第53話 ” ドップゥッ ”
ランスロット達がこの部屋から立ち去ろうとすると
「ちょっといいかしら! ランスロット」
「何ですか。クリーノ先生」
「これは、私個人の事で無くて 王城からのお願いなの! 話だけでも聞いてもらえないかしら」
「普段ならお断りをする処なのですが 今回ばかりは、話だけでも聞かせてもらいます」
「2か月ぐらい前に 帝国からの使者と対立をしたのでしょう」
「そう言えば、そんな事もありましたね。それが何か?」
「その時に捕まえた。異世界人達の返還にランスロット達の同行を願っているのです。辺境伯様のガルム様が如何致した方がいいのかしら」
リルの方を見ると
「私は、何もしていないわよ。そんな無駄な事をしている時間があるのなら 畑の仕事をしていた方が何倍も楽しいですもん」
「リル、何を隠しているの アンタが最後に“ もん ”って語尾が付いている時点でバレバレなのよ。正直にランスロットさまに報告しなさい」
「ラム、無駄よ。そんな事よりもリルをランスの嫁にしなければいいだけでしょう。ティラミス神の許可をもらい。リルターナ・フォンフォードの嫁の剥奪をしてしまいましょう」
「そうなるとシズが本妻であとは、いままで通りでいいわね」
「ちょ・ちょっと待ってよ。その席には、ラムもシズもいたでしょう。どうして私だけがこんな目に合うの 可笑しいわよ」
「その件に関してなら既に知っている。リルが俺の足で昼寝をしている時に皆にも聞いてもらっているし、ガルムの親父さんにも了解を取ってある。日時が分かり次第、また フォンフォードに行く予定だった」
「えぇ~~みんな! 知っていたのなら どうしてこんな事をしたのよ」
「そんな事は、決まっているわ。リルがいつも1人締めをしている。ランスロットさまの足でお昼寝をしているからよ。私達もやってみたいじゃない。ランスロットさまの足元で顔を見ながらのお昼寝なんて贅沢を」
「それなら私からも言わせてもらいたい。寝る場所も変更してもらいたい。ローザとオルガもそう思うでしょう」
「私達は、何処でもいいかな!」
「私もランスロットさまの1部を触る事ができるなら 何処でも構わないわ」
「あら 残念ねぇ~! アンタ達の事だから胸を揉まれながらランスの鼻息を子守歌にして 寝たいと言うと思ったのに」
「ちょっと待ってシズ! そんないい思いが出来るなら席替えを希望します」
「胸を揉まれながらのディープなキスもいいわね。それだけでも逝けるわ」
「アスカの意見は聞かないわよ」
「私は、シズに任せるわ」
「どう! リルとラム、条件を飲みなさい」
「私は、構わないけどリルは、どうするの?」
「それでいいわ」“ 仕方が無いわね ”
「ちょっと待ってくれ 俺の意見はどうなる」
「諦めてください。ランスロットさまは、これから多くの女性を抱かなくてはいけません」
“ はぁ~~ これ以上、増えなくてもいいのだぞ! ”
「なら 私も仲間に入れてもらいたい物だな」
「無理です」
「諦めてください」
「おばさんはイヤ」
「歳を考えてください」
「無理ね。胸が小さすぎる」
「・・・・・」
「はぁ~~ それで日時を教えてください」
「1ヵ月後に辺境伯領を出発するそうだ」
「それでしたら10日ほど、王都に滞在してから辺境伯領に向かえば宜しいですね」
「それと生徒達にばれてしまっているぞ。お前達が“ 黒霧 ”だと」
「問題がありません。いままで通りです」
「それでクリーノ先生、扉の後ろで聞いている2人も同行するのかしら?」
「無理、ゴミと一緒なんて」
「テルミーナさま、絶対に間違えないでくださいよ。聖女様を」
「分かっているとも 何度もいうな!」
扉を開けて入って来た者達がいた。あろう事か、シズの前でなくアスカの胸の大きさを見てからの判断だった。そして アスカを前にして 片膝を付き
「聖女様、私は このギルガイア大国の ・・・ 」ラムに蹴り飛ばされていた。
「今、アスカの胸を見て判断したでしょう。最低男ね」
「そりゃ~アスカほど胸が大きくないからって 私を素通りするなんて最低な王子様ですね」
「テル、最低男に成り替わってしまっているのね。ラムに聞いた通りの男に」
「大丈夫ですか。テルミーナさま!」
ローザがテルミーナの左側に寄り添いながら
「あら、いい男じゃ~ないの! 下半身も元気だこと」 言いながら裏筋を触っただけで“ ドップゥッ ”発射
オルガがデルタのお尻を触りながら
「こちらの男性もいい肉体美だこと さぞかし女を喰い物にしているのでしょう」 言いながらお尻から裏筋に向かい中指をなぞると“ ドップゥッ ”発射
「個々の生徒は、女性を知らなすぎるわよ」耳に息を吹きかけただけで“ ドップゥッ ”発射
「学園にいる間は、毎日が楽園だね。ローザ!」耳に息を吹きかけると“ ドッピュッ ”発射
ランスロットがローザの左胸の先端部分を弾いて オルガの右側の胸の先端部分を弾いただけなのに2人の頬を赤く染めさせて
「いい物を見させてもらったよ。テルもデルタも女に気を付けろよ」
「旦那さまが笑っているのなら問題が無いわね。オルガ!」
「男もいいけど 女も抱いてみたいわね。ローザ!」
「俺の見ている前だけにしておけよ。それだけは、忘れるな!」
「はい、旦那さま」
「わかりました。旦那さま」
「それでも面倒事を持ち込みやすいからスキル全開で懲らしめてしまいなさい」
「いいの ラム!」
「了解です。ラム!」
「ちょ・ちょっとラム、この子達のスキル忘れていない。集団行動の学園で行ったら全員が発情してしまうわよ」
「ランスロットさまの笑顔を見る事ができるなら問題が無いわ」
「そうね。その間だけ、モフモフ時間ができるかしら」
「そんな事にでもなったら ランスロットさまのお昼寝の時間にしましょう」
“ ウフフ~~ ”6人が妄想をしながら 頬を赤く染めるのであった。
そして 今現在、教室の生徒の前に立っている4人がいた。
「今回、このクラスに4人が入学をしてきた。自分達で紹介をしろ」
「それならば、私から紹介をさせてもらいます。私は、シズです。称号に聖女持ちです。使徒の女性版だと思ってもらって構いません」
その一言で教室内が騒ぎだし収拾が点かなくなってしまうとローザとオルガがスキルを発動させて それも弱めに! それだけで
静かになると
「ありがとうございます。ローザ、オルガ、助かります。私達4人とリルとラムも同様にランスロットの嫁に任命されております。これは、転生神ティラミスさまからの指示です。くれぐれも邪まな目で私達を見ないようにして下さい」
「1つ、いいですか。この国の初代国王様が転生神ティラミス様から頂いた。称号により、この国が今現在、困惑している事は御存じだと思いますが それを無くす事は可能なのですか?聖女様の力で?」
『いいわよ。ただし 元に戻す事が出来なくなるけど』“ 人が多過ぎるのよ。昔と違って ”
「可能だと思いますが 責任を取って貰えますか」
そんなできもしない事を簡単に出来ると言ってしまったものだから 生徒達がまたしても騒ぎだすも シズが目を閉じて右腕を差し出して指を弾くと“ パッチン ”と 音が鳴り響き シズの指先から光が漏れ出して多くのヒカリが波紋の如くこのギルガイア大国全体まで拡がるのであった。そして 数秒間、光輝いていた物が収まると
「皆様方、自分のステータスを確認して下さい。称号が変わっている事でしょう。この国全土に拡がるのに数秒間の時間が必要でした」
「ちょっとシズ! 私の称号が変わっていないわよ。どうして 農家の嫁に成っていないのよ」
「私もメイドで無くて “ 賢者 ”になった」
「どうして 私が村人で無くて“ 剛力( ごうりき ) ”なのよ!」
アスカの身体が赤く染まり出すと
「シズ、ローザ、オルガ、アスカを止めろ! 教室が壊される」
アスカが黒板に対して腕を振るおうとすると すかさずシズの結界に挟まれてローザとオルガの鷲掴みにされて股間を甚振られると気が収まり出すも黒板が落ちただけならまだしも壁を通り過ぎて隣の教室の屋根諸共吹き飛ばしてしまっていた。
その時、生徒と教師が天井を見上げると青い空が見えたと言う。アスカはと言うと皆に平謝りで済んだ、実際はそれ処で無かったのだ。いままでの称号が変わってしまい。元に戻ってしまっていた。多くの領民には、問題も無かったのだが名前だけで成り上がっていた冒険者や貴族、それと兵士達にとっては深刻な問題へと変わるのであった。それでもギルガイア大国の王都のみが混乱している最中、他の街や村では、なんの被害にもならないで寧ろ、喜ばしい出来事だとして多いに酒が進む時を過ごしたと言う。
そして 翌日からランスロットとリルターナ、ラム、シズ、アスカ、ローザ、オルガは、天井と屋根の修復作業に追われている。普通なら この世界でも足場を作って修復作業を行うのだが 彼等にとっては、その様な事をする必要も無いので普通に浮遊魔法で作業をしており、木材は薪にする予定だった木材を利用して 1つの教室を借りてランスロットにより 部屋全体を乾燥機に変え、魔法陣を展開させて1日がかりで多くの木材を乾燥させるのであった。
ランスロット達が作業をしている最中に休憩時間になると多くの生徒達が見学に訪れるようになっていた。彼等がどうやって空を飛んでいるのだとか、どれほどの魔力が必要なのかと聞こうと思うのだが ここでもローザとオルガが要る為に近寄る事もできずにいた。多くの生徒や教師達が彼等の仕事ぶりを見に行くだけで男性は、ズボンの裾から白い液体を垂れ流して白目で気を失うし、女性なら大量の水を股間から垂れ流して水溜りの中で気を失う現象が1週間ほど続いた。
その間、多くの使者が訪れるのであった。特に多かったのが王城からの呼び出しであった。が シズが王城に行く事はなかった。“ 私は、この世界に来た目的は、農家の嫁に成りに来た ”だけだときっぱりと言い張って頑固にこの国の国王に会う事を拒むのであった。理由は簡単である。ランスロットが王城に上がろうとしないのに どうして私だけでそんな処に行かなければいけないのと言っていた。当然、シズを主人と思っている。ミルクも王城に行く事も無かった。その前に彼等と会話をする必要が無い為に言葉も発しないでいた。ミルクも翌日からランスロット達と学園に登校をするのだが ここでも初めて見る物に生徒達は、目を輝せながら見つめるのであった。余りにも近づくとローザとオルガの餌食になってしまい。悲惨な事となるのであった。それが誰であれ、酷い有り様になると生徒に教師もだが 街の住人にまで噂が飛び、王都にやって来てから 誰1人としてランスロット達に近づく事をしなくなってしまっていた。
そんなこんなで1週間で屋根と天井の修復作業が終わり、残りの3日で学園内の見学に使うと11日目には、ランスロット達が学園に登校する事は無かった。その間、生徒達は、思い思いにランスロット達の事で盛り上がるのであった。そして 20日を掛けて多くの野菜を収穫して ランスロットのアイテムボックスに収納するのであった。




