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第九話 クロハラハムスター

未投稿の最後の作品です

壮大な作品にしたのに応募できなくて残念でした

フジシマ高校 体育館

 全校生徒がだらけながら学年ずつ並んだ。立ちながら寝ている奴もいる

 「あ~あ、一学期もそろそろ終わりかあ」

 「まあ、卒業式まであと8学期もあるからね」

 「いっそ殺してくれ」

帥丙と松沢がだらだらとした会話をしているときに、さらにだらけた薄茶色の髪をした怠け者教師がステージの上手側から現れ、教卓の前へ立った

 「え~どうも、知らない人ははじめまして。2年5組担当の詩善コトギでございます。まあ出身は北海道で親父とお袋がアイヌ人でございます。まあめんどくさいけど、終業式を始めます。うちの学校はね、一年生は終業式間近に合宿があるんだよ。それどこか知ってる?手をあげてみんさい」

まず勝谷が手を挙げた

 「はいそこの・・・・ウニ女」

勝谷は少し怒りがこみ上がった

 「つっ・・・!福岡やばいか?」

 「そりゃお前の故郷だろうが。そんなちいせえ所に行くわけねえだろ。何お前?訛ってんの?性格ごと怠けてるの?え?」

詩善はだるそうにそう勝谷に言い返した。勝谷は詩善に向かって「じゃかましいわ!」と大声

で叫んだ

 「えーみんな、合宿は福岡じゃありません。火星です」

全校生徒の誰か一人が「は?」と言い返した

 「一年生全員ロケットに乗って火星へ行きます。強制です。はい以上。ほかに言うことありません」

詩善が教卓から立ち去ろうとすると、一年三組の列の女子一人が手を挙げた

 「ん?どうした?」

 「先生。火星ってものすごく寒いんですよね?私たち凍死しませんか?」

 「まあ下手したら死ぬかもな。夜中寝袋から出た馬鹿が氷の銅像になってたことも少なくないし」

詩善がそう言い返した後、一年生の生徒たちが体育館から逃げようと叫びながら出口へ走り出

した

 「冗談じゃねえ!」「ふざけるなぁぁぁぁぁ!」「助けてママァァァァ!!」

その時、出入口の床から樹木のようなものが壁になって出入り口をふさいだ。先端の生徒たち

がそれにぶつかり、樹木がいきなり押し返してきた

先端の生徒達は1m吹き飛ばされ、後ろの生徒たちもつれて飛ばされた

 「「「うわあああああああああああああああ!」」」

ドミノのように倒れて、学生服の色でどんどんと青い海の絵のようになっていった

 「一度でも火星行ってみたいだろ?」

詩善は疑問形のような言い方で生徒たちに言った



福岡空港 倉庫

 青い作業服を着たバイト2人が慎重に何やらでかいダンボールをトラックに積めて運んでい

る。ゆっくりとトラックの中へと入れて次の段ボールを取りに行った

 「先輩。これっていったい何が入ってるんですか?」

 「クロハラハムスターっていうハムスターだってよ」

 「なんすかそれ?」

 「ハムスターの凶暴バージョン。春日井のペットショップから注文が来たんだ。ゴールデンハムスターの普及が大人の事情で出来なくなったとかなんか」

 「ふーん」

もう片方のダンボールを持ち上げてゆっくりとトラックに持っていこうとすると、バイトの後

輩が段ボールの蓋を開けようとした

 「どんな動物なんすかね」

 「あ!馬鹿触るな!!」

後輩が少しだけ段ボールのテープに人差し指を突っ込み、穴をあけると、噛まれたような激痛

が後輩に襲った

 「ぎゃ!!」

人差し指を引っこ抜くと、少しかじられていた。段ボールはバランスを崩して下へ落ちてしま

った。開けた穴から強引にハムスターの口がはみ出ている。まるでここから出ようとしている

かのように素早く動いていた

 「なっなんだ!?」

先輩はあわてて予備のガムテープをポケットから取り出して穴の開いた所から急いで三重に

張った。穴をふさぎ終えた後、後輩の方を向き注意した

 「指突っ込んじゃダメだろ!メッ!」

 「すっすみません・・・・」

二人は再び段ボールを持ち上げて、トラックへ持っていき慎重に置き、慎重にシャッターを閉めて音を立てずに車に乗り、エンジンをかけて春日井のペットショップへ向かっていった



夜中の一時 帥丙の部屋

 帥丙は何やら急いで本棚の後ろや前を見て火星の図鑑を帰ってから六時間も探していた

 「一体何探してるのご主人様?」

チムピスがベッドの上でアザラシの人形を抱きながらそう帥丙に質問した

 「おまえには関係ねえ!すっ込んでろ!」

いくら探しても見つからなく、机の引き出しを開けて調べた。三段ある引き出しから一番上を引くと、火星の図鑑があった

 「ここにあったのか」

帥丙は急いで図鑑を開き、火星の特徴と書かれてあるページを開いた。チムピスも帥丙の背中にモタレかかって帥丙の右肩の上から図鑑を見た。やはり火星は地球よりもマイナス100度の気温で水も簡単に凍るくらいの寒さと書かれてあった

 「おいまじかよ。冗談だろ。チムピス!俺の代わりに合宿行ってきてくれね!?」

チムピスの方に向き、そう頼みこんだ

 「何で?」

 「何でじゃねえ!ご主人様の命令だ!」

 「え~ご主人様の学校でしょ?私フクイ高校だから無理だよ」

 「顔整形してまで行け!!何のために家にいるんだクソが!!」

帥丙は慌てながらドアを開けて下の階に響くように叫んだ

 「母ちゃん俺明日休みたいんだけど!!」

 「ダメよ!明日合宿でしょ!?日程表にそう書いてあるから行きなさい!」

「この児童虐待者が!!」

帥丙は戸を閉めてそそっかしくチムピスにこう言った

 「チムピス。火星って知ってるか・・・・!」

 「うん。テレビで見た。たしかこの世界では有名な星でしょ?」

 「合宿でそこへ行くんだよお前行きたいだろ?行きたいんだろ?なあ行ってきたらどうだ?」

 「え?合宿そこへ行くの?」

 「そうだよ!お前行って来いよ!俺はゲーセンで新台がでるからサボりたいからおま・・・!」

 「でも明日、久保君と大須で観光すると約束しちゃった」

その時、何者かが窓を突き破った。チムピスはビクッと反応した。何物かは帥丙の腕を掴み出した

 「よう。俺は3年4組の先生の熊本だ。帥丙だな。火星へ出発するぞ」

 「は!?今から!?」

 「生徒全員ロケットに乗せて火星へ行くまで7時間かかるからな」

 「・・・・!お・・・俺じゃない!俺帥丙の友達!帥丙はあいつだ!」

帥丙は掴まれてない方の手をチムピスに指した

 「え?」

 「こんな山羊が帥丙なわけがないだろ!先生馬鹿にしてるのか!」

 「は!?よく見ろ!あいつ性転換したんだよ!ほら見ろって!!あれ!?話してなかったっけ!?知らなかったの!?ごめんね!!」

 「ご主人様性転換してないよ?」

 「帥丙はなんの根拠もなしにタマタマ取る男じゃないだろ!!いいからついてこい!」

熊本は強引に帥丙を窓から引きずり出し、2階から飛び降りた

 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

玄関の外にあるグレーのオープンカーの椅子に着地して、熊本は帥丙にシートベルトを強

引に閉めさせ、アクセルを踏んで前進した

 「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

グレーのオープンカーはそのまま学校へと向かって行った。チムピスはただその光景を唖然と

見ているだけだった



翌日 居間

明戸と母親はキッチンでサラダを食べてて、チムピスは立ちながら昨日のことを話していた

 「まあ宿泊なら別にいいだろ。別に害があるわけじゃないし」

明戸はチムピスが言った昨日の出来事を聞いてそう言い返した。母親もその話を聞いて納得し

 「強盗だったら危ないけど、学校の先生なら大丈夫よ」

 「そうかな?」

 「そんなことより、大須へ行くんでしょ?切符持った?」

チムピスは黄色のポーチを開けて切符を見せた

 「これのこと?」

 「そう。お腹がすいたらポーチの中から5万円入ってるから好きなものを食べなさいよ」

 「はーい」

チムピスは切符をポーチの中に戻して、親に手を振って「行ってきまーす」と元気に玄関に向

かって扉を開け、外へ飛び出した



火星

目を覚ました時には、草も水もない茶色の砂や岩が舞っている世界にいた

「何だ・・・ここ?」

辺りを見渡すと、ほかの生徒たちもいた。松沢やビー玉、勝谷も目を覚ましていて俺の方を見ていた

 「にしゃも連れてこられみゃーたか?」

 「ここ砂漠?」

 「砂漠がこんなに寒いわけねえだろ。頭いいくせに感情馬鹿なの?」

ビー玉は砂漠と勘違いした松沢に言った。その3人も辺りを見渡し、ぐるぐる回っている時に、スピーカーのような音が遠くから響き渡った

 『えーみなさんおはようございます。宿泊研修へようこそ。今、あなたたちがいるのは火星です』

校長の声だった。校長がスピーカーを口に当てて全校生徒に聞こえるように音量を大にしてい

たのだ

 「は!?・・・・・冗談だろ!?」

帥丙がきょどった態度になった。ほかの全校生徒はただ校長の方へと目に向けていた

 『今から2日間。火星は地球と違ってどういうものが存在するか調査してください。それが君たちの課題です』

生徒達の中から「見りゃわかるだろ!」「ふざけるな!」「ホテルはどこだ!」という声が全員

に聞こえるように響いた

 『みなさんに寝袋を配ります!寝るところは自由です。この寝袋は暖房装置が付いていて非常に暖かいので、凍死は多分逃れます。食事もこの中から宇宙食が入っていますので、それではグループを作って課題を始めてください』

校長はそう言い残して、後ろにある映画のような小型ロケットを自動的に上から開けて乗った

後、UFOのようにそのまま宇宙へと飛んでいき、地球へ帰った

 「あのクソハゲ・・・・!」

帥丙は飛んでいくロケットの方を向き殺意を現した声でそう呟いた



大須

 「もぉぉうすぅぐかぁちゅぅぎゃぁぁぁぁいでぇすぇえぇぇぇ!」

バイト達はビールの缶やワインの瓶を下に散らばりながら運転している。今は先輩が日本酒を

瓶ごと飲み、後輩はドライ・ジン(40度)を飲んでいた

 「いやーやっぱ喉を潤すのはお酒だよなあ」

 「飲酒運転は罰則されると言ってますけど、どうして飲みながら運転しちゃだめなんでしょうねえ」

 「そうだねえ。テンションが上がるだけなのになぁ」

そう言って日本酒を飲み始めた

 「あ、あれなんすか?」

後輩は前の方に指をさした。映し出されたのはガラスの壁で作られた楽器屋であった

 「ん?」

先輩が前を向くと、トラックは楽器屋に突っ込んでしまった。強化ガラスであったため、ガラ

スは粉のように粉々になったが、トラックはつぶれたように凹んだ

荷物入れは突っ込んだ衝撃でシャッターから段ボールが拡散し、地面に叩きつけられた

段ボール全てが穴があき、その穴からクロハラハムスターが大量に出てきて道路や下水道へ

と走って行った



火星

「ここ・・・・寒くなか・・・・?」

「当たり前だ。太陽から離れてるから寒いに決まってるだろ。火星の図鑑に載ってあった」

「まあ火星ってのは全体エレベストより寒いからね」

「うん」

「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ」

勝谷は血が出てもおかしくないような叫び声をあげた



クロハラハムスター視点

 ビルの隙間へと走って水出パイプの中へと入っていく



大須

「すごーい!大須ってこんな珍しい塔がいっぱい並んでるんだー!」

チムピスは都会ならどこにでもあるビルに驚いていた。大須にはゲーム関係な店が多くメイ

ド喫茶も多い

「ビュフフフフフフ。ここはね、最近の若者の心を揺さぶるものばかりだから秋葉原2号とも言われてるんだ」

久保はネズミのように背中を丸くしてにやけながら小声で言った

 「そうなの?久保君って何でも知ってるんだね!すごーい!初めてなんでしょ?」

チムピスは久保のものしりを褒めた。久保は自分の頭を右手で強引になでまわした

 「ビュフフフフフフフフフフ!!あ、そうだ。もし良かったら赤門って所でコスプレしてみヨーヨー」

 「コスプレ?」

 「キャラクターの真似をすることだよビェヒヒヒ!」

 「へえなんだか楽しそう!やってみたい!」

 「ビェヒャー!!」

久保は興奮した。久保は天才が頭を悩めるポーズを取って考えた

 「ん~ならこれがいいかもしれんな。君は小学生ハイレグ魔法少女の甘味ちゃん。僕はリンゴちゃんヒーローのミカンちゃんね」

 「えーリンゴちゃんヒーローがいいー!私あの番組好きだよー!ご主人様は嫌いそうだったけど!」

 「文句厳禁!君は小学校ハイレグ魔法少女の甘味ちゃん!それ以外は不要!」

 「え~」

チムピスは少しがっかりした表情になった。久保はチムピスの手をつないで早歩きでコスプレ

衣装を販売している店へと向かった

 「え?どこへ行くの?」

 「コスプレ衣装を買いに行くんだお!」

久保は嬉しそうな顔をしていた



クロハラハムスター視点

 薄暗い所を走っている。先へ走ってると上に長方形の穴から光が出ていた



火星

 帥丙から1km離れたところで、ビー玉と黒田のペアが寝袋を調べていた。黒田は寒がりな

がらただ寝袋を見て、ビー玉は平然として寝袋を探っていた

 「寒く・・・・ないの?」

 「何が?」

すると遠くから帥丙の声が聞こえた

 「くそ!この暖房装置夜にならないと起動しないとはどういうことだ!おいビー玉!」

 「あん!?」

ビー玉も大声で言い返した

 「お前のビー玉で小屋を作れ!さん・はい!」

 「いきなりここにいたのにあるわけねえだろ!俺今のビー玉の数は0だ!」

 「おまえだけは救いの鍵だと思ってたのにこのハッカキャンディが!」

 「んだとゴルァ!」

帥丙側の松沢はビー玉と口げんかしている帥丙にこう言った

 「仕方ないよいきなりここに連れてこられたんだし」

勝谷は松沢に引っ付いていた

 「暖房夜からなんふざけんな・・・!」



大須

 幼稚園児が親と手をつないでヒマワリの種が入った米袋の大きさをした袋を引きずって歩い

ていた

その後ろに



クロハラハムスター視点

 ポロポロとこぼれているヒマワリの種を皮ごと食べながら幼稚園児について行ってる



大須

 幼稚園児が後ろを振り向くと、クロハラハムスターの大群が落ちてるヒマワリの種を食べて

いた

 「あ!ハムちゃんだー!」

幼稚園児はクロハラハムスターを掴もうとした

 「あ!町子!このハムスターなんか黒・・・」

母が呼びとめようとしたその時、クロハラハムスターがいきなり飛びかかり、大量の仲間も幼

稚園児に飛びかかって襲った

 「町子!!」

母は幼稚園児を助けようとしたが、クロハラハムスターのほかの仲間が周りから現れ、親子を

襲った

 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



大須 コスプレ店

 「うっひょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!神降臨キター!!ロリの神様キタコレー!ボクの下もキター!!」

チムピスは久保の言われたとおりに小学校ハイレグ魔法少女の甘味の衣装を着た。ピエロのよ

うな赤白シマシマ模様のとんがり帽子をトゲをまたがせ頭に乗せ、水色のハイレグに白いマン

ト、深夜のオタクアニメに出てくる衣装だった

 「なんで海もプールもないのに水着きなきゃいけないの?」

チムピスはなぜハイレグを着なければいけないのか久保にそう質問した

 「それがコスプレというものだよキリッ!」



クロハラハムスター視点

 ビルの隙間から抜け出した後、人間の足が大量にある道路へと走った



大須 コスプレ店

 「ねっねっ!今度はCBAマートの着替え室で君のお股触ってもいい!ねえねえ!!」

久保はものすごく興奮してチムピスに性的な要求をしてきた

 「え?別にいいよ?」

チムピスは恥ずかしがらずに普通にそう答えた

 「・・・・・・ウポ。ウッポォォォォォォォォォォォォイ!!マリア様キタァァァァァァァァァ!童貞卒業キタァァァァァァァァァ!!天使が舞い降りた瞬間!!」

久保は自分の興奮を抑えられず、チムピスの右腕をいきなりつかみ、隣のCBAマートへと走

っていった



クロハラハムスター視点

 CBAマートの店内の床を走り回って着替え室の中へと入った



大須 CBAマート

 「神様ありがとうTHANKS!!」

二人が店の中へと入っていき、着替え室のところへ向かった。久保がすかさず複数の着替え室

の左側のドアを開けた

 「きゃぁぁぁぁ!!」

下着姿の女性が木の箱を久保の顔に目かげてぶん投げた。久保の鼻から鼻血が滝のように流れ

 「大丈夫?」

チムピスはそう心配すると久保は鼻血なんか気にせず血迷ったように隣の着替え室のドアを素

早く開けた

 その時、小型の腹黒いハムスター達が久保に飛びかかった

 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

久保は倒れた。払いのけようとするもクロハラハムスターが大量に乗っかかって噛じったり引

っかけたりしているから久保より力があるため払いのけられない

ホラー映画のような死にざまをしてしまった

それを見たチムピスはハムスターに恐怖を感じ出入口に向かって逃げた。が、出入口の方から

一匹のクロハラハムスターが血だらけの口を開けてチムピスの顔に飛びかかった

 「いやぁぁぁ!!」

チムピスは反射的に両腕を顔で隠して防ごうとした

その時、右からとてつもなく乾いた音が店の中に響いた後、クロハラハムスターが木っ端みじ

んになった

チムピスは腕をどけて右を見ると、非常口からM字開脚してる小学生ハイレグ魔法少女のマリ

子のTシャツを着てるデブのオタクがショットガンを構えていた。そいつがチムピスを見た時、

銃をしまった

 「あ、ありがとう。君は・・・?」

デブなオタクは何も喋らずに首をくいっと上げた。「ついてこい」ってことなのだろう。チムピ

スは軽く頭を下げてデブなオタクについて行った



火星

地球とは軸が違うため、夜になっていた。寝袋の中には帥丙と勝谷が引っ付いている

「キモイあっち行け!」

帥丙は勝谷が入っているのを嫌がっていた

 「いやばい!」

勝谷は完全拒否した

 「離れろっつってんだろ!」

 「こっちもにしゃん寝袋なんて入りたくなか!ばってんあい壊れよった!」

 「だったら寝袋なしで寝ればいいだろうが!」

 「何度あると思っちるんや!!もう嫌ばいここ!火星なんち存在すんな!二人になっちも寒か!!火星のこぎゃんだっちがとかっとったなら地球に帰りたいちゃー!!」

勝谷は号泣しながらそう叫んで訴えた



大須

 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

大須にいる観光客はクロハラハムスターに襲われていた。そのほかの観光客も血だらけになっ

て死んでいる

まさに地獄絵図だった

 チムピスはデブなオタクについて行ってる。デブなオタクはさまざまな店のガラスの中にあ

る高級フィギュアを堂々と歩きながらショットガンの尻を使って叩き割り平常心に盗んでいた

 「名前は?」

チムピスはそう質問した

 「ミグレートクラッシャ」

デブなオタクはそう答えた

 「え?」

 「ミグレートクラッシャだ。バトルブラザーズ(ゲームソフト)の中将に務めている」

 「そっそうなんだ」

チムピスは少し焦った

 「ん~ストリートタイマーズの花把たんの股開きのフィギュアはいつまでたってもロマンがあるなー」

ミグレート(偽名)はストリートタイマーズの花把のエロフィギュアのまた部分を眺めている

ときに、チムピスは泣きだした

 「なんでこうなっちゃったの?みんな死んじゃうしペットショップで見かけるハムちゃん達は凶暴的になって襲ってきてるし」

 「泣くな!ここは戦場だ!」

ミグレート(偽名)は兵隊のようにチムピスにそう怒鳴った。チムピスはさらに泣き出した

 「ご主人様の合宿に行けば良かった・・・!こんなことになるなら火星に行けば良かったよ!うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

両手で涙を拭いて立ち止まって泣いた。ミグレートは厳しい顔で店のガラスの中にある萌え系

の布イラストをショットガンを振り回してガラスを割り、その布をチムピスに渡した

 「戦場は、物音を立てずに攻め、打ち勝つ場所だ。大声立てたら俺達は敵に打たれて死ぬ」

チムピスはその布を手に取り、涙を拭いた後、ミグレート(偽名)の方を向いた

 「ハムスターが銃を撃ってくるの?」

 「奴らの攻撃を見ただろ。それが証拠だ。やられたら倍にしてやり返す。生き延びたいのなら俺についてこい」

ミグレートはチムピスに背を見せ、ショットガンの持ち手をガシャと音をたてて前進した



火星

 気がついたら朝になっていた。あっち側ではまだ夜にもなってないだろう。

 「ふぁーあ、もう朝か」

帥丙は起き上がった。寝袋から出ると、勝谷がいない

 「あれ?あいつどこいった?」

帥丙は辺りを見渡して勝谷を探した。すると2m先に勝谷が腹を抱えて苦しそうな表情で凍っ

ていた

 「おい、どうした勝谷?」

帥丙は一回勝谷の腹を軽く蹴った。その時、勝谷が簡単に半身真っ二つになった

 「うわぁぁぁ!!」

 「ん?どうしたの?」

松沢が寝袋から出てきて帥丙の方を見た

 「蹴っただけで割れた!」

 「え!?」

松沢は凍って真っ二つになった勝谷を見た

 「ああ、勝谷さん寝袋から出たかったんだね。そんなに帥丙君のことが嫌だったのか」

 「マイナスな温度なのにそんなに出たかったのか。まあ別にいいけど」

 「そんなことより課題を何するか考えないと!昨日何も考えてなかったよね!!」

松沢は何かを思い出したように帥丙に言った

 「は!?寒いでいいだろ!!これ以上何があるってんだ!!」

 「それじゃあ北海道か北極でも一緒だよ!火星にしかないことを探さないと先生に殺されるよ!」

 「ちっんだよもう!!」

帥丙は地面を蹴った



大須

 クロハラハムスターがチムピスの方へと走ってきて顔に飛びかかってきた。それを察したミ

グレート(偽名)は華麗に銃を構えてクロハラハムスターを撃った

 「あ、ありがとうミグレート」

 「礼は戦場が終わってからだ」

 「ね、ねえミグレート。それってどこで手に入れたの?」

チムピスはミグレート(偽名)のショットガンに指をさして言った

 「これは祖父上から借りた銃だ。今日、スペース世界大戦の特別試写会があるから黙って借りた」

 「そっそうなんだ」

チムピスがそう言うと、ミグレート(偽名)がいきなりチムピスに目かげて銃を構えた

 「え?」

ミグレート(偽名)は引き金を引いた。銃の玉はチムピスの右肩の上にいるクロハラハムスタ

ーに直撃した

 「警戒して進め。さもなくば死を招くことになるぞ!」

 「ご・・・ごめん・・・」



火星

 帥丙と松沢は火星にしかないものを探すが、すべてみんなに取られていた

 「おい何だよ、全員に取られているじゃねえか。奴らのと被っちゃだめなのか?」

 「うん。ほかの人と重なっていたら課題失格。さらなる課題を出されてしまう」

 「は?どんなだ?」

 「海王星の調査」

帥丙はすぐさま急いで課題になるやつを探しだした

 「急げ!そこに行かされたら確実に死ぬぞ!」

 「分かってるよ!火星より寒いし即凍死するところでしょ!?」

走って走って探すが、やはり全員取られてしまっている。もう3kmも走った。息も切れて諦

めかけていた

 「あああああもう!」

 「どうしよう・・・。このままだと本当に死ぬ・・・・」

帥丙は疲れて地面を蹴った。蹴って蹴って蹴った。疲れて頭をあげたその時、その先から小さ

いがロケットが置いてあった。人が入るくらいの大きさで熱でも耐えれそうな鉄でできていた

帥丙はすぐさまそこへ向かう

 「あ!どこへ行くんだよ!」

 「ロケット見つけた!火星から脱出する!」

帥丙は限界まで力を出してロケットについてる重いドアを開けた。中に入ると複雑な機械でい

っぱいなところだった。赤いボタンが付いている。その赤いボタンを押したらアナウンスが鳴

った

 『目的地を言ってください』

 「地球!」

 『かしこまりました。発射モードに移行します』

そうアナウンスがなると、機内が震え出した。地球へ帰れるのだ。帥丙は喜びガッツポーズを

取った

 「あ!ずるいよ帥丙君!僕を置いて脱出しやがって!」

帥丙は窓から現れ、松沢を見て調子をこいた顔でこう叫んだ

 「俺の分の課題まで頑張れあばよ!」

ロケットは発射され、空へとだんだん小さくなっていった。とうとうロケットが見えなくなっ

た。もう宇宙まで行ってしまったのだろう

 「ひどいよ・・・・」

そう呟いた。すると、ビー玉が後ろから現れ松沢にこう言った

 「あれ?なあ松沢。ここに置いてあった先生に借りた自爆ロケット知らねえか?」

 「え?自爆ロケット?」

松沢はしだいに笑顔になった

 「それをどうしようとしたの?」

 「せっかくあの岩を破壊して原理調べようと思ったのに」

ビー玉は左の奥にある4mもありそうな岩の方に指をさした



大須

 もうすぐで地下鉄に着く距離だが、クロハラハムスターがうじゃうじゃと出てくる。ミグレ

ート(偽名)は一発クロハラハムスターの大群を撃って4匹撃退した。もう一発撃とうとした

ら、運悪くもう球切れだった

 「う!くそ!」

ショットガンの弾が入った箱をポケットから出した。箱の中身はもう9発しか残っていない。

クロハラハムスターは無限大のように周りから現れる

 「うわ!ぞろぞろと黒いハムスターちゃんが出てくる!!」

まるでモンスターパニック映画のようにぞろぞろと出てくる。万事休すか。ミグレート(偽名)

はショットガンの弾を一発取り出し、それを銃の弾入れに入れた

 「おいヤギちゃん。俺はな、神子ちゃんが好きだ」

 「・・・・・え?」

 「ヌリキュアに出てくる黄色い方の女の子のことだ。彼女に伝えてくれ。生きて帰れたら、君のことをずっと守るって」

ミグレート(偽名)は前の方に銃を構えた

 「え・?ヌリキュアってテレビとかに出てくる映像だよね?実在しない人物じゃ・・・」

銃声の音が響き渡り、前方向にいるクロハラハムスターをすべてを木っ端みじんにした

 「早く逃げろ!俺は大須を死ぬ気で守る!こいつらの好きにはさせん!!」

ミグレート(偽名)は大声でそうチムピスに命令をした。チムピスは少しビクッとしたが、わ

かったかのようにミグレート(偽名)が撃った方向へと逃げていった。運良くクロハラハムスタ

ーの大群はミグレート(偽名)にしか眼中になく、チムピスには気にも止めなかった。チムピ

スはなるべく肉を踏まずに駅へ向かって行った

ミグレート(偽名)はとうとう一人になった。銃を再び構え、クロハラハムスターの大群を撃

って撃って撃ちまくった

 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」



ロケットの中

 帥丙は椅子の上に座ってくつろいで外の風景を楽しんでいた

 『地球へたどり着きました。大気候を通過します』

 「俺だけ地球へ帰れて最高だぜ。松沢ちゃんと課題やれるから心配しなくていいしな」

窓を見ると、大気候の中はまるで炎の中にいるように激しく燃えていた。バーナーのような音

が機内の中で響いている

 「へえ大気候を突破しようとする音はこうなってんのか。初めて体験したよ」

帥丙は大気候を初めて見て少し笑った。大気候が突破した後、青い空が見えた

 『大気候へ突破しました。自爆モードへ移行します』

 「自ば・・・・何ぃ!?」

 『着地しだい自爆装置を作動します。全ての機材をシャットダウン開始』

周りの光が無くなり、まるで死んだかのように真っ暗になった

 「じょ冗談じゃねえ!このままだと俺死ぬじゃねえか!」

帥丙はすぐさま立ち上がり、出入口をタックルで壊そうとした。が、頑丈で壊れそうにない

 「くそたれ!!」

タックルがダメならキックだ。帥丙は足で出入り口を思いっきり蹴った



大須 地下鉄前

 「もうすぐで地下鉄だ!」

チムピスは走りながら地下鉄の出口へ向かおうとした。すると、横からクロハラハムスターが

飛びかかった。チムピスは反射的にかがみこみ避けた

 「ひっ!」

後ろを向くと、右の道から大量のクロハラハムスターがこっちへ曲がって襲いかかってきてい

チムピスは急いで地下鉄の出口に入り階段を降りながらポーチの中から切符を取り出した。そ

して乗車口の中に入れ急いで階段を駆け降りる

ホームへたどり着いたときにはまだ列車が来ていなかった

「え?!どっどうしよう!どうしよう!」

チムピスはものすごく焦った。その時、アナウンスが鳴った

 『まもなく、列車が入ります。黄色い線までお下がりください』

チムピスはそれを聞いて安心した。フゥッと息をついた瞬間、

 『申し訳ありませんが、この列車は避難警告により通過列車となっております。皆さんのご迷惑をお詫び申し上げます』

身も蓋もないアナウンスが流れた

 「そ・・・そんな・・・・!」

チムピスはそのアナウンスを聞いて体が震え出した。後ろを振り向くと、クロハラハムスター

が階段を下りてこっちへ向かってきている

一歩二歩下がった時に左の列車が通過した。チムピスはもう覚悟を決めて列車の方へと走り出

した。黄色い線を踏んだ時にジャンプして列車の窓に両手でしがみついた

 チムピスは列車とともにホームから脱出できた。クロハラハムスターの大群も列車に飛びか

かろうとするが、距離が足りなかったため列車の車輪に巻き込まれてしまった



大須

 ミグレート(偽名)は最後の一発をクロハラハムスターの多い方に打ち上げた。もうこれで

弾は無くなった。ミグレート(偽名)は銃を逆さまに持ってバットのように構えた

  「かかってこい!俺はバトルブラザーズ(ゲームソフト)の中将だ!」



ロケットの中

 もう一発蹴って、さらにもう一発蹴った後、出入口のドアは壊れた

 「よっしゃぁ!脱出だあ!!」

帥丙はすぐさま開いた出入口の方へと飛び降りた

 「あっやべ!パラシュート!!」



大須

 ミグレート(偽名)が何度も来るクロハラハムスターをバットのように銃を振り回し、叩き

殺していた。それでもクロハラハムスターは襲いかかってくる

 「何度でも来い!中将に誓って俺が木っ端みじんになるまでお前らをすべて始末する!」

そう叫び、下にいるクロハラハムスターを思いっきり振りかざそうとすると、頭の上から帥丙

が乗ってたロケットが墜落し、大爆発した

 文字通り、ミグレート(偽名)とクロハラハムスター全部が木っ端みじんになった



 「うわぁぁあぁぁあぁぁ!パラシュート探せば良かったぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

帥丙はロケットの中を探らなかったことを公開し、落ちていった。墜落する場所は都会、駅前

にある黒い車の上



名古屋駅

 黒い車の後ろ席の左側の窓から帥丙が突き破ってソファーの上に直撃した。窓は粉砕し、天

井は少しボコボコになった。帥丙はかすかに目を覚ます

 「あれ?俺・・・・生きてる?ここどこ?」

帥丙は辺りを見渡した。ここは車の中、助手席と運転席にはヤクザが座っていた。そのヤクザ

が帥丙の方に目を合わせている。助手席のヤクザが帥丙の頭を強引に掴んだ

 「名古屋駅や。お前よくもおじきの車を傷つけてくれたねえ?」

 「・・・・・は?」



黒い車の後ろが見える視点

 後ろの窓から帥丙が助けを求めるように叩いて何やら叫んでいた。黒い車はそのまま前進し、

車道へと入って行った



名古屋駅 地下鉄ホーム

 チムピスは必死に窓にしがみついてるが、そろそろ限界がきているようだ。息が荒くなって

きている

 ホームへ着いた時に、チムピスは手を放してしまい列車の勢いの影響で地面に叩きつけられ

偶然にもそこには明戸と冨美子、帥丙の親がいてチムピスを見つけた

 「チムピス!」

二人はすぐさまチムピスへと駆け寄った

 「大丈夫!?チムピスちゃん!!ねえ!!」

母は泣きながらチムピスを抱えて揺さぶった。チムピスはさっきの衝撃で気絶している

 「あ・・・・大丈夫、息があるわ」

 「何だ息があるなら大丈夫じゃねえか。俺たち来なくても大丈夫だったんじゃね?」

 「そうかも知れないけど!ニュース見たでしょ!?凶暴な生物が大須を襲っているって!」

母は急いでチムピスを自分の背中に乗せ、父とともに出口へと歩いた

 「もう大丈夫よチムピスちゃん。今すぐに病院へ連れてってあげるから」

 「え~帰らないの?」

 「明戸!」

 「だって帥丙が脱走したライオンに襲われそうになったとき、ほっといたら勝手に飼育員が麻酔銃でライオンを捕獲して勝手に助かってたじゃねえか」

 「明戸!!」

母は腹から力を出してそう叫んだ

 「な・・・なんだよう。正直に言っただけじゃん・・・・」

明戸は少しどんよりした



翌日 帥丙の家 居間

 チムピスはソファーの上で仰向けになって寝ていた。右腕が骨折しただけで他は軽症で済ん

だそうだ。父はいつも通り椅子に座ってご飯を食べ、母は皿を洗っていた

 「大丈夫チムピスちゃん?何が食べたいのある?」

 「じゃあホルモン焼き作ってくれ」

明戸がそう答えた

 「あんたじゃないわよ」

チムピスは母の方を向いて聞こえるようにこう言った

 「ねえ・・・・お母様・・・・」

 「ん?」

母はチムピスの方へと向かってしゃがみこんだ

 「どうしたの?」

 「昨日のこと、ありがとう」

チムピスは母にほんの少しの笑顔を見せてそう言った

 「何言ってるの。家族だから当たり前よ」

母は優しく言い返し、チムピスの頭をなでた。

頭をなでられた感触でチムピスはレプラとの思い出を思い出した


過去 屠殺場

「お前よう、リキウド族のくせに餌になるのが嫌なのか?」

右目を自分の長い髪で隠した戦士のような男が、ボロボロの服をまとったチムピスにそう言った

チムピスは歯をガチガチ鳴らしながら、戦士のような男にしがみつき震えている

「可愛そうなやつだな。食用にされるのが嫌で仕方のない生き物に生まれちまってよう」

戦士のような男はチムピスの頭の上をそっと当て、力強く両指をチムピスの頭にめり込ますように突っ込んだ

「いいか。俺は仕方なく助けてやった。逃げんじゃねえぞ。お前は俺の奴隷になったんだ。レプラ・コーンだ。俺の家族の輪から離れたらタダじゃおかねえと思え」

レプラの表情は、怒りに満ちたような顔だった


現代 帥丙の家 現代


チムピスは次第に涙を流し、母に抱きついた

 「うぇぇ・・・・・うぇぇぇぇぇぇ」

母はチムピスの背中を自分の娘を見るようになでた

すると、父の携帯から電話が鳴る

 「はいもしもし」

父は電話に耳をあてた

 「おまえか?このチンチクリンの水人というクソガキの親バカは?うちは当流組でござんす。うちのおじきの車をようやってくれたんやから預かってます。おかげで指5本全員分一人ずつ持ってこいと言われたんや!ええ!?分かっ取るんやろうな!!貴様の指5本と五百万円耳揃えてはよ持ってこ・・・!」

 「イタ電やめろ!!」

明戸はそう怒鳴り、電話を切った

 「誰から?」

 「当流組という変な奴からだ。全く水人は合宿にいるというのに」

明戸はテーブルの上にあるコーヒーを一杯飲んだ

第9話 完


これからは帥丙ラジカル、遅い期間になります

新しい話を作るのに時間がかかりますのでしばらくお待ちください

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