第83話 最強種が集まり
「皆も知っての通り 天界人たちは、神々から見捨てられており、天界の世界から魔力が無くなっている事は、存じていると思うが そこにルージュを神の降臨をさせて面白い世界にしてしまうと 言う提案だ。
既に現実化してしまっているのだが」
『ちょっと待ってくれ ランスよ。天界が神々から見捨てられている事など誰も知らないぞ』
「そこは、私がお話をいたします。私達の家族には、報告してあることです。ティラミス神との話の中で知った事なのですが 天界の世界は、沈まない太陽の世界であって 反対に魔界は、瘴気の雲のお陰で太陽が昇らない世界になってしまっております。
魔界に関しては、ラムに聞いて太陽を見た事が無いと言っておりました」
「私とローザとオルガも同意見よ。この世界に来てから太陽の存在を知ったわ」
ローザとオルガも頷くのであった。
「数千年前から 天界人たちがこの星に干渉を持たなくなり、魔力供給のみになってしまった時点で 魔界も同様に天界からも魔力を与える事を辞めて見捨てられました。
そして 異世界からの魔王が降臨するたびに 世界が崩壊と共にエルフ国のみが助かる事となったのです。それも世界樹がそこに存在している原因です。天界からの光が勝手に1人歩きをしてしまっており、今では 世界樹も魔力供給が行われておりません。普通の草木になってしまっております」
「そこで 俺からの提案は、この際だから世界樹を別の場所に移してしまおうかと思って な!」
『そんな大それた事をしてしまうと世界情勢が変わるぞ!』
『ハクの言うとおりだ。それに異世界の魔王が この農園にも害を成すかもしれないのだぞ!』
「問題がありません。すべて排除します」
「私の農園は、誰にも触らせないわ」
「問題が無いと思うわよ。この地上で私達の農園に被害を齎す存在はいないわ」
『異世界の魔王がいるだろう』
“ カミキュラ、顔を出せ ”念話で伝えると姿を現すのであった。ランスロットの真横に次元が歪むと1人の男性が現れると
『誰だ、そいつは!』
「カミキュラ、お前たちが俺の農園に被害を齎すか」
「御冗談を言わないでください。我々にあなた方と事を構える積りもありません」
「これで納得したか」
「面白いメンツが揃っておりますね。1度戻って陛下を連れてまいります」
「帰ってこなくていいからな! あいつは、五月蠅い」
「後ほど」
『誰?なんだ、今の奴は』
「さっき言っていた。異世界の魔王の使徒の1人だ」
『はぁ~~! 何でそんな奴と知り合えるのだ。お前は?』
「成り行きだ」
『今、陛下と言っていたが 知っているのか? 異世界の魔王を?』
「関係が無いだろう。お前等には、この地上で行われることなど」
少しの間をおいて ギャラルホルンとカミキュラとその他の使徒が勢ぞろいするのであった。異世界の魔王と8使徒であった。
この場には、冥界王と10神、黒龍に白龍、そして水龍に黒龍の彼女達5人( 神獣 )、ランスロットと嫁たち、そこに異世界の魔王と8使徒、総勢39名も集まっての大宴会が始まろうとしていた。
忘れていた。ルージュ( 邪神 )もいたから40名だ。この世界の最強種が集まっての宴会が始まろうとするのであった。
ランスロットとアスカにチロロが料理を作ると 出来上がった物をシズとラム、それと女たちが料理を運ぶだけで 10神に8使徒たちが震えだすのであった。
彼女達が動いているというのに我々が動けない事にも苛立ちも覚えると 彼女たちの目を見た途端に威圧に押しつぶされて動けないのであった。
ラム達にとっては、当たり前の事であったが仕事を奪われて ランスロットの手伝いが出来なくなる方が一大事であった。
朝日が昇るまで宴会が終わる事が無かった。農園全体に魔力を含んだキリが立ち込めるとラムが宴会の周りにのみ風魔法で風の防壁を作ると彼等には、霧が掛からなくなるのであった。その間もアスカが農園内を走り回って確認をしてから 今日の仕事を決めるのであった。ランスロットもそれに従うのである。
この日も地道な種蒔きから始まり、土の改良点まで行うのであった。人数が増えた事もあり、仕事のペースも上がるので この農園は、1年を通して温かい気候が管理されていた為に冬でも農作業が行われるのであった。
黒龍に白龍が存在しているだけで 2頭がいるだけで空に雲がかかる事も無く、真冬であっても雪が降る事も無かった。当然、ランスロット達の農園の周りでは、冬の雪の災害が毎年、行われるのである。
1日の作業を終えて帰ってくると未だに宴会が終わらないで飲んでいる者達がいるのであった。
「まだ 飲んでいたのか。こいつ等は! お気楽でいいな ・・・ 言い忘れていた。カミキュラ!」
「何でございましょう。ランスロットさま」
「来年の春頃に エルフ国に行く予定だから あの件よろしくな」
「本当に実行されるのですか?」
「そうなのよ。私も確認しておいた方がいいかと思うようになったわ」
「場合によっては、天界を配下にしてしまえよ」
「御命令なら 喜んで天界を支配下にして見せます」
「あそこも死人が多く埋葬されているから 堕天使を作りたい放題だろう。ホルンのスキルで」
「ラン・ス~さ・れ・がない・ぞ~~! それ・・・と・も わ・・れ・を グゥ~~」
「我らの陛下がとんだ御無礼を致しました。それとも貰ってくれても構いませんが」
「何か、用か、ヴァルファイル」
「私等に指示をお待ちしております」
「何を 寝言を言っている。そんな事をする訳がないだろう。お前達まで動いたら世界が崩壊してしまうわ」
「ランスでも そんな顔をするのね。良かったわ」
「当たり前だ、シズ! 俺は、世界の平和を願っても 崩壊は避けたいと思っている。 まぁ~~目の前の出来事しか、干渉しないけどな」
ローザとオルガが
「ランスロットさま、大変です。お風呂が占領されております。ハクと神獣たちに」
「旦那さま、露天風呂にも男性たちが 風呂に浸かりながら飲みあさっております」
「面白い場所だよな ここって! 僕もこの仲間に入れると思うとウキウキしてくるよ」
「昨日も言いましたが ルージュ、仲間で無くて“ 家族 ”よ。間違えないでね」
「ごめん シズ! 家族かぁ~夢みたいだな! 僕を家族にしてもらえるなんて」
「安心して 事が終われば、裏切ってあげるわ。邪神だから問題が無いでしょう」
ルージュが涙目になるも
「ラムでも僻む事があるのね。安心したわ」
「僕を裏切ったりしないの シズ達は!」
「今日の朝、目覚めと共にランスとキスをしたでしょう」
「うん!」
「それが家族に認められた証拠よ。私達は、あなたを信用しているわ」
「ほんと!」
「それに私のおもちゃでしょう」
「オルガ姉ぇ~!」
「ランスロットさまの指示を全うしなさい」
「わかった。ローザ姉ぇ~!」
「半年後には、あなたも旦那さまに抱かれるのよ。毎日!」
「私達と同様に」
「僕、頑張るから」
「それでは、ダメよ。楽しみなさい! 全てに対して遊び心を持って楽しむ事よ」
「頑張るで無くて 楽しむのよ。全てにおいて!」
「良く分かんないけど 楽しんでくるよ」
「仕方が無い。今、建設中の建物の風呂に入るか」
「ちょっと待ってよ。まだ 窓が作られていないわよ」
「あれで完成だ。窓の代わりに結界を張って外の景色を眺めながら風呂に浸かろうかと思ってな!」
「どうせ! 私達が抱かれている最中は、外の景色を見る事も無いわね」
「そんな事になるのは、シズだけよ。アスカとマイなど 抱かれないでランスロットさまとお風呂を堪能しているわよ」
「旦那さまとお話が出来るのですから 毎日の楽しみです」
「私もアスカ様と同意見です」
「えっ! そうなの アスカお姉ちゃん、私はてっきり頑張っていると思っていたのに」
「あれほどにも大きな声が聞こえてくるから 私等も頑張っておりました」
「私は、学生で無いから子供が欲しいと思っているわ」
「まぁ~好きにすればいい。なら お披露目としゃれ込もうか」
みんなして お風呂に浸かるのだが その時にアスカとマイの大きな原因が判明するのであった。




