第32話 探索
なんやかんやとフォンフォードの街を出て 魔物が多く住むと言う、森へとやってくるのであった。その森を西に向かうと帝国に行けるほどに大きな森となっているのだが 奥に行けば行くほどに凶暴な魔獣が存在しており 人が立ち入る処では無かったのだ。その為に無法地帯となっており、多くの盗賊達の住処も存在していると噂になる程であった。
「処で ランス達は、迷宮とかに興味はないのか? 学生達は、迷宮に入って戦闘訓練とかをしているのだろう」
「遠慮しておきます。あんな処に行きたいなどと思いません。僕は、所詮村人なのです」
「私とリルも同意見です。迷宮など2度と入りたいなどと思う事も無いと思います」
「迷宮探索は、学園でも必須科目ですが その時だけは、休ませてもらいます。あんなにも恐ろしい処になど2度と入りたくありません」
「あんた達でも恐ろしいと思える敵が存在しているなんて思わないけどな!」
初めて迷宮探索の学科が行われた時の事をリルとラムが ランド達に話し始めると段々と雲行きが怪しくなって来て 顔が青白くなって来て最後には、全身を震わせながら聞いていた。その脇では、アスカが目をキラキラさせながら興味深くに聞き入れていた。
なんやかんやと森の入り口付近まで来ると
「ランス、オークは何処にいるの?」
「私は、リルターナさまにお供しますから ローザとオルガは、別行動をしなさい」
「「はい!」」
「ちょ・ちょっと待ってくれ まだ 森に入っていないにもかかわらず、どうして そんな事が言える?」
「ランスロットさまは、広範囲のサーチ魔法や感知魔法が使えますので 私とリルでは、範囲が違うのです」
「そう言う事」
「シズとアスカは、どうしますか?」
「私は、旦那と居るわ。行っても役に立たないと思うし」
「私は、旦那さまの護衛をしておきます。もしもの時にいた方がいいかと思います」
「それもそうね。盗賊もいるみたいだし」
“ 何を言っているの?この子達は、この状況下で既に戦闘場所を確定しているの? ”
“ ちょっと 私達とレベルが違い過ぎるわよ。レベルが100も違うと戦闘に対しても違いが此処まで出てくるの? ”
“ おい、おい、勘弁してくれよ。まさか 走って行く積もりか。俺がどれほど足が遅いか知っているのか。コイツ等は ”
ランスロットの感知魔法に引っかかったのがオークの集落らしい物とゴブリンの集落らしい物だった。オークの集落らしい物は、岩山にトンネルを作り、城壁みたいになっており、その中に数千個体が存在していたのだが キングまでの存在は、確認が出来ないでもいたのだが 十分に肉の確保が保証される物であった。
ゴブリンの集落も同様で森の中に住んでおり、こちらも十分に魔石の回収に打って付けの場所でもあったと思う。但し、ローザとオルガだけで戦闘が持つか心配するのであるが そこは、問題が無いと思った。
「オークの集落を見つけた。岩山に城壁を作っており、結界などは、張られていないから問題なく、上空から侵入して存分に暴れると思う。多分、数千体 存在していると思う。その後でいいから ローザとオルガの手伝いに向かってもらいたいが構わないよな!
それとローザとオルガは、ゴブリンでいいよな! 此方は、それなりにいるけど問題が無いと思うが もしもの為にリルとラムを向かわせる。彼女達が到着するまでに倒してしまえば問題が無いが 時間が係れば問答無用でリルとラムが乱入してくるから警戒心を忘れないように それとソルジャーやその他諸々が存在しているから 十分に戦闘が楽しめると思うよ」
ゴブリンスレイダーの面々が思っていたのは、冒険者ギルドに張られてある。オークの集落の討伐依頼とゴブリンの集落の討伐依頼を思い出していた。双方ともに多くの冒険者を使用しないと壊滅が出来ないものだと思われていたのだが 彼女達に掛かってしまうと本の数時間で戦闘が終わるのかとも思うのであった。
「ちょ・ちょっと待ってくれ それって冒険者ギルドに張られてあった討伐依頼と被るのだが大丈夫なのか? それも2人だけで戦闘など?」
「私とリルターナさまは、肉の回収に向かうだけです」
「私達も同様です。魔石の回収をするだけなので問題がありません」
「くれぐれも頼むから 地形を変える事だけは、辞めてくれ! この前みたいに!」
リルターナとラムには、思い当たる事があり十分に理解をするのであった。当然のようにランド達も青い顔になるのであった。そして
「リルとラムは、3キロ地点に岩山が見えるから 上空に上がれば十分に見えると思う、それとローザとオルガも木の上を走り抜ければ、森の中に広い場所が見えてくると思う。こちらは、2キロ位で見えると思うから十分に気を付けるように そんな処でいいかな!」
「私の方からは、いつものエンチャットでいいかな!身体強化、魔力軽減、高速再生、それとローザとオルガには、私の魔力を与えます。今の3倍の魔力があれば、問題が無いでしょう。もしもの時に魔力回復ポーションを飲んで下さい。その時には、私達も乱入指せてもらいますので 覚悟しておいて下さい」
エンチャットされると4人がほのかに光り輝き、ローザとオルガのみが鼻から血を流すが魔力が必要以上に体内に入って要る為であった。その光景もまた ランド達とゴブリンスレイダーの面々は、初めての光景でもあった。
「僕達は、湖にいるから 昼過ぎには、帰って来るように」
「美味しいお昼ご飯を作って待っているよ。楽しみにしていてね」
4人の姿が消えるとランド達とゴブリンスレイダーの面々が驚くも ランスロット達にとっては、当たり前の光景であった為に森の中を歩き始めるとランドが話し掛けてきた。
「彼女達の姿が見え何のですが 何処にいるの? それと先程のエンチャットって 何なの?」
「エンチャットとは、付与魔法の事です」
「ローザとオルガなら もう少しで戦闘が始まります。リルとラムも同様ですね。あと数分で戦闘が開始すると思います」
「ちょ・ちょっと待ってくれ ランスは、ここにいて彼女達の行動が分かるのか?」
「戦闘分析や戦闘戦略は、学園で教わる事です。その当たり前の事をしているだけです。僕達まで行ってしまっては、ランドさん達は、誰が守るのですか」
「バカにするな! 俺達だって冒険者だ。自分達の身ぐらい自分達で守れるぞ!」
「それは、失礼しました。魔物と魔獣が近づいておりますので頑張ってみてはいかがですか」
ランスロットの言葉に警戒をするも彼等には、理解も出来ないのであった。そんな時、茂みの中からランドの足に向かって石斧で強打をされるもトーヤの機転で茂みごとゴブリンを切りつけていた。当然のようにランドの傷は、シズによって回復がされており、無傷の状態になるのであった。
「まだ 数十体、おりますので頑張って下さい。それとシャドーウルフが3体、此方に向かっております。警戒を怠らないで下さい。忠告は、しましたから」
「まて ランスには、何が見えていると言うのだ」
「全てです。のんびりと戦闘をしていると終わりが見えなくなってしまいますよ。それ程に多くの魔物が存在しているみたいです。この森は」
「どうして 彼等は、気配を消さないのかしら?」
「気配って 消せる物なの?」
「シズは、杖に乗っているだけでも十分に気配を感じないよ」
「そうなの? アスカ?」
「うん!」
「そうなんだ。私って割かし凄いのかも」
ランス達は、当たり前のように森を抜け、湖に到着する頃には 既に別動隊のゴブリン達がランド達を捉えており、更なる人数と戦闘が始まっていた。それに伴いながら シャドーウルフも参加をして来て激しい戦闘に成りつつあった。
「ランス、彼等はいいの?」
「問題が無いでしょう。スタンアローで3グループほど潰して置いたので問題が無いかと思います。もしもの時には、アスカが向かわせます」
「なら 問題が無いわね」
「旦那さまがいるから問題がありません。先程の魔法も凄かったのです」
「へっ? アスカに見えたの?私には、何も感じなかったよ」
「多分、隠蔽魔法を併用して放っていると思います。森の中では当たり前の行動かと思うのです」
「そうなの? ランス!」
「アスカの言う通りだよ。むやみやたらと敵を増やしても大変だからね。後々」
「そうだよね。戦闘などしないに越したことも無いものね」
「そう言う事、僕達はのんびりと彼等を待っていよう」
「旦那さま、大変です。この辺り一面、クレソンとセリの宝庫です」
「そう みたいだね。それに湖の畔にも食べられるモノが多いいし、湖の中にも色々な生き物がいるみたいだよ。3,4日、のんびりと回収したいぐらいだ」
「この辺りの野草なら私にも分かるわ。鑑定も駆使して存分に採り尽してやる」
それでは 僕達の戦闘は、のんびりと野草採取としゃれこもう。




