第22話 悪夢からの一夜
【名前】 アスカ
【種族】 魔人 【性別】女性 【年齢】不明
【称号】 魔人
【加護】 なし
【レベル】 283
【体力】 1、970,000 / 1、970,000
【魔力】 213,000 / 213,000
【魔法】 全属性
【スキル】物理耐性、威力5倍、高速再生、身体強化、etc
【武器】 なし(パワーバジリスク(小さき王)、重さが1トンもある。大きなハンマー)
この2日余りで 飛んでも無い程に魔力量のみが増えだしていた。リルターナとラムとで遊んでいるだけで
騎馬隊の2人がランスロット達の処に来るまでに2日も掛かるのであった。その間、ギルガイア大国や周辺諸国にも多くの被害が出ており、ケガ人や死者まで出る大災害に陥っていた。が ランスロット達が知る由も無く、のどかに商隊の到着を待つのみだった。
ラムは、アスカに教養を教え込みながら 家事を行いなっており、ランスロットとリルターナは、薬草採取をするのみに留まっていた。この辺り一面から魔物や魔獣達の存在が消えており、リルターナとラムが空けた。大きな穴には、水が地下からコンコンと溢れて出ており、大きな湖に変わり出していた。直系が3キロにも及ぶ大穴になってしまっていた。どれほどの魔力を撃ち込めばこれ程の被害に成るのか、予想も付けられない程の被害であった。
そして 騎馬隊が見た光景は、今までは 森と参道だった場所に突如として大きな湖が出来上がっており、その脇に小さいながらも家があった。そして 4人の子供達が寝ている姿を目にするのであった。ランスロット達は、暖かい日差しの中 お昼寝タイムに突入していた。森の中だと言うのに魔物や魔獣に襲われる事も無く、風の音と水の音を聞きながら お昼寝をする環境が出来上がっていたのだ。
「ランスロットさまは、こちらにおられますか?」と 騎馬隊の1人が聞きに来るのであった。
「僕がランスロットです。これからの行動が解らなかったもので ここで待機しておりましたがいかがしますか」
「やっと移動が出来るの 待ちくたびれたわよ」
「ランスロットさま、すべて持ち帰りませんか。色々と役に立ちます」
「私も手伝うのじゃ!」
「私も手伝います。でしょう! これは ・・・ 」
と 言う前にリルターナがアスカの胸を揉み出すと身体をくねらしながら よがり出しはじめた。
「私をいじめないで下さい。お願いします。リルターナさま」
「この胸が悪いのよ。触り心地が良すぎるわ」
「それで!」
「私も手伝います。ランスロットさま」
「残念、ここまでね。いつでも間違えていいわよ」と 残念がる、リルターナであった。
その様な光景であっても 2人の騎馬隊の股間のみが大きく育つのであった。
「そちらの女の子は、どちら様ですか?」
「ランスロットさま、嫁候補です。それ以上は、却下で あなた方が知る必要は無いかと思います」
ラムの言葉を聞いた途端に 2人の騎馬隊は、納得するのであった。それ以上の追求は、命を削る行いだと この規格外な子供達に関わる事を避けたいと
ランスロットが周りに散らかっている。机や椅子とetcを魔法陣を展開しながらアイテムボックスに仕舞入れて 小さな家までも騎馬隊の目の前から消えると さすがに驚くのであった。先程まで多くの造形物があったものが全て消えてしまい。森と湖の畔と湖が見えるのみに変わるのであった。
「それで僕達は、あなた方に付いて行けばよろしいのですか。それとも この湖の先で待っていたらよろしいですか?」
「ランス、向こう岸で待ってよう。もしかしたら オーク肉が手に入るかも知れないし」
「そうです。ランスロットさま、もしかしたらオーク肉ですよ。残り僅かになってしまいました。オーク肉が」
「それは、君達2人が食べ過ぎだからだよ。毎回、毎回、どれほどの量を食べているか、考えた事ある。少しは、アスカを見習って野菜も食べなさい。2人とも」
アスカの頭を撫ぜてやると 顔を赤々としてフルフルと震えだすのであった。顔だけを見るとニマァ~~としており、リルターナとラムの心に火が付き、アスカの胸をワシツカミにして揉みぐちゃにする場面に陥るが アスカ自身は、ランスロットが頭を撫ぜてくれる事の方が優先するみたいで気に病む事も無かったみたいだ。
その様な光景もありながら ランスロット達は、湖の上を走っている。向こう岸までの湖の上を疾走している最中だった。
「あの子供達って 湖の上を走っているよな! 出来る物なのか?」
「ハッキリ言って無理だ。どうやったら湖の上に立てるかも知らん」
「そうだよな!」
「それに見てみろ、この大きな湖をこれ程の魔法を撃ち込んだとしたら 俺達が敵うと思うか」
「無理だ。骨も残らないで綺麗さっぱり消えて無くなる」
「だろう! 規格外な子供達に関わらない方が身の為だ」
「それは、俺も思った」
「報告どうする?」
「見たままを報告するしかないさ、あとは、上の判断に任せた方が俺達が楽だ」
「そうだよな! その方がいいよな!」
“ 本当に村人か ”と 2人は、思うのであった。そして ガルム辺境伯に見たままを報告すると その足でそのまま王都にまで報告に行かせるのであった。商隊は、3日をかけて遠回りを余儀無くするのであった。
3日後にランスロット達と合流するまで魔物や魔獣に遭遇する事も無く、無事に出会う事ができ そして その時に新たに ランスロットの嫁候補と名乗る女の子の紹介を受けた。それも2人も ・・・
商隊の方々が見た物と王都から派遣をされて調査に訪れていた、テルミーナが率いる騎士団が見た物は、同じ日に同じ物を見る事となるのであった。“ 名も無き大きな湖 ”
「なんじゃこりゃ~ これが魔法の一撃で出来たと言う場所なのか? 普通の湖でないか?」
「ランスロットさまが言うには、戦闘の末! ラムさまの魔法で穴が開き、リルターナさまの一撃で湖へと変貌したと言うのです。信じられない事を言っておられましたが事実、自分達には理解も出来ないもので見たままを報告いたしました」
「これは、見ないと分からない物だな! ラムにしても リルにしても 禁術魔法まで撃てると言う事か。ランスの近くに見知らぬ女がいたと報告を受けているのだが 何者だ!」
「ラムさまに“ あなた方が知る必要は無いわ。ランスロットさまの嫁候補よ ”と 言われまして我々には、追求する勇気がありませんでした。この湖を見た後では」
「俺達騎士団が何万人と戦闘を行っても 1人で全滅を味わうのと同じ事だからな もし俺でもその場にいたのであるならば、聞く事も許されなかったと思うよ。その前にリルに殴られて終わりだな!」
「リルターナさまとは、それ程に恐ろしい御方なのですか? 見た目と違うみたいですね」
「デルタは、知っているが リルは、昔からランスの後ろに隠れていてな! 事あることに怒らせると魔法が飛んで来て大惨事にもなりそうだった時もあったが 大体がランスに止められて違う魔法も習っていた物だ。本当にアヤツは、何者なのだろうなぁ~! デルタ」
「俺は、悔しくてなりません。ランスロットさま程の魔力と知識を持っているのであるならば、テルミーナさまを次期国王にする事も可能だと言うのに どうして“ 村人 ”なのですか。あれ程に優秀な御方が」
「何だ、デルタは知らないのか。女帝の兄も女帝よりも優れていたが称号に領民と書かれていた為に王城への出入りが禁止になって 今では、商隊を作り大体的に行動を取っていると聞いているぞ。このギルガイア大国でも3本の指に入る程の有名な“ バリババの商隊 ”と聞いている」
「なっ!」
「あそこの親族は、貴族にならなくても生活に困ら無い程の知識を持って生まれてくるみたいだぞ。その証拠にランスもまた奇才と言われるほどだしな!
それにランスの兄もまた 領土を拡げており、領民も増える一方だと聞いている。その大半が王都から離れる者や隣接する国々の難民だと聞いているが 仕事が溢れており、人が足らないと言っておったな! それ程に優秀な親族の集まりだと言う事だ。わっかたか」
「それでは、王都の運営が大変なのでないのですか?」
「女帝が男爵に落ちてしまってからは、伯爵家が王都から離れるわ。神官やその他諸々に者達まで自分達の街に帰ってしまうし、それに伴って仕えている商人達まで引き連れて帰ってしまって 王城では、火の車だし、情報収集も取れない程に陥っている。
俺があの時、もう少し臨機応変に対応できていたのであるならば、この様な状態にまで落ちる事がなかったのかも知れないな! それが今でも悔しい!」
“ はぁ~~ 疲れたから王都に戻るか。俺でも この大惨事を見逃す事しかできないな! ”
テルミーナも騎士団と同じ内容で国王に報告を上げていた。この王城から女帝の姿が消えただけでこれ程にまで静かになるとは、誰が予測できたことやら 女帝こと エリザベス・ゴアボイアのいなくなった王城は、静かに時間だけが過ぎるのであった。何かの時を刻むみたいに




