の男レイ・ソードレスが現れる。



「イテテ…あれ?…ここは…」

「目が覚めたか。」

目覚めた鈴谷榛名にレイ・ソードレスが声をかけた。

「誰?アンタ」

「閃光の騎士、レイ・ソードレス」

「はぁ?」

「安心しろ。味方だ。」

「つーか敵は?」

「お前達の安全を最優先にした。」

「なつは?」

「もう一人の娘ならトイレに行っている。」

「本当でしょうね?」

「何故嘘をつく必要がある?」

「まぁ…いいわ。助けてくれてありがとう。」

「応急処置はしておいたが手の火傷が酷い。しばらく安静にしていることだな。鈴谷の娘。」

「なんで私の名字知ってんのよ?」

「擬似太陽を生み出せるのは鈴谷一族しかいない。」

「そういうアンタは?能力者なの?」

「高速移動、高度殺傷能力、高度防御能力、真理の目、雷装の五つの能力を持っている。」

「能力者は一つの能力の所持が限界のはずよ?」

「俺自身が所持しているのは高速移動だけだ。他の能力は魔具によって所持している。」

「魔具?」

「この鎧や剣といったように魔力が込められた装備のことだ。」

「アンタ一体何者なの?」

「…………。お前は知らなくていい。」

その時、レイ・ソードレスの足元に置かれた古いラジオからニュースが流れた。

「お知らせします。今朝から続いていた異星人侵略災害について速報です。たった今首都が陥落したという情報が入ってきました。政府は首都を放棄し、第一ターミナルビルに臨時対策本部を設置すると宣言しました。政府は……」

そこから後は聞こえなかった。

そこに青葉なつが戻ってきた。

「大変です!トイレから首都の方を見たら火災が!それに敵の戦艦もたくさん!」

レイ・ソードレスは立ち上がり、鈴谷榛名と青葉なつに言った。

「ここを出るぞ。」

「どこへ向かうって言うのよ?」

「第一海上基地へ向かう。」

「そこって榛名お嬢様の…」

「ええ。父が働いているところよ。」

「まずは首都脱出が最優先だ。時間がない。行くぞ!」

こうしてレイ・ソードレス、鈴谷榛名、青葉なつの3人は第一海上基地へ向かうこととなったのだった。

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