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第五話 転校生

金持ちで女王様っぷりのボクっ娘が酷い歓迎会を受けられるというお話

この話は書いてて楽しかったです

フジシマ高校 一年二組

 一時限目が始まる前の時間、クラス全員はガヤガヤしていた

 「なあ知っとる?フジシマ高校に転校生が来みゃーの」

 「そんなことより聞いてくれよ。俺さあ、パチンコで6万スっちまったよ。バイトで稼いだ給料が10分でパーだ」

 「あー分かるよ帥丙君。僕なんて塾帰りにパチンコしてたらいつの間にか財布の中がスッカラカンになってたんだよ」

 「くずやなにしゃら」

その時、黒板付近の戸がU字型のように潰れ全開になり、田ノ村先生が入ってきた

 「また戸が潰れた。まあいいや。みんなおはよう」

全員「おはよう」とやる気なさそうにバラバラに返した。田ノ村は予備の戸を黒板の中から取り出し、新しい戸を取り付けた

 「今日は、転校生が来るらしいです。名前は忘れたけど女の子だそうだ」

全員興味なさそうな顔で田ノ村を見た

 「めんどくさいのは分かるよ。だけどうちのクラスに来ることになりました。皆、仲良く友達になれよな」

全員、やる気なさそうに「は~い」と答えた

 「あ、そろそろこの教室に来るそうだから。静かにお出迎えましょう」



一年二組 廊下

 ツインテールで紫髪のお嬢様のような女子が戸の前に立っていた

 「ここね。ボクが通う教室って。なんて汚らしい教室かしら?手袋しなきゃ開けられないわ」

そう言って手袋をはめて戸を力いっぱい開けた



一年二組

いきなり力いっぱい開けて来た。お嬢様のように見えた女子が黒板の前に立って生徒の前に自分の立場を見せびらかした

「よぉぉく聞きなさい!ボクの名は紫記羽(ムラサキシルバ)!!キミ達がよく知っている有名な化粧会社、アマトリの社長の一人娘よ!頭の引き出しによく入れておきなさい!!」

紫は(決まった!)と思い込んだ。が、全員彼女に対して何の関心も持ってなかった

 「よくよくうるせぇよ!」

帥丙がそう言い返した

 「はい自己紹介ありがと。それじゃあ席に座って」

田ノ村がそう紫に言った。紫は納得がいかず、さらに自分の凄さを追求してきた

 「あんたたち!何無関心な表情を取ってるの!?アマトリよ!?ア・マ・ト・リ!世界最大規模と呼ばれる化粧商業会社!!私はその社長の一人娘!!マニキュアとかダイエットクリームとかバリバリ黒字の会社!!私はえらいのよ!!お嬢様なの!!」

それでもみんな無関心だった。むしろどうでもいいような表情をしていた

 「正気なの君!?」

松沢が紫にそう伝えた

 「はい紫君の痛い自己紹介でした。とっとと席に座れ公民始まんねえじゃねえか殺すよ」

田ノ村は声のトーンを変えず明るい声で紫にそう伝えた

 「誰に口聞いてるのよ・・・!」

紫がそう言い返すと、田ノ村が消しゴムを親指に乗せ窓に目かげて指パッチンをした。消しゴムは銃声のような音と共に窓を突き破った。『ガシャン』という音を出さずにくっきりとした消しゴムの形をした穴が出来た

 「すみませんでした・・・・・・」

紫は声のトーンを下げた状態で一番前の真ん中の席に座った

 「それじゃあ公民の教科書を出してください」



一年二組 休み時間

 ビー玉も帥丙の話に加わっていた

 「だっせえなあ帥丙。俺はパチンコで千円から五万円に換えたぜ?」

 「マジで?どんな裏技使ったんだ教えろよ!」

 「僕も知りたい!」

 「ばっかだなあ。パチンコに裏技なんてあるわけねえだろ。ランダムで発生するんだから全部運だめしなんだよ」

勝谷は机の上に頭を乗せて落ち込んでいる紫を見ていた

 「なあ聞いてんのか勝谷?」

 「パチンコでどのくらい稼いだんだ?」

 「やかましいわ。ちょー紫という奴ば慰めに行っち来る」

 「ほっとけよ」

 「んなわけには行かんばい」

勝谷は立ち上がって落ち込んでる紫の方へと歩き出した。心配そうな顔をして紫の机の前に立

った

 「自己紹介最低やったばいな」

 「・・・・・・・・ボクをいじめに来たの?」

紫は勝谷の方に顔を向けそうにない。一ミリも動いていなかった

 「態度のちごうとるね。なしてうちん学校に入学したばいと?何も良いことないぞ?」

 「・・・・うるさいわね。関係ないでしょ?」

涙声でそう言い返してきた相当、プライドに傷ができてるようだ。勝谷はその紫を見て溜息を

ついた

 「そいやけん友達なんてしきらんやろ。うちが第一ん友達になるけん」

紫は涙目で鼻水をだした状態で勝谷を見た

 「帥丙ん所で会話しちゃうとよ」

 「・・・・何言ってるか分かんないわよ。日本語で言って」

 「これも立派な日本語言葉やけん。よかがら行くばい」

勝谷は紫の涙で濡れた右腕を掴み、引っ張った。紫も引っ張るにつれて席を立ち、帥丙達がいるところへ誘導される

 「あ?何?転校生か?」

ビー玉が紫の存在に気づき、初対面の言葉がそれだった

 「こん娘も含めてよか?」

 「別にいいよ。今パチスロの話してたし」

 「あんたら今何歳よ。それに何で水晶玉の奴がいるわけ?コスプレ?コスプレの趣味あんのキミ?」

 「頭とビー玉取り替えてやろうかテメエ」

 「まあまあ、こん子についての話ばい。ええか?」

 「別にいいけど?そいつがどうした?」

 「生理か?」

 「黙れ」

 「話は簡単ばい。こん子の転校歓迎会を開こうかと考えてるっちが」

勝谷は3人に紫のために転校歓迎会を開こうかと話に入った

 「マジふざけんなよ」

 「勝谷さん頭壊れた?」

 「よく死んでるからなこいつ。保健室での副作用だろ」

即答だった

 「ましゃかにしゃらがそこまで腐っちるなんて思わなかったちゃ」

 「転校歓迎会なんてお前らがやれ。俺達はパチンコをどうやって勝つか考えてるんだから」

 「そうだよ勝谷さん」

 「すざましくクズやな」

勝谷は真顔で3人の前で言った

 「歓迎会やらなきゃ駄目」

3人の後ろから黒田の声が聞こえた。後ろを振り向くと、やっぱり黒田だった

 「は?授業どうするの?サボるの?サボりたいの」

松沢が黒田を問い詰める

 「ちゃんと田ノ村先生から許可取ってます。明日、1時間目から6時間目にかけて歓迎会をやるから」

 「お前委員長じゃねえだろ許可取ってんの?委員長ブチ切れるぞ」

 「委員長は私。私が勝手に決めました。彼女はアマトリという世界大規模の社長の娘なのよ?」

 「だから何だってんだ」

 「だから一年生全員彼女の転校歓迎会のご協力をお願いします。参加しない場合は田ノ村先生に処罰されます」

ビー玉が思いっきり立ち上がって黒田の襟を掴んだ

 「何勝手に決めてんだ馬鹿野郎が!!俺達にまで巻き添えを食らわせやがって何がしたいんだ!!」

 「え・・・?ただ彼女の歓迎会を開こうと・・・」

 「お前らのクラスでやれ!!俺のクラスは関係ないだろうが!!」

 「ちゃんと許可取ったよ!!一年生全クラスOK貰った!!」

 「デタラメ言ってんじゃねえ人間の分際で!!」

 「どんだけ祝いたくなかんやかあんた。紫ん歓迎会ぐらい参加してやか」

 「明日パチンコでバンバン遊ぼうと思ってたのに・・・・」

 「いつでも出来るやろ」

手を離し、自分の座ってた席へ「ズン」と音を立てて座った後、右手で頭を支え、溜息をつい

 「チッ」

 「学校は転校生一人の為に動く所じゃねえんだよ」

 「その通りだよね帥丙君」

 「話しはもう終わり。黒田さんだっけ?ボクの誕生会。ちゃんと立派にしてよね?」

 「うん。皆と協力して立派な歓迎会にするから」

 「ああん?」

ビー玉がそう言った

 「あとねアンタ達。ボクの歓迎会は絶対にサボるなよ」

 「やだ」

 「ボクの歓迎会なんだから。絶対にボクの前にひざまついてよね。破ったら承知しないんだから」

 「こいつをリンチするパーティにしようぜ」

帥丙が紫に指を指し、ビー玉達の方に顔を向きそう言った

 「いいね」

 「今すぐ実行しよう」

二人は承知した。ビー玉は身体を起こしガラス玉を右手の指の全部の隙間に8つ詰め込んだ

 「駄目ェ!駄目だよ!紫さんは社長さんの娘さんだから怪我させちゃだめ!!」

黒田はそうビー玉達に説得した

 「え?何が?」

 「大丈夫だよ保健室なら病院要らずに治してくれるから。勝谷さんはいつもそうしてるよ」

 「いつもって?沈めたろか?」

 「とにかく!怪我させたら田ノ村先生に言い付けるから!分かった!?」

 「・・・・・・・・チッ、ブスが。ああ分かったよ控えとく」

ビー玉はガラス玉をポケットにしまい始めた

 「今ブスって言わなかった?」

 「チップスって聞こえたよ?」

松沢が黒田にそう受け答えた。黒田は違和感があるものの松沢の受け答えに承知した

 「そんなことより。プレゼントとか持ってこなきゃだめなのか?学校が用意するのか?」

 「歓迎会やからにしゃらが持ってくるばい」

 「食いかけのガムを口からペッとプレゼントするのはどうだ?」

 「死ねや」

勝谷からはそんな言葉が出てきたが、松沢とビー玉は好意的な反応を示した

 「いいじゃん帥丙君!」

 「ハイチュウの方がいいかもな。粘着力あるし」

 「ああ、それがいいかもな。そっちのほうが味が落ちない」

 「ふざけないでくれる・・・?ボクの歓迎会なんだからボクが喜ぶような事をして!!」

 「こっちだって考えてんだよお前へのプレゼント何が良いか」

 「言っとくけどあたしMじゃないから・・・」

 「は?」

 「もうええわ。こいつらには歓迎会協力無理ばい」

 「でも、全員プレゼント手渡すようにって言われちゃったけど・・・」

 「ええか紫、いいつらのプレゼント貰ったら「ポイ」せんね」

 「言われなくても分かってるわよ。絶対何か企んでる」

紫は呟きながら勝谷と共に帥丙達の前から背を向き離れていった

 「やっと行ってくれたか。それじゃあ話の続きだ」

 「ああ、大当たりがでる確率が低けりゃ低いほど玉が溢れやすいほど出てくる。4パチで当たれば最高12万稼げるぜ」

 「話は変わるけどさ。やっぱり転校生の子に何かプレゼントしないとクラスのみんなから一生軽蔑されるんじゃないかな?」

 「何が?」

 「ほら、勝谷さんの方を見てよ」

松沢が勝谷のいる方に指を差した。勝谷は黒板側から見て、戸の右で紫と一緒に女子と男子で

仲良く会話をしていた

 「僕たちの友達も合流してるよ。紫さんと楽しく会話してる。僕たちだけノープレゼントだったらもう僕たちの事かまってくれなくなるかもね」

 「社長の娘ってだけであんな人気なのか。金目当てじゃねえのあいつら?」

 「かもね。お金があるってだけでそっちに注目するんだよ」

 「まあ確かに。あいつと良い仲になったら無限に金が引き出せるATMにできるだろうなあ」

 「だったら僕たちも何か彼女にプレゼントするものを考えようよ。」

松沢は2人にそう言った。帥丙は紫にどんなプレゼントを渡せばいいのか思い出せなかった

 「そんなこと言ったって、何をプレゼントすりゃあいんだよ?」

 「やっぱりリンチかな?」

 松沢が答えた

 「じゃあウチにいばらムチ二本あるからそれ持ってくるよ。俺はガラス玉を投げてプレゼントするわ」

 「おう頼むぞ」

 「帥丙君も何かプレゼント持ってきてよ?僕はそんな危ないもの持っていけないから代わりにドブネズミをプレゼントするよ」

 「じゃあ俺はどこかの蛇を探してくるわ」

 「よし決まったな。明日必ず持ってきて渡そうぜ」

ビー玉はそう2人に言い、席から立ち上がって戸の方へと向かい教室から出て行った

 「ドブネズミってどんな種類の奴?」

 「クマドブネズミにしようと思う。帥丙君は?」

 「俺は毒のある蛇にしようかなぁ」



勝谷視点 廊下

紫と勝谷は廊下で会話をしていた

 「で、勝谷さん。ボクへのプレゼントは勿論考えているよね?」

紫が偉そうに勝谷に言った

 「考えとるって、来るよっちんお楽しみばい」

 「まさかあの三人と同じようなこと考えていないよね?さっきあの三人と仲良く会話してたけど」

 「あん三人とうちと比べんな。えらいもんをプレゼントするっち」

 「えらいもんって、まさか危ないもの?」

 「いんたに似合うプレゼントばい。危なくしゃしぇる気はしゃらしゃら無か」

 「へえ。じゃあ楽しみにしてるわ。豪華なものじゃないとダメよ」

 「分かっちるわ。楽しみにしとくばい」

勝谷は紫から手を振って立ち去った。紫は息を吐いて両手を組んだ



地下一階 演劇部

 勝谷は演劇部の扉の前に着き、ドアのノックを3回ほどした

その直後、隣の窓が爆発した。窓側にいた男子生徒は「ギャァァ!」と声を出してぶっ飛んだ。

勝谷はその衝撃を見てビクッと驚いた。心配になり爆発した窓の方へと向かい、中を確かめた

中は火薬をボールを箱の中に入れてる勇者のコスプレをしてる演劇部員だった

 「もぉ~落としちゃダメだよ啓太く~ん。爆弾っていうのは簡単に爆発するんだよ~」

 「すみません部長。つい・・・」

 「今度から気をつけてね」

 「うん」

カップルのように会話している男子二人の方へと勝谷は声をかけた

 「すまん!そっち演劇部ですたい!?」

演劇部二人は勝谷の方へと顔を向く

 「そうだよ?君は?」

 「うち、勝谷淳希。いんたらにやっち欲しいもんがあるとよ」

 「なあに?」

部長はおかま口調でそう言った

 「うちんクラスに紫という転校生が来たばい。やからその火薬で花火を作っちくれ」

 「花火?いいよ。何発?」

 「15分程度で頼むわ。ええか?」

 「大丈夫。余裕だよ。啓太君がいるからね」

 「部長・・・」

啓太は顔を赤らめた

 「じゃ、明日までお願いします。なるべく派手にしちゃってん」

 「任しといて!ねえ啓太君!」

 「はい!部長!・・・好きです!」

 「僕も好きだ啓太君!」

勝谷が背中を見せ、階段へ上がった後、二人は抱きしめあってゆっくりと横になった



技術室

 女子たちが紫の為に板をのこぎりで切ってゲートを作っていた

 「ねえねえ、紫ちゃんのプレゼント何にするか決めた?」

 「やっぱり女の子だからお人形のほうがいいかしら?」

 「ケーキもいいんじゃないかな?甘いもの好きそうだったし」

会話しながら作っているときに、勝谷が入ってきた

 「順調に進んどる?」

 「うん。あともう少しで完成しそうだよ」

明らかに板一枚で薄っぺらなゲートだった。『紫さん歓迎』としか書かれていない

 「周りに絵を描いち欲しいちゃ」

 「え~めんどい」

 「しゃーしぃばってんこれやと相手ん侮辱っちしか思えなか。えらい派手な絵にせな喜ばんちゃ」

勝谷は板の横にある筆を取って紫の絵の具を付けてゲートに塗った

 「絵を塗るん手伝うばい。いんたらも協力してなか」

 「そこまでして歓迎会したくないよ」

女子たちは嫌がって手を止めて勝谷を見た

 「金貰えるかもな」

 「やる!」

女子たちは再び製作を始めた。勝谷が来た時のより倍にやる気を出してゲートを派手にのこぎりで芸術的な形にするように切り、絵具で派手に塗ったりした



夜中 紫の家

 大富豪で5階もある貴族のような建物の4階の真ん中から1つ右の窓から紫が外を眺めてい

 そこへ金髪で美人な男執事が紫の部屋へと入ってきた

 「お嬢様、お食事の時間でございますよ」

 「いい。いらない」

 「主人様のご命令です。食堂へお向かいくださ・・・」

執事が紫の方へと歩いて食堂へ誘導させると、紫が怖い顔でこっちを向いてきた

 「いいって言ってるのよ!ボクも主人よ!コトブキのアホ!!」

その時、コトブキが紫の腹を思いっきり殴った

 「グフゥ!!」

 「申し訳ありませんが。主人さまはあなた様のお父様です。甘やかしすぎたお嬢様のわがままには耳を貸すなと命令が下されましてね。食堂へ向かいましょう」

コトブキは気絶してる紫の襟を掴み、引きずりながら食道へ向かった



食堂

 「どうした羽。全然食べてないじゃないか」

たくましい体を持った父親がステーキを食べながら紫に言った

 「おなか痛い」

紫は体を丸めながら腹を抱えて震えていた

 「おなかを壊したのか?だったらトイレへ行って来い」

 「コトブキに殴られたんだよ!行きたくないって言ってるのに!」

紫が父親の方へと顔を向き怒鳴った

 「コトブキ、もうちょっと力が足りなかったんじゃないかな?ちゃんとサックつけた?」

 「いえ。すみません」

 「まあそれはいいとして、お前食堂に行きたくないと言ったな?なぜ行きたくなかったのだ?」

 「・・・・・・関係ないでしょ」

紫は首を後ろに向けて父から目をそらした

 「おまえまた学校で調子こいただろ。そのせいで以前の学校も友達ができなくて虐められたんだろ?大富豪の娘なのに。私が子供のころはクラス皆と仲良くバイク乗って学級崩壊してたよ。」



25年前

 「ウハハハハハハハハハ燃やせぇぇぇぇ!学校のものなんて燃やしちまえぇぇぇぇぇぇぇ!!」

紫の父親はバイクに乗ってアルコールの入った瓶を投げてライターも投げ、放火していた

 「どうだみんな!すっきりしたかぁぁぁぁ!?」

 「「「うん!」」」

 「よぉぉぉぉぉし!次は区役所だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 「「「「「いぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!」」」」」

バイクに乗ってるのはクラス全員。真面目な奴も合わせて29人はいた。紫の父親について行

き、区役所へ向かった

 「「「「「紫!紫!紫!紫!」」」」」



現在 食堂

「お前みたいな子を持って恥ずかしい」

 「だからお父様を軽蔑してるのよ。今となって大型企業の社長になったのが不思議だわ」

 「化粧薬品を適当に混ぜて遊んでたらいきなりここまで金持ちになったしな」

 「ほんと奇跡だわ。ごちそうさま」

紫は何も食べずに椅子から立ち上がって出て行こうとした

 「おい、何も食べないで行くつもりか?」

 「食欲がない」

 「女ってのはなあ。断食すると体重も増えてストレスで肉も増える・・・」

 「食欲がないって言ってるの!」

紫はそう叫び、食堂の扉を足で蹴って開け、出て行った



紫の部屋

 紫がイライラしながらベッドの上で横になった。一回弱い溜息をついた後、車椅子の祖父が

部屋に入ってきた

 「あんれぇ~?羽じゃながさ?どげんしたんだぎゃ?」

 「おじい様・・・」

 「おじいちゃんでよかと。そげなことよりどげんしたんだぎゃ?」

祖父はボケたように紫に近づいた。紫は体を起こして祖父に自分の悩みをぶつけた

 「実はね」

 「どげんしたんだぎゃ?」

 「ボク」

 「どげんしたんだがや?」

 「ほんとは」

 「は?」

 「学校のみんなと」

 「ひょうたん?」

 「同じように」

 「岡崎?」

 「・・・・・もういいよ」

紫は再び寝転がって反対側に体を向けた

 「よくわがんねけど、お前が言いたいことはよく分かる」

 「嘘つけ」

 「要するに、学校のみんなと仲良くいきてえてことだろ?だったらお前らしく生きればいいだけだがや。強気なまま威張り散らして、時には優しくしたり、まあ嫌がるやつもいるが、友達になりたい奴もいる」

 「・・・・・・」

 「だから無理に性格を変える必要なんてない。いつか大人になったら変わるもんだがや。気長にゆっくり、変化させた方がええ」

祖父はそう言い残し、紫の部屋から出て行った

 「コトブキさんや。オムツ変えてくれんかえ?」

 「かしこまりました。メイドの者よ、鼻栓を持ってきてくれ」

紫は静かに溜息をついて目を閉じた



翌日 フジシマ高校 校門前

 紫が学校へ向かって歩いているとき、校門のところに茨のとげのような板のゲートが飾られ

てあった

 「これって・・・・・この学校の生徒が作ったの・・・・。なんでそこまで・・・。ボクは・・・ボクはこんな性格なのに・・・・」

紫は生徒たちが作ったゲートを見て涙をこらえて下を向いた。その時、勝谷が後ろから現れた

 「紫?どうしたんばい?」

勝谷の声がした紫は、すかさず昨日の態度を取って勝谷の方に向いた

 「な・・・何でもない!そんなことより、ずいぶんとクオリティが低い門ね。汚すぎるわよ」

 「そげな事言わんけんで。うちの徹夜してから作ったっちゃん。ほかのみんなん協力してな」

勝谷が自分たちで作ったゲートを見て紫にそう言った。その後、校長がゲートを問答無用で手

から光線を出して壊した

 「何許可なく立ててんだオラァ!!」

ゲートは半壊状態で空へと飛んで行った

 「あー!!なにしてくれてんばい!徹夜で作った紫んゲートやのに!」

 「私に許可を立ててから建てたよな?」

校長は右手を勝谷のでこに向け、今にも光線がでそうな青い玉を発動した

 「・・・・・いえ」

 「今度からそうしろよ」

校長は右手を元の位置に戻し、青い玉も消滅させ、校舎へ戻って行った

 「・・・なんか青いのが出てたけど・・・・」

 「気にかけることなか。B組へ向かきましょうぞ」

勝谷は紫と手をつないだ後、紫は手を払いのけた

 「気易く障らないで!」

 「あ、ごめん。気をつけるばい」

勝谷は謝り、紫をB組へ誘導させた。紫は勝谷の後を追った



B組

 勝谷はB組の戸に着いた後、戸から右の位置に立ち、紫の方へと向いた

 「紫、いんたが開けてーちょ」

勝谷は教室の戸を開けさせようとそう言った。紫は言われたとおりに戸を開けた。クラス全員

がプレゼントを持って紫を見ていた

 「「転校生歓迎会へようこそ!」」

クラス全員がプレゼントを持って紫にあげようと駆け寄ってきた

 「い・・・・・いらない。いらないわよ」

紫は恥ずかしそうにプレゼントを拒否している

 「そげなこと言わんと、みんなからんいんたのプレゼントやで?」

 「・・・・・分かったわよ。もらえばいいんでしょもらえば・・・」

紫は一人ずつプレゼントをもらおうとすると、帥丙が戦闘で2匹のハブを掴み取っていた

 「紫!ほら見ろよ!ハブ2匹見つけたんだぜ!ほら!毒あってかっこいいぞー!」

 「死んでもいらないわよ!」

「あ?」

「あ!?じゃない!!ボクがそんな気持ち悪いの欲しいと思ってんのか!」

「・・・・でも、ハブだぜ?」

「だから何だ!!ハブだろうが蛇だろうが女が大嫌いな生き物ベスト3に入るような生き物をプレゼントする事態あんた最低だよ!!そんなの窓に放り出してよ!」

帥丙は持ってるハブ2匹を横へ放り投げた。床についたハブは普通に移動し、生徒達はそのハブを見て「キャァァァァ」「ウワァァァァァ」言いながら離れた

 「窓に放り出せって言ったろ!!」

 「あ、ごめんつい」

 「ついってなんだコノヤロウ!!きゃぁぁぁぁ助けてぇぇぇぇ!!」

紫はついに教卓の後ろに隠れた。勝谷は急いで戸の近くに飾られてあるさすまたで蛇を乗せ、即窓へ放り出した

 「にしゃ何しとんばい!!」

 「え?紫へのプレゼントだけど?」

 「死ね!!んなゲテモンば気色悪いもん欲しいわけなかと!うちも!」

全員の方へと向いた

 「いんたらもそげなもんやないばいな!?帥丙んと同じやつを持っちる奴は今すぐ外へ投げろ!!」

そう全員に向けて叫んだ後、クラス全員は隣の相手の顔を見た後、プレゼントを全部窓へ放り

投げた。現状を読み込めない紫と勝谷は窓の外を覗いた

 「何ば何ば!?にしゃらん帥丙ん物より酷いもん入っとるっちゃ!!何考えとんや!!」

地面に散らばったプレゼントの中身は、ムカデやゴキブリやイモリの大群や爬虫類なものが多

かった

 「化粧用品販売停止しちゃおうかしら・・・・!」

紫は低い声で呟いた。勝谷は全員の方へと向くと、松沢だけがプレゼントを持ったままだった

 「松沢、大丈夫なんか?」

 「大丈夫だよ僕のは爬虫類じゃないし。ちゃんとした哺乳類の動物だよ」

 「え?哺乳類!?」

紫は女の子っぽい行動を取って松沢に近づいた。1m離れた距離で自分のプライドが少しずれ

ているのを感じて元の性格にあわてて戻した

 「い・・・いっとくけど、あのゲテモノよりもひどいのじゃないでしょうね?たとえばドブネズミとか」

 「失礼なこと言わないでよ。とにかく開けてみて」

松沢は紫にプレゼントを渡す。紫はそのプレゼントの布を開けてみた。茶色の箱だった。それ

を開けてみると、人の手の大きさをした黒いネズミだった

 「家で見つけたクマネズミさ。なつかないけどハムスターみたいに扱えばかわいいよ。クルミを皮ごと食べたりできるしね」

紫はでかくて気持ち悪いネズミをみて拒絶反応を起こし、思いっきり空いてる窓へ放り投げた

 「あああああああああああああ!屋根裏で噛まれてまで一生懸命見つけたクマネズミちゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

松沢は大事なものが放り出されたかのように必死に窓の方へ駆けつけた。下を見た時はもう遅

かった。ネズミ達はつぶれたトマトのように血が地面に飛び散り動かなくなった

 「あんた何してくれるんだ!!指が血だらけになってまで3匹も捕まえたのに!!」

 「ドブネズミと変わんねえじゃねえか!ハムスターは好きだけどネズミは女の大の敵だろうが!!」

 「なんなんだよあんた!蛇も嫌い虫も嫌いネズミも嫌い!いったい何が好きなんだよ!!」「まともな物を渡せよ!!」

紫は松沢にそう言い返した。その後、後ろ側の戸からビー玉が3本のイバラムチを手にとって

現れた

 「うるせえなあ。なんなんだよ一体」

 「あ!ビー玉君!実はね!紫さんの為にプレゼントしたクマネズミを紫さんが窓に放り出したんだよ!!」

 「おまえ馬鹿か?ネズミなんて誰でも嫌いだろうが。俺でさえ嫌いなのにそんなのあげられたらビー玉で殺してるよ。そんなことよりこれ」

ビー玉は3本のイバラムチを紫に見せた

 「え?これボクに?ん~、まあ他のバカ共と比べたらマシね」

 「あ?何勘違いしてるの?」

 「え?」

すると、ビー玉が帥丙の方に歩きイバラムチを一本渡し、松沢の方にも一本あげた

 「リンチパーティしようぜ」

 「おう」

 「クマネズミちゃんの仇、取ってやる!」

3人は紫の方に近づいた

 「ちょっちょっとまって!何するつもり!?」

 「リンチパーティって言ったじゃん。聞こえなかったの?」

ビー玉が紫の質問に答えた

 「なっ何で!やめて!私何もしてない!」

 「おまえ俺に水晶玉って言ったよな?しかもまだ謝ってないよな?ん?」

 「昨日から根に持ってたの!?いや・・・だって、それ水晶玉のコスプレだよね?それとも、パチンコ玉のコスプ・・・」

 「突撃ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

ビー玉は腹から力を出して叫び紫を追いかけた、紫は黒板側の戸を開けて右に逃げた。帥丙は教室から出ようとすると左から魔術師のコスプレをした演劇部の部員が現れた

 「あ、いきなりごめんね。ちょっと誰か花火玉作ってくれないかな?夜まで間に合いそうにないんだ」

花火の製作の人出が足りないらしい。それを聞いた帥丙は

 「マジ!?花火!?出る出る!俺出る!一回作ってみたかったんだ!」

興奮して製作に混ざりたいそうだ

 「じゃあ演劇部に来てくれる?」

 「うん!あ、香美!」

帥丙は一番近くの女子を呼んだ。その女子は帥丙に近づき「何?」と言った。帥丙はイバラム

チを渡した

 「悪いけどおまえやって!」

そう言い残し、演劇部部員に向かって走って行った

 「仕方ないなあ」

ムチを渡された女子は教室から出て紫を追いかけた

 「おい!何が仕方ないんや!!どういう意味ばい!!おい!!」

勝谷は呼びとめようと叫びながら追ったが、廊下に出て右を見た時はもういなかった



演劇部

 「ここ、ここ」

部員は帥丙を連れて製作現場を見せた。天井くらいにある平方3mの箱が5つあり、その中に

火薬がある。それを人が横たわったぐらいの大きさの段ボールの中から蓋と蓋が積み重なって

いる玉の中に入れていた

 「この中に好きな色の火薬を入れればその通りな形で花火になって出てくるよ。細かく作りたいときは小さい火薬玉を使って・・・」

 「分かってる分かってる!火薬をパンパンにして作るって!」

帥丙はすかさず空の玉に大量の火薬玉をバラバラに入れてギュウギュウな状態にして蓋をして

次の玉もギュウギュウに火薬玉をつぎ込んだ

 「あ!だめだめ!」

 「何だよ!俺の花火玉のどこが悪いってんだ!」

 「それじゃあ足りないよ!この花火玉の蓋はね、ものすごく柔らかいからスイカのような大きさにしないと花火にならない。もっと入れなきゃしょぼくなるよ?」

 「ああそうかごめん。じゃあさらに詰め込むか」

帥丙は仕切りなおして新しい空の玉を取り出してさらに破裂するぐらいに入れてスイカよりも

大きい丸いゴーヤのような火薬玉が出来た

 「これでいいか」

 「いいじゃんいいじゃん!すごい花火が出来るよ!」

 「そうか?じゃあ次もこんな風に作るか」

 「頑張って♪」

魔術師のコスプレを着た部員はそう帥丙に言った後、自分の場所へと戻って火薬玉を作った。

すると横から勇者のコスプレの部長が太ももを触り出した

 「啓太君・・・」

部員は淫乱な目をして部長の顔を見た

 「部長・・・」

二人は唇を合わそうとした



夜7時 校庭

 ボロボロになった紫が玄関から現れ、校門から出ようとしているときに玄関から勝谷が現れ

紫を引きとめようとした

 「待っち紫!」

 「うるさぁい!!何よ!歓迎会と言いながら全然ボクを歓迎してないじゃない!なんのための歓迎会よ!!」

喉から血が出そうな甲高い声で勝谷に言った

 「うちやってこんなん歓迎会と呼びたくなかと!いいつらがアホんだけや!うちんプレゼントは大丈夫ばい。普通の花火・・・」

 「花火ぃ!?あんなしょぼいもの見ろっていうの!?つうかここで爆発させてあたしを焦がすつもりじゃないのか!?」

 「んなことせん!!」

 「ざけんな!!こんな高校辞めてやる!!」

紫は涙が出るほどイライラして歩き、校門へ向かった。勝谷は走って紫を止めようと紫の肩を

掴んだ

 「紫!」

 「触らないでゲスが!!」

紫は肘で勝谷を押しとおした。勝谷は尻もちをついた

 「・・・・うちん信じんのか?」

勝谷はそう小さい声で言うが紫に変化はない。校門から出てしまった

 「友達を信じんのか!?」

紫は足を止めた。勝谷は語り始めるように重い尻を持ち上げて立ち上がった

 「確かにいいつらはいんたにゲスなプレゼントを渡したとよ。やがあれは侮辱やない。あれでもいんたを歓迎しとったんばい。見た目で判断しただけやから虫や蛇ばっかやけど、帥へ・・・バカを除いてにしゃを喜ばせようとしとったんばい!」

 「・・・・・・あたしには侮辱にしか見えなかったけど」

 「侮辱ならゲートなんか作みゃーせんと」



校庭裏

 「よし、ここへ設置して」

演劇部達が花火の打ち上げの設置をしている。合計300個はある。あと4個設置すれば完成

 「あと4つは端っこに置いて」

 「うん」

部員達は残り4つの打ち上げ台を重そうに持ち上げて端っこに持っていった

 「ん?」

帥丙が空を見上げると、何やら半壊されたゲートのような板がこっちに落ちてきている

 「何だあれ?」

帥丙はその板を見ているとき、大量の打ち上げ台付近に啓太と部長が手をつないで打ち上げ台

を見ていた

 「啓太君。君に渡したいものがあるんだ」

 「え?」

部長はポケットから新品の金のライターを取り出して啓太に差し上げた

 「受け取ってくれ」

 「えっ部長、これ僕に?」

 「君は僕のものだ。ずっとそばにいてほしい。愛してる」

啓太は受け取ったライターを嬉しそうに見ていた

 「嬉しい・・・」

 「ライターをつけてみてくれ。火がつくかどうか確かめたいんだ」

啓太はコクッと頷いてライターに火を付けた

 「あっち!!」

ライターの火が啓太の親指に当たったらしく、思わず啓太はライターを落としてしまい導火線

の上に落としてしまった

 「大丈夫か啓太君!!」

部長は導火線のことより啓太の心配をした

 「大丈夫です部長。ちょっとしたやけどでして」

啓太の親指のやけどを見た部長はその指を口に含んだ

 「部長・・・・」

啓太は顔を赤めた。導火線はとっくに火が付いており一本の打ち上げ台の中に入っていった。

花火は一本打ち上げられ、半壊のゲートに直撃し、その場で爆発した

 「あ!何かに当たった!?」



校庭

 「どうせあれもボクを侮辱するために作ったに違いない。もういいよ」

紫はそれでも立ち去ろうとして足を動かす

 「待っち・・・!」

その時、校庭裏からでかい花火が上がった。きれいとは言い難いが虹色で個性的で魅力

を感じた



校庭裏

 「あ!何か燃えながらこっちへ降ってくるぞ!」

花火の威力で焼けてさらに崩れたゲートが大量の打ち上げ台の上に降ってくる 

 「まマズイ!」

 「逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

その場にいる全員、校庭裏から必死に逃げていった



校庭

 「きれい・・・・」

紫はつい花火を見てそう呟いた。それを見た勝谷は紫の感情を認知し、手をつなごうと手を差

し伸べた

 「行こうとよ。あんたん席は見所よかがら」

紫は戸惑ったが、勝谷を信じて手をつないで勝谷の言う紫の席のところへついて行った

5歩歩いた時に紫の席がある所から生徒たちが必死そうに二人とすれ違って逃げていった

 「これは・・・・?」

 「花火ん準備の終わっちから離れとうんちゃ」

勝谷は紫にそう言ったが、逃げている生徒たちから「逃げろぉぉぉぉ!」「爆発するぅぅぅぅ!」

「まだ死にたくねえぇぇぇぇぇ!」と声を出してた。2人はその声を耳にしてなかった

 しばらく歩いていると、黒いパイプイスが置いてあるのを見つけた

 「ほら、特別席ば・・・」

紫をその席に座らせようとすると、その先から巨大な爆発が隕石よりも速いスピードで2人を

襲った。2人は白い光を浴びて爆発の中へと入っていった



フジシマ高校 100m付近

 生徒たちがそこまで逃げた時に、校庭から虹色のキノコ雲が強風のような音を出して出現し

た。それを見た帥丙達は目を丸くした

 「虹色のキノコ雲だ・・・・」

 「初めて見た・・・・」

 「キレイ・・・・・・・」

第5話 終わり

友達からはシン○ソンズみたいと言われましたが、褒め言葉として受け取っています

次の話が大賞応募作品の最後の作品となります

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