第17話 護衛2日目
1日目は、10キロ地点まで来て野営場所に到着して 何もする事も無くその日は、就寝した。王都が近いと言う事と僕達が狩り過ぎてしまい。魔物に魔獣の襲撃も無く、綺麗な夜空を眺めながら寝る事ができた。当然のように2人に抱きつかれて寝るのであった。
翌朝もいい天気になっており、日の出と共にラムと2人で朝食の準備をしているとランドさんが近づいてきた。
「こんな朝っぱらから 何をしているのだ?」
「朝食の準備とお昼ご飯を作っております。それが 何か?」
「もう1人の女は、どうした。見当たらないが?」
「僕の後ろで寝ております。昔からそうですが 半径5メートル以内で寝ていますね」
「済まないが暖かい飲み物を貰えないか。今日の朝方は、少し冷えたから身体の心まで寒さを感じてしまってな」
「ラム!」
「まだ 暖かいと思います。こちらをどうぞ! 麦茶です。紅茶がよろしいのでしたら入れ直しますが」
「さすが貴族様だな!メイドまでしっかりとしている」
「何か、勘違いしておりませんか。僕の称号は、村人です。リルは、貴族の出ですが 1年半前から僕と住んで貴族の暮らしを捨てています。それに ・・・ 」
「済まん、悪い意味で言った訳では無い。俺達3人は、孤児院出身な物だから勝手にいい暮らしに憧れを持っているだけだ。口は悪いがいい奴等だから気にしないでやってくれ、気さくな奴等だし 後腐れも持たないがな」
「その辺りは、気にしません。学園内でも僕達だけ、浮いておりますので皆様方と話が合いませんので気にしておりません」
「ランスも冒険者に成るのだろう。冒険者同士に敬語は無用だ」
「いえ! 僕は、農家に成る積もりです。今現在も色々と教わっている最中です」
「なら どうして護衛依頼を冒険者ギルドで受けた?」
「リルの実家に帰る際にプリントンおじさんの商隊がフォンフォード辺境伯領に行くと言う事なので 付いて来ただけです」
「それじゃ~なにか、お前たちは 興味本位でここにいるのか?」
「そんな処です。魔石や毛皮は、プリントンおじさんが買い取りをしてくれると言う事なので 好きなだけ暴れていいと言われて付いてきました」
「そんな君に1つ聞きたい。今日辺りから魔物の存在はあるのかな! どうだろう」
「少しお待ち下さい。感知してみます」
ランスロットが感知魔法を拡げた途端にリルターナが目覚めだし、警戒態勢を取り出すのであったが消えると また 眠りに付くのであった。
「どうして この女は、起きだして また 寝るのだ?」
「僕の魔力を感じて起きましたが問題がないと判断して また 寝ただけです。気にしないで下さい。それで先ほどの事ですが これから8キロほど歩いた辺りから ゴブリンが30体~80体ほどいると思われます。それと魔獣の存在も感知できました。それなりに楽しくなりそうです」
「ランスロットさま、ワイバーンの事を話さなくてもいいのですか」
「それは、問題がないでしょう。何かに脅えているみたいだから勝手な行動を取るとも思えません」
「分かりました。警戒態勢だけにしておきます」
「分かったニャ~」
「まさか お前達は この様な場面でも状況分析を忘れないで行っているのか?」
「死にたくありませんので確認程度に感知をとって行動している積もりですが」
「問題がありません。ランスロットさまが正しいのです」
「それでお前達は、どの程度強い?」
「話の糸が見えませんが その程度くらいです。で 構いませんか」
「お前達のエモノは何だ。武器か、魔法か?」
「両方です。何でも使える物を使います」
「ならば、今日は お手並み拝見としますか」
「何だ、何処から湧いて出た。マーカー!それにティラ!」
「あんたのデカい声で起きてしまったのよ」
「ランドさんと同様で麦茶でいいですか」と 言いつつ2人に暖かい麦茶を出すのであった。
「ラムだったよな! もう1人の女は?」
「ランスロットさまの後ろで寝ております。朝食の準備が終わりましたら起こしますので それまで寝かしつけておいて下さい」
「ラムちゃん、俺にも暖かい飲み物をもらえるか」
「かしこまりました」と 言いつつルドルフさんにも麦茶を出すのであった。
「ありがとう、ラムちゃん! それでランス! 何か、問題でもあるか?」
「何もありません。オーク肉は、いつ頃 食べられますか。この2人の腹の虫がうるさすぎます」
「ワッハハ~~ そればかりは、俺でも分からん。アイツ等も生き物だからな その内に顔を見る事ができるだろう」
「そうですか。解らない魔力を感じました物で もしかしたら当たりかもしれませんね。そちらは、80体~150体ほどで行動を取っております」
「ならば、そいつ等も狩ってしまっていいぞ! 俺が許してやる」
「ラム、ソロソロ朝食にしようか、今日は 楽しい1日に成りそうだし、肉もいい感じに柔らかくなった事だし、ミルクとパンを入れて完成にしよう」
大きな木の器が2つと普通サイズの木の器を取り出し、普通の器に盛ってから 大きい器に寸胴事、流しいれるのであった。その光景を4人が見ていて驚いていた。どれだけを食べるのかと思うほどに朝から大量に食すのであった。リルターナとラムが
リルターナとラムがモリモリに食べている最中にランスロットがお昼に食べるお弁当作りをするのであった。周りでは、段々と起きだしており、にぎやかな声が聞こえ出していたがランスロットの前の4人のみが深刻な事態に落ちていた。先程のランスロットの正体不明の魔力に不安を過らしていたのだ。
そんな彼等と反して リルターナとラムの戦いが まだ 終わりが見えないのであった。未だに底が見えない程の量が器の中に入っていたのだ。そんな彼女達を眺めながら ランスロットもまた 黙々とお弁当作りに気合が入るのであった。
程無くして出発するのだが 少し歩き始めてゴブリンが目の前を横切っただけで皆が観ている前で黒い霧へと変わるのであった。
「い・いま、何が起きた? どうしてゴブリンの姿が消えた?」
今しがた狩り取ったばかりのゴブリンの魔石を錬成空間で拾い上げ、ランスロットの処まで転移させていた。その光景もまた冒険者達には、初めての事だったみたいで驚くのであった。
「今、何をした? ランス?」
「リルのエアーカッターで狩り取り、錬成空間で僕の手元に魔石を転移させただけです。それが何か、可笑しな事でもしましたか」
その後も数体の単位で出てくるも黒い霧に変わるばかりで何もする事も無く、歩くのであった。ランスロット達は、そんな事を思っている最中も他の冒険者達の心境は、別にあった。このガキ共から この子供達へと変わるのであった。
ランスロット達がお弁当を食べている最中、大人達の話し合いが始まるのであった。
「聞いていませんでしたよ。プリントンの旦那! あれ程の規格外な子供達などと」
「なんだ、ガキ共から 子供達に変わる程に役に立っているのか」
「歩いているだけで ゴブリンが黒い霧に変わる処など見るのも初めてですよ。それに転移魔法ですらはじめてだったのに 何なのですか、あの子供達は? 意味が解らなくなってきました」
「ほぉ~~それは、凄い! 俺も見てみたかったな」
「何を呑気な事を言っているのですか」
「それでも問題が無いのだろう」
「そうですが それでも俺達の勘が鈍ってしまいます」
「ならば、彼等に戦闘をさせないで 君達が行ったらいいだけでないのか」
「いいのですか。そんな事をしてしまっても」
「構わないよ。ランスロットは、回復魔法も使えるから君達がケガをしても治してくれると思うしね。好きにすればいいよ。但し、魔石だけは この商隊に卸してくれよ」




