第36話 ミルクと名付けた
皆が見つめる最中、
「はぁ~それで どちらから先にする」
「モチのロン、いつも通りでお願いしたいわ」
「僕もたまには、1人で風呂に入たいのだがダメだよね」
“ 一様、言って見た物の ” 全員から猛反発が返ってきた。俺にも安らぎが欲しいぃ~
その後は、始めこそ遠慮がちだった。チロロも皆の食事の量に驚きながらもお腹が破裂しそうなほどに食べたにも関わらず!
「巨人族なのに食事は普通なのね」
「チロロって 食事が少なくて助かるわ」
「アスカおねぇちゃん達がおかしいのよ。どうして あんなにも食べられるの?」
「明日の朝、目覚めれば理解すると思うわ。けど お風呂は、どうする積もりなのかしら この人数で?」
少しの休憩と共に
「アスカ、ちょっと来てくれ」
「何ぃ~旦那さま」
「ここの家の3倍の大きさの穴を開けてくれ」
私は、アスカおねぇちゃんに付いて行くと旦那さまがとんでも無い事を言うのだけど ものの見事に裏切られてしまった。アスカおねぇちゃんが簡単に魔法で穴を開けてしまうし、シズさまが簡単に結界魔法で風呂が完成してしまっていた。そして 旦那さまが魔法陣を地面に書き、中心部分に魔石を埋め込むとほのかに暖かさを感じ始めると
旦那さまが 湖に向かって何かを飛ばすと湖から水が流れ込み簡単に水が溜まると それがお風呂に変わってしまっていた。魔法陣の辺りでは、未だに沸騰している。大きな泡がボコボコとしていて熱そうに見えたが 旦那さまがお風呂の中に手を入れただけでお風呂の水が廻り出してしまい。
「いいだろう! 入るとするかな」と 呟くと既にみんなが裸で待機していた。本当にお風呂が好きなのだと思ってしまった。が 間違いであった。ただ単にお風呂の中で遊んでいるだけだった。私も当然のように裸になって みんなと遊んでいると 不思議と時間が止まると皆が見つめる方向に 裸の旦那さまが風呂に入ろうとしている姿を見た。
そして お風呂に足を入れただけでお風呂が金色に輝きだしたかの様に見えてしまっていた。その後、リルさま、ラムさま、シズさま、アスカおねぇちゃん、ローザさま、オルガさまと話をして行くと私の番になった時
「あと5~6日ほど、僕達と一緒に行動を供にしていれば、君の迎えが来てくれるから それでいいかな!」
“ へっ? な・何を言っているの 旦那さまは? ”
「意味が解りません」
「身体強化で多分、ボロボロになりながらもチロロを探していると思うよ。肉体も魔力もスカスカの状態だけど 問題も無く生きているから のんびりと待つといい。僕達が彼等の処に行ってもいいけど 警戒をされて揉める事も考えられるから勘弁してもらいたい。ので 3日後に街に戻るから それまでの間、のんびりと待つとしてみては、いかがかな」
「どうして そんな事が分かるのですか?」
「サーチ魔法を最大まで拡げてみてから 個々に対して鑑定判断で分かった事だよ。彼等の行動パターンは、村を巡っているから分かったのだけどね」
「ありがとうございます。旦那さま! 私も旦那さまのお嫁さんにして下さい」
「無理、絶対にヤダ。他を探して これ以上、女が増える事だけは避けたい。から 諦めて」
途端にチロロの胸と股間を触られて「キャッ!」と言ってしまったが リルさまとラムさまが
「1人前の女になって帰ってらっしゃい、待っているわよ」
“ リルさまは、どうして 私の胸などを揉むのかしら ”
「ここも使えるようになってからじゃないとランスロットさまに可愛がってもらえないわよ。それでもいいの!」ニュルリと指が入るのであった。
“ 辞めてラムさま、そんな処に指を入れないで な・何か、変な気分になってきた ”
途端に旦那さまが リルさまとラムさまの頭にげんこつを落とした。
「お前等なぁ~ まだ チロロは、子供なのだぞ! 弁えてやれ」
「だってぇ~ 昔のアスカを思い出してぇ~」
「ランスロットさまも触ってみて下さい。とても 軟らかいですよ。子供の肌とは、これ程にきめ細やかなのですね」
“ 辞めて シズさま、お願いだからアスカおねぇちゃんまで 入って来ないで ”その後は、いつも通りの展開になってしまい。風呂の中に女体が浮いていた。ランスロットの静に入れる時間が訪れるのであった。周りを見渡すと女の肌が浮いているが 目を閉じて風呂に浸かればいいと思うのであった。
暫しの安らぎの時間の後は、リル、ラム、シズ、アスカ、ローザ、オルガと続き、チロロまで全身を洗ってもらうのであった。そして 翌日 チロロが目覚めると
“ 不思議、身体がおかしい ”
「実感したかしら」
「アスカおねぇちゃん、私の身体が自分の物に感じないわ。何か別の生き物みたい?」
「5日ほどで身体に馴染むから安心して 今日からは、毎日遊んで 良く食べてお風呂を堪能する事、出来るわよね」
「遊ぶと言っても 何をして遊ぶの?」
「狩りをして遊んでもいいわよ。私は、野菜や果物を採取しているけどね。皆の役に立つでしょう」
「危ないよ。そんな事をしたら」
「死なない限り何をしてもいいわよ。ケガぐらいならシズが治してくれるわ」
「魔物や魔獣は、危険な生き物なのよ。私は、両親から そう習ったわ」
「チロロの周りにいる。ワイルドウルフって危険?」
チロロが周りを見渡すと昨日よりも増えており、お風呂の中にまで勝手に入っている者までいた。
「昨日よりも増えていない?」
「これもシズのお陰だと思うわよ。聖女様の力だと思う」
“ シズさまって 本当に不思議な御方、旦那さまの前では 普通の女の子に戻るのに1人になって 森や湖畔を歩くだけで小動物までもが近づいて来て取り囲まれてしまっている。普通なら人が近づいただけでも逃げ出す生き物達が 自分から近づく姿など初めて見た。
これが 聖女の力なのかしら “
ランスロットがシズの近づくと小動物達も逃げ出さなかったのだが リルターナがシズに近づいただけで 逃げ出してしまった。
「どうして ランスなら逃げ出さないのに私だと逃げ出すのよ。この子達は!」
「きっと リルを怖がっているのね」
「どうして! ランスならいいのよぉ~」
「私の旦那さまですもの 誰も警戒をする訳がないでしょう」
「何か、無性に悔しい!」
「諦めるしかないわね。相手がシズなら!」
「けど ランスだけは、私達に振りむいてよね」
「そこは、私だけって言わないのね。リルも」
「当然よ。私だって言いたいけど認めているもの! ラムも シズも みんなもそうよ!」
「私は、この家族になれて本当に幸せな時間を貰えたわ」
「同感です」
「僕は、1人でも構わないけど」
「却下です」
「「同意見です」」
「もう いい加減、諦めて下さい。ランスロットさまには、私達の存在しか認められておりません」
「私は、神の意思です」
「私も神の意思です」
「なら 私もそうなりますね」
その後は、ありきたりな展開で皆にそそのかされて朝食の準備をして モリモリに朝から食べて ワイルドウルフ達にも食事を与えてやり、のんびりと森の中で2日間、過すのであった。そして 森に入って4日目の朝には、1匹のワイルドウルフの子が近づいて来て 自分の母親に向かって鳴くのであった。「バァウっ!」と 途端にワイルドウルフ達が吠えだして 森中に響き渡ると消えるように姿を森の中へと入っていった。1匹の子供のワイルドウルフだけを残して
「どうして この子だけ残して行ってしまったの? アスカおねぇちゃん!」
「どうしてだろうねぇ~」
「この子供のワイルドウルフだけが神獣だからだよ。この先、確実に人間に追われる立場になると思ったのだろう。シズと共に行動を取る限り、絶対の安全地帯だからだと思うよ」
「ランスロットさま、安心して下さい。この子もメスです。仲間になれます」
「はぁ~~また お・ん・な・か・よぉ~! 勘弁してくれ 頼むよ」
皆が笑いだすもランスロットのみが沈む気持ちになるのであった。そして ワイルドウルフの子に名を付ける事となるのだが ここでもランスロットに振られて
「白いから ミルクなどどうだろう。メスだし!」
「ミルクかぁ~いいわねぇ~」
「問題なし」
「今日から あなたの名は、ミルクよ。そして 私達の家族に成りなさい」と シズが命じると光り輝き本来のワイルドウルフよりも1廻りも大きくなって 毛並みも白のままだった。そして 在ろう事か、念話が可能になったのである。ミルクは、念話のみで会話が出来る事となるのであった。チロロは、家族の一員と認められなかった為に会話が出来ないのであった。
「シズ、君が私の主人で構わないよな!」
「えっ? ミルクと話が出来るの?」
「当然だ、これでも私は、神獣なのだから 名が付けば会話が出来る。ただし 出来ないものも存在するからなるべくなら内緒にして置いてくれ」
「その方がいいわね」
「ねぇねぇ? 誰と会話をしているの? 私も仲間に入れて」
「なるほど、家族のみ! なのね」
「これって声に出さなくてもいいので無くて」
シズの言葉に反応するかのように静かな会話が始めるも 途端に不安に陥るのであった。チロロのみが




