第29話 拷問
ランスロットとラムが魔弾ブリットで走り抜けると逃げ出すゴブリンを端から リルターナがエアーカッターで切り裂きながら駆け抜けて行く3周もするだけで 王城の周りにいたゴブリンの姿が無くなっており、黒い霧が立ち上るのであった。それは、街の中にいる領民にも見る事となり、恐怖対象にもなって来ていた。
「おいっ! あれって もしかして 王都の黒霧が俺達を助けに来てくれたのか」
「黒霧って 何なのだ?」
「何だ、知らないのか。彼等が通り過ぎた後には、魔物や魔獣から出てくる黒い霧だけが残り、辺り一面から獣の姿が消えると言う噂を!」
「そ・そんな凄腕の冒険者集団が存在しているのか。王都には?」
「ただし その姿を見た者は、誰1人として見た者が無いという。噂だがな!」
「本当の話なのか?」
「その証拠に ここ最近、王都周辺で魔物や魔獣達の姿が消えていると言う噂だ。その為に多くの冒険者達が他の地区に流れているとも聞いているぞ」
「そう言えば、ここ最近 見知らぬ冒険者達が多く見られるな」
「だろう! 彼等の狩場が無くなれば、他の地区に流れるしかないからな」
その話を聞いていた。周りの集団が また 別の場所で話をすると“ 噂 ”だけが1人歩きをして ランスロット達が街の中に入る頃には、話が拡がっていたと言う
王都の冒険者たちが誰しもが知っているのだが口が裂けても言える事では無かった。13歳の子供達に助けられたなどと言えば、どれほどの非難を浴びるか分からなかったからだ。その為、冒険者達が皆して見た事が無いと言いふらしてしまい。噂だけが1人歩きをする事となるのであった。彼等が通り過ぎた後に 黒霧だけが残ると
50弱だけを残して置いたゴブリンもフォンフォードの街を守っている騎士団や冒険者達にも見えていたが観たくても自分達の周りに黒い霧だけが残る現象を見ていた。その姿を見る事も無く走り抜けており、何が起きているのかも知らないのであった。
帝都からやって来ていた。2人を捕まえたまま 未だに戦闘中の彼等の側に行き、戦闘風景を眺めるのであった。
「こうやって見てみると剣での戦闘とは、大変な物なのだな!」
「そうですね。ランスロットさま! 無駄に時間だけが掛かってしまいます」
「ランス、お腹が空いた。何か、食べ物が無い」
「お昼ご飯も食べないで走ってきましたから ここ等で昼食にしませんか。簡単に済ませましょう」
「そういえば、サンドイッチを作って置いたから これでいいか! 飲み物は、トマトジュースでいいよね。魔力の回復も望めるから 残りをサンドイッチの中に入れてしまえばいいしね」
そんな話をラムとしていると4人が仲良くなるが 食事をしはじめると別物だった。ランスロットが作ってくれた物だと分かると我先にと両手にサンドイッチを持ち、口の中には大量のサンドイッチが入っているのだ。それをトマトジュースで流し込みながら 大量に作られていた。サンドイッチの姿も早々と消え去るのであった。
ランスロット達の昼食が食べ終わるのと同時くらいに戦闘も終わりが見えて来ており、4人のお腹も膨らみを見せ始めるとランスロットに寄り添いながら静かに眠ろうとしていると
「おいっ! 貴様等、俺様達をどうする積もりだ」
「そうよ! 私達をどうしたいのよ」
ラムが殺気を出しながら 彼等に近づき
「あなた達には、これから拷問が待っているから心配しないで 帝都の情報を色々と話してもらうまで殺しはしないから安心して」
「俺様達は、賢者様だぞ! 俺様達にそんな事が許されると思っているのか、貴様等は」
「あら 知らないの! この国だけでも賢者なら1万を超えるほどに存在しているのよ。あなた達だけが賢者でないの」
「私達は、異世界人よ。勝手に殺してしまってもいいと思っているの」
「それでも人間でしょう。問題が無いわ。最後は、ゴブリン達に廻されて犯され続けるだけの物よ」
「いやぁ~~ ゴブリンだけは、辞めさせてぇ~~」
「問題が無いわよ。男にも穴が1つ空いているし、女なら穴が2つも空いているから 十分に楽しめるので無くて」
「ラム、貴様は 人として恥ずかしくないのか」
井川の股間を触りながら「あなたが私達にしてきた事を そのまま自分自身で体験をするだけよ。何も恥ずかしい事で無い筈よ。あなたも そう言っていたわよね」
段々と井川悠斗の顔色が白くなるのと同時に 女性の方がブルブルと震えだしていた。
ランスロット達がまったりとしていると数名の騎士団が近づいて来て
「おいっ! 貴様等、何をしている。親は、何処だ?」
「あら 珍しい顔ねぇ~! 私の事を覚えているかしら」
「 ・・・ 姫様がどうして ここのいるのですか?」
「私の旦那さまと嫁候補達よ。問題が無いでしょう」
「へぇ~~リルって 姫様って 呼ばれているんだぁ~~」
「貴様、姫様に向かって な・何と無礼な言い方をする」
「辞めて置きなさい。彼女は、“ 聖女さま ”使徒様の女性版だから 私などが足元にも及ばない存在よ」
騎士団数名の顔色が段々と白くなると
「ねぇ~ねぇ~おじさん達、奴隷の首輪って持っている」
「詰所に置いてありますが それが何か?」
「彼等2人に 取り付けて貰えるかしら」
「彼等は、何者なのですか?」
「今回の首謀者よ」
「おいっ! 貴様、今すぐに奴隷の首輪を持ってこい」
「はっ!」
「それで タダで引き渡せなどと言わないわよね」
「その辺りは、領主様に聞かないと分かりませんが それ相応の物を頂けると思います」
「この街にも“ ヌル ”は、いるのかしら?」ラムがウインクをすると
ヌルとは、水の中に存在する生き物で 汚物や汚れを食べる生き物であり、人に危害を与えるものでなかった。その為、貴族などの拷問の際に良く使われており、目に見えない物に恐怖し恐れられていた。
「ま・まさか それ程の凶暴な生き物の中に入れろと言うのですか。彼等を」
「そうしてもらえるかしら 当然、大量の食事を食べさせてあげてね」
「そ・そんな事をしてしまうと彼等が大きく育ってしまいますがよろしいのですか?」
「問題が無いわ。その肉を彼等に食べさせてあげて その頃には、喜んで食べてくれると思います」
「まて 貴様等は、俺様達に何をする気だ。俺様達は、帝都の賢者だぞ!」
「そうよ。帝都とケンカをする気!」
「好きなだけ言っていいわよ。今の内に この後になった時には、自分から話したくなるから存分に言って」
「お・お願い、何でも話すから それだけは、辞めて私だけでも助けて」
「問題が無いわ。2人仲良く下半身だけ裸で食事をするだけよ。下半身が残っている事を願うわ」
その後、彼等が向かう先は 牢屋の中であり大きな樽の中に水が入っており、その中にロープで吊るされて 腰の辺りにまで水に浸かるのであった。そして 彼等が見ている前で桶の中の物を彼等の樽の中に流し込むだけで 彼等が水の中で好きな様に泳ぎだすと それだけで井川と転移してきた女性の悲鳴が 聞こえてくるのであった。そして 丸く穴が開けられた蓋をして上げると更に大きな声で喚き散らすも 奴隷の首輪をしているために
「静かにしろ!」途端におとなしくなるのであった。その後は、食事を与えると黙々と食べ始めると大量の遺物を垂れ流すも彼等が食べ尽してくれて樽の中では、水が綺麗のままなのにも係わらず、彼等が成長をするだけの食事を与えるのであった。1週間も過ぎれば、彼等が泳いでいるだけで足の皮膚に当り、すこぶる敏感になるのである。
最初こそ、遺物も硬かったものだが 3日も過ぎれば、軟らかくなり次第に催促の意味を出す積もりか、井川の穴の中に入るものや 転移してきた女性の2つの穴に入るモノまで現れて来て井川に関しては、苦痛な表情を現すも 転移してきた女性に対しては、反しておりヨダレを垂らしながら全身を震わせる場面も多く見られるようになってきていた。
「おいっ! 玉穂、大丈夫か?」
「もんだ・・・い・・! あっ! そこは、や・やめて あっ! また い・・・」
「おいっ! ほん・・う・・! そ・そこ・・・れ・・」
「なに! あ・・・な・・!」
食事が終わる度にまともに会話もできない状態に陥るようになるも 1週間も過ぎれば身体が慣れて来て会話もできるようになった。そして 1人の男性が彼等の前に現れると
彼の名は、ドロ! 奴隷衆をいたぶり全てを吐かせて者、全身傷だらけであり、回復魔法が長けているために趣味も兼ねて 喜んで仕事をしてくれる奴隷でもあった。
「オデは、ドロ! 今日からギミ達のギョウイク監だ。オデからのプレゼンドをうけどれ」
それは、彼等に対して喉に針を数本差してやり、その針をまた抜くと云う簡単な事であったのだが それが原因でまともな会話が出来ないようにもなってしまっていた。穴が開いている状態で回復させられてしまい。喉に数ヵ所が空いているために会話をしたくても喉の穴の性で ロクに会話が成立する事も無くなった。
「ごれでデイドをヴラギデュごとも なぐなっだ。オデにガンシャしろ」
(これで帝都も裏切る事が無くなった。感謝しろ)
「ぐさま! オデザマギ ダ・ダニヲジダ」
(貴様、俺様に何をした)
井川の横に立ち、股間の遺物を出し
「グワエロ!」
(銜えろ)
何もしない事をいい事に 彼の肩や腕にハンマーで殴りつけ回復をしてやりを繰り返し行う事で服従させるのであった。奴隷の首輪で服従でなく、理性を失わせての服従であった。1週間もする頃には、牢屋の中にいる囚人たちの遺物まで銜えるようになっており、2人仲良く またしても死にたいと思うのだが 魔法と剣の世界でもあった為に魔法で簡単に治る為に死ぬ事も許されていなかった。
ラムが3週間ぶりに彼等の前に来た時には、リルとシズは、杖の上に乗り床に足を付ける事も無かったが ランスロット、ラム、アスカは、普通に歩いて来ており、多くの囚人たちも彼等の所業を見ているのだが何も言える者など存在すらいなかった。何故かと言うと 飛んでも無い程の殺気を出して ラムが先頭を歩いているために囚人達が自ら目を反らすのであった。
「ギザマラ ダニボノダ」
(貴様等、何者だ)
「シズ、彼を完全回復してあげて 会話が成立しない」
「はい、旦那さま」と 言いながら 光と共に全身の傷まで癒していた。その光景は、囚人たちも見ており、目を疑うには十分すぎる光景でもあった。本人自身が1番驚いていた。絶対に治らない傷までも回復しており、自然とランスロット達の前で平伏するのであった。
「それで!」
「あと1週間の猶予を与えてもらえませんか。何でも話せるようにしてみせます」
「それならば、リルの父親にして上げて下さい。僕達は、これで王都に帰ります。あとの事をお願いしたくて参りましたが 問題が無いみたいですね」
「元、主人さま! ローザとオルガは、貰って行くから 後は仲良く拷問を受けてね。1年もすれば、もしかしたら帝都から迎えが来るかもしれないわよ」
「お父様が言っていたけど 白金貨10万枚で引き渡すと 間者に教えたと言っていたわね」
ランスロットの目を見ただけで 何故か安心が出来るのであった。不思議な目をしている子供だとも思うのであった。
「あ・あの あなた様の名をお教え願えませんか」
「僕ですか。ランスロットと言います」
「ランスロットさまの恩に報いてみせます。神明を持って仕事をしてみせます」
「それでしたら もう 首輪が必要無いですね。良い朗報を待っております」
ドロの首に巻かれていた。奴隷の首輪が自然と床に落ちると涙が溢れだすのであった。
「俺は、この街の為に頑張ります。また 会話をしてもらえませんか」
「監修の方々に話して置きますので 街で僕達を見かけた際に話し掛けて来てください。夏の暑い時期に この街に居りますので」
平伏し頭を床に付けるのであった。ランスロット達が出て行くと不思議と安らぎを感じるのであった。




