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第40話  襲撃


 フォンフォードの街を出てから 道なりに歩くだけだったのだがカグラとミカゲは、驚くのであった。魔物の姿を見た途端に黒霧に変わってしまう事が不思議がっていた。そして魔石が地面に落ちると消える事にも驚くのであった。その様な事を繰り返し行いながら3日もかけて歩くこと


 小高い丘の上から 下にフィンの街が見る事となった。



「いい街じゃない。川も流れていて 周りにも村が見えるし、私達の拠点になるのよね。ランス!」


「僕達の拠点は、小河の先の方かな! あまり街に近いと色々と面倒だろう」


「それもそうだよね。私達が育てる野菜達って異常だものね」


「アスカおねぇちゃん達の野菜って 異常なの?」


「ごめん、私も作っている処は知らないのよ。食べた事は、あるけど」


「私達の野菜は、普通よりも育ちが良くて大きくなりすぎてしまうの 収穫するだけでも必要以上に魔力を使うしね」


「アスカとシズも加わったから 魔力欠乏症に陥る事も無くなるといいわね」


「さすがに200万の魔力が無くなる事はないと思いたい」


「2人とも魔力欠乏症になるの?」


「毎日よ。毎日が魔力欠乏症に陥るわ」


「ランスは?」


「私達と同様に魔力欠乏症に陥って寝てしまうわ」


「農作業をしているのでしょう? 魔力を使うの?」


「私達は、魔法使いよ。肉体労働が不向きだから 魔法で全てを行っているだけ」


「その内に分かるから それまで期待しておいてよ。シズ、アスカも」



「おい! 見てみろよ。ガキと女だぜ、高く売れるよな!」


「何処かで見た事があるな! おの男は?」


「何が男だ! ただのガキだろう。そんな事よりもフィンの街に連れて行って高く売ってしまおうぜ!」


「そうだぜ! 生きのいい女は、領主の旦那が買ってくれると言いな!」


「不味い、あの連中だけは辞めて置いた方がいい。俺の警戒音がさっきから鳴り響いている。俺は、消えるぞ」


「何が不味いだ。後ろに控えている女に気を付ければ問題がないだろうに ガキ共を縦に使えば簡単に手に入るって物だろうに やっぱり使えない奴だよな! あのデクの棒は!」


「あれだけの上物だ。1週間位は、遊んでいられると思うぜ」


「久し振りに女も抱きたいモノだな!」


「腰が抜けるほど抱かせてやるぞ!」


 10名の盗賊達は、思いおもいに気持ちを膨らませてランスロット達を待ち受けるのであった。そんな盗賊達がいる事も分かっていて ランスロット達は



「ちょっと待った。ガキ共! ここを通りたかったら通行税を払ってもらおうか」


「おじさん達、お風呂に入っていないでしょう。臭いわよ」


「おじさん達の命でいいのかしら」


「何だとガキの分際で ・・・ 」最後まで言える事も無く、アスカに蹴り飛ばされており、小石が飛ぶみたいに首の骨が折れ曲がったかのように飛んで行ってしまった。


「おかしい~なぁ~ かるく蹴り飛ばしたつもりなのによく飛んだわねぇ~」



 あたふためいて武器を片手に持つと


「こんなにも可愛い女の子に武器を出すなんて 可愛そうでしょう」と 言いつつもウォーターカッターで剣を切断してしまっていた。リルターナが それと同時にラムは、武器を持つ手を切り裂くと


「私達の服装が汚れますわ。近寄らないで」



「ちょっと待て このガキ共は、王都の黒霧のガキ共じゃないのか! 俺達を魔獣のエサにして楽しんでいる奴等だろう」


 10名の盗賊に対して 乱れ撃ちで両足を切断しないように加減して多くの血を出し始めると


「早く逃げないと もっと血が出る事になりますわよ」


「ミルク、ダメよ。こんなにも臭い物を食べないでよ」神獣なのに血の匂いでヨダレが口から溢れ出ていた。


『我でなければ、問題がないよな!』


「なら いいわ!」


 途端に“ ワッオォォ~~ン ”と吠え始めると 森の中から 数十匹のワイルドウルフ達が現れて 彼等を銜えて森へと帰って行った。


「フォンフォードの街を出てから 気になっていたのだけど 襲ってくる様子もないから気にも留めなかったけど この様な使い方もアリだね」


「そうですね。街の人口が減ってしまいますが それも致し方ありません」



 その後も多くの盗賊達に襲われるも彼等のお腹が満たされるのであった。そして わざわざ街の入り口付近で野営をするだけでも 多くの盗賊が近よってくるものの 誰1人としてランスロット達の側まで行けた者も無く、朝日が昇るのであった。


 その間、チロロは スヤスヤと寝ているが カグラとミカゲは、安心する事が出来ないでいた。ランスロット、リルターナ、ラムのお陰とワイルドウルフ達のご馳走でお腹が膨らむのであった。彼等も久し振りに大量の食事にありつけていた。


 フィンの街、別名 盗賊の街でも有名であった。街の9割が盗賊で成り立っていた為に 殆どが盗品であり、市場に出廻らない物までもが ここでは、手に入る事でも有名な事でもあった。国の兵士達が フィンの街にやって来た時など逃げ出しており、もぬけの殻になっている事など当たり前の出来事で 誰1人として捕まえる事が出来ないでもいた為に 今回は、ランスロット達を派遣して彼等を一網打尽にしようと企むのであったが 今回もまた 誤算が生まれるのであった。


 彼等の死体が 未だに1体も見当たらないでいた。街の付近でも 森の中にも ただし、多くの血の後だけが残されており 魔獣の仕業だろうと思うのであった。



「それにしても 盗賊や強盗に殺人鬼までいるなんて 色々な称号のオンパレードみたい」


「見た目、武器を持っているゴブリンみたいだよね」


「本当に臭いわよね。好くこの中で生活なんてしようなどと思うのかしら」


「へぇ~門番なのに 殺人鬼って そんなに人を殺して来ているのか。僕も殺人鬼になるのかな?」


「ランスロットさまなら 農民で通ります。称号も“ 村人 ”のままです」


「お・お前等は、何者なのだ。こんな事をしていいと思っているのか。領主様が黙っていないぞ!」


「問題がありません。その方の死刑は、決まりました。私のお父様の判断です」


「ラム、屋根の上の敵に乱射、リルは、迫りくる敵に乱れ撃ち、僕は、隠れている全てを狙い撃ちにするよ」



「アスカおねぇちゃん、この人達って私を襲った盗賊達なの? 私の知っている存在と違うように見えるけど?」


「シズ殿、ランスロットさま達は、何をしているのですか。よく見えませんが?」


「彼等は、皆揃って死にたくないと思って必死なのよ。その証拠に彼等の顔が歪んでいるでしょう」


「本当だ、昨日の人達と死に顔が違う」


「あれは、ただの連射と乱れ撃ちです。リルの乱れ撃ちは、無詠唱で行って要る為に発動までの時間短縮と魔力量が補佐しているって感じかな! ラムの方は、ランスに教わった通りに魔法陣を展開させて3面9連射法、街の全体から飛んで来る魔法や矢を撃ってくる全てを人達に向かって魔弾を飛ばして 殺しているみたい。


 ランスは、多分! 隠れている人達を殺していると思う。この街全体となると私にも分からないわ」


「そんな事をしてしまうと街から逃げ出す者が出るので無いのですか?」


「ミルクが呼んであるから問題がないと思う。未だにワイルドウルフやシャドーウルフがこの街に向かっているみたいよ。そうでしょう。ミルク!」


『問題がない。数万の味方が来ている』


「数万ですって 1週間位は、街からでない方がいいわね」


 “ 本当にこの子達って 子供なのか? やっていること事態が神の所業だろう ”



「さすがに これだけ多いいと魔力が足りなくなるよね。シズ達は、僕達から離れて貰えるかな 魔力吸引を行う」


「わかったわ、ランス! チロロ、アスカちゃん、カグラさん達もランスから離れて あなた達の魔力まで奪われてしまうわよ」



 ランスロットの真上に魔法陣を展開させると何か得体の知れない物がランスロットの中に吸い込まれていくと同時にリルとラムにも魔力を流し込むのであった。当然のように魔力が回復していき、縦横無尽に魔法を放つ事が出来てしまっていた。魔力が尽きる事も無く、無限に戦闘が行えるのであった。



「ちょ・ちょっと待ってくれ それでは、彼等は 魔力が尽きる事も無く、永久的に魔法を放つ事が出来ると言う事なのか?」


「本当か、そんな事が可能なのか? オルガ?」


「あなた方は、知らないのかもしれませんが本来は、人も動物も魔力を持って生きております。その為、死んだ後には、魔力のみが地上に漏れ出してしまい。それが時間と共に瘴気へと変わるのです。その証拠に瘴気が多いい処では、アンデットが多く確認されているとランスに聞いた事があります。


 ですので この様な戦場では、多くの魔力の吹き溜まりになってしまい、数年後には、瘴気へと変わってしまうと街としての運営にも関わって来てしまいます。その関係も考慮して必要以上に魔力を吸い尽くす事をしないようにランスが見張っておりますので問題が無いかと思うのです」


「1つ、いいかしら 気になった事があるのだけど」


「何ですか、オルガさん?」


「どうした。オルガ!」


「私達の国は、野菜や果物が豊富に取れていたのだが ここ最近では、野菜の収穫や果物の収穫量が落ちてしまっていると聞いた事がある。それも もしかして地上の魔力量が少ない為なのか?」


「その可能性もあると思いますが 私の一存で答える事は出来ません。その辺りの事は、ランスに確認をしてもらった方がいいかと思います。彼等の農園は、すこぶる農作物が育ってしまって困る程だと聞いておりますので


 ランスに聞いた方が正しい答えが貰えるかと思います」


「彼は、本当に農民を目指しているのか? 私達からすると子供に見えないである」


「私も聖女と名乗っておりますが ランスと共に農家の嫁になりたいと思っております。自然に囲まれて自分達が育てた野菜を食べる幸せな時間が1番好きになると思うのです」



 ランスロットが街の周りに8カ所に転移魔法陣を設置した。そして殺して行った、悪い奴等を端から転移魔法陣を通して街の外に出して行くと多くの死体が街の外に山積みにされるのであった。




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