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第67話  砂漠で船 ?


「どうして 私達にそんな事まで教えてくれるの?」


「私達には、ランスロットさまがおりますので何も心配がありませんが あなた方は、2人だけです。判断も2人で行わなければなりません。その為の生き残る確率を上げて貰いたかっただけです」


「それに知り合いが死んでしまうのも見たくありませんからね」


「どうして ランスなの?」


「私でもこの階層位までならわかりますが! ランスロットさまなら強欲迷宮、全体も見えているかもしれません。それ程の違いがあるのです。初級魔法でもバカに出来ませんよ」


「えっ!? あなた達の事だから 宝箱の位置や 魔物や魔獣の位置や 探索者が何処に潜んでいるかも分かるってこと」


「そうなりますね。それでも それだけです。意味が在りません」



 いつの間にか、上にあがる階段の前まで来ていた。話に夢中で気にもならなかったのである。上にあがると砂漠地帯だった。ここでもガーナが!


「この砂漠地帯は、何処にも宝箱が発見されていないわ」


「そうなのですか。 アスカ、あの辺りを探してもらえないかしら地中に埋まっているみたいなの」


「「えっ??」」


 アスカが砂漠の地面に手を添えると畑を耕す要領で地中に埋まっている物が地上に現れると石の宝箱が出てきた。


「アスカ、どの位の深さに宝箱があったの?」


「深さ? そうだな! 50センチ程だと思う。私達の大根と同じぐらいだと思うから」



 ランスロットが暇を持て余しており、昔に造った船を取り出してパーツを取り付けていた。帆にも硬化の付与を付けたりして時間を持て余している最中、ローザとオルガもターフを張って服を作ったり、カバンを作って話が終わるのを待つのであった。



「この事を探索者ギルドに教えても構わないだろうか」


「私達は、構いませんよ。どうせ! 迷宮になど そんなに潜りませんから教えてあげてください」


「ありがとう。ここでなら確実に石の宝箱が見つかるってことでしょう」


「それと言い忘れていたのだけど アリ地獄と呼ばれている場所や落とし穴が存在していると聞いています、私達もまだ ここまでは、来た事が無くて確かな情報で無いけど」



 マイは、身体を小さくしてアスカの肩に乗っていた。話が付いて行けなくなると自然とランスロットの手伝いに回るのであった。迷宮に入ってからも手持ちブササでランスロットの周りでいる事が目に入るのであった。シズもアスカがいなくなると自然とランスロットの側に来るようになっていた。


 この2人、言葉ではシズが優先でも行動では、アスカに軍配が上がるみたいでシズもまたアスカが近くにいるだけで安心感に守られているみたいだ。アスカの包容力にシズが吸い込まれて要っているみたいに安心して異世界ライフを行っている。


「どうしたの シズが離れてしまうと話が長続きしなくなるわよ。リルが出て行ちゃたから」


「もう 話の終わりが見えたわ。ラム1人でも構わないと思う。それよりもアスカは、どうして離れたの?」


「私は、話に付いて行けなかった。旦那さまやラムがいれば、迷宮でも森でも問題がないでしょう」


「そうね。私達にとっては、ランスの近くが1番の安全圏だものね」


「ねぇ~旦那さま! この船で砂漠地帯を渡るのですか?」


「その積もりだけど! こう~暑くては、身体がたまった物じゃないだろう」


「私には、心地よい暑さでもシズにとっては、暑すぎると思います」


「そうなのよ。裸になりたい気分よ。何処かで水風呂に入りたいわ」


 ランスロットが左方向を指さすと


「この方向に岩山があるから 今夜は、そこで野営場所にしようか。探索者達も集まっているみたいだし、何かやっているかもしれない。人が多く感じられる」


「ランスロットさま、無駄な殺生をする羽目にもなりかねません。私達のグループは、女性ばかりなので」


「ならば、反対方向の岩山か? こちらは、小さい岩山が多く感じるがそんな処でいいのか?」


「それでも入り組んでおりますので隠れるには、十分かと思います。それに水風呂に入るのであるならば、尚更 人目を避けた方がいいかと」


「そうなのか、俺はてっきり家の風呂に入るモノだと思っていた。迷宮内に風呂を作るのも乙だな」


「そうでした。あなた様がいる限り、それも可能でした。シズの結界を張ってしまえば、何人多利とも誰も入る事が不可能でした」


「あの~昼間は、暑いのですが! 夜になると氷点下まで気温が下がるみたいなのでこの地帯で死人も多く見られると聞いた事があります」


「なら 尚更、昼間の内に水風呂を体験して置かないといけないな!」


 ローザとオルガは、自分達の仕事道具をアイテムバックに仕舞い込み準備万端であった。そして5人の眼の色が変わると勝手に船に乗り出すとフィンとガーナが戸惑っている。


「フィンさん、ガーナさん、船に乗って下さい」


「いいのか?私達まで乗ってしまっても?」


「はぁ~~! 歩いて行かないのか。本気でこの船で向かうのか」


「ランスロットさま、が! お造りになられた物です。問題がありません」


「大丈夫よ。途中で壊れても回復なら任せて」


「旦那さまなら大丈夫です」


「ケガをしてもランスロットさまに介抱してもらいます」


「それも裸でいたわって下さいませ」


「出来れば、私達も仲間に入れてもらいたいな! 裸で介抱してくれると嬉しい」


 途端に5人と1匹が2人に対して殺気を放つと


「あなた達がランスに触れる事は、許しません。私が回復させます」


「もし触れたら切断します」


「殴り殺す!」


「私達がスキル解放して世界を黄色に染めて差し上げますわ」


「黒くなったら許して下さい」



「じょ・・冗談に決まっているでしょう」と 言いながらも全身で震えていた。不思議と気を失う事も無くなっている。シズの効果のお陰か、耐性が大部付いて来ていた。


 その後、船が走り始めると暖かい風が身体を通り過ぎて行った。周りには、魔物が見えたり、探索者達が魔物と戦闘風景が見て取れるほどに余裕まで生まれるほどだった。時たま、“ ガッツン ”宝箱に乗り上げる事もあったものの


「何々、今の衝撃は?」


「きっと 宝箱を乗り上げたのでしょう。先程も言いましたが50センチほどの処に埋まっておりますので船に当たると思います」


「これって宝箱だったのか、気を付けるよ」


「あぁ~~旦那さま、宝石類が散らばってしまっています。どうします」


「いいよ! 探索者達が見つけるだろう」


「えっ! 勿体ない事を」


「だって 2人のアイテムバックは、既に一杯でしょう。1メートル四方にしてしまったから」


「だから 10メートル四方にしておけば良かったのよ」


「今からでも書き換える事は可能だよ。どうします」


「いえ、私達には これで十分です。余りにも欲張ると ・・・ 」


「ランス、5メートル四方でも可能でしょう」


「センチで言われる無理だけど メートルで言われるのであれば可能だな! 中の容量を変えますか?」


「「えっ?? そ・そんな事まで出来てしまう物なのですか??」」


「ランスだから」


「ランスロットさまなら 当然です」


 2人は、恐る恐る、ランスロットに自分達が貰ったバックを渡すといとも簡単に書き換えが終わってしまい。間抜けな顔で眺めてしまっていた。ラム、シズ、アスカ、ローザ、オルガは、ランスロットがどの場所を書き換えるのかを見逃さないように興味本位にランスロットに教わりながら勉強していた。特にローザとオルガは、自分達に役に立つことだからこそ真剣に覚えようとするのであった。


「冬の間は、暇になるからローザとオルガが興味があるならば、教えてあげようか。アイテムバックの魔法陣を」


「是非、教えてください」


「見返りは、私達の身体をイジメテくれれば構いません」


「ちょっと待って それって見返りになっていないわよね。あなた達の欲求が満たされるだけでしょうに」


「だって 私達は、ランスロットさまからの刺激が溜まらないのですから」


「それに全身の穴が解放される感覚が溜まらないのよ」


「ラム! この子達って もしかして“ あっち系 ”なの?」


「私の想像と同じだと思いますので合っていると思います。その通りです。ランスロットさまに全身を解放されて今では、奴隷のように扱われております。ランスロットさまにおねだりをして」


「えっ? ランスってその方向も可能なの?」


「私達は、スキルを使わないと扱えない事もランスロットさまなら 普通に私達を気持ち良くしてくれるわ」


「旦那さまに触れられただけで 水が溢れてくるのよ。堪らないわ」


「私もランスに触れられただけでも オルガの気持ちが良く分かるわ」


「「えっ? シズ様でもそんな事になってしまうのですか」」2人がハモルと


「当然です。好きな男性だし、もし 他の女性がランスが触れられただけでも私達と同じような効果が現れると思います」


「私でも」


「私でも」


「何か、言いたそうですが その先は、言わない方が身の為よ」 ラムの言葉に反応すかのように


「何を騒いでいる。上陸するぞ! 船から降りろ」


 途端にフィンとガーナが船から逃げ出すかのように降りて行くとラム達も船から降りだした。


「ここから歩きなのですね。旦那さま!」


「ここにも数名の気配がしておりますが 不思議な感覚ですね」


「シズ、彼等に治療してやってくれケガをしているようだ」


「ラム、案内を頼めるかしら」


「3組ほどしか、存在を確認できないわ」


「アスカ、もう少し奥の方に向かうよ」


「はい、旦那さま!」その後ろから ローザとオルガが付いて来ており、フィンとガーナも付いて来た。マイは、アスカの肩に乗って寛いでいた。






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