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第50話  爵位剥奪


「普通の武器よりも少し高いだけよ。まず この国には、売っていないわ、見た事が無いもの! 2人揃って同じ武器だし、盾も同じだから問題が無いと思う」


 このギルガイア大国では、滅多に手に入らない代物であった。メトポタン国のオーガの里で手に入れた代物で 名刀で有名な方からの贈り物であったが国宝に成っても可笑しくない代物を子供達に差し上げてしまっていた。


「あれは、小さい方よ。アスカの持っている方が本命だと思うけどアスカの薪割に使っているわ。気にしないで!」

「本当にもらってしまってもいいのですか」

「旦那さまがお決めになった事なので気にしなくてもいいわよ」

 “ それに私達には、不要な代物だし ”


 農家の仕事と言えば、朝が早いだけで昼から何もしないでのんびりと過ごしているので 寝るのも早いのであった。この異世界でも農家を継がないで冒険者になる若者が多く、不作が続くと村人の子供達など平気で奴隷商に売ってしまう物であったが この村でも同じような出来事があったもののランスロット達のお陰で子供を売る事も無く、平和に暮らしていたのだ。何があったかと言うと 村人の殆どの方々が借金で苦しんでおり、ランスロット達が肩代わりをする代わりに畑の管理をしてもらうで話が付いた。

 それにランスロットが考案した魔道具で仕事がラクになった。魔道具とは、スプリンクラーを畑に設置しただけなのだが この世界には、存在もしていない代物であった。魔力がある程度溜まると魔力返還をして水を作り出し、辺り一面に霧の水が噴出する仕組みになった物であった。その為、農家の人達が水汲みをする時間も無くなり 農作物が更に育ち、甘く美味しくなるのであった。そんな事も合ってか、ランスロット達は この村でのんびりと過ごす事が出来る事となった。


 ランスロットがアイテムボックスから家を取り出すと家の改築を行うのであった。いままでは、3人で暮らしていた物が シズにアスカにミルクまで増えてしまっていたので家を大きくしないと暮らす事が出来ないのであった。と 言っても扉の魔法陣を書き替えるだけでいいだけなので問題も無く簡単に出来上がってしまっていた。

 外観はそのままで 異空間魔法陣の扉のみの書き換えだけで それでも中に設置してある物までもが増える事も無い事から作り足す事になってしまっていた。取りあえず、ベットを大きくして 椅子も増やすのであった。食器類に関してなら いつも持ち歩いている物なので それを代用すれば問題が無い。

 ランスロットが家の前で家具を作っているとリルターナが近づいてきた。


「ちょっとランス、この家でまた暮らすの? 人数が増えたのよ?」


「家の大きさだけなら 問題が無いだろう。中の空間を拡げて上げれば済む事だと思うよ」


「何を訳も分からない事を言っているの? そんな事が出来る事でもないでしょう」



 リルターナが扉を開けて中を見ると途端に扉を閉めてしまい。驚くのであった。

「リル、私達にも見せてよ。リル達がどんな暮らしをしているのか。楽しみだったのよ」


「そうだよ。私とシズにも見せてよ」


「私とオルガの服作りを出来る部屋も欲しいです」


「お願いします」


「凄いのよ。扉を開けると目の前に階段があったわ。どうなっているの? ランス?」


「ミルクの大きさを考えると このサイズになっただけだ。ただし、ミルクは入る際には、小さくなってくれ扉を壊してしまうからな! 出来るよな!」



『わかった。扉を壊すとどうなる?』


「家全体が壊れるだけだ。異空間魔法で作られているので入り口が無くなれば、入り口ごと異空間の中に持って行かれてしまうと思う。多分、帰って来る事など出来ないと思った方がいいと思う」



『わかった。絶対に壊さない』


「そうしてもらえると助かるよ。俺もこの世界が気に入っているからな!」


「ランス、中を探検してもいいよね」


「構わないが まだ 部屋に入れない処もあるから無理やりに開けるなよ。異空間に放り出されるぞ」


 “ へぇっ! ” 5人が神妙な顔付きになるのであった。それでも中を見てみたくて中に雪崩れこんでいった。扉を開けたままで行ったために 中の様子が伝わってくるのであった。そんな最中でもランスロットは、椅子を作るのであった。この家の分と王都での暮らしで使う分の椅子を作っていると借金とりが訪れてきた、それも親玉を連れて


「あそこで何かを作っている御方が ランスロットの坊ちゃんです」


「本当に若いのですね。街の子供と変わらない人なのですね」



「初めまして私は、ドット・ライズと申します。奴隷商を営んでおります。この度、あなた様のお父様の借金を払ってくれると聞きましたので顔を出させてもらいました」


「2つ名があると言う事は、元は貴族だったのですか?」


「御明察の通りです。但し、3男だったもので家を継ぐ事もできないままに放り出されてしまい。奴隷商見習いから始まって今の地位を得る事ができました」


「もしかして 貴族に成りたいなどと思っていたりしますか?」


「成りたいと思っておりますが 無理な事だとも思っております。それでお幾らなら払ってもらえるのでしょう」


「お金を払うとは、1度も言っておりません。如何ほどの借金があるのかを知りたくて」


「金貨179枚、金利が21枚付いておりまして 合計 金貨200枚になります」


「それは、凄いですね。13歳の子供に払える金額でない事が分かりました。それで担保は、何が付いているのですか?」


「今、御住みになっている家が担保になっているだけです。それでも毎月の金利だけでも払ってもらえればいいのですが それも払う事が出来ない御方みたいで 此方としましても困っている最中です」


「そうなんですか。それは、困った人だ。この際だから爵位を担保にしてもらったらいいのでないですか」


「そんな事例など聞いた事がありませんが 出来る物なのですか?」


「あの人もお母様の傘下に入っているから可能でしょう。最後は、お母様に泣き付いて爵位を剥奪にしてもらい。ドット・ライズさんが男爵でも 子爵にでも成ったらいいだけでしょう。但し、お母様の傘下に入るのだから それなりに仕事ができないと切り捨てられてしまいますが それでも構いませんか」


「私がエリザベス様の傘下に入れるのですか。王都でも王家よりも権力を持っている。エリザベス様の傘下に」


「それは、あなた次第です。貴族になるのであるならば、お母様を紹介しますし、今のままでも十分にいい暮らしをしていると思いますが」


「旦那さま、せっかく椅子を作っているのですから席に付いて話をしたいかがですか。何も立ち話をする事も無いかと 今、お茶を準備しますので 席に付いてお話をしてみてもいいかと思います」



 ランスロットがアイテムボックスから机を取り出しただけでも驚くと 出来たばかりの椅子を勧めるのであった。


「今の方が ランスロット様の奥様になられる方ですか?」


「嫁候補の1人です」


「候補って事は、他にもいるのですか?」



「ローザとオルガ、お茶菓子を用意して」


 そこに男性の股間を狂わせる女の子が姿を現すと 途端に股間のみが勢いよく立つのであった。


「わかりました。ラム!」


「シズに教わった物をお出ししてもいいかしら」


「旦那さまに恥を欠かせない物をお出しして」



「彼女達も嫁候補なのですか?」


「ローザとオルガですか。そうみたいです。それとシズとアスカもおります。嫁候補ではありませんが神獣のミルクもおりますので あまり大きな声を発しないで下さい」


「旦那さま、リルターナさまもおりますが」


「もう 私も紹介してよ。しっかりと! ランス!」


「リルなら俺が紹介をしなくても自分から発言するでしょ」


「私は、リルターナ・フォンフォードです。ランスロットの嫁の1人です。ラムも自分で名乗りなさい」


「私は、メイド兼嫁の1人です」


「なら 私の番かしら この世界で使徒と呼ばれている。聖女のシズです。女神も認めている。ランスロットの嫁です」



 この地点で シズが現れた時には、神々しい光を纏っており目が点になって アスカが両腕で胸を挟んで下向きになって上目使いで紹介をしただけでも 更に股間がいきり立つのであった。そこにローザとオルガが顔を出しただけで4人は、勢いよく逝ってしまっていた。香りだけが漂うとラムの風魔法で何処かに飛ばされるのであった。





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