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第22話 姫拐いの真犯人

 夜になりました。ウィンドブルムの首都には煌びやかな花火が連続で打ち上げられていますね。


 シュミレン姫騎士の凱旋パレードというので、露店が首都中のあっちこっちに開かれていて、極東の御輿に似たような物が首都中を駆け回っていますね。


 ラニーちゃんとシュミレンちゃんは2人だけでウィンドブルムの都市を変装して歩き回るそうです。


《ウィンドブルム城 客間》


 私はウィンドブルムの夜景を客間の窓際から1人で見ていました。静かに黄昏ながら。そして、そんな私の背後に短剣を持った男の子が物音も立てずにやって来ていた様です。


「花火が綺麗ですね。流石、芸術の国でもあるウィンドブルム。やる事が派手で良いですね。貴方もそう思いませんか? ルル王子様」


「え?………何で僕が貴女の後ろに居るって分かったんですか? 万能の魔女様」


 ビクッ!っと一瞬硬直したのでしょうか? 私に気配を察知されて声がうわずっていますね。


「そんなに殺気増し増しだと流石に気づきますよ……それにウィンドブルム国の隣国であるシャマル国のルル王子は数年前から病弱で外も好き勝手に出歩けなかったと記憶していますからね。なのでセレス国の病院で療養してもらっている最中なんです」


 そう。本物のルル王子は私の旧友であるシャマル王の頼みで、私の弟子の1人である子に面倒を見てもらっているのです。


「…………へ~! そうなんですね。今の世界に目覚めたばかりだったので、そんな事知るよしもありませんでしたよ」


 私の伝えた事を聞いて不気味に微笑む。ルル王子を装った誰か。


「それは残念ですしたね。アナタ達が行方不明になった後、私は世界の秩序の為に結構頑張ったのですよ。そのお陰で色々な人達と交流を持てましたし、今では何人もの同士や親友もできました」


「………成る程成る程。凄く頑張って準備していたんですね。僕達がまた世界を脅かすすんじゃないかと危惧して、動き回っていたと。あのファーストさんの腰巾着がよくもまぁ、用意周到な行動をしていたものです」


「あれから相当な時間が経ちましたから、あの戦いを生き残った私達の力は、アナタ達よりも凌駕しているかもしれませんよ……イレイブさん」


「アハハハ! そんなの天地がひっくり返っても起こるわけないでしょう……腰巾着のセレスティシアさん。よくも僕の邪魔をしてくれましたね。まさか君が各国の有力な姫を救い出すなんて思いもしませんでしたよ」


「……いえ。あれはたまたまランデブーで出かけただけの結果なんですけど」


「相変わらず言い訳が好きですね。昔から僕の邪魔をしてくれる、小娘さん……あの娘達は人質だったのですよ。各国で戦争を起こさせる切っ掛けだった。なのに貴女が保護し、魔法の修行をつけ始めるなんて思いもしませんでしたよ。なので決めましたよ……」


「何をですか?」


「ここで貴女を殺す事をね……『鮮血』」


「……だろうと思いましたよ。『瞬間移動テレポート』」


 私はルル王子の偽物、イレイブさんを引き連れてとある場所へと『瞬間移動テレポート』しました。


《タブラ街道》


「あは! 被害を出さない為でしょうけどその判断は悪手でしょう。僕の能力を忘れてしまったんですか? 僕は毒の使い手。掠り傷でも受ければ貴女は死……」


「貴様は誰にものを言っている。隠したのイレイブよ。『爆雷拳』」


「な? アンタはベヒーモス?! 何でこんな所にアンタが居るんで……ごがぁあ?!」


 ベヒーモスさんに顔面を殴られたルル王子……いえ、イレイブさんは数十メートル吹き飛ばされた後、大きな岩場に衝突しました。


「我を呼べとは言ったが、些か早すぎではないか? 南国から帰還して数日も経っていないだろう。セレンティシア」


「いや~! 1人で対処すると時間が掛かりそうでしたからね。ここは迅速に終わらせたいので協力して下さいよ。ティーンさんもいつ目覚めるか分かりませんし。共闘されたら厄介じゃないですか」


「……それも一理あるか。ならばさっさと狩るとしよう。『爆走脚』」


 ベヒーモスさんが倒れ込んだイレイブさん目掛けて走り出しましたね。流石、Numbersで一番の脚力を持つベヒーモスさん。俊敏で早すぎますね~!


「さぁ、これで2対1ですよ。イレイブさん……私を暗殺仕掛けたんてすから。卑怯とは言わせませんよ」



「………く! こんなの想定外でしたね。まさかNumbersのベヒーモスがでばらって来るなんて……てっきり祠から解放されて、そのまま宝石の国を壊滅させているのかと思えば。昔の姿で攻撃してくるなんて」


「貴様……やはり俺が理性なき獣と成り果てた事情を知っている様だな。セレンティシアに調べさせて全て吐いてもらうぞ。裏切り者よ。『災牙』」


「な? もう僕の間合いに入って来たんですか? ベヒーモスさ……がぁああ!!」


 ドゴンン!!という爆裂音の後に、2人を中心地として辺り一面に爆炎と爆音が響き渡しましたね。


「うわ~! 凄い光景ですね。流石は爆発魔法のスペシャリストのベヒーモスさん。容赦ありませんね」



「ぎゃあああ! 僕が新しく手に入れた綺麗な顔が……燃え……燃えている?!」


「………下れ。そして、全て吐いた後に始末してやろう。破滅派よ」


「ベヒーモス……お前……ふざけないで下さいよ。こんな一方的な暴力許されると思っているんですか?」


「許す許さないも我が決める。我はただセレンティシアに頼まれてお前を排除にしやって来ただけだからな」


「く!……この暴力の化身が……だからフィフスさんに騙されて、獣化なんて簡単にされたんじゃないです?」


「……それは反省している。だが今はそんな事は関係あるまい。貴様は我等に貴様が知るそちら側の状況を教えろと言っているのだ。さっさと吐け」


「全く話になりませんね。一方的に暴力で僕を支配しようとしていますよね? そんな事許されると思っているんですか? 僕はこれでも1国の王子。僕を殺した事が世間に公表されれば、貴方やセレンティシアさんは終われる身になるんですよ」


「ルル王子の偽物の癖によくそんな事が言えますね。イレイブさん……貴方は昔と何も変わっていませんね。虚言癖の偽物さん」


「ぐ!……セレンティシア……貴女まで僕を馬鹿にする気なのですか? Numbersにも入れなかった落ちこぼれの貴女がぁぁあ?!」


 うわ! ベヒーモスさんたら、いきなりイレイブさんの顔面を踏みつけましたよ。相変わらず容赦ありませんね。この人は。


「うるさい。哀れな猿が……貴様等が蘇り始めた理由を話す気がないのならさっさと消滅させてやる。真なる力を解放される前にな」


「黙ってもらえますか。ベヒーモスさん。僕は今、物凄く気分が悪いんですから。あー、ファーストさんの腰巾着にここまでコケにされるなんて思いもしませんでしたよ。腹が立つ腹が立つ腹が立つ……解放『猿共覇者』」


「あれ? ベヒーモスさん。イレイブさんの身体……肥大化してませんか?」


「ちっ! 追い詰めれば何か秘密を吐くかと思い待ちすぎたか……距離を取るぞ。セレンティシア!! 捕まれ!」


「はい? いえ、さっさと消滅させた方が早いですよおぉ!!」


 私がイレイブさんに魔法を発動しようとした瞬間、ベヒーモスさんに抱き抱えられてその場から離れてしまったのでした。


「追い詰めればきっと正体を現すとは思っていたが、案外早かったな。虚言のイレイブ……嘘猿の本性が見れるぞ。セレンティシア」


「……嘘猿?」


『ルオオオォオオ!!………ベヒーモス。よくも僕の顔面を殴ったり蹴ったりしてくれましたね。貴方は昔からそうでした。僕に手厳しく事あるごとに、僕の頭を殴っていた』


「それは貴様が罪も無い人間達を弄びながら殺していたからだろう。我はそれを見過ごせる程の器ではない。ならば制裁を加え貴様を正してやる事が正しい事だと思わないのか?」


 ……ベヒーモスさん。イレイブさんに挑発しまくるのは良いのですが。私を巻き込まないでほしいんですよね。


『ウギギ!! 誰が思うかよ。アンタとここで再会できたのが僥倖でした。過去の恨みを晴らせるのですからね。セレンティシアさんには逆に感謝しなくてはなりませんね。〖魔猿弾〗』


 毛むくじゃら巨体お猿に変身したイレイブさんの両手から黒い魔弾の様な物を飛ばして来ますね。


「馬鹿がぁ!! 男ならばそんな小細工など使わずに正々堂々と勝負をしろ! 『別豼燃素ベヒモス』………ウオォオオ!!」


「ちょ! ちょっと! ベヒーモスさん。何、いきなり獣化しているんですか?!」


『離れていろ。セレンティシア……あの馬鹿に本物の戦いというものを教え込んでやる。消滅させる前にな』


「戦いを教え込む? いやいや。そんなの困るんですけど。さっさと倒すんじゃなかったんですか? これじゃあただの巨大な獣と巨大なお猿の戦い……怪獣大バトルじゃないですか」


 そう。遥か昔の古代時代に流行った特撮とやらの文化にあった巨大怪獣同士の壮絶な戦い。それが今、目の前で行われようとしているのです。


 そんな戦いに巻き込まれてしまったら、か弱い私なんて踏み殺されてしまいますよ。


「そんなもの上空で浮遊していれば良いだけだろう。分かったのならさっさと我から離れろ。あの鈍すぎる魔弾を弾くのでな。ウオォオオ!! 『咆哮撃』」


「わわわ! いきなり叫ばないで下さいよ。耳が可笑しくなります!……『瞬間移動テレポート』」


 ベヒーモスさんの『咆哮撃』とか言う技でイレイブさんの放った攻撃は簡単に防がれてますけど……これベヒーモスさん強すぎませんか?


『ウギギ……そんな? 僕の魔弾がこんな簡単に防がれるなんて、あり得ない』


「だからあれ程、我が課していた修行をサボるなと言ったのだ。我に勝つには日々の精進が大切だとな」


『つっ! ベヒーモス。また僕の間合いに飛び込んで来るなんて! 〖猿跫音〗』


「遅いわ! 半人前がぁぁの小猿がぁあ!!」


 ベヒーモスさんは技ではなく、ただの左腕を振り下ろしてイレイブさんの顔面を引っ掻きました。するとイレイブさんの顔は血飛沫を上げて細切れに切れたのです。


『ぎゃあああ!! 僕の綺麗な顔が切り刻まれた?!』


「……直ぐに回復するのだろう。貴様、世界殲滅派の者達の身体は。五体満足で好き勝手に動かれるのも面倒なのでな。貴様の再生能力が失われるまで切り刻ませてもらうぞ。不出来なイレイブ、『獣王無人』」


『がぁ?! や、止めろ。世界の暴力装置…僕の崇高な身体を引き裂くなあぁ!!』

 

 イレイブさんの叫び声が虚しく響き渡ります。そして、そこからは一方的なベヒーモスさんの斬殺ショーでした。


 ベヒーモスさんは圧倒的な力でイレイブさんの身体を破壊していき、イレイブさんは苦しみながら叫び続けていました。


『………くそ。くそが……よくも僕の身体を手足を再生できないまでに痛めつけたな。許さない。僕はアンタやセレンティシアを絶対に許さないからな』


「……かつての仲間を殺そうとしておいて、なにをほざくか。裏切り者…貴様の裏切りで人類存続派の人間が何人死んだと思っている」


『は! アンタ等は馬鹿だっただけだろう。こんな腐っていく世界を延命させてどうしろっていうんだよ。腐りきった人間達なんて居なくなった方がこの世界も救われるってもんだろう? だってこの世界はいず…がはぁ?!』


(君は少し喋り過ぎだね。イレイブ君……悪いけど。その人達に私の存在をまだ知られたくないんだ。だから君はここで死んでね。捨て駒のイレイブ君)


『がぁ?!……お前はテュ……がはぁ?!……(喉がいきなり潰れて声が出せない?)』


「む? どうした? 何か言いたい事があるのなら最後まで言え……これは魔力が暴走し始めているのか? これ程の魔力暴走。ウィンドブルム一帯が消し去る威力。セレンティシア!」



「はいはい。分かっていますよ。準備は終わっていますよ……かつて世界を滅ぼそうとした者に鉄槌を……さようなら。イレイブさん。多分、初恋でした。『深淵消滅アビス・エクステンション』」


『ごばぁ?!……(これはファーストが使っていた消滅の魔法……そんな? こんな腰巾着が使えるわけが……僕よりも優れたNumbersなわけが……ないんだぁあ!!)』


ズズズ……シュンッ!


 イレイブさんは私が放った『深淵消滅アビス・エクステンション』より、この世界とは別の無へと消えていくのでした。


「………不出来な弟子であった。次世代と思い甘やかして育てた我が甘かった。それが今世にまで復活し、姫拐いなどという愚行を行うとは思いもしなかったのだ」


 ベヒーモスさんはイレイブさんがいた場所を悲しそうな表情で見ていますが大丈夫ですかね? メンタルとか。


 そんなベヒーモスさんは一瞬で元の姿の人間体に戻っていましたね。素早い変身に感心しちゃいます。


「それなら倒さずに仲間にすれば良かったじゃないですか。何故、あんな一方的に攻撃したんですか? イレイブさん。泣いていましたよ」


「あそこまでしなければ、不死に近い身体は直ぐに復活するだろう。我が獣化した後に喰らわせた攻撃は奴の顔を細切れにした、頭事にだ。なのにイレイブの顔は瞬時に治り始めていたのだ」


「不死ですか……たしかに魔笛車で戦ったテュエルブさんも思念体の半不死みたいになっていましたね」


「そうか。我も理性を失った完全な獣化していた場合は不死性を手に入れていたかもしれん。雪の国で氷漬けになっているティーンもおそらくだが不死なのかもしれん」


「………最近蘇り始めたNumbersの人達は皆、種類は違うけど何かしらの不死性があるということですか?」


「かもしれんな……そして、不死性を得ると同時に何者かに魂が狂わされたのかもしれん。先程まて戦っていたイレイブの様にな。Numbersの何者かに」


「Numbersって……テュエルブさん、イレイブさん、ティーンさん、ベヒーモスさん、ファーストお師匠様意外のNumbersって事ですよね? そうするとNumbersの残り7名の誰かが黒幕って事ですか?」


「何故、その中にファーストを入れる……奴も黒幕候補の1人だ」 


「む! なんですかそれ。私、嫌なんですけど」


「私情を挟むな。それと残り9人だ」


「……何がですか?」


「疑わしいNumbersはファーストとゼロを合わせて9人だ……Numbersには始まりのゼロが居る。ファーストと共にNumbersと言う組織を作り上げた始まりのゼロがな」


《翌日 ウィンドブルム城 エレイン女王の部屋》


 イレイブさんを倒した後、私はベヒーモスさんとNumbersと今後の事について。少しだけ話し合った後解散しました。


 今後は1日に1回はお互いに無事かの念話を飛ばしあって、無事が確認し合うそうです。この念話は極東のナルカミちゃんやミノノメちゃんとも同様にする事になり、もしも知らせが無い場合はベヒーモスさんが現地に飛んで状況確認に行くみたいですね。暇なんでしょうか?


「………そうですか。ルル王子が今回の姫拐い事件の犯人でした」


「はい。エレイン女王。こちらが証拠に映像です……」


 私は昨夜隠れて取っていたイレイブさんとのやり取りを記録した魔道具をエレイン女王に見せました。


〖僕は姫達を利用して戦争を……〗


「……たしかに。人類殲滅派がまた動き出したのですね。困りましたね」


「まぁ、その為に私が居るのでご安心して下さい。私の弟子達も着実に成長していますからね」


「………万能の魔女様。それを聞いて少し安心しました。そして、約束通り、貴女に私の娘を託します。あの娘は風の魔法の才能が王族一番ですので、万能の魔女様に鍛えて頂ければ、新たな世界の戦力になってくれるでしょう。ウィンドブルム王族は万能の魔女様と共にこれからも歩みます」


「はい……共に歩みましょう。ティファレントの名の元に。エレイン女王」


 私はエレイン女王は固い握手を交わし、エレイン女王の部屋を後にしました。



「ふぅ~! ウィンドブルムでの役目も終わりましたし。ティファレント家に帰るとしましょうか。ラニーちゃんとシュミレンちゃんも、首を長くして待っているますものね。早く迎えに行ってあげないと怒られちゃいますね」


 私は今回の件がやっと終わった事で少し浮かれていました。そのせいでしょうか? あの2人のあんな光景を目撃して同様してしまったのは……


《客間 ラニーの部屋》


「ハァーハァーハァー。ラニー、好きよ」

「ハァーハァーハァー、シュミレン……私も心の底からアンタが大事」


ドバアァンン!


「……へ?」

「にゃに?」


「お二人共!! お迎えに来ましたよ。エレイン女王からシュミレンちゃんのティファレント家在住の許可も貰え……ました?………ラニーちゃんとシュミレンちゃんが抱き合いながら濃厚接吻してる?………失礼しました~!」


ガチャッ!


 私は静かに扉を閉めてその場を立ち去ろうとしましたが……


ドバアァンン!!


「待ちなさいよ! セレンティシア様! これは違うのよ。濃厚なコミュニケーションを取っていただけなのよ」

「そ、そう。私はラニーがとても大切なだけなの。だからこの気持ちを抑えきれなくてつい!」


「はぁ、そうですか……おめでとうございます。ラニーちゃんとシュミレンちゃんの幸せを願ってますよ。さようなら、『瞬間移動テレポート』」


 私は1人でティファレントの屋敷まで帰りました。


「だから待ちなさいって、いくらウィンドブルムがセレス国の近くだからって置いていくこと無いじゃない。馬鹿お師しょ……うむ?!」


「ならば帰りはゆっくり濃厚に帰りましょう。私のラニー……長旅になるから覚悟しておきなさい」


「プハァ! お馬鹿。その間にあのセレンティシア様がどんな噂を流すが分からないでしょうが! さっさとセレンティシア様を追いかけるわよ。シュミレン。支度しなさい」


「あん……じゃあ道中はイチャイチャして帰りましょう。私のラニー……ね?」


「うぐっ!……勝手にしなさい」


 ……こうして私が死闘を繰り広げている間に、ラニーちゃんとシュミレンちゃんの仲は物凄く深まってしまった様でした。物凄く深くまで。

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