第54話 昇天
ランスロット達がフォンフォードの街にやってくるとミルク( 神獣 )を連れている事から遠くの方から拝み出す者が続失していた。その頃になると彼等を鑑定しても分かる事は、名前と称号のみになっており、レベルやその他諸々を見る事が出来なくなっていた。
「自分が生まれ育った街なのに不思議よね。街の景色が変わって見えるわ」
「そりゃ~仕方が無いわ。街の救世主だし、聖女様に神獣までいる冒険者など 何処の国にも存在していないのですから それに街の人々からすれば、私達の事を知っている人が多過ぎるわ。知らない人を探す方が大変だと思う」
リルターナとラムが先頭を歩くとランスロットの脇には、ローザとオルガ幸せそうに胸を押しつけて歩く光景がフォンフォードの男性達の眼を奪うのであるが アスカの胸の大きさには負けており、男性人達はアスカの虜になりそうになるとローザとオルガがすかさず、スキルを飛ばして見学者に対して腰が曲がるのであった。そんな事もありながら領主の屋敷に来て見れば既に 多くの兵士や冒険者達が集まって来ており、中には ランスロット達の事を知っている者達は片膝を付き平伏するのであった。
そんな最中 屋敷の前では、父親と母親がリルターナが来る事を待ちわびていた。リルも両親の姿を見ると走り出して2人に抱きつくのであった。
「まだ まだ 子供ね。リルも!」
「お父様とお母様の匂いだ」
「本当にまだ 子供だ事! この子は」
「ランス、よく来てくれた。嫁達もよろしく頼む」
リルの事を頬ましく見つめる最中、ローザとオルガは 1台の馬車の近くにきていた。
「これでやっと帰れるのでしょう。帝都に悠斗( はると )!」
「帝都に帰ってもどんな処罰が待っているか分からないからな 多分、殺される事は無くても奴隷落ちになるくらいだと思う」
「それでもいいわよ。この地獄から抜け出す事ができるのであれば」
「これからは、帝都で真面目に働く事を勧めるよ。俺も頑張るから明奈( あきな )も頑張れるよな!」
「あの裏切り者のローザとオルガは、今頃 シャ~シャ~と幸せな暮らしをしている筈 あの2人だけは許せない」
「そんな事を言う物で無い。もし2人が聞いていたら飛んでも無い事を言ってくるぞ!」
「アンタがどんな催眠を受けたか知らないけど 私は、ゴブリン達の犯されていたのよ、1度目のハンドベルで犯され続けて 2度目のベルの音で元に戻されて話をしていたわ。その時に食事も与えられていたけど あまり記憶も無い程に 心も身体もボロボロだったわ」
「俺の場合は、全身の痛みを体験した。指の爪が剥される時の激痛から始まり、全身の骨を砕かれる激痛、最後は意識を保ちながらの切り刻まれる激痛を毎日お熟された。それでも目が覚めると元の身体に戻っており、また 1から始めるのだぞ! それこそ地獄だろう。それを毎日だぞ!」
2人でいい合っていながら 全身を使って震えだすのであった。そんな最中、突然に扉が開くと2人の顔色が青白くなるのであった。
「明奈さまって もしかして男を知らないの?」
「はい、知りません。ローザさま」
「あれ? 可笑しいわね。先程まで私達の事を許さないと言っておきながら敬語を使うなんて 何か、裏があるのかしら」
「悠斗さま、明奈さまの初めての男に成って上げて出来るわよね」
「ちょ・ちょっと待って下さい。こんな男に初めてを捧げる事だけは許して下さい」
「問題が無いわ。悠斗さまは、濡れてもいない穴に差し込む事がとても大好きなの いつも私達に対して行って来た事をあなたも体験してみるといいわよ」
「悠斗さまは、とてもお優しい御方なので きっと 昇天させてくれるわ」
「処で いつまで服を着ているのかしら それとも服を着ているままでいいの? 血だらけになるわよ」
悠斗は、既にオルガの発情で目が血走っており、来ている服を自分自身でむしり取るように破り捨てて裸になると明奈のパンツを横にずらして挿入すると激痛と血が飛びちり、初めての体験をするのであった。
「太陽が黄色くなるまでおやりなさい」
「次に扉が開く頃には、尻の穴を付き出して待つ様に その際には、扉を2回、ノックしてあげるわ」
悠斗のみがコクコクと頷くと明奈は、それ処で無くて激痛に耐えているのであった。扉が閉まると馬車が多いに揺れ出しており、中から悲鳴が聞こえて来ていた。
「久し振りだな ランス! 今日は、いないのだな あの2人は、ローザとオルガといったかな?」
「あら 嬉しいわ。私の事を覚えてくれていたなんて テルミーナさま」左腕をなぞるだけで直立不動になるし、デルタは、立て溝をなぞるだけでお尻を付き出してしまっていた。
「デルタさまも自分からお尻を付き出して待っていてくれるなんて 嬉しい事をしてくれるわね」
「おい! おい! お前達2人には、既に婚約者がいただろう。いいのか?」
「頼む、黙っていてくれ! カノンに!」
“ 勝手に身体が反応してしまう ”
「身体が勝手に反応をしてしまう。ランスロットさま 助けてもらえませんか」
“ この場で出したくない。俺は、どうなってしまったのだ? か・身体が反応してしまう ”
「ローザ、オルガ、今日は その辺りにして置いてやれ これから長い道のりだ。十分に楽しめるだろうよ。既に虜になっている者達も多そうだしな! それとお前達の彼女に俺が言わなくても既にリルが話しているみたいだぞ!」
“ だから ムッスッとしていたのか ”
“ だから 機嫌が悪かったのか ”
「お楽しみの処、悪いがテルミーナさま! 黒霧は、いつ頃 顔をだしてくれる」
「お前の前にいる。ランスが黒霧のリーダーだ」
「ちょっと待ってくれ こんな子供達が黒霧と言われているのか」
「俺達って “ 黒霧 ”って 言われているのか? 凄い冒険者がいるものだと感心していたのに」
「待ってくれ君達は、冒険者でないのか?」
「俺と彼女達もそうだが まだ学生だし、将来は農家になる予定だ」
「冒険者ランクは!」
「学生だし、Dランクだ。これ以上 上に上がれないのも事実だ」
「それと言っておくが ランス達は、学園を卒業と共にSSランクに昇格するから彼等の見本になってくれ」
“ 何を言っているのだ、テルは 俺は農家になると言っているだろう ”
「辞退する。冒険者に成る予定がない」
「ちょっと待ってくれ 貴様は、貴族にもならないと言っているし、冒険者にもなる気がないだと本気で農家になる気か。どうして!」
「ランスといったか? 君は、どうして冒険者に成りたくないのか教えてもらえないか?」
「無駄な時間を使う暇がない。俺は、自分がやりたい事だけをやっていたい」
「チマ、チマ、薬を作る事がそんなにも楽しいのか、貴様は! そんな事をするよりも国の事を考えろよ」
「脳筋のテルには、分からないさ! 新しい薬を作成したり、新しい魔法陣を考えている時の方がどれだけ面白い時間を過ごせるかなんて 分かる訳がないだろう」
「君は、錬金術と薬師まで熟すのか?」
「それがどうした」
「もし 目の前に敵が現れたら どうする積もりなのだ?」
「狩ってあげればいいだけだろう。違うのか、見ていていいのか」
「炎帝のガノンよ。もし ランス達が戦場に立つ事があって それを見る機会があれば解ると思うぞ! コイツ等は規格外なのだよ。俺達と考え方が違いすぎる。それと戦闘方法もだ」
「テルミーナさま、そろそろ出発の時間に成ります。皆様方に御挨拶をした方がよろしいかと それとランスロットさま、先程は 助けてくれまして恥を欠かなくて済みました。ありがとうございました」
「長い旅路だ。女兵士や女冒険者もいる事だから 楽しくなりそうだな! 今回の冒険は!」
「この女の子達は、我を触るのだが何を?しているのだ?」
「残念、レベルが高いとそれなりに抵抗されるみたい」
「色々な耐性も付いているのでしょう。旦那さま!」
「面白そうだから やってみるのもいいかもよ」
途端にローザとオルガがスキルを発動させると大きな音と共に1発、発射していた。
「何だ、やっぱり普通の男か」
「旦那さまみたいな方が現れないかな!」
「何なのだ、この女の子達は、我に何をした?」
“ どうして 我の下半身が反応したというのだ ”
「面白いだろう。ローザとオルガは、この手が得意だ」
「あら 耐性が消えたわね」
「反応がいいわよ。ローザ!」
ランスロットの女達が 炎帝のガノンに対して白い目で見るのであった。当然のように炎帝の仲間達に氷花の面々に ブラックバードの面々達も同じ様に白い目で見ていた。
たった2人を帰すだけで兵士50名に冒険者まで用意して何が待ち受けていると言うのかな? そんなこんなで1日を歩くとギルガイア大国と帝国の国境の街に到着していた。この街の名が“ ガード ”といい! 国境の街と言うだけの事もあり、色々な種族の者達もおり、色々な商品も売られていた。
俺達的には、3日ぐらいかけて街を探索したい処だが今回は、学園を休ませてまで帝都に護衛任務に付いているために仕方が無く彼等の決まりを守るのであった。ホルライズンの街までは、10日も歩けば付くと言う事なので のんびりと歩いての旅となった。不思議と魔物に魔獣達に襲われる事も無く森を抜け出すと大きな草原地帯へと変わり何もない処を歩くのであった。ガードの国境を過ぎて5日目の事だった。
6日目の朝
「小規模なスタンビートみたいだな!」
「私達には、関係が無い事です。さっさと朝食にしてしまいましょう。五月蠅くなりますので」
ランスロットとラムの話を聞いていた彼女達もまた そそくさと朝食を済ませるのであった。出発の準備をしている最中に事態が急変した。ランスロット達は、分かっていた為に用意周到だったが 兵士や冒険者達は、それ処で無かった。のんびりと平和な時間が突然、魔物の襲撃を受けるのであった。冒険者達が前衛で頑張っている最中、兵士達は馬車を守るのであった。そんな最中!
「ランス、ここにいたか! 戦況はどう見る」
「子供の俺達が知る必要があるのか。そんな事よりも寝て待とう」
「彼等がいるのですから 子供の私達が出る幕もありません」
「大丈夫よ。テル! この戦闘も今日1日で終わるわよ」
「ちょっと待ってくれ そんな状況なのか、もしかして こんな状況になると知っていたのか?」
「それが何、1流の冒険者に1流の兵士達がいるのに私達に聞きに来る方が間違っているでしょう」
そんな彼等も戦闘を繰り返し行っていると体力も魔力も点きかけていた。
「そろそろ潮時か」
「そうみたいですね。ゴブリンにコボルとその他諸々を300位が限界みたいです」
「頼むから俺にも解るように説明してくれ」
「何が知りたい。戦況か? 状況か? どっちだ」
「両方だ。どうなっていると言うのだ!」
「見たら分かるだろう。彼等が必死になって戦っている事が この波ももう少しで終わる。足の遅い奴等が後ろに控えだしている。そんな奴等が廻り込んで来る頃合いだな」
「逃げ出しましょう。ランスロットさま」
「そうよ。逃げるべきだわ。子供の私達に出来る事なんて無いもの」
「この状況かなら 上が空いているわ」
シズが杖に乗り浮遊し始めると兵士達の顔付きが青ざめだしていた。




