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霊媒様はかく過ごせり

 登場人物の日常を全部書ききったら今度は過去話とか現実時間の季節モノでも書こうかと思います。


では、そんな幻想にはまだまだ遠い今回の話をどうぞー。


「舞、朝ですよ」

「……はい」

 おはようございます。市原舞です。

 眠いです。

 しかしいつまでも寝ている訳にはいきません。神楽さんを迎えに行かなければなりませんから。

「それじゃあ、神楽さんを迎えに行ってきます」

「はい。よろしくね」

 制服に着替えると一旦家を出て、隣の部屋に行きます。

――ガチャリ。

 合鍵は神楽さんがここへ引っ越してきた時に貰いました。出入り自由です。

「神楽さん、朝ごはんです」

「あ〜……舞君……こんな夜中になんの用だね……?」

 神様と言えど寝ぼけますし、神楽さんと言えど夢現ではテンションも低いのです。

「神楽さんを迎えに来ました」

「僕はまだ死なないさ……」

「では私の方から伺います」

 布団を持ち上げて中に入ります。制服に皺がつきそうですが後で直すことにしましょう。

「うん……舞君……って、のわあぁぁぁぁぁ!?」

 おはようございます。

「おおおおはよう舞君! いやそうではなくて、僕の布団の中で何をするつもりだったのかね!?」

「ナニを」

「だあぁぁぁぁぁぁぁっ!! それ以上言ってはいかん!! さあ行こうか!?」

 残念です。私としてはいつでもいいのですが。

「神楽さん、おはようございます」

 神楽さんにお母さんが声をかけます。

「お、おはようございます! 今日もいい天気ですね!」

「は、はあ……」

「お父さん、おはようございます」

 私もお父さんに挨拶を。仕事へ行くのが早いお父さんはもう食べ始めています。

「おはよう舞。早く食べないと遅刻してしまうよ」

 そうですね。神楽さん、早く食べましょう。

「あ、ああ! そうだね!」

 朝ごはんを食べている間にお父さんが仕事に出かけ、その後私達も学校に出掛けます。

「では舞君! また会おう!」

 学校につくと神楽さんと別れて自分の教室に向かいます。

「さあ、HRを始めましょう。欠席している人は――1人、か」

 先生が教室に入ってきました。私がこの学校に来たときから空いている空席を見つめて溜息をつきます。

「まあいいわ。さ、クラス委員、始めて」

 クラス委員の人が号令をかけ、学校の一日が始まりました。

 

 

「おや、舞君! 今日も来たのかね!? では一緒に昼食でもとろうか!」

「はい。ご一緒させていただきます」

 昼休み、パンを持って神楽さんの教室へ向かいます。

「しかし舞君、君のクラスに昼食をともにするような友人はいないのかね?」

「はい。目下のところ」

「うーむ……」

 神楽さんはなにやら悩んでいますが、私自身はそこまで気にしてはいません。必要ならばその時に考えましょう。

 

 

「なんだお前、また来たのか……」

「はっはっは! この神楽龍一、決して自分を抑えることはないからね!」

「威張れることではないな」

「でも、楽しそうです……」

 神楽さんと吹奏楽部へ行くと狭山さん達がいました。小夜さんも話しかけられる人が相手だと楽しそうです。

 ……それにしても、狭山さんの顔は犯罪級ですね。できることなら神楽さんと――

「――おーい、市原、なにぼーっとしてるんだ」

「……いえ、なんでもありません。少し考え事をしていました」

「……そうか。あまり考えに熱中するとぶつかるぞ」

 そうですね。

 再び神楽さんや三途川さんと話を始める狭山さん。そういえば狭山さんと三途川さんは同居していましたね。

「……三角関係もいいかもしれません」

 もちろん狭山さんは総受けで。

「あのー、舞さん、さっきから不穏な独り言が漏れてますよー」

 声をかけてきたのは辻さん。これは失礼しました。

「いやー、しかしあれですねー。舞さんも相当アレな思考回路してますねー」

 そうでもありません。辻さんも狭山さんは受けだと思いませんか?

「まー男の人同士は置いておいても、確かにいじめたくはなりますかねー」

「やはりそうですか」

「……お前ら、さっきから何の話をしているんだ?」

 どうやら話の内容を狭山さんに聞かれてしまったようです。笑っているつもりなのでしょうが怒りで顔がひきつっています。

「いや、センパイっていじられキャラだなーと思いまして」

「総受けにこれほどふさわしい方もいないと思います」

「……言わせておけば……」

 大変です。そろそろ狭山さんの自省心が尽きかけてきました。別に怒鳴られても怖くはありませんが。

「貴方たち、いい加減に練習したらどう?」

 と、丁度松崎さんが入ってきました。見回ってばかりで自分の練習はしているのでしょうか。

「やあやあ静流君! 今日もお勤めご苦労!」

「別にあなたに誉められるためにやっているわけではないわ。部員の練習の邪魔をするなら帰って頂戴」

 松崎さんとしては真剣なのでしょうが、そんな理由で神楽さんを邪魔呼ばわりするのは正直不愉快です。

「はっはっは! では諸君、練習頑張ってくれたまえ!」

――はーい!!

「まったく……」

 結局神楽さんは帰ってしまいました。

「あいつ、行った?」

「よ、狭山、練習お疲れさま〜!」

 松崎さんが行ってしまったのと引き替えに藤阪さんと桜乃さんがやってきました。

「今日は随分遅かったじゃないか」

「ジュース買いに行ってたのよ」

 藤阪さんと直樹さんは何というか、お嬢様とそれに逆らえない下僕といった感じがします。

「……それも大いにありです」

「……あら、あんたどうしたのよ?」

「い、いや、なんか悪寒が……」

「おいおい、風邪かー? 勘弁してくれよー!」

「馬鹿には移らないから心配ない」

「それもそうね」

「……あんたら、酷くね?」

 

 

「ただいま」

「お帰り舞君! 練習はどうだったかね!?」

 家に帰るとリビングには我が物顔でテレビを見ている神楽さんの姿が。特に変わったことはありませんでした。

「夜ご飯にしましょう。舞、手を洗ってきなさい」

「はい」

――ガチャ。

「ただいまー」

「お、父君が帰ってきたようだね! 豊氏、早くどうぞ!」

「まったく、神楽くんには敵わないな」

 神楽さんとお父さんはとても仲良しです。この調子なら将来も安泰でしょう。

「さ、ご飯ですよ」

――いただきまーす!


「かく語りき」を連載してると、こちらがほとんど更新停止しているような錯覚を覚えるのですが、実際はどうなんでしょうか?


どうも、ガラスの靴です。

残念ながら拓斗くんやすみれちゃんの日常をやっても分量いかないんでしばらくお預けにして、過去話いっちゃおうかと思います。

リクエストあったし。

なのでどうしても桜乃弟の話が見たい人はメッセージとか感想とか送って下さい。頑張って書きます。

あと別にどうでもいい人もメッセージとか感想とか送って下さい。頑張って書きます。返信を。


ではでは〜。


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