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再発しました

数値的な間違いがありましたので、お詫びして訂正いたします。資料を読み間違えていました。申し訳ございません。


誤)バセドウ病患者は糖尿病患者に匹敵


正)甲状腺の病を持つ患者は糖尿病患者に匹敵。うち甲状腺機能亢進症の九割がバセドウ病患者と言われています。

 バセドウ病(甲状腺機能亢進症)は、甲状腺の病気です。


 甲状腺の病気は10人から20人に1人といわれ、糖尿病に匹敵するほど患者数のいるわりとメジャーな病気だそうです。うち甲状腺機能亢進症の九割がバセドウ病患者と言われています。


 致死にいたるようなことは少なく、完治することの多い病気。

 ただ、若い頃になった人は、年を経てから再発することもある病気だそうで。 と、いう私も、二十三の頃にバセドー病になり、一年半ほど治療しておりました。

 正直、完治してから、すっかり忘れるくらい、元の生活に戻っておりましたら、三十年の時を経て、再発しました。

 

 ちなみに、女性に多いですが、男性もかかります。



 特徴的なのは、のどのはれ。眼球が突出することもあります。


【 確定検査は、エコーと血液検査(甲状腺機能と自己抗体の値)です。】


 症状の範囲が広いので、他の病気の疑いをもたれることが多くあるとか。


 医師ならともかくとして、よほど勘のいいひとなら別ですが、普通はすぐ『甲状腺』の異常に気付くのはなかなか難しいと思います。


 のどのはれ、という特徴的な目に見えるものがあっても、痛くもなんともないので、私は前回も今回も、医師に言われるまで気づきませんでした。


 一度目の時は、ものすごい倦怠感で風邪を疑っていった診療院で。

 

 今回は、50肩の痛み緩和を目的に行った漢方内科でした。


 いや、もうね。50肩の治療を漢方内科に行くのもいろいろ間違っている気がするのですが、まさかそこで、バセドウと言われるとは。


 実は、昨夏から体重が二十キロほど落ちておりまして、何らかの疾患を疑い、5月に血液検査を受けてはいたのです。

 ただし、バセドウ病の病歴をすっかり忘れていたので、一般検査を受けたんですね。ちょうど、アレルギー疾患がありまして、咳が止まらないということもありましたから。

 その時は多少、貧血ぎみではあったのですが、異常ないと言われてしまったのです。

 中性脂肪とか、コレステロールなんて、痩せたこともあって、完全に正常値。

 実は、糖尿病じゃないかと思っていたのですが、それもクリア。

 

 ここで、釈然としないのが普通だとは思うのですが、私はおバカにもヒャッホイと、安心してしまったのです。


 それで、7月に、五十肩の治療にいった時、脈をとった先生がおもむろに首をさわって、そのまま紹介状を書きだすまで、バセドウという可能性を全く思い至りませんでした。


 言われてみれば、謎が全て解けた! という感じで、なんで、前にやっているのに気付かなかったのか、おのれのバカさ加減に呆れております。


 

 さて、バセドウ病の症状についてです。

『患者のための最新医学「バセドウ病・橋本病 その他の甲状腺の病気 改訂版 」監修者 伊藤公一  株式会社高橋書店 』によりますれば、


 ①動悸 頻脈 高血圧 心房細動


 ②振戦てゆびのふるえ


 ③暑がる。多汗


 ④体重減少 下痢 血糖値の上昇


 ⑤筋肉が弱る。疲れやすくなる。


 ⑥不安、イライラ


 ⑦毛髪が細くなる。脱毛。爪、皮膚病

 

 

 とあります。

 

 ここからは私の症状についてです。


 ①の頻脈ですが、スマートウォッチによれば、治療を始める8月までの平均脈拍が95くらい。一般の人が70~80 なので、ちょっと高いです。

 そして、簡単に100を越えます。

 

 と、いうことに昨日気づきました。なんのためのスマートウォッチ(宝の持ち腐れ)

  

 それから少しの運動で動悸します。

 血圧に関しては、私はもともとそれほど高くないため、変化はわかりません。


 こうしてみると、ここ半年ほど、私の脈拍は、軽い準備運動をしている状態

が平常だったようです。


 ②については、50肩の治療に行った整形外科で、手を伸ばした時に震えているといわれたことがありました。(3月ごろ)

 その時、どうして対処をしなかったのかといえば、手が震える原因に思い至らず恥ずかしい気がしたんですね。運動不足かな、年かなと放置してました。

 こちらの方は、若い頃にバセドウ病になった時は、無い症状でしたから、年齢なども関係しているのかもしれません。


 ③ですが、今年は猛暑で暑いのが当たり前、汗をかくのが当たり前ということもあり、「よく汗をかく」とは思ってはいたけれど、異常さを感じ取れませんでした。


 ④体重減少。一年で20キロ近く減りました。サイズがワンランクダウンです。他人が見て気づくレベルです。

 食欲はほぼ落ちていないのに、体重が減っている異常性。しかも運動はゼロです。

 

 甲状腺が活発化しているため、代謝が異常に良くなるからです。

 ちなみに、前の時は、5キロ程度でした。


 下痢。こちらも腸が活発化するためにゆるくなるらしいのですが、かなり弱くなりました。冷えると一発です。

 これは前の時はなかった気がする。

 幸いというべきか、まだ血糖値の検査にはひっかかっておりません。


 ⑤筋肉が弱る。これは、代謝が活発になるため、筋肉のたんぱく質もどんどん分解されてしまうからなんだそうな。漢方内科の先生に言われたのだけれども、筋肉が弱ったから、50肩になったのではないかという……。

 ちなみに、足の筋肉が極端に落ちた自覚があります。

 

 疲れやすいというのは、かなり個人差のある言葉な気がしますが、確かに疲れやすいです。運動不足かなあと思っていました。とにかく体力がないです。


 ⑥甲状腺ホルモンが過剰な状態が続くのは、精神にも影響を及ぼすらしいです。これについては、全く自覚はありません。

 ただ、関係ないかもしれませんが、妄想をあまりしなくなりました。


 ⑦髪の毛は、多少、細くなった気はしますが、年齢相応といえばそのとおりなのでなんともいえません。

 爪に関しては、速く伸びるのでギザギザになるらしいので、よく見たらギザギザしてました。

 皮膚等に影響が出る人もいるようですが、私はありません。



 こうしてみていくと、かなり自覚症状があったのに、少なくとも半年ほど放置していたようです。(まじめに検診いってなかったのもある)

 人間一番気になる症状は医者に行くのだけれど、(私の場合は、50肩)何か大きな病気が後ろに隠れていることがあるのだなあと、しみじみ感じました。

 

参考図書 患者のための最新医学「バセドウ病・橋本病 その他の甲状腺の病気 改訂版 」監修者 伊藤公一  株式会社高橋書店


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