第24話 転移
ここは、リルターナとラムが大きな穴を開けてしまった。湖の畔である。彼等を道沿いで昼寝をしている最中に 神界から降り注ぐ金色をした。光の柱がランスロットの近くに神々しく光り輝くのであった。その光に1番に気が付いたのが 魔王の称号を持つ、アスカであった。アスカ自身が神々から嫌われており、世界の厄災の1人でもあった為に気が付くのであるのと同時に 彼女自身もまた その神々しい光を嫌うのであった。
「ランスロットさま、何かが来ます」
「この光は、神界からの光です。ラムさま」
「アスカ、どうしてそんな事が分かるの?」
「神界からすると我々は、ただの厄災でしかないのです。人々を脅かすだけのゴミ扱いです。その為、我々に本能が訴えているのです。この光に近づくな 遠ざかれと」
「問題がないわよ。ランスに任せておけば何とかしてくれるわ。それよりも先に寝ましょう」
「そうですね。我々には、関係が無い事です」
「本当にそうなのでしょうか。段々と光が近づいて来ているのですが」
ガッバッと2人が目覚めて光の方向を見ると明らかに近づいて来るのが解ると3人の目が見開くとランスロットの足元で光が止まる
“ あのババァ~~ 本当に送りつけやがった! ”
“ 安心しろ、お前の注目通りに仕上げてある。この世界の使徒並みにいい出来だ ”
“ はぁ~~ マジか! もしかして ” あれ “も付けたのか。聖女と悪女! ”
“ 厄災の出来上がりじゃ! 存分にこの世界の厄災に成る事だな! ”
“ 俺の普通の生活から 遠ざかっているだろう ”
“ たまに見学を指せてもらうから 存分に謳歌しろ ”
“ はぁ~~ マジか! ”
「ランス、大変 ランスの足元で止まった」
「ランスロットさま、起きて下さい。何かが来ます」
「ランスロットさま、逃げましょう。私達が束で戦っても勝てません」
「ウゥ~~ン、もう少し寝かせて」
“ 寝ている間に 何処かに行ってくれないかな! ”
光の中から 声が聞こえた。
「ランスロットさま、お初にお目にかかります。あなた様のご指名通りに名を“ シズ ”と 言います。私も彼女達と同様に可愛がってください」
光が収まるとランスロット前で平伏する女性が現れるのであった。
「ちょっと ランス、どう言う事? 私にも分かるように説明して」
「ランスロットさま、彼女は何者なのですか。教えて下さい」
「アワワァ~~ワ、私の天敵が目の前にいる」
「ランスロットさま、ティラミス神からの伝言です。私の事を頼むとの事です」
「ちょ・ちょっとランスは、ティラミス神と知り合いなの?」
「どうなっているのですか。ランスロットさま?」
「 ・・・・ 」震える事しかできないのであった。アスカは
「私は、異世界からの転移者です。私は、生まれてからベットから出る事もできない内に13年と短い人生でした。そして この世界のティラミス神に拾われて この世界に降りたつ事を許されました。私の本来の名が 川端 静と言いますが この世界では、“ シズ ”と名乗りを変える事となりました。
リルターナさま、ラムさま、アスカさま、これから よろしくお願いします」
「ちょ・ちょっと どう言う事か、説明して ランス!」
「夢の中で な!」
「「「 うん! 」」」
「ティラミス神と言う女性が出て来てな!」
「「 えっ? 」」
「ふぇ ・・・ 」
「男性なら“ 使徒 ”だが 女性だから “ 聖女 ”との事だ。それもおまけ付きで厄災持ちだ」
「私も地上に降りてから 自分自身のステータスを拝見して驚きました。これが私のステータスです」と4人に廻覧した。
【名前】 シズ
【種族】 人間族 【性別】女性 【年齢】13歳
【称号】 聖女 / 悪女
【加護】 ティラミス神、神々の加護
【レベル】 153
【体力】 1、970,000 / 1、970,000
【魔力】 2、000,000 / 2、000,000
【魔法】 全属性
【スキル】蘇生魔法、祝福の光、浄化の恩恵、etc
【武器】 聖女の杖(魔法を使うたびに威力が10倍になる)
「どれだけ規格外を僕に押し付けてくるかな! ティラミス神さまは」
“ 本来なら 俺と言いたい気分だ ”
「何なのですか、このレベルの低さで この数値は?」
「この辺りは、ティラミス神さまの遊び心です。リルターナさまが353で ラムさまが453ですので私には、153にしたのだと思います」
「どう言う事よ。私にも理解が分かるように説明して!」
「神々にとって これほどまでレベルが違う物なのですね。彼等にとっては、レベルは関係が無いのかもしれません。私のレベルが453、4号さんと取れますし、リルターナさまも353なので3号さんと取れてしまいます。それは、ランスロットさまに対しての順番です。
シズ様に至っては、153なので1号さんと取れてしまいますので 神々が歓迎しているとも取れてしまっております。それ程に“ シズ様 ”が大事だとも取れてしまうのです」
「ちょっと ランスは、誰にも渡さないわよ」
「問題がありません。私は、ラムさまの席を狙うだけです」
「どうして ラムの席を狙う訳」
リルターナの下腹部を持って 「これに負ける積もりもありません。それと“ さま ”を付けるのを辞めて貰えませんか」
「なら 私は、“ リル ”と呼んで下さい」
「私も“ ラム ”で構いません」
「私も 私も“ アスカ ”って 呼んで」
アスカの大きな胸を持って「私達は、天敵なのでアスカちゃんと呼ばせてもらうわ。それに この大きな胸を揉むと とてもじゃなにけど“ ちゃん ”付けの方が似合うと思うし」
「そうなのよ! これって卑怯だと思わない。シズ!」
「私達の中で1番、胸が大きいからランスロットさまの目を引くものね」
「私もアスカちゃんって 呼ぼうかしら! そうそう、知っていると思うけど アスカちゃんは、魔王だから」
「地上最強の魔王だと伺っていたけど 今のアスカちゃんの方が私は、好きだな!」
“ ど・どうして みんなして私の胸や股間を触りたくなるのかしら? けど 気持ちがいいから いいけど! ”
「私も今のアスカちゃんの方が好きよ」
「この子の股間も気持ちがいいから お勧めよ」
「そうなの! 今度、お風呂に入っている時に触らせてもらうわ」
ランスロットは、彼女達の話に付いて行けなくなって深い眠りに付くのであった。久し振りの1人寝を満喫するみたいに深く、深く、寝るのであった。
シズの提案で 折角、女性が4人もいるのだから食事を当番制にして 2日に1度は、ランスロットとのお話の時間を作る事となった。リルターナのみが反対の意思を示すのだが 却下されていた。この辺りも嫁の務めだと言う事で渋々従う事となった。
最初こそ、嫌がっていたのだがやってみると面白くなって自分から率先して料理を作るようになるし、ランスロットもまた 皆に色々と教えるようになっていた。そんなこんなで3日が過ぎた頃に やっと商隊の方々が訪れてくれたのだが ここでも ランスロットの嫁が増えている事に驚くのであった。
たかが4日の時間の流れで 嫁が突然、2人も増えれば、驚くだろう。と 思っていたら“ シズ ”の聖女の称号に驚く事となった。
「遅かったわね。お父様! 紹介するわ。シズとアスカちゃんがランスロットの嫁候補に加わったから よろしくね」
「数日の間に嫁を増やすとは、さすがとしか 言えないな! ランスロット!」
「それとアスカちゃんは、魔人で シズに至っては、聖女様だから言葉使いにだけ気を付けてね。“ 使徒様 ”の女性版みたいなものなんだって ティラミス神さまからのお墨付きまであるから くれぐれも言葉使いだけは、間違えないでね。簡単に国が亡ぶわよ。
ティラミス神さまの力で」
ガルムの横にいる女性がすかさず、2人を鑑定していた。当然のように驚愕な目で2人のステータスを見る事となってしまっていた。
「ガルム、大変よ。リルが言っている事は、本当の事よ」
「何が 大変なのだ。俺にも解るように説明してくれ?」
「2人のステータスが100万を超えているのよ」
「何を寝ぼけた事を言っている。そんな者が存在するは ・・・ そ・そうなのか?」
ガルムの頭から白い湯気が上がるとふらつきを見せるのであった。
「シズと言います。お父様、一様 聖女と名乗りますが 私もラムと同様に可愛がってください」
「アスカと言います。お父様! 私は、ラムと同じ魔人です。よろしくお願いします。私も皆様と同様に可愛がってもらえると嬉しいです」
「ちょっと あなた、どうするのよ。この子達を」
「俺達の婿は、もしかして とんでもないのかも知れないな!」
「お父様、何を寝ぼけた事を言っているのですか。ランスロットさまの嫁は、まだまだ 増やす積もりです」
「私もこの中なら 普通の女の子に戻れるわね」
3人に突っ込まれるのであった。“ リルは、天然過ぎる ”と
「僕は、そんなリルが好きだよ」と 言うと“ ここにも天然がいる ”と3人が呟くと リルの顔がボワッと赤く染まるのであった。




