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第27話  スタンビート


 湖の湖畔から出て1日が過ぎ、昼頃に1基の騎馬隊がバリババの商隊の脇を通り過ぎて行き、ガルム率いる騎士団へと向かうのであった。報告を受けた。ガルムが取った決断は



「ガルム、何か 合ったのか?」と馬車の近くに来るのであった。


「プリントンか、済まないが俺達は、先に行かせてもらう。フォンフォードの街がゴブリンによる。スタンビートが発生しているみたいなのだ。俺は、これから騎士団を連れてフォンフォードに向かう事にした。


 その際にリルターナ達も連れて行きたいが構わないよな」


「それは、俺に出なくて彼等に言ってやってください。お願いします! リルターナさまも街の人々が心配すると思います」


「プリントン、ありがとう。フォンフォードの街に到着した際には、必ず 我が屋敷に来てくれ歓迎するからな」


「酒を用意して置いてくれよ。また 飲もうではないか」


「分かった、用意して置く。それでは、行こうか!」



 ガルムの一言で騎馬隊50基と馬車が動き出すのであった。バリババの商隊の先頭集団にランスロット達がおり、ランスロット達の真横に馬車が止まるのであった。


「ランスロット、済まないが協力してほしい」


「ゴブリンですか!」


「解っているのか。なら 数は?」


「約3万です」


「そ・そんなにもいるのか。ゴミ共が!」


「街の中の様子までは、分かりませんが 未だに戦闘が行われていると思います」


「協力を要請する。我が街を助けてもらいたい」


「ちょっと早く付くけどいいよね!」


「えぇ~~走って行くなんて言わないわよねぇ~~」


「シズ、走るのが嫌なら 飛んで行ったら」


「いいの ラム! それでも」


「構わないわよ。その代わり、私達に付いて来てよね」


「分かった」


 シズが自分のアイテムボックスから杖を取り出すと その杖に乗り、浮遊するのであった。その姿は、騎馬隊や商人達も見ており驚く事しかできなので在った。


 そして ランスロット達が走り始めると その後ろから騎馬隊と馬車が送れて付いて来るという。変わった取り組みになっており、丘の上でリルターナが




「あの丘を過ぎれば、フォンフォードの街が見えてくるわ」と 笑顔で答えていたものの その全貌が見えた時、街を中心にして周りを取り囲むみたいに緑色に染まっているように見えたと言う。


 ランスロット達が立ち止まっているとガルム率いる騎馬隊も到着しており、ガルムが全貌を見る事となった。



「なっ!」


「お父さん、城壁に結界は、張ってありますか? 空からの侵入は、可能ですか」


「それは、可能だが どうして?」


 ランスロットが頷くと嫁候補達も納得するのであった。


「リル、ラム、アスカ、僕を入れて 今日中に終わらせるよ。それとシズ!」


「分かっているわ。彼等を連れて中に入ればいいのでしょう。その前にあなた方にエンチャットするわよ」


「何? エンチャットって?」



 途端にランスロット、リルターナ、ラム、アスカが光り輝き、身体強化3倍と魔力軽減と威力3倍の効果が4人に付与されるのであった。その場にいる。騎士団やガルムを驚かせるのであったが 更に驚く事となるのであった。



「それでいいかな! 高速再生も付けて置く?」


「本当にあなたって バケモノよね。平気な顔してこんな事をしてさぁ~」


「ありがとう。ラム! ケガをしないでよ」


「分かっているわ」


「アスカ、期待しているからな!」と 言いつつ、アスカの乳首をピッンと弾くとやる気の顔になるも直ぐ様にリルターナとラムに胸を揉まれてしまい。いつものアスカに戻るのであった。


「もぉ~~せっかく、ランスロットさまが触ってくれたのに どうしてやる気を無くさせるのですか。みんなして」


「安心してアスカちゃん」耳元で“ これが済んだら お風呂の中で また 可愛がって あ・げ・る・わ ”と呟くと アスカの全身が震えだすのであった。


「それでは、皆さんも行きましょうか。絶対に馬と馬車から降りないで下さいね」と 心配をする様な事を言うと彼等を連れて浮遊魔法を発動させてるのであった。彼等を連れて空から フォンフォードの街へと入場する事となるのであった。未だかつって誰もやったことが無い事を平気な顔をして騎馬隊50基と馬車を連れて 浮遊魔法を駆使して入場しただけで街の住人のみならず 彼等も十分に驚く事となったのだ。


「あとの事は、あなた方に任せるわ。私は、彼等の治療を行ってから 旦那さんの元に戻らせてもらいます」


「我等をどうやって ここまで運んだのですか。シズ殿?」


「普通の浮遊魔法よ。さすがにこの人数は、魔力の消費が大きいみたいね」


 “ 3万も減っているわね。今後の参考になるのかしら ”


「我等に案内を指せて下さい。シズさま」3人の騎馬隊が名乗りを上げるのであった。


「そうね、任せるわ。ただし、時間を無駄にしないで」



 彼等に連れられて フォンフォードの街の正面玄関の門に来て見ると未だにケガをしている者達が大勢いた。その為に拡大エリアハイヒールを行い、ケガだけでなく完全治療まで行うのであった。シズの聖女の杖の効果により、どんな魔法を使っても10倍の威力があった為に完全回復が意図も簡単に行うのであった。


 彼等1人1人に対して 光り輝きだしてケガが完治するのであった。その光景もまた 彼等を十分に驚かせるのであるのだが


「何をしているのですか。先程も言いましたが無駄な時間よ。次!」


「失礼しました」と 言いつつも内心では、聖女の力に見惚れる事しかできないでもいた。その後も彼等に連れられて街中を疾走していると城壁の外から 黒霧が上がるのが見えはじめていた。ランスロット達の戦闘が始まったと確信を持つのであった。



 ランスロット達は、シズを見送った後!


「僕とアスカで右回りをするから リルとラムで左回りをしてくれ! 3周も廻れば、終わるだろう。アスカは、頑張って僕に付いて来てね」


「アスカ、目の前の敵を倒しながら走り抜ければいいだけよ。簡単な事なのだから しっかりとランスロットさまをお守りするのよ。いいわね!」


「アスカちゃん、街に付いたらあなたの武器が用意してあるから 存分に戦いなさい。それとランスなら どうせ! 勝手に戦闘をするから置いて行かれないようにして 私達でも付いて行くことがタマにあるから 見失いでね」


「無理して付いて来なくていいからね。自分のペースで走ってくれればいいから 多分、追い越す事は無いと思う ・・・ 」


「も・もしかして 戦闘をしながら私を追い越していく積もりですか」


 “ 在り得る、ランスなら ”


 “ もしかして本気で考えているとか、ランスロットさまらしいけど そんな事が本当に出来るのかしら? ”


「せっかく、シズが与えてくれた力も存分に使って 狩ってみせるわ」


「久し振りの戦闘かしら溜まりに貯まっている魔力を存分に使わせてもらいます」


「リル、ラム、全力で走るから付いて来て」


 武者震いをしながらも「「 うん! 」」と 頷くと とんでもない速さで丘を走り抜けるのであった。その後から アスカも走っているのだが彼等に追い付くどころか、置いて行かれていた。


「ま・待って下さい。私を置いて行かないでぇ~~~」


 オークなだけに 走る事が飛んでも無い程に遅いようだ。それでも 騎馬隊よりも早かったのだが ランスロット達の早さには、付いていく事もできないようだった。


 そんなアスカちゃんもフォンフォードの街の正面玄関の門に到着する頃には、ランスロット達の3周が終わっており、息を切らしながらも 走り始めようとしている最中に ラムに止められるのであった。


「もう いいわよ。アスカ! 遅すぎるわよ」


「この次からは、もう少し早く走ろうね。アスカちゃん」


「も・もしかして もう 3周回ったのですか? ランスロットさまがおりませんが」


「ランスなら魔石の回収に行っているわ。彼が拾った方が早いから」


「残りは、ここに残っている。50弱ね! それは、今現在 頑張っている冒険者の皆様方に任せましょう。私達の敵は、目の前の人間と魔人でいいかしら リルターナさま」


「あら 普通に戻ってしまったのね。ラムも 先程までリルと呼んでくれたのに」


「すいませんでした。冷静を失っておりました」


「いいのよ。ラムになら自由に呼んでもらって構わないわ。それに彼等も私達の事を気が付いたみたいだし」



「な・何なのだ、あんな奴等がいるなどと聞いていないぞ! 仕方がないから逃げるとするか。おい、俺様に触れ、転移して帰るぞ。2人とも」



「あら 珍しい御方がおります。リルターナさま」


「どなたなのです。ラム?」


井川いかわ 悠斗はるとと言う、異世界からの来訪者です。それと後ろに控えているものは、私と同胞の魔人であり、彼の奴隷です」


「シズと同様の異世界人ですか」


「そして 私の元の主人です」


「そう言えば、ラムも元は、奴隷でしたね」


「今、思うと あれ程にも家畜レベルだったとは、思いもしませんでした」


「それでは、家畜が可哀そうですよ。所詮ゴミよ。気にしても仕方がない事よ」


「そうでした。ゴミに価値がありませんね」


 “ 私は、鑑定を持っていないから解らないけど 彼女とラムは、何を言っているの 井川さまが家畜並みにレベルが低いですって どうなっているの? ”



「さっきから聞いていれば、もしかして 俺様の事を言っているなどと許されない事だぞ! 分かっているのか」


「これは、これは、井川 悠斗さま、お久しぶりです。ラムです! 覚えておりますか」


「なっ! 貴様、奴隷の首輪は、どうした。勝手に外す事ができないと聞いているぞ!」


「リルターナさま、大変です。ゴミが会話を要求しております」


「そうなのですか。私には、何も聞こえません。ゴミは、所詮ゴミよ」


「貴様等!」と言いながら ファイアーボールが飛んで来るも ラムが片手で弾いてしまい。


「この辺りは、ゴミ虫が飛んでいるみたいですね。リルターナさま」


「そうなのですか。ランスの処に戻りましょう」


 “ いいのかな? あの人は、相当に怒っているのに頭の上から湯気が上がっているよ ”



 リルターナとラムがからかって遊んでいると シズが杖に乗って此方に向かっていた。





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