表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/11

第四話 時間テロ

主人公の父親が出てきます

設定上、馬鹿です

スナックバー

「いらっしゃいませ」

帥丙の父が小さいスナックのお店の扉を開けた時に奥から現れ、30代美人のママがそうお出迎えた。父は泣いているおっさんの隣の席に座る

「すみません、アルコール強い奴とカシスをシェイクしてもらえませんか?」

「あら、相当忘れたい事があるようね?詳しく聞かせてくれない?」

ママがそう言ってカシスソーダとウイスキーを銀のコップに入れて上にもう一つのコップを蓋にし、シェイクした

「うちの家族、俺が作った猫のデミグラスソース煮を食しないで窓に放り投げたんだ。おいしく作ったのに信じられねえ」

「まあ、それは・・・・・あんたが信じられないわね」

そう言って出来上がったカシスウイスキーを父にあげた

「信じられないのはうちの家族だよ。人の話をちゃんと聞いてくれ」

父はカシスウイスキーの入ったコップを握り、口まで持って行って流し込んだ。カシスウイスキーを少量口に含んで飲んだ後、ようやく隣で泣いているおっさんの存在に気づいた

 「どうかしました?」

 「うるせえ!ほっとけ!」

おっさんは顔をあげていきなり父に向かってそう叫んだ

 「分かった」

父は承知してカシスウイスキーを飲み始めた。チビチビと飲んでいるときにおっさんはゆっくりと顔を下げる

 すると聞こえるようにこう呟いてきた

 「何で児童ポルノ規制されるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

父は飲むのをやめておっさんの方へ無表情のまま顔を向けた

 「子どもの裸が見たいだけなのに結婚したいだけなのに!なんでそれが刑罰扱いなんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!児童ポルノ範囲を中学生以下にしやがってぇぇぇぇぇぇぇぇ!15歳以上なんてそそるわけねえだろうがぁぁぁぁぁ!!異常じゃねえかぁぁぁぁぁぁぁ!!友達が言ってたマッカーサーの奴許さねえええええ!」

ママが気持ち悪そうに離れていく

 「タイムマシンは完成したんだけど俺一人じゃ何もできないよぉぉぉぉぉぉぉ!隣の人が協力してくれたらうれしいよぉぉぉぉぉぉぉ!僕と協力してマッカーサーの日本国憲法の児童ポルノ禁止法を破棄してほしいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!しかしそれには俺がここで飲んだお酒代を払ってくれなきゃ実行できないよぉぉぉぉぉぉぉぉ」

嘘泣きの気配はなかった。悪ふざけと思うような雰囲気は出ていなかったらしく、父はそのおっさんのお酒代も払った

 「分かった、協力しよう」

おっさんは泣き崩れた顔で父の方に顔をあげた

 「え?」

 「あんたの言ったとおりにその児童ポルノとか言うやつを破棄するのを協力させてくれ。あんたの悲しみを見過ごすわけにはいかなくなってな」

するとおっさんは喜びに満ちたムカつく顔になった。立ち上がって父の手を握って父を立ち上がらせた

 「よっしゃあ!あんたは俺の最高のパートナーだ!これからは友と呼ばせてくれ!!それじゃあ俺のアジトへ案内するからな!絶対に拒否るなよ!!」

 「俺は泣いている人を見ると助けたくなるんだ。拒否るわけがない」

 「ありがとう!俺の名は地田満蔵だ!君は!?」

 「俺は帥丙、帥丙明戸だ」



アジト

 うすくらい空間に明戸と地田は先を歩いていた

 「どのくらいかかるんだ?」

 「えーと、もうすぐ」

その言葉を発した4秒後、地田が立ち止まり右手を横に伸ばし暗闇の中、スイッチを押した

全体の明かりがついた

 「・・・・・ぉぉぉおお」

明戸はびっくりした。辺りを見渡すと機械でいっぱい。目の前には巨大なフラフープのような輪っかがあった。幅は4人入るくらいに広かった

「これが俺が大学1年の時から研究してやっと完成したタイムマシンだ。説明してる暇はない。1945年にセットして、マッカーサーが日本国憲法を発表する前日にセット。よし準備完了だ!」

その時、輪っかから2万ボルトの電流が流れ、青い渦が現れた

「元の時代に戻れるリモコンは俺が持ってる。この無線だ。絶対に俺から離れないでくれ。離れる時が来たら絶対に離れてくれ」

「あ・・・ああ。分かった」

「おまえに家族はいるか?」

「お、おう」

明戸はポケットからスマホを取り出して待ち受け画面を見せた。首里城前の家族写真が写っ

ていた

「この金髪のが俺の息子の水人でこの女性が俺の女房、冨美子だ」

「そうか、お前は幸せそうな家族を持ったな。児童ポルノを合法にして生きて帰ろうな」

明戸はスマホの電源を切り、ポケットにしまった

 「準備はいいな明戸!」

 「あ、ああ!いつでもオッケーだ地田!」

 「行くぞおおおおおおおおおお!」

二人は渦へ向かってジャンプし、渦の中に入った後、渦は霧のように消えた



フジシマ高校 昼休み

 帥丙達は勝谷や松沢と一緒にグラウンドの端に座って弁当を食べていた

 「5時間目数学か、サボろっかな」

 「サボったら殺されるよ?」

 「分かってんだよ」

 「いっち二週間で中間テストか」

 「勉強しなきゃやばいかな?」

 「間違いなくひねりつぶされるね」

そう会話しているときに後ろからホームレスと思しき白い髪をしたじいさんが声をかけてきた

 「君は・・・・帥丙水人だね?」

帥丙はじいさんの声に気づき後ろを振り向いた

 「そうだけど、あんた誰?」

その時、スタンガンが帥丙の首に当たり、感電した

 「アビャバア!!」

帥丙は電力に負け、気絶した

 「捕まえたぞ野郎の息子があ!!!」

 「帥丙君!?」

 「にしゃ何しとんばい!?」

二人はいきなり襲ってきたじいさんにそう言った。その時、スタンガンの電力が二人を襲った



1945年 東京米国基地

 着いた先は、東京にある米国基地の入口付近だった

 「ここは・・・・・・?」

明戸は辺りを見渡す。地田はリモコンを取り出して電子モニターを見た

 「1945年、俺達は米国基地の入口前にいる」

 「え!?本当に過去へ・・・・?」

 「おまえの服装を見てみろ。タイムマシンが自動的に目立たない服装にチェンジしてくれる全身黒タイツだろう?」

明戸は体を見渡した。地田の発言通り体中が全身黒タイツに着服していた

 「うわ!だっせえ!仮面ライダーのジョッカーみたいじゃねえか!!」

 「仕方ないだろ!これしか目立たない方法はないんだ!ここに日本国憲法の書類が保管されている。もしその書類を見つけたらあんたは児童ポルノについての書類を手に入れてくれ。修正は俺がやる」

 「分かった」

明戸は基地へ乗り込もうとしていた

 「待て!」

 「何だ?」

地田は明人を呼び止めた

 「無線と赤外線カメラを忘れるな。これがなければ侵入は不可能だ!」

 「おう」

明戸はその二つを装備し、赤外線カメラをONにした

 「気をつけろよ!まずは裏から侵入しろ!俺はここで待機してるから!」

 「ああ、だが一つ聞きたい。そこで待機してるのは理由があるのか?」

 「めんどくさいから全部お前にまかせるってことだ」

 「分かった!行って来る!」

そう言い残し、明人は基地の裏側へ走った



基地 裏

 「この塀を乗り越えるのか」

明戸は2mもある塀を両手を使って乗っかり、ゲームのように片足を上げて中に入れて音を立てずに侵入した

偶然建物の後ろに出入り口があって目の前に後ろを向いた兵隊がいた。どうすればいいか頭を使う暇がなかった為、無線を使った

「兵隊が後ろ向きで立っている。どうすればいい?」

小声で地田に伝えた

『何だって!?聞こえねえ!!』

音量を大にしていた挙句、相手が大声で返答してきた。兵隊が後ろを振り向き銃を構えた

 「HEY YOU!?」

明戸は気付かれた後の対応が思いつかなく、あわてて顔面を思いっきり殴ってしまった

兵隊は壁にもたれついて気絶してしまう

 「あっぶねえ。音量大にしてた」

明戸は無線の音量変更をタッチして、表示してくる「大、中、小」が現れ「小」にタッチして変更した

 すると何やら走る音が響き渡る。どうやら異変を感じた兵隊たちがこっちへ向かってきているそうだ

 「やっやべ!」

慌てた明戸は気絶した兵隊の服を脱がし始め、それをすべて自分に着替えた

 「WHAT DO!?」

 「ARE YOU OKAY!?」

兵隊が裏へ来たときは、下半身全裸で眠っている兵士が居た。呆れたのか、軽く笑いながらその兵士を見てその場から去って行った

 「・・・・・・・・・・あっぶねえ」

明戸はズボンを取って履いた



現在 ???

 気がつくと、帥丙は暗闇の中にいた。椅子に座っている感触があるため立ち上がろうとしたが、縄に縛られている事に気づき。動けない事を知った。

 「気がついたか?」

天井の電灯がつく。辺りの壁はすべてコンクリートでできていて、まるで豚小屋のようであった。入口前には電気の明かりを壁のスイッチでつけた白いひげで髪が一本もない老人だった

 「あんた誰だよ・・・・!」

帥丙がそういうと、松沢と勝谷がそのタイミングで目を覚ます

 「あ?ここどこばい?」

 「なんだ?何ここ?」

「俺か?俺はテロリストだ。お前の親父を殺すために長い間、ずっとずっと探し続けていた。探すのに苦難だったがようやく見つけたよ。あの野郎の息子!!お前だ!!」

 「はあ!?俺が何がしたか!?」

 「何もしてない。しでかしたのはお前の父親だ。明戸というくそ野郎!」

 「一体帥丙のお父しゃんに何かしでかしたと?」

 「口を開いていいのは俺の方だ!!糞が!!野郎は俺の希望を打ち壊したろくでなしの親父だ!!あーあーなんであんな奴なんか信じたんだろうなあぁぁぁぁああああああ!!」

 老人は狂ったようにそう語り出した



1945年 米軍基地

 中へ侵入した明戸は、警戒しながら辺りを見渡した。基地の中は荷物が多く、学校のようだ

った

 「複雑だな」

一応一階の部屋を全部探しに行った。まずは右の一つ目のドア。開いてみると食堂になっていた

 「ここにはないな」

ドアを閉めて隣のドアまで忍び足で歩き開く。扉の中は厨房になっていてコックがいた。コックは料理に夢中でこっちに気づいていない。明戸はゆっくりと音を立てずに扉を閉める

 「ん?」

右向こうの曲がり角からしゃべり声がこっちに近づいてくる。明戸は一瞬「ヤベ!」と思ったが、自分が軍服を着用している事に気づき、堂々と軍人のように歩いた

 曲がり角から軍人二人の姿が現れる

明戸は気にせず軍人のように歩いた

 「HEY YOU!」

軍人が明人をそう呼びとめてきた。明戸は誰かを呼び止めてるのだろうと気にせず歩く。すると肩を掴まれた

 「HOU DO YOU THINK THE WOMAN RECENTLY?」

笑いながらそう質問してきた。明戸は英語がさっぱりわからない

 (やっべこいつ英語で会話してやがる!くそ!英語の授業サボってゲーセン行くんじゃなかった!)

明戸は何かを言おうと慌てた。だが単語の一文字すら思い出せない

 「WHAT?」

軍人がそう言い返す。明戸はもうやけになってこう言った

 「ハロー!ハロー!アナティストボンバーマン!」

軍人は固まった

 「IT IS A CRAZY PERSON(何だキチ○イか)」

 「OUT OF ORDER(狂ってやがる)」

軍人二人はその場を立ち去った

 「何か知らんが助かった・・・・」

明戸は安心したかのようにもう一度全部屋の捜索を開始した。厨房の隣にあった鉄のドアを開

けると、捕らえられた日本人たちがさまざまな拷問を受けていた

 「ああ、違ったか」

明戸はドアを閉めた。この部屋での最後の扉だったため別の扉を探した



現在 ???

 「あいつねえ!俺を置いてけぼりにして逃げやがったんだよ!おかげで奴らに去勢されて何も欲情しなくなったからだになっちまったんだ!遺伝子も残すことができなくなった体にされてね!!」

 「どういう意味だよどんな状況だよ。全然話がわかんねえぞ」

帥丙が老人にそう質問した

 「ああ!?んなもん決まってんじゃねえか!1945年の話だボケ!!」

三人は唖然とした空気になった

 「は?」

 「憲法を変更させる任務がみごとに失敗!!軍人に拷問を受けられてとんでもないことになったんだ!!!あともう少しで0歳から結婚できる憲法ができる予定だったのにすべてが台無しだ!」

 「こいつイカれとるわ・・・・・!」

 「おい水人!お前親父の電話番号知ってるよな!?携帯持ってるよね!?」

突然、老人がポケットから銃を取り出して帥丙に向けた

 「おっおい!何だよなんなんだよ!何で俺の名前知ってんだよ!?」

 「明戸から聞いた!いいから携帯持ってるのか聞いてんだよ!!」

 「ポ・・・ポケットの中にあるよ!!右のポケットに!!だから銃を閉まって!!」

帥丙は携帯のありかを答えた後、老人が帥丙の右ポケットを強引に手を入れ携帯を取り出した。

スマホだったためタッチして電話の受話器のボタンを押す必要があったが、左端に現れた電話帳を開いた

 「あの野郎を呼び出して水人の奴らと連れも一緒に殺してやる」

そう呟いて『親父』と書かれた名前をタッチして耳にあてた

 10秒後、出ない

 30秒後、出ない

  1分後、出ない

  2分後、『おかけになった電話をお呼びしましたが、お出になりません』

 「あっ!!」

老人はそう甲高い声で叫び、スマホを地面に叩き割った

 「何で出ないんだ!あいつ一体どこに居やがんだ!!」

老人はそう両手をあげて激怒してるように動く。その後、帥丙の方へ向き帥丙の襟首をつかみ持ち上げた

 「野郎は一体どこに居やがんだ答えろこのヤロオオオオオオオオオオオオ!!!」



1945年 米軍基地

 一階の全室を回ったが、憲法書らしきものは一つも見つからなかった

 「二階にあるのか?」

明戸は階段を探した。辺りをきょろきょろ見渡しながら廊下を歩くが、見つからなかった

 「なんだよこれ」

首を左右に回して階段を探しているとき、窓の外から何やら銀色をした斜めで太い棒の上に兵士が上がっていた

 明戸は気になって一旦外に出て斜めで太い棒があったところに行った。よく見たらデコボコした横に三角柱が並んでいる。階段だった

 「ここにあったのか。なんだよもう」

明戸はその階段の入口の方に向かい、2階へと向かった所で無線が繋がった

 『明人、憲法書は見つかったか?』

 「たぶん二階にあるんじゃないかな?今そこへ向かうところだ」

 『そうか。くれぐれも気付かれないように注意しろよ』

 「了解」

無線が切れた。階段を上り終えると出入り口があった。明戸はゆっくりと扉をあけようとすると、ドアノブが勝手に回った

 (!!)

明戸は、ドアから見て開いたらドアで見えない死角の場所に隠れた

 『DO YOU LOVE CAT?』

 『YES.VERY CUTE』

兵隊は死角に気づかずに階段から降りて行った。兵隊の気配が無くなったところでドアを動かし、中へと侵入した

 中は映画に出てくるような会議室のようだった。今のところ人の気配はない。明戸は無線で地田にこう伝えた

 「会議室に侵入した」

 『よし!憲法書があるか調べろ!』

地田はそれだけの言葉を伝え、無線を切った。明戸は人がいないことを知り、堂々と憲法書の捜索を開始した



現在 ???

 「聞いてねえのか糞ガキ!!明戸のオタンチン野郎はどこにいるって言ってんだ!!」

 「知るかあ!親父の居所なんて知ったこっちゃねえ!!」

そう叫ぶと、老人がいがみつけた顔で銃を突き付けてきた

  「いや本当に知らないんですよ。本当に父の居場所は聞いたことなくて・・・」

 「くそ!!」

老人が床で横に置いてある椅子を思いっきり蹴った

 「もしかしてあいつ・・・・あ?何だっけ?ちくしょう。老人ボケになるにつれ若いころの記憶も忘れかけてる・・・!」

老人は松沢の方に顔を向けてこう尋問してきた

 「おいメガネ!!奴はどこの年代にいる!!お前なら頭良くて知ってるだろ!!」

 「知るわけないじゃん。頭がいいからってそんなの超能力にしか分からないよ」

老人がいきなり銃を松沢のでこに突き付けてきた

 「嘘つくんじゃねえ!お前なら知ってるだろ!!頭いい奴は奴の居場所ぐらい知ってるだろ!ナビのように!!!」

 「あ、あー。えっと、1945年?」

 「馬鹿!にしゃ死にたいんか!?」

勝谷はデタラメに言った松沢にそう叫んだ。すると老人が思い出したような顔になる

 「・・・・・・・・・。あーそうか。そういうことか。あの野郎、1945年にタイムスリップしてるのか」

 「は?」

「どうやら協力して過去に行き、憲法を変えているころだな。俺の作ったタイムマシンで、過去の時間は現在の時間進行とつながっているから、今はあいつ1945年に辿りついてるってわけだ」

 「想像力が半端ねえイカレジジイだ・・・・・・!」

 「おまえらぁ!」

いきなり帥丙達の視点にある平らな壁を掴み、布のようにはがした。その先に映っていたのは映画に出てくる超巨大なレーザーガンであった

 「1945年に行って野郎を殺そうではないか!!」

老人は電子パネルが付いてる壁の方に向って、タッチパネルを操作するようにタッチして番号を打ち始めた

 「場所は1945年!マッカーサーが日本国憲法を発表する前日にセット!!よぉぉぉぉし!!準備完了ぉぉぉぉぉぉ!!!」

パネルにタイムマシンを実行しますと文字が流れたら、老人は拳でそのパネルをかち割った

 「さあようこそ!1945年へ!!お前ら最初で最期のタイムトラベルスタァァァァァァァァト!!」

レーザーガンの先端から白い光が現れ、部屋の中を光で包んだ



1945年 米軍基地 2F

明戸は日本国憲法らしきものを探してるが、引き出しの中にも机の下にもゴミ箱にも見つか

らなかった

 無線を繋いで地田に報告した

 「だめだ、二階にも見つからない」

 『別の部屋も探してみたか?』

 「別の部屋?」

明戸は辺りを見渡した。すると部屋の真ん中の壁の真ん中に巨大なワシの絵が描かれた大統領を示しているマークが付いているドアを見つけた

 「あった。憲法書を夢中で探してたから存在すら分からなかった」

 『よし、そこにも探しに言ってきてくれ。憲法書を見つけたら、一緒にお酒飲みに行って思いっきり幼稚園児をセクハラしような』

 「ああ、お酒なら賛成だが幼稚園児ならお前がしてくれ」

 『分かった』

無線が切れた後、明戸はそのワシのマークがあるドアの方へと向かい中へと入った



米軍基地 階段

 老人は気がつくと、米軍基地の本部の階段の真ん中にいた。辺りを見渡すと、あの3人がい

ない

 「ちっまあいい。明戸の野郎を殺したら3人まとめて殺しあげてやる。懐かしい雰囲気だ」

基地の塀の外が見える高さなため、外を見上げていた

 「俺どこにいたっけな~」

 「HEY YOU!HOLD UP」

階段の下から兵隊の声がした。兵隊は3人いて3人とも銃を老人の方へと突き付けていた

老人は兵隊の方へと顔を向けず銃だけが兵隊の方へと向けて引き金を引いた。その瞬間、音を

立てずにレーザーらしきものが一瞬移った。そのレーザーは青く光っていて0.01秒で消滅

した後、兵隊もろとも地面に焼き跡を残して消えた

 「あ、そうか、やつはもうこのアジトの中にいるのか」

老人は階段を上り、2階の扉を開けて入った



???

 帥丙が目を覚まし起き上がった。椅子には縛られてなくなっており、自由な身体であった。

だが今いるところは廃ビルの屋上であった。今にも崩れそうである

 「どこだここ?」

二人も目を覚まし、辺りを見渡した

 「あれ?何だ?」

 「なしてうちらここにいんばい?」



米軍基地 2F 別部屋

 ワシのマークが描かれてあったドアの先には、いかにも偉い人がいるような机や椅子、鎧や

動物のはく製などがあった

 「すっげえ。いつか俺にもこんな部屋が欲しいな」

堂々と歩いて憲法書を探した。まずは机の方、日本の国旗が描かれてあったからすぐに見つか

った

 「これだな」

明戸はその書類を取り出して中身を見てみる

 「・・・・・どういうことだ。全部英語じゃねえか!!くそう!!読めない!!こんなことになるんなら英語の授業全部サボるんじゃなかった!!」

いくら読んでも日本語が書かれていなかった

 「最大の欠点だ・・・。無線で地田に報告しよう」

無線をつなげて地田に伝えた

 「憲法書を見つけたが、全部英語で分かんない。どうしよう」

 『何ぃ!?英語だったのか!!くそう!!くそう!!くっそぉぉぉぉぉぉぉ!!英語なんて俺も分かんねえよぉぉぉぉ!!神様助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!あっ待てよ?俺の持ってる無線で和訳出来るんだ。やったね!じゃあ明戸!その憲法書を持って俺のところまで来い!』

 「待ってくれ。俺の無線じゃ無理なのか?」

 『うん!そうだよ!だから持ってこいって!俺が和訳して児童ポルノのところを探すって言ってるんだ!!』

 「分かった。すぐさまそちらへ速達する」

そう言って無線を切った後、後ろから銃を突き付けられた

 「誰?」

明戸が後ろを振り向くといきなり発砲され、更には乱射された。明戸は必死に筋肉を動かして

弾を避けた。

最後の銃弾を避けた後、壁の端に背中を引っ付けてしまった。おかげで銃を乱射した奴の顔が

見れた。見知らぬ老人だった

 「誰だ!!」

 「ようやく会えたぜ憎むべき相手、帥丙明戸!!」

老人は明人を相当憎んでいるようだ

 「は!?だから誰!?俺お前知らねえぞ!!」

 「言い訳は無用だ!!死ねぇぇぇぇええええええええ!!!」

話を聞かない態度で明戸を打ち続けた。明戸は避けて避けて勲章で球を弾こうとしたが、勲章

が液体になった。もうはじくことができない

 「は!?」

 「俺のはレーザー銃だ!!そんなもんで弾かれる安物じゃねえ!!」

 「待って待って待って!!もしかして老人介護ボランティアサボったから!?悪かったごめん!!あの時は本当にめんどくさくて・・・!」

 「どうでもいいんだよそんなもん!!俺はお前を殺すために70年間研究してきた!!ようやく会えた時は、俺はもうお前を的としか思ってない!!」

そう言って銃を明戸の頭に目かげて引き金を引いた。明戸は液体状態になった勲章をもう一度

盾にしたら、跡形もなくなったが防ぐことは出来た

 老人は休まず二発目の乱射。明戸はしゃがんで避けて前へ突き進む

 三発目の乱射。明戸は机の上にあったビーバーのはく製を老人に目かげて投げた。硬いはく

製だったためか、はく製は砂のように粉々になった

 そのはく製のかけらが老人の眼に直撃した

 「ぎゃ!!」

 その隙に明戸は憲法書を手に持った状態で腰を曲げながら走って開いたドアから出て行った

 「待てぇぇぇぇ!!」



廃ビルの屋上

 帥丙はここはどこか調べようと端の方を歩き下を見た。高さは20mあった。人が落ちたら

確実に死ぬだろう

「うわぁ。なんじゃこりゃ・・・・」

しばらく下を見ていると、ビルがいきなり帥丙の方向へ倒れ出した

 「うわわわわわわわ!」

 「帥丙!にしゃこっちに来んしゃい!!倒れる!!」

帥丙は言われたとおりに勝谷の方へと走り出す。ところがビルは急激に傾きだし、勝谷と松沢

は床の穴の端に手をかけてなんとか滑傾を防げたが、帥丙だけが滑ってしまいビルの端を掴ん

で今にも落ちそうな状態になった

 「帥丙君!!」



米軍基地 2F 別部屋

老人は銃を発砲し続けた。明戸は必死に逃げた。曲がる暇もなく机の上に乗って走ってドアま

で向かった。ドアを開けて階段を下りようとした瞬間だった

 さっきの老人が後ろから襲いかかって来たのだ

 「ぶりゅぁぁあぁぁあああああ!!」

思いっきり服の背部分を掴んだらしく明戸は転倒してしまった。階段から転げ落ちて地面に着

いた後、老人が再び銃を明人の頭に突きつけ発砲し始めた

明戸は首を振って弾を避ける。その時点で無線が入り始めた

 『明戸どうだ手にはい・・・おい!何が起きてんだ!!』

 「変なじじいが俺を発砲してるんだ!こいつイカれてる!!」

 「イカれてるのはおめえの方だ明戸ぉぉぉぉぉぉぉ!!」

3発発砲した。それをすべて首を振って避けた後、頭を突き出して老人の鼻にぶつけた。老人

が鼻を抱えて転びながら叫びだした

 「ぐあああああああああああああああ!!」

明戸はすぐに立ち上がった

 「老人は老人ホームへ帰れ!!・・・・・あれ?日本国憲法は?」

キョロキョロ辺りを見渡して憲法書を探す。後ろを振り向くと、兵隊が憲法書を手に持って明

戸の方を見ていた

 「WHAT IS THIS?」

 「あ~、MILK TO PINK?」

 「HOLD UP!!!」

いきなり銃を突き付けられた。明戸はすぐさま足を動かして逃げた。無線をつないでこう報告

した

 「すまねえ失敗した!!老人のせいで憲法書が兵隊の手に!!」

 『何!?分かった!米軍の車を盗んで脱出してくれ!!憲法書は後で取りに行けばいい!!』

そう言って無線を切られた

 「米軍の車を盗め!?無茶言うぜ野郎!!」

無線をしまって前を向いたら、300m先から米軍のような星のマークだらけの車が突進して

きた

明戸は止まらずそのまま走り続けた。距離間が1mになった時、右の運転席側の方へと両足で

飛んでガラスを割り、運転者をドアごと蹴り飛ばした

再び無線を繋いだ

 「ゲットしたぞ!!」

 『よし!俺は入口で待ってるから入口に来い!!』

無線が切られた後、言われたとおりに入口まで向かった

 荒い運転で兵隊たちを蹴散らしながら入口まで走っていく。入口らしき門が見えた時にそこ

へ直進した。その時、戦車が左から横切って邪魔をした。大砲が車の方に向く

弾を撃ってきた。明戸はハンドルを思いっきり左に回して弾を避けた。後にハンドルを右に回

しそのまま入口まで向かった

 「あぶねえ。死ぬ所だった・・・!」

入口に入るとちゃんと左に地田が待っていた。明戸はブレーキをかけてドアのない所から上半

身を出した

 「言われたとおりに取ってきたぞ乗れ!!」

 「分かってんだよ!!」

地田は急いでドアのない方へと入って来た。助手席はドアのない所の反対側にあったから明戸

の膝に足を乗せて助手席の方へと座った

 「イデデデデ!!」

 「早くしろ!!兵隊が来るんだろ!?」

 「知ってる!!」

明戸は思いっきりアクセルを踏んで前進した。泥や石だらけの道路を走っているから震動が強

い。後ろから軍の車や戦車が追いかけてきている

 「おい!後ろから奴ら追いかけてきてね!?」

 「仲間呼んできたんだよ!くそ!作戦は失敗だ!とっとと現代に戻ってもう一度振り出しに・・・」

地田は無線を取り出し、年月日が書かれた電子掲示板の下にある携帯電話のようなボタンを押

して現代の年代に入力したその瞬間だった。後ろからさっきの老人が後ろの席から明戸の首を

左腕から掴み銃を頭に突き付けた

 「逃がすと思ってんのか?明戸ぉぉぉぉぉおおおおお!!」

 「うわ!さっきのジジイ!」

 「死ねオラァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 「おい!お前何者だ!!友人に何しやがる!!!」

地田が老人を帥丙から払おうと両手で強引に引っ張りだした

 「友人だと!?こんな奴悪事の塊だろが!!俺の大事なものを奪いやがった悪魔なんだよ!!」

 「人違いだ!!出てけ!!」

 「いいや合ってる!!俺はこの目でこいつだと判断できた!!こいつを殺すために70年間探し続けてきた!!」

 「こいつ相当ボケてやがる!!被害妄想に走ってるぞ!!」

 「被害妄想じゃねえ!!俺はお前だぁぁぁぁぁぁ!!」

老人が泣きそうな叫び声を放ち、地田に銃を突きつけた。地田は銃を奪おうと必死に老人の銃

を取り上げようと手を伸ばした

 「なっ何をしやがる!俺はお前だぞ!!未来のお前だ!!」

 「そんな設定、夢の中でやれ!!」

地田は車から放り出そうとした。老人の服と右腕を掴んで車のドアを開けた

 「YOU CAMON!!」

別の米軍の車が偶然横にいて兵隊が乗り込んできた。地田を掴み車の外から放り出そうとした

 「やっやめろぉぉぉぉぉ!!この老人をやるからあっち行けぇぇぇぇぇ!!」

 「地田!!」

 「呼んだか!!」

老人が明戸に銃を突きつけた

 「おまえじゃねえ!!」

明戸は必死に老人の両手を必死に掴み抵抗した。すると、車が岩の段を踏んだかのように強い

震動が明戸達を襲った。その勢いで地田は兵隊とともに放り出されてしまった。地田の無線も

車の中へと、どこかの隙間に入った

 「地田ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「明戸ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「俺の名前を呼ぶなぁぁぁぁぁぁ!!」

老人が明戸の腹を蹴ろうとした。明戸は蹴ろうとしている老人の足を掴み、ドアのない方へ顔

をだして地田にこう叫んだ

 「待ってろ!!必ずお前を助けに行ってやる!!」

 「絶対に助けに来てぇぇぇぇぇぇ!!」

地田が大声で応答した後、兵隊が大勢に地田を確保し車に乗せられた。地田は抵抗したが大勢

の人数には敵わなかった

 「このじじい!!」

明戸は足で蹴飛ばしてドアのない所から落とそうとしたが、老人は型の外側を掴んだ為放り

出されずに済んだ

 「黙れ!!お前のせいでお前のせいで俺のがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

銃を構えてる右手を明戸の方へと向け、発砲した。明戸は頭を下げてなんとか避けたが、横の

ドアが消えた。今度は体の方へと向け引き金を引いた。が、弾切れになっていた

 「くそったれが!!」

銃を外に放り出して体を前に出して明戸に近づき、ポケットから予備の銃を取り出した

 「今度こそ死ね!!」

引き金を引こうとすると、明戸が銃の先の棒を掴むように握り、明戸側の前ガラスに強引に向

けた。すると、引き金が引かれた

 さっきの銃の威力よりも5倍の威力があったことに気がつかなかった。ロケットが爆発した

かのような音をたてて運転席側の部品ほとんどが破壊された。アクセルが壊れたからか車はど

んどんと高速に走っていく。明戸は軽傷で済んだが銃の威力につれて車の外へと投げ出されて

いた

取れかかってる車の部品になんとかしがみついたが、これではもう避けるすべがない

 「話すチャンスはやらねえ!死にやがれ!!」

老人が上半身を外に出して銃を突き付けた



廃ビルの屋上

 「おぉぉぉぉぉい!助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 「無理無理無理!!落ちたら死ぬ!!」

 「あたいだって嫌ばい!!」

ビルはどんどんと傾いていく

 「やばいやばいやヴぁぃ!!このままじゃ倒れるよ!!」

 「勝谷なんとかしやがれ!!博多に住んでるんだろ!?」

 「やから何ばい!?博多やからって何でも出来るとおみゃーっちるんか!?」

 「へぇー水色の真ん中にシンプルなお魚さんがいること!」

 「くそぼけがぁ!!死ね!!」

勝谷は何もしてない左手で取れそうな瓦礫を取ってパンツを見た帥丙の方へと投げた。それがいけなかったのか。傾きが急激に加速してついにはビルが折れた

 「おっおい何だ!?」

 「うわああああああああああああ!!」

 「勝谷ぃぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」



 「やめろ!!」

 「うるせえ!!」

老人は引き金を引いた。明戸は思わず手を離して地面に叩きつけられた

 「はーっはははははははは!!今度こそ死にやがれ!!」

再び明戸の方へと銃を突きつけた。明戸は起き上がり車の方を見ると。その先に廃ビルが車の方へと倒れてるのが見えた。廃ビルはすごい速さで倒れ、爆発したような乾いた音を出して車が下敷きになった

それを見た明戸は大笑いした

 「はーっははははははははは!!ざまあみやがれボケが!!」

大笑いを続けていると、崩れた廃ビルの瓦礫の上がいきなり不自然に「バン」と軽く飛んだ

明戸は笑うのをやめて音がしたところに目を入れた。その瓦礫の隙間から息を殺し見続けていたら、頭から一滴血が流れてる帥丙が現れた

 「水人?」

 「ッゲホゲホゲホ!!!!」

そのほかにも瓦礫の隙間から勝谷と松沢が体力を奪われたかのように現れた

 「大丈夫か?にしゃら?」

 「腕逝ったよ・・・」

勝谷は帥丙よりも出血が多く、松沢は右腕を左手で掴んでいた

 「おまえら何してんだ?」

 「・・・・親父?」

 「帥丙君のお父さん?」

 「何っちここへ?」

 「ああ、それはなあ」

その時、帥丙達の後ろの瓦礫の山が爆発した、爆発の餌食となった瓦礫は粉になって散っていった。爆発した所からさっきの老人が地田の無線を手に持っていた

 「さっきのじじい!」

 「こいつ・・・車ん中にいたんか・・・・!」

その時、老人が無線を上に投げた。後に銃を上に向けて無線に向けて発砲した。無線は岩が崩れたような音を出してチリとなった

 「これでもうお前らはタイムスリップできない。4人仲良く天国へようこそ!!」

老人が4人に目かげて銃を向けて発砲した

 「避けろ!!」

明戸はそう叫び、4人を左右に避けさせた。さっきいた場所が銃の威力によって4mの穴が出来た

 「え?」

 「何?」

 「チリになってしまえ!!」

銃を帥丙に突き付けられて発砲してきた。帥丙は左へローリングして避けた。今度はビルの跡地に5mの穴が開いた。帥丙は地にある軽い瓦礫を手に取り老人に投げた

 「おまえが天国に行きやがれ!!」

まるで野球選手が投げたような速さに飛んでるその瓦礫は、老人の銃に当たった

 「ぎゃ!」

その衝撃で老人の頭に向いた状態で思わず引き金を引いてしまった。老人はものすごい爆発音を出して、何か四角いものも上にぶっ飛んで跡形もなくチリになった

 「ふっざけやがって」

 「話の続きやけんど、帥丙のお父しゃんはどしてここにいんばい?」

 「ああ、飲み屋で出会った地田という男と一緒にここへタイムスリップしてきたんだ。地田の望む児童ポルノを合法にするために」

 「へぇ~・・・・は!?」

 「だから米軍基地に潜り込んで日本国憲法を修正するためにここへ来た」

 「・・・・・・・・あんたそんなん合法にしちょーとどうなんか分かんの?」

 「さあ?」

 「児童ポルノと意味知っとる!?子供の裸や全裸を見せびらかすことばい!最近出来た法律っちそれ!!幼い子の人生がどん底になるんら規制が始まっとるんよ!!」

 「え?最近出来た法律なのそれ!?」

 「そうっち!」

 「・・・じゃあ地田を取り戻して今すぐ規制されたその時代に・・・!」

 「最低ばいにしゃ!!相手の欲望のために子供達の未来を犠牲する!それでいいんか!?子供のいる父親なら分かっちゅうとるんやろ!?」

 「・・・・・・そうなのか?」

 「当たり前や!!」

その時、勝谷の上からさっきの四角いものが落ちてきた。角が頭に直撃して痛がっているとき

にその四角いものを見た。それは明らかに近未来モノで年月日が書かれていた。タイムマシン

だろう。勝谷は左手で頭を押さえながらそれを拾った

 「もし合法になっちったら、帥丙のお孫はどうなっちるんばい?その子の人生メチャクチャ

にするつもりか?現実に戻ろうたい。児童ポルノを違法とする元の世界へ」

勝谷は明戸にそう説得しながら四角のパネルを操作し始めた

 「・・・・そうだな。その通りだ。俺はとんでもないものを合法にしようとしていたのかもしれねえ」

勝谷は現代の年月日に入力し終えて、『ENTER』と書かれた青いボタンを押した。青い輪っ

かに囲まれて4人全員輪っかの中へと消えて元の時代へと帰った



米軍基地 処刑室

 「うわあああああああああああ!俺の俺の大事なものがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 「FUCK YOU!!」

 「SPY CRAZY!!」

地田は血だらけの状態で米軍たちに処刑されていた。子供を作るものも破壊されて泣き叫んで

いる

 「助けて!!助けて明戸ぉぉぉぉぉぉぉぉ」



五時間後

 処刑は終了されて全裸で米軍基地の外へと放り出された

 「くそう・・・・あの野郎・・・・・俺を身捨てやがったな・・・・・!!殺す・・・・・・復讐だ・・・・・・完全復讐だ・・・・・・!あいつをぶっ殺す!!」

地田は立ち上がって空へ向かって大声で叫び出した

「ううううおああああああああああああああああああ!!!」



25年後

 「うぇへへへへへへへへへへ!!やっと完成したぞタイムマシンが!!あっくそ!この時代はタブレットが無かった!!」



25年後

 地田は米軍からパクった銃を改造して廃ビルでうちどころを試してみた

 「ぃいやっはあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

コンクリートが壁に当たって崩れたような音を立てて、廃ビルに半径3mの穴が開いた。地田

は喜びの余りスキップしながら人の通らないビルの隙間に行き、自分のアジトへ戻って行った

 「もっと改造して跡形もなくなるようなやつにしてやるぜぇぇぇぇぇ!!!」



10年後

 「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!タイムマシンがでっきたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

タイムマシンが出来た喜びに電子パネルで何年か操作しようとしたが、年が取るにつれボケが

進んでいるため何年前か忘れていた

 「何年前だったっけ・・・・・?」



10年後

 地田はずいぶんと老け、フジシマ高校のグラウンドの後ろで明戸を探しているときに明戸の

息子を見つけた

 「あいつ確か明戸の待ち受けにいた。息子だな。まずはそいつを人質にしておびき寄せて一緒に殺してやろう」

地田は左のポケットからスタンガンを取り出して帥丙の方へと忍び足で歩み出した

「君は・・・・帥丙水人だね?」

帥丙はじいさんの声に気づき後ろを振り向いた

 「そうだけど、あんた誰?」

その時、スタンガンが帥丙の首に当たり、感電した

 「アビャバア!!」

帥丙は電力に負け、気絶した

 「捕まえたぞ野郎の息子があ!!!」

児童ポルノの規制を解除しようとタイムスリップするのは

とんでもない表現だったのかもしれません

アクションを文字で表現するのは少し楽しかったけど難しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ