表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハイブリッド・トラベラーズ  作者: SHIN
第一部 トラルティール
3/24

第一章 第一話 レポート1獅子おどし

朝・・・

「きゃあああああああッ!」

ズガガガガン・・・!

バキッ!

ドカアアアアアアンッ!

やたら派手な音がする。

「ん・・・?」

ハルモニアは、その音で目を覚ました。



「ありゃ~・・・」

レーザーパンダのレルは、トラップに引っかかった人獅子ワーライオンの女性を見た。

「なによコレ!」

女性は、獅子ライオン特有の尻尾を逆立てて怒鳴る。

「ご無礼を。当屋敷の主人・ライテスが、趣味で作成したトラップでございます。通常侵入者は、我々・通称「レーザーパンダ」が、迎撃しますが、「獅子おどし」に引っかかったあなた様の状況や、感想をレポートにまとめよとの命を受けております。」

「はあ?」

女性は、目を丸くした。

「元来、鹿おどしとは、庭園を守るため、水車の要領で竹筒を石で鳴らす仕掛け。主人は、字面が気に入らず、「獅子ライオン」を脅すトラップとして、作成しました。名の通り、人獅子ワーライオンにのみ反応いたします。」

「うげ!」

「どうでしょう。感想は。」

「最低よ!」

「かつて、邪馬台国から参られた「ムラサキ・シキブ氏」も、当屋敷のセキュリティーには、そう申されていました。」



「こりゃいい・・・ウチのお爺様の「アホっぷり」も「売れる」かも・・・」

ハルモニアは、さっそく、この様子をレポート用紙に記し始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ