第二章 第一話 レポート3兎の騎士
ライテス邸の玄関・・・
そこは、死屍累々となっていた。
「いくら素早い人兎でも、レーザーをかわすなんて!」
「だから言ったろ!化け物なんだよ!」
「くっくっ・・・跡を継がずに出ていったバカ息子には、どんなおしおきをしてやろうかねぇ・・・」
美女である。
だが、妖艶とアマゾネス系が同居している系である。
「!!!」
不覚にも、ルミナリアが戦慄した。
「こ・・・怖い・・・ほんとに、この人・・・「人間」ですか・・・?」
「ゆ・・・勇者が・・・超魔王を倒した「天空の勇者がビビッてる・・・お終いだッ!」
「こんなところで遊んでて・・・なにやってんだいッ!」
「う・・・ああああああッ!」
「お・・・奥様・・・このお方からは、得体のしれない神波動を感じます・・・」
グレイが、ルミナリアに言った。
「グ・・・グレイ・・・!陛下か父上を・・・恐らく「力」で止めるのは無理!」
「は・・・はい!」
グレイは、人型になると、宝珠を取り出した。
「と・・・父さん!?陛下と・・・今すぐ来て!・・・不味いことに!」
そのとき、間の悪いことに、ハルモニアたちが帰ってきた。
「バカな・・・あのレーザーパンダを全滅させるなんて・・・」
ハルモニアは、唖然としていた。