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episode5 フィリナの過去と今後の処遇(1)


 まず、この子がなぜ、大樹にいたのかなどの、この子の情報をほぼ把握した。

 

 彼女の名前はフィリナ・リネイセルという。

 リネイセルという苗字は滅びた純系エルフの王家の苗字だ。

 まさか王家の子孫だったとは。


 エルフの王家の家系はこの世界で一番精霊に愛されると言われている。

 そしてエルフの王家は全精霊の加護を受ける稀有な存在だ。

 それならあの大樹にいたことも納得できる。


 フィリナは午前中に名前だけボソッと言ってそれ以外何も話してくれなかった。

 しかもとても絶望の顔をしていた。前世でよく見た表情だ。

 しかも俺にとても怯えていた。なんでだろう。

 めっちゃびくびくしていた。可愛い。

 あ、やばいすこしロリコンが出てしまった。危ない危ない。

 この人生ではロリには興奮しないからな。真っ当に生きるって決めたんだから。

 話を戻そう。


 このままでは全然話してくれないから、ちょっと自分の話をしようと思う。

 俺は前世のことと今のことを偽名で彼女に話した。


 「フィリナ、今からちょっと変な話をするね。」


 フィリナは興味なさげだがちゃんと聞いてくれた。


 「昔、ここより遠く遠く離れた場所で、ある出来事でが原因で生きる気力を失って、親の言うことも聞かずにだらだらしている糞兄貴がいました。その人は勉強もしないでずっと遊び惚けています。」


 「この後どうなったと思う?」


 フィリナは何も答えなかった。


 「結局そいつには天罰が下って、事故に遭って死んだのさ。」


 「なんとも胸糞悪い話だよ。」


 フィリナは俺のどうでもいい話に少しビビっていた。


 「けどね、暗い闇の中でも、小さい光が遠くにあったんだ。」


 「その小さな光を見つけた時に、そいつは新しい世界へと生まれ変わったんだ。」


 「神様はなぜかそいつにチャンスを与えたんだ。次こそは頑張れよみたいな感じでさ。」


 「もちろんそいつは新しい人生は絶対に後悔せずに生きてやるんだと誓ったんだ。次こそは大事な人を誰一人失わないとね。」


 まだわかってなさそうな顔をしている。


 「要するに、どんなに絶望的な状況でも、誰かを失っても、悲しみを知った分、心が強くなり、まだ何かを取り返せる出来事が必ず起こるってこと。」


 「だから、まだ、諦めないで。」


 俺は彼女が理解できるように省略して話した。


 その俺のくだらない話を聞いたフィリナはすこし目の輝きが戻った。


 そして彼女の今まであった出来事などを少しずつ教えてくれた。

episode5見てくださりありがとうございました。パート2も後日挙げるので見てみてください。

 ここから少しフィリナ視点に移ります

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