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第18話  護衛2日目の午後


 昼の休憩が終わり、また 歩き始めると


「あの集団が此方に来ないかしら」


「そうですよね。少しは、身体を動かしたい位です」


「ランスロット達は、午後からは休憩をしていてくれ俺達にも戦わせてもらいたい。いいだろう」


「分かりました。森の方は、どう致しますか」


「問題がないだろう。放って置け」


「それでは、15分後に敵が目の前から此方にきますのでお願いします」


「いいの? ランス、この人達、死んじゃうよ」


「問題がないでしょう。少数だから大丈夫です」


「おい! ランス、ルドルフさんと何の話をしていた?」


「次から戦闘が休憩みたいです。頑張って下さい。ランドさん」


「やっと私達まで 順番が回ってきたみたいだな! ガキ共見て置けよ。私達の戦闘を」


「死なないでねぇ~」


「ケガをしたら治しますので安心して戦闘を楽しんで下さい」


「死ぬかもしれない戦闘を楽しむだと 頭がおかしくないか?」


「問題がありません。その場で治療してしまいます。存分に楽しんで下さい」


「なんだ、ランスは回復魔法も使えるのか?」


「薬師の経験がありますので治療も薬の調合も出来ます。存分に楽しめると思いますよ。次の相手は、まだ見ぬ敵に情け容赦なく撃沈させてやってください」



 目の前から数体のオークが走って近寄って来るのだが 走るのが苦手みたいで遅い。あれでは、近寄ってくるだけで逃げるので無いのか? それから数体ずつ増えて来ていた。ランスロット達は、総数が分かっているから気にする事も無かったのだが 更に奥から得体の知らない魔力を持った。3体の魔力を感じていた。


 その後も商隊の方は、ランスロット達が見守りながら近寄ってくる敵を撃沈させながら観戦をするのであった。オーク1体に対して連携で5~6人体制で確実に早い段階で仕留めている。それでもオークの群れが増えるとその連携を取る余裕がなくなって来ていた。次第に冒険者達だけでは、無理と判断をしたのか、騎馬隊まで参加してオークとの戦闘を行うのだがオークが減る事も無く、周りに肉が転がっているが拾うほどに余裕がなくなりつつあった



 そんな中、


「ランスロット、君達は 参加をしないのか? リルちゃんとラムちゃんは、どうした?」


「冒険者の方々が全員であれと戦闘に行ってしまいましたので 森の中で数体ずつ減らす事にしました。僕だけがこの場で待機です。ケガ人の面倒を見ようかと思いまして


 それと商隊も守らないといけませんよね」


「それで どうなっている。勝てそうか?」


「無理かと思います。敵の数が多過ぎて冒険者と騎馬隊だけでは無理ですね。それと得体の知れない魔力も感じます」



「マーカー、ティラ、何か、オークの数が増えて来ていないか?」


「多分、増えていると思うけど! 今は、目の前の敵しか見る余裕がないわ」


 1人の冒険者の頭にアックスが振り落とされそうになると 何処からともなく魔力弾が飛んで来てオークの腕が飛びちり黒い霧へと変わると倒れ込んでしまった冒険者の地面に魔法陣が描かれて光と共に回復をさせられていた。数人の冒険者達が後ろを振り向くとランスロットの仕業だと勝手に思うのであった。不思議と2人の女の子の姿を見る事も無かった。


 戦闘が始まって2時間後には、冒険者と騎馬隊が後退し始めていた。その間もリルとラムが森の中で戦闘を行っているのだが彼女達は、気配を消して確実に1体ずつ仕留めて行き、今の処! 商隊への被害が出ないのであった。



 ルドルフさんが疲れ切った顔で近づいてきた。


「ランス、手伝ってくれ!このままでは、全滅だ。リルちゃんとラムちゃんは、どうした?」


 その場に集まり出した。騎馬隊と冒険者達に対して“ エリアヒール ”を行うと光と共に止血のみを行うのであった。その後、1人1人に対して回復ポーションを手渡して行き、体力の回復を望むのであった。


「これで止血と回復が出来ましたので 少し休憩で魔力も回復すると思います」


「それでリルちゃんとラムちゃんは、どうした?」


「彼女達は、森の中で商隊の人達を守る為に戦闘を行っております」


「大丈夫なのか、彼女達だけで?」


「問題がありません。一太刀で仕留めているので問題がないかと思います」


「気配を感じないのだが?」


「気配を消して戦闘を行っております。その様な事が文献に書かれておりましたので実戦しております」


 “ 本当に学園で何を習っているのだ。普通の冒険者に出来ない事も教えてもらえるのか?それとも ・・・ ”


「それで僕達は、いつまで待っていればよろしいのですか?」


「今すぐにでも戦闘に参加してくれ」


「いいのですか、僕達が参加をしても まだ1割も倒しきれておりませんよ」と 言いながらもランスロットの周りに魔弾(魔力の弾丸が作られた)がキュイ~~ンと言う音を出しながら高速に回転を初めて 目の前のオークに向かって魔法陣の中心部分から飛び出して 数十体のオークの頭が吹き飛んでしまった。合図みたいに


 両サイドの森から魔力と気配を感じたと思ったら魔力を感じたと思った瞬間、木々が倒されて行き 多くのオーク共も切り殺されていった。冒険者に騎馬隊、それに商人達も これ程に周りにオークが近づいて来ている事に気が付かなかったみたいだ。それと同時に周りの木々と肉の塊りが魔法陣の中に消えると目の前の木が防波堤の役割も兼ねており、それ以外の見渡しが良くなるのであった。


 そして 10メートル置きに商隊の真上に魔法陣が出来上がると物理耐性結界を張り巡らせており



「これでひとまず安心ですね。もし オークが近づいて来ても対応しないで結界内から剣を刺して殺してやってください。それだけで十分かと思います」


「ランスロット、この幕は何なのだ?」 本当に学生なのか?


「これは 物理耐性結界を張り巡らしました。当然、僕が殺されればこの結界は消えてしまいますので 速やかにお逃げ下さい。それまでの間に魔力と体力を回復して置いてください。努力はしますが僕達だけでは、さすがに無理かと思います。早急な撤退をしてもらえると安心できます」


「お前達でも勝てない相手がいるのか?」


「まだ 遠くに存在しておりますが確実に近づいて来ております。オークキング、オークソルジャー、この様な個体名も存在をするのですね。魔物とは、面白い存在です」


「ちょ・ちょっと待ってくれ オークキングにオークソルジャーだと! オークソルジャーですら兵士1000人で倒す事ができ、オークキングに対しては、1万の兵を持っても勝てる見込みがないと言う代物だぞ!


 そんな敵に対して 本当に大丈夫なのか?」



 ランスロットが結界の外に出ると


「先程も言いましたが 僕達が逃げるだけの時間を作ります。結界が消えたらお逃げ下さい。それだけでも十分に助かる見込みが在るかと思います」


 ランスロットが武器を出しただけで 冒険者と騎馬隊の方々の顔が青白くなるのであった。そこに右側から白い杖を持って空中に浮かんでリルターナが登場すると反対の左側からは、黒い剣を持ってラムが登場するのであった。当然のようにラムも空中に浮いており、


「皆さん、戦闘を楽しみましたか。本当にお肉を貰ってしまっていいのですか」リルターナの口からヨダレが溢れだしていた。


「私の主人、ランスロットさまとリルターナさまが要る限り無敵です。殲滅してきます。安心しておいて下さい」



 ランスロットの持っている武器が青白く輝きだすと それに伴い、リルターナの杖も白く光り輝き、ラムの武器は、漆黒の黒光りをするのであった。


「僕とラムで雑魚を倒して置くから リルは、魔力を錬成して置いてくれ、オークキングに1発、デカイ魔法を撃ちこんでくれ! くれぐれも火魔法は、使わないでくれよ ・・・ 」


 本の数分で 魔弾ブリット(機関銃みたいに魔弾が飛び散る)で数百体のオークを殲滅してしまっていた。そのまま ランスロットとラムで オークソルジャーを一刀両断にしてしまうと肉の回収まで行ってから元の場所まで戻るとすかさず、リルターナの爆雷魔法が炸裂をするのであったが 身体の半分以上が無くなったにもかかわらず、再生してしまっていた。時間と共に



 その間、ランスロット達は鉄網の上でオーク肉をスライスして焼き、味の堪能をするのであった。


「美味しいな この肉は!」の一言をきっかけに2人の口の中に肉が運び込まれる。


「ランス、もっと肉を乗せて もっと食べたい」


「ランスロットさま、肉が足りません。美味しすぎます」


 ランスロットは、1cm幅で切って行くと30枚を鉄網の上に乗せると塩を振り掛けると2人仲良く、裏返しており 更にランスロットが塩を振り掛けた途端に2人が持っている。フォークが肉を刺し、口の中へと入れ出し始めた。




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