表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/110

第85話  グランパル領

 

 ランスロット達が夕飯を楽しんでいると


「アスカ、私の分も用意して」


「どうした リル! 夕飯を食べそびれたのか」


「わかった」


「後ろの2人も食べるのだろう」


「先程、食べたばかりです」


「気にしないでください」


「気にしないで食べな! 口から涎が垂れているわよ」


「「ありがとうございます。ラム様」」


「何か、気持ちが悪いわね。あなた達に“ 様 ”を 付けられると」


「たくさん食べていいわよ。足らなくなったら また 作るから」


「「ありがとうございます。アスカ様」」


 物凄い勢いで食べ始めると


「彼女たちにしっかりと食事を与えているのか。リル!」


「私に料理センスが無い事は知っているでしょう。彼女達も同様だったのよ。仕方が無い事よ」


「昔の私達を思い出すわね。私達も何を食べても美味しく感じた物よ」


「今となっては、禁断の過去よ」


「そうなのラム! 今でもランスが作るとあぁ~なっているわよ。あなたも」


「ランス、後で風呂を貸して」


「好きに使えばいい、ローザ! 彼女たちの下着を用意してやってくれ」


「分かりました。ランスロットさま」


「下着ぐらい、1週間ぐらい変えなくても問題が無いと思います」


「あなた達もリルの後ろに付いて行くのであれば、どのような状況下でも下着ぐらいは綺麗にしていなさい。貴族になるのであるならば」


「それで 今夜は、準備運動をしておくか?」


 ラムが周りを見渡すと サーチ魔法と感知魔法を併用して


「問題がありません。すべて私達が狩ってしまうと彼等の役に立ちません」


「えぇ~~そうなの! ラム、私達は旦那さまと暮らすようになってから 戦闘をしていないのだけど」


「そう言えば、何時からチロロ達がランスと暮らしているのよ。私は知らなかったわ。学園にも顔を出さなかったわよね」


「今更、この国の歴史や文化を習っても仕方が無いわ。私達は、戦闘民族だから 戦闘と農業が出来れば一人前だし」


「もしかして ミカゲとカグラもランスの嫁に成れたの」


「毎晩腰を振らせてもらっております」


「私もです」


 2人して 腰を動かすのであった


「もしかして チロロも」


「私は、時々かな」


 何故か、ホッとするとアスカを見るや


「私とマイも たまに相手をしてもらっているわ」


「同意見です」


 ローザとオルガが見るや否や口の周りを舐めまわす姿が目に入り、納得するのであった。



 2人の乱入者が現れるのであった。


「また 無粋な2人組が向かってくるわね」


「そう言えば、あの2人って卒業しただろう」


「今回の騎士団団長と副官よ」


「お気楽な王族が考えそうな発想だな! 学園を卒業しただけで騎士団団長が務まるとは」


「私達、農民には関係が無い事です。ランスロットさま」


「そうよ。あなた! 私達には、関係が無いわ」



「此処にいたか。俺が騎士団団長を務める事となった。よろしく頼む」


「その騎士団団長様が平民の処に来て 何用ですか」


「ウザイから 近寄らないで」


「安楽死なんて!」


「そう嫌な顔をするな! ランス!話だけでも聞いてもらえないか」


「お断り致します」


 本来であるならば許されることで無かったが ランスロットの素性を知っているだけに何も言える者がいないのも真実であった。


「簡単な事だ。今回の行動で俺の補佐をしてもらいたい。当然、指揮をしてくれて構わない」


「興味がありません。諦めてください」


「そんな事だと思ったわ。ランスロットさま! 帰りましょう」


「えっ ・・・ 帰れるの! 良かった、畑の仕事が まだ あるから嬉しいわ」


「折角、旦那さまにいい処を見せられると思っていたのに残念」


「チロロ様、農民の方が平和な暮らしが出来ます」


「シズとラム、村に帰ったら また 魔法糸を作るから手伝ってよ」


 途端に2人の顔付きが嫌な顔付きに変わるのであった。2人にとって苦悶であった。


 ローザとオルガにとっては、過程の1つに過ぎないために楽しみしか生まれないのであった。


「俺達、農民には貴族様や冒険者たちの遊びに付き合う暇が無いから帰らせてもらいます。このまま学園を退学にしてもらっても構いません」


「リルが1人いれば問題が無いでしょう。賢者様なのだから魔法に関してなら魔力量を保持しているし」


「ごめんね。リル! 私達って 聖女や賢者で無く。称号が農民になったから後の事を頼むわ」


「ちょっと待ってよ。膨大な魔力量を保持しておいて どうして農民に成れるのよ」



 リルターナがシズやラムのステータスを確認すると名前と称号しか見る事が出来なかった。それでも称号欄に農民となっていた。


「神から与えられた称号がどうして そんなにも簡単に変えられるのよ」


 “ 私だって称号が農民だったら諦めが付いたわ。農民だったら ”


 周りでは、ランスロットのアイテムボックスに物が消えるのであった。机の下に魔法陣が出来上がると魔法陣の中に机が沈み始める。ランスロットが椅子から立ち上げると彼女たちもまた 立ち上がるのであった。それと同時に椅子の下にも魔法陣が浮かび上がると


 リルターナと龍神族のパルム! エルフのカーメル・ヴァイオレット!の椅子の下に魔法陣が浮かぶことも無かった。


 2人にとっては初めての体験であった。目の前の物が地面に沈んで消えると言う事が


「パルム、フォークとナイフを机の上に戻しなさい。ランスの所有物よ」


「持って帰ったらいい。売っても いい金になると思うぞ」


「必要数は、十分に確保してあります。足らなくなったら作りますので問題ありません。が! 武器として使うのでしたら魔力を浸透させてや

ってください。それだけでも威力が倍増します」


「オルガが作る物は、1級品よ。鈍らと一緒にしないでよ」


「武器は、リルターナ様から与えられた物を使います。が! 食事の際に使わせてもらいます」


「もう 仕方が無いわね」


「ラムが私を褒める何て 珍しいわね。雨でも降らなければいいわ」



「分かった。俺が悪かった。何もしなくていいから付いて来てくれ、それと もしもの時は助けてほしい」


「分かっていると思うけど 俺達が動くと魔獣達が騒めくけど構わないのか」


「「 ・・・・・ 」」



 1週間の冒険を終え、グランバル領に到着するのであった。


 何のイベントが発生する事も無く無事に到着してしまった。その後は、お決まりのコースで貴族科は領主の屋敷に 冒険科は、街の宿屋に通されるのであった。


 そんな中、ランスロットがシズとラムを連れてグランバル領の屋敷に向かうのであった。


「ちょっと シズとラムを連れてグランパルおじさんの屋敷に行ってくる。旨い飯屋とこの街の調査でもしておいてくれ」


「アスカさま、冒険者ギルドに行きたいです」


「私もアスカお姉ちゃんに付いて行くわ」


「ならば、我々も付いて行きます」


「同意見です」


「分かったわ。余り揉め事を起こさないでよ」


「我々は、裏通りで探してみます」


「裏情報を期待しておいてください」



 ランスロットが2人の腰に手を添えると すかさず、シズとラムが自分自身の胸に手を持ってくるのであった。



「俺の手って やっぱり胸なのか」


「ランスロットさまの武器は私です。手を使う事がありません」


「何を言っているのかしら あなた様は! あなた様に触られるからいい女が維持できるのよ」


「はぁ~」


「諦めてください。ランスロットさま」


「街中で無ければ、今すぐにでも股間を舐めまわしたい気分よ」


「シズの気持ちは分かるわ。私も同意見よ」


「お前達もローザとオルガに似てきているな」


『旦那さま、あれ食べたい』


『私は、あっちの奴を食べたい』


「この辺りの商品は、ミカゲとカグラが買い占めてきてくれるから 後で十分に堪能できるわよ」


『わかった。我慢する』




 ランスロット達が街中を歩くだけで見物人が集まるのであった。2人を胸に手を置いて 後ろから神獣が付いてくれば、誰しもが見物したくなってしまうものだ。なんやかんやと話をしながら屋敷に付くと警備兵に止められるのであった。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ