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第63話  炎帝魔王が女だった


 翌朝、ガーナが目覚めると結界の外では、またしても魔物達に囲まれており、下半身に温もりを感じながら気を失うのであった。


「まだ 温かいですね。この光景を見て気を失ったみたいです。ランスロットさま、どう致しましょう」


「昨日から思っていたのだが この人達って優秀な探索者なのか?」


「そうよね。私達にばかり働かせて 文句ばかりで嫌になるわ」


「本当に済まん。まさか こんなにも下層に降りてくるなどと思ってもいなかった」


「面倒だ。ラム! この2人を浮遊させろ」


「かしこまりました」


「アスカ、壁を蹴り飛ばせ! 近道をするぞ!」


「はい!」


 アスカが壁を蹴り飛ばして 浮遊すると



『みぃ~つけた。私の獲物』



 アスカの足を掴んで下層に連れて行こうとするも動く事ができずにいると


「旦那さま、先に下層に行く事を許してもらえますか」


「弱いからって油断しないように」


「はい! 分かっております」


 途端に浮遊を切るとアスカが下層に落ちて行く


「またしてもアスカに美味しい処を持って行かれてしまった」


「そうでもなさそうだな! この縦穴は、宝箱の宝庫みたいだぞ! リル、上に向かって特大のファイヤーボールを撃て」


「突き破ったりしないかな?」


「大丈夫でないのか。迷宮だし」


「ランスがいいなら いいわよ! 景気よく打ち上げるわ」



 この迷宮の真上は、森であったみたいで突然、森が燃え出して光の柱が空に伸びたと言う。迷宮から出て来た時に聞いた話だった。



 フィンが目にした物は、目の前の空洞が突然、燃え出して自分の意思かと思うほどの勢いで上へと上がっていくと多くの魔石が魔法陣の中へと消える姿を目にした。


「あれがファイヤーボールですって 私達と次元が違いすぎるわ」


「仕方が無いわよ。リルは、賢者だし! 特に攻撃関連が得意よ」


「あれでも杖を出していないから 大分、手加減していると思うわ」


「旦那さんが要れば、何が起きても問題が無いしね」


「何を言っているのよ。あなた達だって賢者でしょうに アスカだけが違うだけで」


「アスカとシズは、規格外だからいいのよ」


「ちょっと待って下さい。あなた達から見てアスカとシズ様って それほどにも規格外なのですか?」


「ちょっと待ってよ。あなた達だって武器を持たせたら 規格外に入るわよ。平気で山を切り刻むし、大地だって切り刻む癖に」


「だけど 今は、ランスロットさまに止められておりますので普通の子供なのです。私達は!」


 “ いや いや どう見たって普通でないから あなた達、全員 ”


「そうなのよ。諦めなさい。シズ!」


「今に見てなさい。この人達にもあなた達の本来の姿を見てもらうから」


「そんな事にでもなったら 迷宮が震えるわよ。それでもいいのかしら」


「問題が無いわ。ランスが入れば」



「無駄話もその辺りで済ませてくれ ラムは、シズを連れて上にあがって宝箱を回収して来てくれ、全部 シズのアイテムボックスに収納で構わない。

 それ以外は、俺と共に下層まで回収するぞ!」


「炎帝魔王 猿王に連れて行かれた。アスカはいいのですか?」


「あれが“ 猿王 ”なのか。問題が無いだろう、今頃は アスカも遊んでいると思うしな」


「猿王を同情するわ。何もアスカを連れて行かなくてもいいのに ローザか、オルガ辺りを連れて行った方が もう少しましな戦闘になったと思うわ」


「本当よね。私達程度なら もしかしたら勝てる見込みが在ったかもしれないのに」


「けど あれって! メスよね。可哀そうぅ~アスカにおもちゃにされるわよ」


「シズ、行くわよ。ランスロットさまが動き始めるわ。オルガ、2人をよろしくね」


「待ってよ。ラム! 私を置いて行かないでよ」


「わかったわ。ラム」


 ラムは、シズを連れて大小の宝箱とミスリル鉱石をシズのアイテムボックスに収納して下層に降りてくるとランスロットが宝箱を解除していた。それも全てを一遍に72個を! その中の2つのみが毒を噴射して それ以外の宝箱からは、何も出て来なかった為に すべてランスロットのアイテムボックスに収納していた。そして ラム達が回収してきた宝箱は、大小合わせて58個、集められたので解除しようとすると既に解除されており、シズは既にアイテムボックス内で解除しておいたみたいだ。


 シズの事だ、問題が無いだろう。毒も既に解放している事だし


「シズ、金銀財宝以外を出してくれ」


 多くの武器や防具類が出される中、奴隷の首輪や奴隷の腕輪が多く搬出されていた。奴隷の首輪や腕輪などは、人様が作れる代物で無かった為に殆どが迷宮から取り出す事しかできない代物で有り、多くの首輪や腕輪が出てくるのであった。珍しい物と言うと魔獣の首輪などが有名で高値で取引をされるのであった。

 そして ランスロットもアイテムボックスに収納してある。金銀財宝以外の物を取り出して全てを出すと シズが出した物量の5倍ほどの武器や防具が取り出さしており、


「やっぱり、ランスが出した方が多いいわね」


「ガラクタばかりです。どうですか、フィンさん! ガーナさん! 身に付けてみませんか」


「どうかされましたか。ラムさま? 私達に対して“ さん ”付けで呼ぶなど」


「どれだけ、使えない方々でも年上なので敬語を使わせてもらっているだけです。本来なら迷宮内に捨てたい位です」


 涙目になりながら ラムにすがるような態度をしはじめると


「このオリハルコンの大剣などどうかな! ガーナさんに!」


「このミスリルで編んである服などなら十分に彼女達の役に立つかと50着ほどありますので」


「俊足のブーツもありますよ。これなんか、アスカに履かせれば少しはましになると思います」


「これ程の高価な物を我々に身に付けさせるより、売ってしまった方、大金が舞い込んで来るぞ」


「ここに在る、全ての武器や防具を売ってしまえば、金貨数万枚も夢で無い筈だ」


「あなた方は、何か 勘違いされておりませんか。此処に辿り着くまでにも多くの魔石や魔物達の部位が搬出しております。その辺りを売っただけでも十分に元になるかと思いますが」


「それに私達って それほどにお金に困っていないし」


「今回の取り分として金貨3000枚とオリハルコンの武器や防具の一式でいかがですか」


「ランス、それじゃ~可哀そうよ。せめて金貨5000枚は、払って上げないと ここに辿り着くまでにでも何度も気を失っていたのだから」


「私たちは、ランスロットさまがおっしゃった金額と武器防具一式で構いません」


「オルガ、10メートル四方のアイテムバックを用意しろ、中に金貨3000枚ずつ入れてやれ」


「かしこまりました」


「アイテムバックだって それも10メートル四方と言ったら国宝級の分類だろうに」


「何だ、小さいのか? もっと大きい方がいいのなら それでも構わないが魔力を必要以上に使ってしまってアイテムバックを持っているだけで魔力消費が大きいぞ。それでもいいのか?」


「あなた達の魔力量なら10メートル四方がいいと思いますが それにオリハルコンの武器や防具も身に付けるだけでも魔力を持って行かれるし、戦闘になれば更に魔力を使う事になって戦闘中に魔力欠乏症も考えられるかとおもいますが それでも構わないと」


「違います。私達程度では、1メートル四方で十分だと言うかとしたら話が大きくなりすぎて困っていたのです」


「なら 大きくて困る事も無いから持って置け、この先 きっと役に立つ」


 私達がフィンとガーナ達と話をしている最中、アスカが猿王の片足を持って近づいて来ると


「旦那さま、この子の力を解放してあげて私の相手にならない」


 フィンとガーナが驚愕な目で猿王を見ていた。全身キズだらけで気を失っていたのだ。


「それは、構わないが最低でもアスカが来ている服に魔力を纏えよ」


「うん! わかった」 猿王の手を放すと 猿王を中心に魔法陣が展開されて全身に繋がれていた鎖を切り離し、力と魔力が返って来るのであった。そして シズによる。完全回復で猿王が目覚めると自分自身の姿に驚愕しながらも アスカ以外のメンバー達を見ただけで震えが止まらなくなった。


「お・・お前達は、何者なのだ。どうして 私が神の糸から抜け出して晴れて自由の身になっている?」


「ほら 行くわよ。猿王、弱すぎるわよ。あんなそれでも 本当に魔王なの!」


「アンタ達は、バカなのか?私を元の姿に戻して置いて 次も勝てるとでも思っているのか」


「猿王、言っておくが殺されれば、次は回復しないでそのまま死だ。覚悟しろ」


「何をバカな事を言っている。私は、神にかけられた。呪いの首輪をしているから何度でも復活が出来るのよ」


「そんな物が付いているのか。シズ、取ってやれ! 恐怖を味わうのもいいのかも知れないな」


「わかりました。あ・な・た 」


 猿王に触れる事も無く、“ パッリン ”と 音と共に猿王に付けられていた。呪いの首輪が砕けると更なる力が蘇ってくるとランスロット達を見ただけで 全身で震えてしまった。


「あら いい感じになっているわね」


 ローザが猿王を背中から胸を触ると先端部分を舐めだしただけで震えが消えるのと同時に 今度は、高揚感が全身を駆け巡り出し

オルガが猿王のヒブを触っただけで全身が炎で燃え出し始めて 穴に指を入れただけで更なる炎で燃え上がるも


「女としては、まだ 未熟ね。この際だから1回位体験してから死んでみる」


「あら 面白そう!」ランスロットを見ると笑っていたので 了解を取れた物と判断して大きな炎と共に大量の水が溢れてくるのであった。女に生まれて初めての体験であった。その間、ローザとオルガは全身が黒焦げになりながらも 猿王が全身で逝きまくって気を失うまで続くのであった。本の数十分の間に全身から力が抜けるのと開放感を何度も繰り返して 気持ちよさそうに気を失うと またしてもシズによる。


完全回復をさせられて復活を遂げると


「さすが女だこと 復活が早いわね」


「これなら何度でも逝けるわね」


「お前達は、大丈夫なのか? 全身が黒焦げになっているのだぞ」


「あら 優しいのね。私達の服が燃えただけよ」


「それとごみが燃えて 全身スッキリになったわ。あなたが気にしないでもよろしくてよ」生活魔法のクリーンで綺麗になるも腰の部分に2人の武器だけが巻き付けられており、スキルを解放しただけで全身を震わせて大量の水を出して またしても気を失ってしまった。


「この子、本当に魔王なのかしら」


「耐性が弱すぎるわ」


「アスカ、この子帰すわ。耐性がよわ・・・」


 ランスロットがローザとオルガの後ろから近寄り、腰に廻した手を前に持っていき、そのまま立て溝をなぞっただけで全身を震わせて


「面白い物を見させてもらった。魔王も女だったのだな!」


 2人の武器の柄の部分をお尻の穴に入れて電流を流してやると大量の水を出して気を失うのであった。






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