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第61話  強欲の迷宮探索


 翌日、探索者ギルドの前で待っていると2人が訪れてくれた。これから強欲の迷宮に向かうのであった。自己紹介も無いままに無言で付いて来ていた。2人が

 街を出て30分ほど歩いただろうか。


「お姉さん、何か 注意事項とか、ありませんか?」


「この迷宮なら 良く知っているから好きな様に歩いて構わないわよ。但し、武器だけは身に付けていなさい」


 彼女達の言葉など聞いていなかった。俺の彼女達は、好きな様に迷宮に入ると


「アスカ! 目の前の壁、蹴り飛ばせ!」


「ちょっと待って そんな処を蹴り飛ばしたって 何も出て来ないわよ」


 身長が大きい方のお姉さんが言い出すもアスカが蹴り飛ばさすと階段が現れて


「リル!」


 今現在、左には、リルターナが右には、シズがいる。前は、ラムとアスカが居り、ランスロットの後ろには、探索者の2人が構えており、最後尾は、ローザとオルガ、つまらなそうに付いて来た。

 リルターナが階段の先に控えていた魔物達をエアーカッターで片付けしまっていた。


「ラム、明かり!」


「何なのあなた達、歩くのが早過ぎるわよ。そんな事より、ここは何処なの?」


「私、こんな場所、知らないわよ」


「私だって 初めてよ」


「ランスロットさま、骨と宝箱です」


「シズ!」


「はい! あ・な・た 」


 シズが浄化の恩恵を使って黒霧へと変わると大きな魔石を落として行った。が 一瞬で消えてしまった。


「ランスロットさま、宝箱は如何致しますか。開けましょうか」


「そこは、俺が開けるよ。どうも毒が噴射しそうだ。嫌な予感がする。お姉さん方に迷惑が掛かってしまうからね」


「ちょっと待ってよ。たかが毒でしょう。毒耐性ぐらいは、持っているわよ。問題が無いわ」


「もし “ かにこれ ”の毒だった場合、耐性が持ちますか」


 この世界の3大毒の1つで もし 吸ってしまったら全身が溶けて無くなるまでその場に滞在して周りを巻き込むほどの毒の一種だと伝えられている。


「君達は、どうなのよ?」


「多分、大丈夫だと思います。日頃から毒も食べさせておりますので」


「ちょっと待ってよ。毒を食べて耐性を付けているの 頭が変じゃない。君達は!」


「ランスロットさま、さっさと済ませて先を急ぎましょう。お客様がお越しです」


「何を言っているの 何処からお客さんが来ると言うの 教えてもらいたい物だわ」


「もう少し、お待ち下さい。壁から出て来ます」


「何を訳が解らない事をいっているの? そんな事があり得る訳がないでしょう」



 その間にランスロットが錬成空間を展開して宝箱を開けると毒針に毒霧が出て来て錬成空間の中は、毒で充満すると薬を調合して中和剤を作成したのち、たちまち毒が消えて金銀財宝と剣が出てくるも周りは、アンデットに囲まれていた。


「何なのよ。コイツ等は?」


「強欲の迷宮でこんな事初めてよ」


「シズ!」


「はい! あ・な・た 」


 またしても 浄化の恩恵でアンデット達が黒霧へと変わると魔石を落とすと同時に全てがランスロットのアイテムボックスに収納される。


「何なのよ。あなた達は、本当に農民なのか?」


「君達のチーム名を教えてもらえないかしら?」


「俺達は、まだ 学生ですので名がありませんが! 冒険者の方々からは“ 黒霧 ”と呼ばれております」



 このホルライズンの街は、ギルガイア大国から近い事も合って多くの冒険者達が訪れて迷宮探索を行い。多くの富と財を稼いで行っている。その中でも噂で聞いた事があったのだ。黒霧に近づくなと彼等と共に行動を取ると根こそぎ生物がいなくなり平和になってしまうと! 反対にいい変えると迷宮内でいえば、敵も宝箱も無くなってしまうと言う事みたいだ。


 ・300人の盗賊達を殺しまくった事や


 ・聖女様が降臨されて仲間内にいるとか


 ・神獣様が居られるとか?


 ・最近では、小規模の魔物暴走を壊滅させたとか

 

段々と顔色が青白くなって来ていた。


「俺達の事は、探索者ギルドでギルドマスターが“ 黒霧の子供達 ”と おっしゃっていたので問題が無いかと思っておりましたが 何か、問題でも起きましたか?」


「もしかして この中に聖女様が居られるのか?」


 ランスロットに胸を揉まれながらも


「私が聖女シズです。お見知りおきを」


「ちょっと待ってくれ 男に胸を揉まれているぞ。いいのか?」


「私の旦那さまが何をしても許しますわ。戦闘中であっても関係がありません。それにこの場にいる彼女達全てがランスの嫁達です」


「シズなんてどうだ。貰ってくれないか。これ以上に女が増えないで欲しいよ」


「あら いいのかしら私がランスから離れれば、世界が崩壊してしまうわよ」


「それでも 俺には、関係が無いだろう」


「そうね。ランスに被害が訪れる事も無いわね」


「どうして コイツには、被害が訪れないのだ」


「私が“ 愛している ”からよ。当たり前でしょう。大事な彼にケガをしてもらいたくないと言う。女心よ」


「なら リルなんてどうだ。神々の加護を持っているから色々と使えるぞ! それに賢者だし、平気で迷宮ぐらいなら切壊す事も可能だ」


「ラムでも可能でしょう」


「問題がありません。私達が武器を出せば、迷宮が震えだします」


「だから 私達って武器を出さないの?」


「その前に私達の存在自体が迷宮内で嫌われているみたいです。特に最下層の魔物が暴れ始めております」


「問題が無いだろう。お姉さん方が俺達を守ってくれるだろう」


「そうよね。探索者だもの それで稼いでいるのだから私達が出る事も無いと思うわ」


「ちょっと待ってくれ 君達は、SSランク冒険者なのだろう」


「私達は、農民よ。農民を目指しているのよ。冒険者になる積もりも無いわ」


「それだけの力があるのであるならば、貴族も夢では無いだろう」


「やりたくも無い仕事などイヤよ。お昼寝をしながらの仕事の方が どれだけ楽が出来るかの方がいいわ」


「無駄な争い事は、辞めにしませんか。先に進みましょう」


「アスカ、目の前の壁を蹴り飛ばせ」


「はい!」


 今回は、天井が存在していなかった為に 上から蝙蝠みたいな魔物が襲ってくるものの ラムのブリットで魔石のみが降り注いで落ちてくるのであった。


「痛て 何かが落ちてきた。これって魔石か?」


 上も見ると魔法陣が出来ており、何かを打ち上げていた。


「上から襲ってくる魔物を狩り取っているだけです。気にする必要がありません」


「ランスとラムがいれば、問題が無いわ。指示ならランスが出してくれるし」


「旦那さま、お腹が空いた」


「もう そんな時間か」


「この先の空間で昼食にしませんか。リル! 上に向かってファイヤーボールを撃ちだして」


「はぁ~~い!」 飛んでも無い程のファイヤーボールが撃ちだされると更に魔石の雨が降り出すとシズが真上に結界を張って防ぎだした。


「おいっ! さっきから“ コト コト ” 音が聞こえてくるけど」


「私達の周りを見てごらん。魔石がこんなにも落ちているわよ。どうしてなのかしら?」


「きっと彼等の仕業よ。何をしている事やら?」


「それにしても魔物が出て来ないわね。身体が鈍ってしまうわ」


「この先に1匹居りますので狩って見ますか。お姉さん方」


「リル、もういいわ。狩り終わったみたい」


「そう! 残念! 少しも魔力が減ってくれないわ」


「行くわよ。フィナ! 私達の実力を見せましょう」


「任せて頑張るわ。ガーナ!」


 彼女達は、勢いよく階段を駆け下りて行って 目の前の敵を見た途端に駆け上がってきた。


「どうか、されましたか。美味しい食材がいたと思うのですが」


「あれって 35階層のミノタウルスでしょう。どうして こんな場所に存在しているのよ」


「アスカ、全て狩って来て」


「わかりました。旦那さま」


 アスカが階段を降りて行くと先の方から魔物達の悲鳴が聞こえてくるも フィナとガーナが震えだしていた。その間、ランスロットのアイテムボックスに収納した。魔石をすべて!


「さすが迷宮だな! 魔物が多いいな!」


「そうですね。森では、考えられない程の魔物の数です」


「何を言っているの魔物などと遭遇していないでしょう」


「なら どうして魔石がこんなにも落ちてくるのかしら」


 初めて上を見上げると天井が存在しておらず、黒い空間が拡がっていた。


「ここは、迷宮内部の裏ルートです。最下層まで続く道です」


「あなた達って この迷宮に入る事自体初めてだと聞いたのだけど」


「はい! 初めてです。ランスロットさまが この道を選択しました。私達は、従うまでです」


「どうして そんな事が分かると言うの?」


「簡単です。サーチ魔法と感知魔法を併用すれば、迷宮内の事くらいなら簡単に全てが解ってしまいます」


「できたらレベルを教えてもらえないかしら」


「無理です」


「どうして無理なのよ。100を超えている訳じゃ無いのでしょう」


「超えております。私達、全員が!」



 その答えに驚くのであった。彼女達のレベルは、2人とも40そこそこで十分に探索者レベルもCランク程度だった為、彼等に付いていく事が出来るのであったが それ以下だった場合は、付いて行くだけでも無理な状態であった。ランスロット達からすれば、ゆっくりと歩いている積もりでも彼女達は、常に走りぱっなしであった。


 ふと思い出すと ギルドマスターがおっしゃっていた事を“ お前達なら黒霧の子供達に付いて行けるだろう ”と 言っている言葉を思い出すとレベルの違いがこれほどとは、思いもしなかったのである。




「私達程度では、彼等に付いて行くだけが限界よ」


「それでも悔しいだろう。コイツ等の才能が! 努力もしないで成り上がる奴等が」


「安心して下さい。私達が目指す先は、農民です。あなた方に迷惑をかける事も無いと思います」


「それに私達程度なら 他にも存在しているので無くて」


「そもそも聖女を探すこと自体無理よ。シズしか存在していないのだからこの世界に」


「なら聖女を廃業して ランスの嫁に成ってしまえば、問題が無いわよ」


「それもそうよね。私が自ら言わなくてもいいのよね。わかった。聖女を廃業するわ」


「ちょ・ちょっと待って下さい。聖女シズ様、あなた様が勝手にお決めになってしまっていいのですか。国からの反論が起きます」


「問題が無いと思うわよ。私のお父様とランスのお母様が生きている限り国が文句も言えないと思います」


「そうよね。大国なのに段々と弱体化しているものね。どうする積もりかしら」


「私達には、関係がありません。農民なので」




「旦那さま、終わったよ~~ 何か、大きい物が出たけど片付けおいた」


 アスカが持ち上げている肉を見て ランスロットの口からヨダレが零れ落ちるとそれを見た彼女達も美味しい物だと思い。アスカとランスロットがディープなキスをしても怒る事も無く、肉を切り分けて焼き始めるのであった。






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