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第二話 ビー玉

頭がビー玉のメインキャラクターが初登場する話です

四時間後の現在

「はーいこちらコニーでーす。私は今、新宿にいまーす!」

テレビ局の収録でコニーという芸人が新宿で食事スポットを紹介している

「なぜ新宿にいるかというと、新しく出来たおニンジェールという和菓子レストランが出来たからでーす!いやー本当に店の雰囲気は可愛らしくて、女子高生にも寄りたくなるようなデザインが貼られてありますねー!」

ニンジェールという可愛らしいお店を紹介している時に、向こうから「ビー玉クラッシュ」と謎の叫び声が響いたが、コニーは仕事だから気にせず店の紹介をしている

「見て下さい!開店8時から3時間たったと言うのにまだこんな行列ですよ!さすが海外の有名店!」

カメラはその行列の方に向けて映した。その時、行列をしている客が驚いた表情をして散って逃げていく

「それでは早速、特別に許可を頂いたので店内に入ってみようと思います」

カメラをコニーの方に戻すと、後ろから前から3番目が以上に凹んだ新幹線がコニーに目かげて落ちて来ている

「う~、食べウォーキング・・・!」

コニーが決まりの決めポーズ、ただ両手を上げるだけのパフォーマンスをした後、飛んできた新幹線に轢かれてカメラマンも轢かれた後、砂嵐になった



四時間前 フジシマ高校

 一時間目の数学初授業に帥丙は、ただ授業をボーっと聞いていて窓を眺めていた

「はい帥丙君、これ解いてみなさい」

片手がムチの先生が帥丙にそう声をかけたが、帥丙は窓を見てこっちを見ない。ムチの先生は帥丙にムチを打った。ムチは帥丙の顔に直打して帥丙は窓ガラスを突き破って飛んで行ってしまった

「あの子、欠席にしてね。黒田さん」

「あ…はい」

黒田は命令に従うように出席簿を机の中から取り出して欠席のページを開いて帥丙水人に記入した



教室の外

 帥丙は運よく室外機の上で助かっていた

 「・・・・」

だがムチの衝撃で気絶していた。顔の表情は赤くはれ上がり口から血を流している

 それを見かけた二階の一年六組の女子はすぐにカーテンを閉めて知らんふりした



屋上

 帥丙が室外機の上で気絶している時に屋上では、柵の横でたばこ吸いながら空を眺めてる頭がビー玉の男とたばこ吸って頭がビー玉の男の近くに座っている黒髪で片目を隠してる男子が授業をさぼっていた

 「・・・学校って、こんなにつまんなかったっけ?」

黒髪で片目を隠してる男が、頭がビー玉の男にそう言う

 「どこの学校だって、くだらねえ授業を受けてくだらねえことで終わるんだよ」

頭がビー玉の男がたばこを右手で取り、煙を吐いた

 「ビー玉、なんでこんな高校に入学しちまったんだろうなあ。俺達」

 「それが社会ってもんよ。勉強するやつが良い仕事に付ける。揚羽、それよく親父や先公に言われた事ねえか?」

 「まあな。ベタすぎて実行する気にもなれねえ」

 「俺も。学校は勉強するだけじゃ良い仕事付けるわけじゃねえのにな。大人は子供にすぐ勉強させたがる」

そう言ってビー玉は吸い殻を柵の外に放り投げた

 「今のうちに楽しい事やらなきゃ成長しねえっての」

その時、下から「熱!熱ぅぅぅぅ!!」と叫び声が聞こえた。のちに「うわああああぁぁぁぁ!!」

と落下する音に変わり、物が着地する音に変わった

 「誰だああああああああああああ!!たばこ投げ捨てた奴はああああああ!!!」

 「何だ?」

ビー玉が柵の上に頭を入れて下を見た。赤くはれ上がった帥丙が立ち上がって叫んでいた

 「お前らか!お前らだな!!よくもたばこ投げ捨てやがって!!でこに当たって酷いやけどになっちまったじゃねえか!!」

 「たばこでそんな顔になるか?」

ビー玉が大声で帥丙にそう伝える

 「俺の顔がその証拠だ!いい度胸してんじゃねえか!」

 「おいおい勘弁してくれよ!お前の存在知らなかったんだぜ!?その顔どう見たってやけどの顔じゃねえだろ!」

 「どうしたビー玉?」

揚羽がビー玉と帥丙の会話を気になり始め、立ち上がってビー玉の所へ行き、柵の下を見た。帥丙の顔を見た瞬間指を指して大笑いした

「ぎゃははははははははははははははははははは!!何これ最高!!」

 「おいお前何笑ってんだオラ!殺すぞ!」

携帯を取り出して写真を撮った

 「お前らの顔覚えたからな!ミントキャンディな頭してるから絶対に忘れられないぜ!!覚悟しとけよ!!」

そう言って帥丙は中指を立ててどっかへ行こうとしたときに、風に飛ばされたかのように不自然に学校の中に入った

 「おいビー玉!今のさっき見たか!?すっげえすっげえ顔だったな!!」

二人は今のに気付いていなかった

 「・・・おい揚羽」

 「ん?」

 「あいつ今、ミントキャンディって言わなかったか?」

  

 その頃帥丙は、授業放棄と間違えられて指導部の教師(超能力)に首を掴まれた猫のように捕まっていた

 「おい授業なんてサボってねえぞ!あのアマが窓から突き落としやがったんだよ!あれ体罰だろ!!クビにしろよ!!」

 「なにわけの分からない事言ってるのだ!入学初日から授業サボりやがって!罰として職員室で昼休みまで廊下に立ってろ!」

 「昼休み!?冗談だろ!?俺ぜってえやんねえからな!!」

 「やらなきゃ死ぬぞ?」

そう言って胸ポケットにあるボールペンの押す所を掴み、取り出して、教師は何も動いていないにも関わらず、破壊の連鎖する音と共に、ボールの様な形になって縮んだ

それを見た帥丙は恐怖に落ちた

 「やめてぇぇぇぇぇ!神様助けてぇぇぇぇぇぇぇ!!」

そう叫んでいる時に職員室にのみ込まれた



ガソリンスタンド

 茶色のタキシードを着た男3人がガソリンタンクトラック三台にガソリンを入れていた

 「もっとだ!もっと満タンになるまで詰めろ!まだ半分も行ってないじゃねえか!!俺達を誰だと思ってやがる!!『ダダダダ』のテロリスト会長だぞ!!」

ガソリンスタンドのバイトは冷たい眼で会長を見た

 「何だその顔は!分かった!この街が俺達のものになったら奴隷にしてやるからな!!」

 「会長、こんなにガソリン詰めて何になるんスか?」

 「そうそう、俺もそう思ってた」

 会長という男がいきなり怒鳴った

「黙れてめえら!本当に馬鹿だ!馬鹿だお前!これを何に使うかお前らの頭でも分かるだろ!!」

 「飲み会するんスか?」

 「匂いでバレて捕まるだろ」

会長がそう部下1に言い返す

 「あ~多分、ガソリンが切れてる車にガソリン入れてボランティアみたいな?」

 「なんで金にもならないことしなきゃいけねえんだ!今度そう言う事言ってみろ!ガソリン飲ませて殺すぞ!!」

部下2にそう怒鳴る。一体会長は何がしたいのか部下1は会長にこう質問した

 「もう違うんならなんすか?ガソリン入れてテロを起こすんですか?」

 「いいや、もっと凄い事だ」

 部下1,2は頭を傾げる。「?」と

 「この大量のガソリンを使って大魔王様を呼び出し、この街は俺様のものにするのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

会長はそう言って大笑いをした

 部下1,2は会長の目標を聞いてしらけた

「なんで俺ここに入ったんだろうな・・・」

「さあ・・・・・・・」

「ほら何してやがる!満タンになるまで入れろ!!大魔王様の奴隷になりたいのか!?え!?」

部下1,2は舌打ちをした後、会長の言うとおりに行動した。部下1は小声で「死ね」と呟いた



カラス神社

 「模型全てに油を塗りました!」

10mもある鬼の模型の御神輿に油を塗り終えた若い男性がごついおっさんに言った

 「ようしよくやった!塗り忘れないな!?」

全員ごついおっさんの言葉に「オス!」と叫び返す

 「ちゃんと内部にも油と火薬は入れてるな!?」

全員「オス!」とまた言い返す

 「よし!じゃあ模型に火をつけろ!!」

ごついおっさんの指示に従って模型に火を付けた。鬼の模型は地獄の様に燃え上がり、まるで地獄の門にいるような圧力感があった

 「うおー!」

 「すげー!」

 「よし!全然大丈夫だな!じゃあみんな!防火服を着用して担げ!!」

全員「オス!」と叫び鬼の模型の御神輿を担ぎ始めた

 「おい!防火服を着ろと言っただろ!!」

 「大丈夫です!俺達が息子の様に魂を込めて作った模型だから防火服など着なくても全然熱くありません!!」

ごついおっさんはその言葉を聞いて、全員情熱が半端なく大きいと感じて感動した

 「よぉぉし分かった!俺も防火服無しで鬼野郎の頭に乗る!」

 「え!・・・・・団長!!」

 「なあに心配するな!俺はこう見えても消防士だったんだ!こんな炎なんてぬるいわ!」

ごついおっさんは汗だくになってたが強気だった。他の奴らも団長の熱っぷりに感動して涙を拭いた男も居る

 「お前ら!一歩前進前へ歩け!草食男子な奴らに肉食の凄さを思い知らせてやろうぜ!!」

ごついおっさんは前の方向に指を指してそう熱意に叫んだ



フジシマ高校 一年二組

 四時間目が終わり、昼休みになった。

いきなり教室から制服がびりびりの帥丙が現れる

 「あ、帥丙の奴帰ってきた」「大丈夫かアイツ?」「まあ三階に落ちてもあいつは大丈夫だと思ってたよ。馬鹿だし」

クラスの生徒たちは帥丙の方を向かずにヒソヒソ離していたが、帥丙は気にしなかった。隣の席の勉強中の松沢に用があるからだ

 「武器になるもんねえか?」

 「え?何すんの?」

 「喧嘩。俺をこんな顔にした奴を殺しに行くんだよ」

帥丙の表情は真顔に見えたが殺意のオーラが見えた。松沢はそれを見て少しドン引きした顔になった

 「僕は喧嘩は嫌いだよ。醜いし見たくもない」

そう言ってバックから画鋲付きメリケンサック二個を取り出した

 「僕が見えない所でやってね」

 「おう分かった」

帥丙は今の言葉を口に出し、教室から去った。

 「あ、ちょっと待って!」

いきなり松沢が何か思い出して帥丙を呼びとめた

 「あ?」

 「五時間目はどうするの?」

 「戻るに決まってるだろ!出席しなきゃ死ぬんだろ!?」

帥丙がチンピラの様に額の皺を中心に集め、大声で松沢に言った

 「分かったじゃあ頑張って」

松沢がどうでもいいように気軽にそう答えた。帥丙はあぐらをかいて教室から出た

 帥丙は廊下で歩いている時にすぐさま松沢から借りた画鋲付きメリケンサックを両腕に付けた。威嚇するようにあの、頭がビー玉の男を探している

 「おい」

 「はい?」

帥丙が偶然横切ったチャラい男子に声をかけた

 「頭がミントキャンディの野郎はどこだ?」

 「は?」

 「ミントキャンディの野郎はどこだ!!」

 「いや知らねえっす」

適当に答えやがった。帥丙はそのチャラい男の顔を殴った。チャラい男は真ん中に殴られて指された所から血が吹き出て倒れた。

 帥丙はそいつを無視して堂々と廊下を歩いた

 「3時間も廊下に立たされたぞミントキャンディ許さねえ・・・!倍にして殺してやる!!」



フジシマ高校 一年四組

 ビー玉はこのクラスの奴だ。自分の席でフーセンガムを噛んでいる

 「なあビー玉?今までどこに行ってたんだ?」

一人の短髪な男子がビー玉にそう質問した

 「屋上でサボってた」

 「先生に殺されるぞ?」

 「推薦で受かったから大丈夫なんだよ。中学ん時の成績は全部オール5だ」

 「推薦で受かろうが規則は変わらんぞ。まあそれはよしとして、なんか金髪の不良馬鹿がお前に喧嘩売ってたぞ?」

全員その報告に目を向けた

 「は?俺が何したってんだ?」

 「さあ。なんかミントキャンディの奴殺すとか言ってたけど」

 「喧嘩買ってやろうじゃねえか」

ビー玉は椅子から立ち上がって短髪の男子に鋭い眼を向けた

 「どこにいやがるんだその命知らずの馬鹿は?」

 「廊下にいたらしいよ。メリケンサック身に付けていた」

 「そうか、武器で喧嘩しようってかあいつ」

ポケットからガラス玉を出して横に空いてる窓ガラスに投げた。ピストル並の早さで電柱三本貫通した。被害にあった電柱はバラバラに倒れ、目の前の家を破壊した

 「俺も武器使ってあいつにシャープペンシル用の穴開けてやるぜ」



ガソリンスタンド

 「よーしトラックに全部つめたよな!」

三人はタンクを満タンにガソリンをつめたトラックを見た

 「大丈夫っす」

 「ちっ!!」

部下1と部下2は会長に呆れている。空想架空な非現実を信じてる時点で会長をただのゴミ虫としか見えなくなったからだ

 「なんだその態度は!まあいい。これで大魔王様をよみがえらせることができるからこいつら を奴隷にしとこ。カラス神社に向かうぞ!大魔王様の復活は目の前だ!!」

会長は給油機側にあるトラックに乗った。残り二人はやる気のない状態でトラックに乗った

 「とっとと死ね…」

部下2がトラックに乗る前にそう呟いた

 部下二人が車に乗ると、会長が乗った車の窓から会長がぬっと現れ二人のほうに向いた

 「ダダダダ!ダダダダ!出動だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

会長がそう叫ぶと二人は反対側のほうに顔を向いた。関わりたくなさそうな顔だった。そして会長は前を向き、前進した。部下1のタンクには少しガソリンが漏れている。三人はそれに気づかなかった



カラス神社前

 「よーしみんな担げぇぇぇぇぇぇぇ!!」

男たち全員、鬼の模型を足から軽々と担いだ。人の腰ほど持ち上げた

 「なんだお前ら!神輿なら肩に担ぐのが常識だろ!!男じゃないのか!?」

全員「オス!!」と叫び、ごついおっさんの言葉通り肩に担ぐ。少し腕にヒビが割れたが全員気がついていない

ごついおっさんは持ち上げる振動で落ちそうにバランスを崩し前に落ちそうになる、根性で両腕に力を入れて後ろに物を押すように振った。ようやくまっすぐに立ち上がった

 「よっしゃあ!目指す先は草食男子の溜まり場、渋谷だぁぁぁぁ!!」

 「オォォォォォォォォッス!!!」

全員戦車のように足を動かして前へ進んだ。カラス神社から150mの範囲で「わっしょいわっしょい!!」という叫び声が響く

住民の人達には騒音しか聞こえず雨戸と窓を閉めた



フジシマ高校 2階廊下

 ビー玉はグラウンドが見える窓からウロチョロしている帥丙を見つけた

 「そこにいやがったか、ビー玉の恐ろしさ思い知らせてやる」

グラウンドを見てた窓を開けてそこから飛び降りた。右足を下に伸ばして無事、花壇に着地

それに気づいた帥丙は音のしたほうに目を動かした

 「ようミントキャンディ、ビビッて逃げたかと思ったぜ?」

帥丙は冷静な態度でビー玉にそう言った

 「お前こそよく俺に喧嘩売れたな?死にたいの?ん?死にたいの?」

 「俺のセリフ取んじゃねえ!!立場わかってんのか!ああ!?中学ん時に族潰したことあんだぞ オラァ!!」

帥丙はなめられた感じがして腹いせに声を腹から出して叫んだ

 「はっ!俺なんて山一つビー玉で潰したことあんだぞ?」

 「そんな嘘通ると思ってんのか!そこまで俺は馬鹿じゃねえんだよ!!」

怖い顔で中指を立てて叫んだ

 「第一ラウンドだ。ルールなしの喧嘩始めっぞ。その頭勝ち割ってやるぜ!」

帥丙が松沢から借りたメリケンサックを身につける。ビー玉は手に持ったガラス玉を帥丙に目かげて飛ばした。投げたビー玉は帥丙の右ほおの真横ぎりぎりに「チ!」とかすれて後ろの銭湯のえんとつに激突してすごい速さで前に倒れた

 「俺も、お前穴だらけにして筆箱にしようと思ったんだよね。俺の筆箱ちょっと壊れかけてたし新しい筆箱欲しいところだったんだよ」

ビー玉は自分が持ってるガラス玉620個入ってる袋を帥丙に見せた

帥丙はとんでもないやつに喧嘩を売った後悔な顔になって後ろに一歩下がった

 「あ・・・・すいません。調子こいてました・・・・。ごめんなさい許してください。この喧嘩はなかった事にしてください」

 「ん?何言ってんの?自分から喧嘩売ったくせに何言ってるの?わざわざお前の要求に飲み込んであげたのに喧嘩やめましょうって?何言ってんだよ」

ビー玉はガラス玉の入った袋に右手を入れてすべての指の間にガラス玉を詰めた

 「俺と喧嘩しようぜ☆」

その発した言葉に感情は無かった。無いということは帥丙をマジで殺すという意味に達している。帥丙は後ろに振り向き足が軽くなったように早く動かして逃げた

 「うわあああああああああああああ!!!」

 「何逃げてんだこのやろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」



フジシマ高校 校門前

 校門から帥丙が出て行って右に曲がったときに巨大なガラス玉が校門から現れ、先にある民家を破壊した。校門からビー玉が現れて右を向いたときに帥丙を追いかける

 「自分から売った喧嘩ボイコットすんじゃねええええ!!」

 「やめてくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

思いっきり必死に走っているときに左道からトラックがこっちに通った。トラックが帥丙と同じ方向に曲がろうとしたとき、帥丙は荷台に飛び掛る

旨くしがみつくことができた。が、

「ビー玉クラッシュ!!」

ビー玉がガラス玉を投げるときにそう叫んだ。すると投げたガラス玉が爆発したかのように一以上の大きさにふくらみ、トラックの荷台に激突した

バグァ

運よく帥丙はトラックの運転手の近くの位置にいて助かった。が、ガラス玉の激突の衝動で片手のみ掴まっていた

力を振り絞って両手でトラックのドアまで掴み、運転手のドアを開けて入った

 「おい!何だお前!!」

 「もっとスピードだせ!!」

帥丙は勝手にハンドルを掴んでアクセルを全快にして踏んだ。トラックは打ち上げ花火を打ち上げたようなスピードでビー玉から離れた

 「車乗ったくらいで俺から逃げられると思ってんのか!!ビー玉ローラー!!」

ビー玉がガラス玉3つ取り出して下に投げた。するとガラス玉が溶けたように形を変形させ、立派なガラスのバイクが完成した。ビー玉はそれに乗ってバイクのエンジンをかけた。排気口から排気ガスを出してボロボロのトラックを追いかけた。帥丙はそれに気付いていない

 「おい!そこファミレスだぞ!!」

帥丙は聞く耳もたずにファミレスに突進した。テーブルやカウンターや子供や親子を何人も轢いたが帥丙は気付かなかった

 「何してんだ!!」

 「あ!?何!?」

トラックはファミレスを貫通後、裏側の車道を右へ曲がった

 「人轢いたんだぞ!」

 「それどころじゃねえんだよ!!今はビー玉に逃げるの集中してんの!!」

 「ビー玉!?は!?薬やってんのか!?」

その時、ドンと地震並の振動が一瞬出てきた後、急に持ち上げられるように感じた

 「なな何だ?」

 「ん?」

帥丙が窓を開けてトラックの下を覗く。トラックの下には、巨大化したガラス玉に乗っかっているのが見えた

 帥丙はすぐさまトラックのドアを開けた

 「ありがとう。ほらお駄賃だ」

 「は?」

帥丙は自分の財布から運転手に一円玉を手渡してトラックからジャンプして車道の50キロ看板に掴んだ

 「何これ?」

その時、巨大なガラス玉が凹に凹んでトラックを食い潰すようにぺしゃんこにした。その後、巨大なガラス玉は急激に縮み始めて普通のガラス玉に戻った後、下に真っ直ぐ落ちてビー玉の手に戻った

 ビー玉は帥丙の位置より通り過ぎた為、Uターンして再び帥丙の所へバイクで走る

 「いっくぜ!!」

帥丙はビー玉に気付かず車道の50キロ看板にしがみついてるままだった

 「さてと降りてゆっくりと逃げる・・・」

手を離そうとした瞬間、ビー玉が看板の下をバイクで突進した。看板は強い衝撃で倒れたがバイクは何事も無かったかのように走って再びUターンして帥丙の方へ向いた。帥丙は看板の倒れた衝撃で腰を打ったが軽症で済んだため立ち上がった

 ビー玉の方へ向いた時、恐怖を抱いた

 「今度こそ、真面目にタイマンしようぜ」

ビー玉はアクセル全開にして帥丙を襲った

 「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

帥丙は大声を上げて必死にビー玉から逃げた



別の車道道路

 トラックに乗った会長が鼻歌を歌いながら運転している。近くのドア窓の遠くからビルが次々と穴だらけになっていた。会長にはそれに気づいていなく前を見て運転していた



駅4階

 帥丙はどこでもいいから電車に乗って逃げようときっぷを買わず5番のりばがすぐに来るため機械をジャンプでまたいで5番のりばに乗った

 『まもなく、東京行きの列車がまいります。黄色い線までおさがりください』

帥丙が5番のりばに着く。立ち止まってせわしなく数秒待っていた。列車がやっと帥丙の前に着いた時、後ろから

 「ビー玉クラッシュ!!」

と叫び声が聞こえた。声のした方へ振り向くと、巨大なガラス玉がこっちに襲い掛かってきた

 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

帥丙は右へジャンプしてぎりぎりに避けた。右靴がガラス玉に当たってしまい底が全部剥けてしまった。巨大なガラス玉は列車とともに飛んで行った



新宿 ニンジェール前

「見て下さい!開店8時から3時間たったと言うのにまだこんな行列ですよ!さすが海外の有名店!」

カメラはその行列の方に向けて映した。その時、行列をしている客が驚いた表情をして散って逃げていく

「それでは早速、特別に許可を頂いたので店内に入ってみようと思います」

カメラをコニーの方に戻すと、後ろから前から3番目が以上に凹んだ新幹線がコニーに目かげて落ちて来ている

「う~、食べウォーキング・・・!」

コニーが決まりの決めポーズ、ただ両手を上げるだけのパフォーマンスをした後、新幹線に轢かれてカメラマンも轢かれて砂嵐になった



駅4階

 帥丙は馬かがみで列車の無様な光景を見た。怯えた表情で固まっていた。その時、ビー玉が帥丙の髪の毛を右手で掴み自分の顔まで引き上げた

 「お前何?俺から逃げてばっかりで、なめてんの?え?なめてんの?」

 「なめてないですごめんなさいほんともうすみません・・・・」

 「喧嘩に謝りなんて通じねえんだよ。売った喧嘩返品しろってか?やだよ俺筆箱欲しいし」

 「ほんとにマジごめんなさい!もう二度とケンカ売りませんから!」

 「じゃあとっとと喧嘩済ませるぞ!」

ビー玉が帥丙の髪の毛を逆側の黄色い線側に放り投げた後、すぐにガラス玉を取り出す

 「第二ラウンド開始!!」

そう叫んだビー玉が待たずにガラス玉を帥丙の方に投げ始めた。帥丙は倒れた状態な為左に転がってビー玉を避けた

 「うわあ!!」

帥丙は上手く避けれた。ビー玉は床の端を半径の穴を作り巨大化にならず隕石並の高速で街へと消えていった



渋谷行きの車道道路

 「ルルル~♪」

会長が運転している時に後ろからバンという破裂した音がした。驚いた会長は一旦車を止めてドアを開けて後ろを振り向く

 「馬鹿やろう!気を付けろボケが!!」

と叫びドアを閉め、運転を再開した。60mに左右曲がり道があったので右に曲がる

 歩行者の視線では、会長のトラックの後ろに大穴が出来ておりその後ろから大量のガソリンが20mも拡散されていた。池も出来ている

 「くさ!」「ガソリンの匂いがする」「まじかよ」「サイテー」「頭いてえ~」

一般人達がガソリンの匂いで気分が悪くなっている時に、今度は火炙りの鬼の模型を担いだ神輿達が「わっしょい」「わっしょい」と叫んでこっちへ向かっている

 「なんだあれ?」

神輿達が暑苦しく鬼の模型を上下に揺らして担ぎ歩いていた。一般人全員はその炎の模型を見て「すごい」「かっこいいな」と感動して携帯で写真を撮る人もいた。その中の一人が何かを感づいた

 「なあ、これガソリンだろ?あいつらが来たら火の海じゃねえか?」

それを聞いた一般人達は一時期固まり、3秒経ったときに騒いで逃げ出した。神輿の奴らは新宿へ行くのに没頭してて全く気にしていなかった

 「気にするな!あれは草食系男子が俺達に恐れて逃げているんだ!」

 「オス!!」

 神輿達が燃え移る鬼の模型を担いで前進する。ガソリンの池に入った時に真ん中の男二人がガソリンに滑り転ぶ。前の人達もバランスを崩して転び始める。しっかりと鬼の模型を掴んでたもんで模型も倒れ始めた

 「うわ!どうしたお前ら!!」

 ごついおっさんは根性で模型にしがみついた。だが鬼の模型は止まる余裕も無くガソリンの池に倒れる

 ドグァシャァァァァァァァァァァァァァァァァァン

 燃えてる模型がガソリンにかかり大爆発した。男たちもチリ紙の如く飛んでいく。ごついおっさんは燃え尽きて空へ拡散していった

 

 

 フジシマ高校 一年二組

  「はあ!?今何っち言った!?」

 勝谷が松沢の前で驚いたように疑問を抱く

 「だから五時間目前には喧嘩済ましてくるって言ってたって」

 「なしけん止めなかったと!?友達じゃなかんか!?」

 勝谷は帥丙が喧嘩しに行った事に激怒しているそうだ

 「友達だからこそ行かせたんじゃないか。間違ったこと言ってる?」

 「じぇんぶ間違っちるわ!!友達ならマイナス方面になる所を行かしぇるな!!」

 勝谷が松沢の机を両手で思いっきり叩きそう怒鳴ると松沢も言わざるを得なく言い返してきた

 「何だよ!僕が帥丙君をマイナス方面へ行かせるような事しないよ!!メリケンサック渡したし!!」

 「なしけんメリケンサック持っちると?そん時点でマイナス方面じゃなかか」

もうこいつには呆れた。勝谷は松沢から離れて教室から出ようとした

 「どこ行くの?」

 「帥丙の喧嘩止めに行くん」

 「え!?駄目だよ!帥丙君の気持ち考えてみてよ!!喧嘩止められたらどんな気持か・・・」

 「にしゃが考えろや!!!」

そう叫び、勝谷は教室から出て言った



渋谷行きの車道道路

部下1は車を止めて暇そうに煙草を吸いながらエロ本を読んでいた。BXXという海外のエロ本で世界で2位の座を有する、男から人気がある無修正の写真集だそうだ

「はぁ~あ、やってらんねえ、なんで魔王とかいう存在しない空想のモンスターを蘇らせようとすんだよ馬鹿じゃねえのかあのハゲ」

窓を開けて煙草をポケット灰皿の中に入れる

 「さてと休憩終了。とっとと目的地に向かうか」

部下1がハンドルを掴み運転しようとする。タンクの方は休まず漏れていて1㎡の水たまりが出来てた。その水たまりの上に空から火が吹いている鬼の頭が乗っかり燃える

 「全く魔王なんているわけねえだろ現実逃避野郎が」

 部下1がアクセルを踏んだ瞬間、タンクが爆発するように大きな穴が開き、ロケット花火よりも早いスピードで15センチ浮いて前進した

 「うわああああああああああああああああああああああ!!!」



駅前

 帥丙が後ろから振って来るガラス玉を走りながら避けてビー玉から逃げていた

 「待てコラァ!」

 「やだー!」

まるでギャグ漫画にある夫婦喧嘩のようだ。夫の浮気がばれて妻が物を夫に目嗅げて投げまくる。投げているのはガラス玉だ。そのガラス玉は帥丙には当たらずビルや一般人に穴をあけている



校門前

 「帥丙の奴!入学式がらまだ二日も経っちおらんにあん馬鹿!」

勝谷が走りながら門を出て帥丙を探しに行く。すると道路に何やらガラス玉のような物が沢山めり込んでいるのを見つける。その先を見るとなにやらバイクの様な後がくっきりと見えている

 「帥丙やな」

その大量のめり込んでいる跡にたどって探しに走って行った



一番道路

 駅から2㎞離れた所で帥丙がビー玉に捕まり、うつぶせに倒される

  「ぎゃあ!!」

 「さあ正々堂々と喧嘩してもらおうか?第三ラウンドになる前に。もう我慢の限界なんだよいい加減にしてよね」

  「僕の負けですごめんなさいあなたが一番ですだからお願いしますもうやめてください」

 帥丙がそう必死にビー玉に謝るが

  「死んでから負けとして認めてやるよ!!」

 ビー玉がガラス玉を取り出して帥丙を殺そうと投げようとした。その時、

  「止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

  「なんだ?」

 ビー玉は声のする方に振り向いた。新幹線以上の高速で走っているトラックがビー玉を轢く。トラックが浮いて走っていたため、帥丙はトラックに接触せず、轢かれずに助かった。帥丙は後ろを向いていなかったため何が起こったか分からなかった

  「あ、あれ?ミントキャンディは?」

  

  

  三番道路

  「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ビー玉がトラックの前にあおむけでへばりついている

 「助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

部下1はドアを開けて出ようとするがトラックの勢いで堅くなって出られなくなっている

 「堅い!堅い!くそ!」

部下1が助手席の上にある金づちを持って前のガラスを思いっきり割った。するとビー玉も入ってきてガラスも顔に突き刺さり強風で身動きが取れなくなり困難になった

 「お前バカだな!ホントバカ!!なんでドアの窓を割らねえんだよ!!」

ビー玉がそう部下1に叫ぶ

 「だって焦ってたんだもん!!頭働いてなかったんだもん!!」

部下1は開き直ったかのようにそう叫ぶ。すると前の白い車に当たりそうになり、部下1は焦ってハンドルを左に回す。曲がらない。浮いているからだ。前の白い車に直撃し、前の白い車はボールを投げたようにまっすぐと飛んで行った

 「すげえスピード・・・・」

その時、3つのの分かれ道の左から同じようなトラックが現れる

 「おいあんたと同じトラックが出たぞ!」

 「あ!俺の仲間のトラックだ!避けろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

前のトラックは避けなかった。部下1の方を見ていなかったからだ。ビー玉はぶつかる前に部下1の反対側のドアにガラス玉を投げて破壊して脱出した

部下1のトラックは部下2のトラックにぶつかり大量のガソリンをぶちまけ空へと飛んで行った

 「タンクから火ぃ噴いてたのか・・・・」



一番道路

 「帥丙―!どこさいるんちゃー?」

勝谷が帥丙を探しまわっている時に、前身しかないトラックが走っているのを見つける。勝谷が見ていたのに気付いたのか、前身しかない車はゆっくりと止まった

 「何ばあれ?」

トラックのドアが空き、会長が現れて後ろの方を見た

 「あいつらがいないぞ?」

 「どげんしたんやかおいしゃん」

勝谷が会長にそう話す。すると会長が怒ったようにこう言いかえしてきた

 「お前には関係ない事だろ!ったく、あいつら魔王が怖くて逃げやがったな?」

そういって煙草を取り出してライターに火をつけ、煙草につけて吸った。鼻から煙を出す

 「魔王?あんた大丈夫たい?」

二人は気づいていない、上から二台のトラックが下に向いて落ちてきている事を

 「うるさい!俺に構うんじゃねえ!」

瞬間

二台のトラックが二人を潰した。二つに重なっている板がビルから落ちた音に似ている音をだして。煙草のせいだろうか、二台とも燃えて大爆発した



校門前

 帥丙がふらついた状態で教室へ向かう

 「ぜぇはぁぜぇはぁ」

足が震える木の枝の様な歩き方をしていた。ビー玉の恐ろしさが頭から離れていないのだろう。奴がいないか辺りを見渡す。誰もいない。一回溜息をした後玄関へと向かう

 すると、後ろからいきなりビー玉が声をかけてきた

 「よう帥丙」

瞬間移動でもしてきたのだろうか、帥丙は後ろを振り向いた後「ぎゃぁぁぁぁ!」と叫び腰を抜かした

 「もう仲直りしようや」

ビー玉から仲直りの言葉を発し、帥丙は「・・・え?」と少し混乱した

 「こんな喧嘩、いつまでも続いたって何が起こるんだ?勝っても負けてもまだ続くんだろ?お前がやってきた不良の世界はそんなんだろ?めんどくせえもう水に流そうや。これからは友達としてお互い生活しようぜ」

 「え?マジ?ほんと?」

 「ああ」

 ビー玉はもう喧嘩に呆れたのである。もうイライラから脱退したのだろう喧嘩と言うのは長くは続かないものだ。

 帥丙は一回息を短く吐き、ゆっくりと立ち上がる

 「その通りだな、喧嘩したっていつまで経っても終わらねえ。俺もう懲りたよ。お前とは二度とケンカしねえ。死ぬからな」

 「そうと決まればもうダチだな。俺はビー玉・ボールだ。もうミントキャンディなんて呼ぶんじゃねえぞ」

 「もう喧嘩売るような事はしねえよ。もう教室戻ろうぜ。先公に殺される」

帥丙は後ろを向き教室へ向かおうとした

 「あ、ちょっと待ってくれ。お前に渡したい物がある」

 「あん?」

  ビー玉のポケットからガラス玉を取り出して思いっきり帥丙に目嗅げて投げた。投げたガラス玉は巨大化して帥丙を轢いた。ガラス玉が壁を突き破り空へと飛んで行った。帥丙の姿は無かった

 「よし。これですっきりした」

ビー玉は何事も無かった様に普通に歩きだし教室へと戻って行った

 「おいビー玉!昼休み終わっちゃうぞ早くしろ!」

揚羽が教室の窓から現れてビー玉にそう大声で伝えた

「分かったって今行くよ」


二話 終わり

正直この話は、どう面白くできるか悩みました

自分の中ではあまりしっくりこないところが多いように感じます

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