21/24
第二章 第二話 母乳のアイドル・ミルキーモモ3
「はーい!みなさん!モモの母乳クッキーでーす!」
売れていた・・・
「バカな・・・」
「なぜ・・・」
「かあ様・・・世の中、意外なものが売れる。気にしない。」
ユイは、自分の予想を裏切られたことに、愕然としていた。
「モモちゃんかわいーッ!」
「若い頃のおばあちゃんと違う魅力があるね・・・」
「実年齢を偽れる若さ・・・!子持ちであるのもポイントだ。」
観客は、「ミルキーモモ」に釘付けだった。
当初は、モモの「母乳」を配るという案があったが、さすがにそれはというユイの一言で却下になったが、「乳製品」ならぬ「母乳製品」を観客に配布したのだ。
しかし、問題もあった。
「えっ!?水代わりに、食塩水を飲め?」
モモは、ハルモニアのアドバイスに尋ねた。
「母乳ってのは、「血液」から精製されるものよ。そうすると、「血液」がうすくなる。」
「じゃあ、食料品の調達に、「スポーツドリンク」を・・・」
「そうね・・・」
ハルモニアは、プロデュースが成功したことを素直に喜べずにいた・・・




