ケース4|死体
携帯電話が鳴り響く。
プルドは携帯電話を取り出し、出る。
「はいはい、こちらプルドダメ人間製作所五番」
『プルドさん! インフォーマーのミノスです!』
電話の相手はミノスだった。
「ほひほひ、何のようだ?」
『スライドマンに関する目撃情報をそちらのMPDAに転送します』
「了解」
通話を切り、ポケットからMPDAを取り出す。
「データインモードに切り替えて、ミノスにデータデマンドを送るっと」
MPDAを操作して数秒後にMPDAが光り輝き空から光線がMPDAに降り注いだ。
「相変わらずデータ送受信は派手すぎるなぁ」
プルドはしみじみとつぶやいた。
今日も明日もダルダルダルメシアント!
「データによればこの地下だな」
プルドは目の前の階段を眺めながらつぶやく。手にしているコルトデルタエリートカスタムを構える。
「暗っ!」
プルドは悪態をつきながら空いてる左手で懐中電灯を持ち、明かりをつける。
「うっ」
懐中電灯の光を照らした先には腐敗した死体が転がっていた。
「ここはタイのロ○ナプラか?」
その頃、どこかの運び屋集団とその行きつけの店の店主が同時にくしゃみをしたとかないとか。
プルドはPDAを死体の上にかざす。
「DNAチェック」
PDAが光り輝き、死体をドーム状に覆う。
『一名該当あり』
「さて、誰だ?」
プルドはPDAの画面を覗き込む。そして目を大きく見開き、驚いた。
「う、うそだろ……」
画面には”パレヌ・ボルディアグ”と書かれていた。
「Mメール、送信先”シティ管理局”、内容『”スライドマン”死亡。”ルフトス地区”第三発電所地下にて腐乱死体となって発見。回収を求む』、Mメール送信」
スカイドライ。
【あとがき|ヘタクソケース】
はい、手抜き確定。ぜんぜん物語と世界が動いてくれない……。




