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作品概要

本エピソードは応募用の梗概となります。本文のシナリオは次話からになります。

・作者名

平沼辰流


・作品名

夢人機たちのオペラセリア


・キャッチコピー

”高度、ANGEL30。その先に神はいない。”


・あらすじ

世界政府の管理する「全領域支配戦闘機(RDF)」によって空が奪われて10年。

焼け落ちた防護ドームで、元パイロットの「ランザ」は破損したRDF”プローム”を発見する。無人のコクピット内には、避難した少女が眠っていた。

個人的な目的からRDFを修理するランザ。機材を調達しながら、ランザは自身がこの機体の教育係だったことと、無人機たちから空を奪い返すための決意を語る。

修理が完了し、RDFを起動するランザ。作戦を阻止しようと襲い掛かる世界政府の「コピーRDF」。

空を取り戻すための孤独な戦いが今、始まる。



・企画のポイント

1.可変戦闘機によるドッグファイト

あらゆる戦場に対応するために、登場メカは3種類のフライトモードを持っている。

戦闘機ならではの機能(例:トップガン・マーヴェリックにおけるF-14の可変翼や、左右エンジンで独立した出力コントロール描写など)を活かしてメカニズムの楽しさを出していく。

描写においては、BVR(狙撃)、WVR(格闘)、SEAD(制圧)の3形態で機体のヴィジュアルごと変化する戦闘シーンの分かりやすさと、ケレン味、ギミックによる面白さを出すことを意識する。


2.敵と主人公の交錯する思い

かつて主人公と黒幕は、世界平和のために空を人類から奪う決意をした。

そのときの後悔を引きずっているのは共通で、主人公は罪を清算しようとし、黒幕は贖罪と称して制度の維持に努める。

読者にも納得できるそれぞれの行動原理と、それに伴う時間的・空間的な奥行きを持った世界観を、キャラクター独自の哲学が伝わる掛け合いを通じて提示していく。


3.実在する民族と、パラレルワールド

主人公の協力者はZZガンダムやハーモニーで知られるトゥアレグ族。塩コーヒーやウラン鉱問題など、実在の歴史をなぞる一方で、この世界の日本は関東が2000年時点で廃都となっている。適度にマニアックな知識を混ぜつつ、大きなフィクション要素を入れることで、読者のリアリティの許容ラインをコントロールすると同時に、知識欲を刺激する。


・登場人物

1人目

名前:ランザ(爛沙)

紹介:名前の由来は蘭奢待。ジャンク屋の男。36歳。元・航空戦略研究所教導団の戦闘機パイロット。ぼろぼろのジャケットに、耐Gスーツを加工したドロップレッグポーチがトレードマーク。

初期型RDFの制御AI”LYXEX(リゼ)”の教育を担当しており、世界が空を失った遠因でもある。世界のためと言って自分を押し殺してきた禁欲的な男。

ジャンク回収中に発見したRDF初号機”プローム”を修理するなかで、空への情熱を取り戻していく。


2人目

名前:カナ

紹介:名前の由来は伽南香。爆撃された防護ドームの生き残り。”プローム”のキャビンに隠れていたことで助かった。ランザにディスプレイの文字を教えてもらってからは、機体のことを「リゼ」と呼ぶ。

食糧庫に保管されていたヒマワリの種を発芽させるために、自然の空を取り戻すことをランザに約束してもらったことが、彼がふたたび空を目指すきっかけとなる。


3人目

名前:アルバーン

紹介:名前の由来は乳香。世界政府の航空管理局長。紛争介入が目的だった”RDF開発計画”を恒久的な航空支配に変更した本当の元凶。

部屋に朝焼けの写真を飾るほど空を愛しているが、高層ビルの部屋の窓を閉め切るなど、今は空を見ないようにする生活を送っている。空を支配するRDFたちのことを表向きには「天使(マラーク)」と呼ぶ陰で、独りになったときは「ケダモノども(ハヤワン)」と吐き捨てるなど、快く思っていない。


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