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(祐樹)

 美咲は遠くから手を振る。

少しまだぎこちない笑顔で、俺に向かって。

君が兄貴のことを好きなのは、好きだったのは、最初から知っていたよ。


あの日、君が屋上に行く前に俺は、靴箱にいたんだ。

現場を見ていたから。


正しく兄貴の靴箱に入れていたんだよ、君は。


「だって犯人は俺だし。《《俺も嘘をついてごめんね》》」


 ラブレターを愛おしそうに見つめるその瞳と表情が、夕日の陰りでとても美しく思えた。その視線を、兄貴ではなく俺に向けてくれないだろうかと胸をかき乱したんだから。


君が靴箱の前から去ってからすぐに、俺はそのラブレターを思わず抜き取ったんだ。一時はどうなるかと、思ったけれども――もう大丈夫そうだ。


「愛してるよ、美咲。これからは兄貴じゃなくて――、ずっと俺を見ていてくれよ」


俺は聞こえないように、カバンにしまったままのラブレターを思い返し呟いた。

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