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第25話  アイテムバック


 遅れを取り戻すみたいに4人を連れて商隊が動き始めるのであった。その道中


「2人も増えてしまいましたがお願いします。ランドさん」


「シズと言います。よろしくお願いします。ランドさん」


「アスカです。お願いします」


「ぼ・ぼ・ぼ・ぼ・ぼくは・・・・・」


「何を緊張しているのよ。ランドは! もしかしてオッパイの大きい方が好みなの! もしかしてアンタって!」


「丸わかりだな! 残念だったな! ランスロットの嫁候補らしいぞ!」


「な・何で 2人もいるのに また 増えるのか。不公平だろう」


「そこは、仕方がない事です。ランスロットさまなので」


 アスカが自分の大きな胸を持って「この胸もランスロットさまの物なのです。特に男性には、触らせません」


「この胸がまた 触り心地がいいのよねぇ~~ ラム!」


「ランドさんは、本当に男性で残念ねぇ~~」



 “ な・何も人前で私の胸を揉まなくてもいいのに けど 気持ちがいい! ”


 “ ドМ、確定ね。私も見習わないと ”


「シズ、もしかして あんた!」


「私も女よ。アスカちゃんみたいに表現豊かに成りたいわ。多分、無理だけど」


「その点は、私も同じだわ。私にも無理ね」



「辞めて下さい。私の胸がぁ~~」


「いいじゃ~ないのよ。減る訳もなし」


「かえって もっと大きくなるかもよ」


「そんな事は、無いです。もう勘弁してぇ~~」とティラとマーカーに胸を揉まれ出していた。その光景は、男性達の股間を響き効かせるに十分の効果をもたらすのであった。野営場所に到着する間、腰が曲がっている男性諸君が多く見られた。



 その間、リルターナは ガルムの馬車に乗っていた。


「何か、用があって乗り込んだのであろう。リルターナ!」


「お父様にお願いがありましてきました」


「何だ、大抵の事なら何でも聞いてやるぞ」


「我が家に昔から飾られている。大きなハンマーをアスカちゃんに差し上げてもらえませんか」


「アスカちゃんって あの胸が大きな子か?」


「そうです」


「ちょ・ちょっと待て あの子には、無理だ。まず 持ち上げる事もできない」


「私が心配しているのは、真逆です。その武器で軽かったら どうしようかと考えております」



 父、ガルムと母、リリスの口が床に付く位に大きく口を開けるのであった。



「リル、あの子って それ程までに力を持っているの?」


「はい、ランスのショートソードを握りつぶしてしまいました。軽く! その為、アスカちゃんが武器を持たないで戦闘をさせたくありません。今回のシズも武器持参で神界から降臨したので問題がないのですが アスカちゃんが不憫で」


「本当の事なの“ シズ ”さまが ティラミス神さまの世界から来たと言う事は?」


「その辺りの事は、ランスに聞いて下さい。彼がティラミス神さまと話をしたみたいなので」


 “ ランス、ごめんねぇ~ 丸投げするからよろしく! ”


「ちょ・ちょっと待て ランスロットは、ティラミス神さまと話をしたのか?」


「ランスロットの村人説に疑いが出て来たわね。これで十分に」


「言葉は、災いの元だからこれ以上の追求は辞めにしよう」


「分かりました。あなた!」



「ハンマーをアスカちゃんにやってもいいよね。お父様」


「それは、構わないがあんな物でいいのか。もっと丈夫な武器も在ると思うぞ」


「私は、あれがいいと思う。魔力の流れがいいから」


「また 訳が解らない事を言うな! 魔力の流れとは、何の事だ?」


「ふぇ? 自分自身の魔力の流れは、知っているよね。お父様も」


「そんな事は、知らないし 聞いた事も無い」


「魔力操作とか、しないの?」


「その辺りは、母さんの方が詳しい。俺には無理だ」


「私も魔力は、使う方だけどあなた達みたいに 魔力欠乏症に陥るまで使うことが無いわね。何をすれば、そんな事になるのか、不思議よね。


 いまのあなたでも そんな事になるの? いまのあなたでも30万位でしょう。魔力が」


「ちょ・ちょっと待て リルターナの魔力量が30万なのか」


「歴代の賢者様を超えているじゃないか。既に」


「シズは、200万よ。お父様」


「ふぇ? ・・・・・ 」


 変な声を出した後は、静かになってしまっていた。



「農園をしていると流石に今でもなると思う。魔力欠乏症が当たり前になるし、魔力操作も必要だしね。毎日が魔力切れに陥るまで仕事が楽しいわ。最近じゃ~料理も覚え出して みんなの足を引っ張っているけど それでも楽しく暮らしているのよ。私は」


「少し見ない内にあなたも頑張っているのね。お金が必要なら言ってね」


「そう! お金よ。お母様にお願いがあるの」


「幾ら必要なの?」


「お金を預かってもらえないかしら 私達には、不要なのよ。殆ど使わないし、貯まる一方で」


「どうして そんなにお金を持っているの?」


「肉以外を冒険者ギルドに持っていくと高く買い取ってくれるし、盗賊達が身に付けている武器や防具も高く買ってくれる処が合って あと」


「まだ あるの?」


「薬師ギルドでも薬草を高く買ってくれるから お金だけが邪魔なのよ。それに ランスが作る。魔道具なんかも売ったら高く売れると思うわね」


「あの子、魔道具も作れるの?」


「私のポーチもランスが作ってくれた物よ。ラムとお揃いで」


「私にも作ってもらえるかしら そのポーチ!」


「いいと思うよ。容量は、どの位にする」


「容量? とは?」


「中に入る量の事」


「へっ? これって もしかして アイテムバックになっているの?」


「何を言っているの お母様! 当たり前でしょう。こんなにも小さなポーチだもの 何も入らないじゃない」


「これをランスロットが作ったの?」


「これだけでも金貨十枚になると思うのだけどね」


「因みに容量は、どのくらい?」


「ランスが言うには、30メートル四方って言っていたわね。私の部屋の2つ分かしら」



 リリスの額に汗が見染みだしていた。完全なる、国宝級の物であった。



「リル、しっかりと聞いてね。あなたが身に付けている。ポーチだけど」


「何よ。改まって」


「このポーチ、多分だけど 国宝級よ。それも白金貨数十枚になると

思うわ」


「また また 冗談、言わないでよ。お母様」


「あなたが知らないから教えて置くけど 1メートル四方で金貨100枚以上の値が付いているわ。それ程に高い物なのよ。アイテムバックって」


「だって ランスって この手の物をたくさん持っているわよ。自分のアイテムボックスに閉まってあるもの」


「そうだった。ランスロットって錬金術師だったわね。魔法陣程度なら簡単に書いてしまうのでしょう」


「そうね。魔法陣の中に書かれている文字まで 色々と教えてくれるわ。大体が古代文字で書かれていて 意味まで教えてくれるから解り易いわよ」


「ちょ・ちょっと待って ランスロットって古代文字まで読めるの?」


「読めるし、書く事もできるわね。私とラムも教わっているわ。暇な時間を使って」


「もしかして リルも魔法陣を書けたりするの?」


「私には、無理。理解が出来ない。多分だけどラムも無理だと思う。必死で頑張っているけど」


「あの子って ランスロットの事となると本当に頑張るわね」


「だって ラムもランスの嫁ですもの 当たり前でしょう。不向きは、存在するけど それでも頑張らないとおいて行かれそうで心配なんだと思う。当然、私にもそんな危機感は持っているわ」


「あなたは、それでもいいの? 嫁が増える事が?」


「最初の頃は、嫌だったけど いまは、違う気持ちで歓迎しているわ。家族が増える喜びを感じるようになってきた。それに毎日が楽しいのよ。ランスと2人の時でも楽しかったのに 今は、その何十倍も毎日が楽しいわ」


「安心したわ。母さんは! 困った件があったら母さんに相談しなさい。アスカちゃんの武器の件は、好きに使いなさい。どうせ 飾り物だし使えるのであれば、武器も嬉しいでしょう」


「ありがとう お母様! きっと アスカちゃんも喜ぶわ。自分の武器を持てて」



 フォンフォード家に伝わる。大きなハンマーがアスカの元にやってくる事となった。





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