第13話 家族構成
今年の夏の長期の休みを迎えようとしていた。休みが始まる3日前にリルターナの屋敷に赴いていた。ランスロット達を辺境伯領に連れて行く為の話し合いであった。扉を開くと出迎えて貰った。
「良くぞ来てくれた。ランスロットにラムよ。王城では、話も出来なかったがお前自身もランスロットの嫁と認め、俺の娘になるといい。リルターナとも仲良くしてやってくれ」
「ありがとうございます。お父様! リルターナさまにも可愛がられております。これからもお2人の盾に成り、武器に成って守っていく積もりです」
「あなたがラムちゃんなのね。可愛らしい女の子なのね、これからもよろしくね」
「ありがとうございます。お母様!」
「もう~~そんな処で話さないで食事にしましょう。お腹が空き過ぎよ」
「食事の準備が整いました。リビングの方に用意が出来ております。リルターナお嬢様、お帰りなさいませ。お幸せみたいですね」
「ポポ、久し振り! それと私は、もう お嬢様じゃないわよ。村人の嫁になるからリルターナと呼んで」
「わたくしは、あなた様が生まれた時から主人に従えている執事です。村人になったとしてもわたくしからすれば、いつまでもお嬢様です。これだけは、譲る事が許されておりません。お許しください」
「初めまして ポポさん、今日はお世話になります。僕がランスロットでコチラがラムです。よろしくお願いします」
「ラムです。マナーが出来ませんがお願いします。私とも仲良くして下さい」
感激のあまり、涙が溢れだすと声に出さないで2人の手を持って頭を下げるのであった。その様な一面ものぞきながら食事が始まるのだが リルターナとラムの食事の量に驚かせられていた。大の大人の3倍以上を食べるのであった。彼女達の主体が魔力だった為に 必要以上にお腹が減り出してしまうし、彼女達が装備しているだけで魔力を持っていかれてしまっているのだ。まだ レベルが低い内から神器を持ってしまったおかげで必要以上に魔力消費量が飛んでも無い事と相成ってしまっていた。彼女達が寝ている時などは、たまにランスロットが彼女達の為に魔力を補充する場面も良く在る事だった。気が付くと魔力欠乏症で倒れてしまう一面もあったと言う。
「処でランスロット達は、いつ頃 我が領土に来てくれる予定だ」
「今現在、バリババの商隊がこの王都に来ておりますので そこの護衛をしながらフォンフォード辺境伯に向かおうかと思っております」
「バリババの商隊と言えば、専属の冒険者達が居るので無いのか?」
「はい、30人程いるみたいですが 知り合いがいるので難無く入る事ができました」
「それは、凄いな! ランスロットは、顔が広いのだな! それならば、俺にも紹介をしてくれバリババと仲良くして置いて損な事は無いからな
出来れば、我が領土のお抱え商隊にしたいと思っていた処だ」
「お父様も知っていると思います。リルと婚約をしたと教えると喜んでくれました」
「ほぉ~~俺の知り合いで商人になど成った者など知らないな?」
「そうですか。それは、残念です。プリントンおじさんに言っておきます。もう 忘れてしまったと」
「ちょ・ちょっと待ってくれ い・今、プ・プリントンと言ったのか? プリントンは生きているのか?」
「生きているも何も王都にも年に数回訪れてくれるし、祖父母にも会いに来てくれます。お母様は、仕事が忙しいみたいで中々、会いに来てくれませんが連絡はしているみたいです。祖父母が言っておりました」
「ちょ・ちょっと待ってくれエリザベスは、知っているのか。プリントンが生きている事を?」
「一様、連絡はしてあるみたいな事を言っておりましたが プリントンおじさんが要る時に訪れた事がありませんね。プリントンおじさんも王城に会いに行く事ができない為にいつも残念がっておりました」
「プリントンは、今現在 王都に来ているのか?」
「明日の午後には、王都に到着をすると思います。時機的に今頃には、来ております」
「もし、明日でも 明後日でも プリントンが帰って来ているのならば会いたい、連絡してくれ 直ぐに昔の仲間達まで教えてやりたい」
「分かりました。連絡が付き次第に教えに参ります」
「よろしく頼む、本当に数十年ぶりに昔の友に逢えると言う事か。懐かしいぃ~~」
リルターナの父親、ガルムとランスロットが話をしている最中、2人は、毎日の日課を行っていた。2人して魔力の飛ばし合いを行いながら魔力変化も行っていた。その光景をリルターナの家族達が眺めていた。
王都に住んでいる家族構成
父親 ・・・ ガルム・フォンフォード辺境伯
母親 ・・・ リリス・フォンフォード
姉 ・・・ ナタリー・フォンフォード 16歳
兄 ・・・ グレイ・フォンフォード 15歳
本人 ・・・ リルターナ・フォンフォード 13歳
フォンフォード辺境伯領に兄と双子の妹がいる。妻は、リリス1人である。普通の貴族なら妻を多く持つ者なのだが 彼は、1人だけで十分みたいなものなのでリリス1人しか、妻にめとらなかった。
「リル、さっきから何をやっているの?」ナタリーが不思議がってリルターナに聞いてきた。
「い・今、話し掛けないで 負けそうなのよ」
「問題がありません。これで終わりです。リルターナさま」ラムの黒魔法がリルターナの身体の中に消えて終了となった。
「もう~~また 負けた! ランスでも少しは手加減してくれるのに ラムは、強すぎるわよ」
「リルターナさまの魔力感知が狭すぎます。もう少し拡げられてはいかがですか」
「ランスやラムみたいに簡単に出来ないのよ 私は! これでも私は、賢者の称号を持っていると言うのに この2人に敵わないなんて もう1度やるわよ。今度こそ勝って見せるわ。ラム」
「リルターナさま、ナタリーさまの返答が先かと思いますがいいのですか」
「もう~~姉さんなら見ていたら分かるでしょう。遊びの最中に話し掛けないでよ。私が負ける処がそんなに楽しいの」
「分からないから聞いているのよ。先程から色々な属性の魔法を放っているのだと思うのだけど どうして受け止められるの?」
「そんな簡単な事が分からないの手の平に魔法陣を展開すればいいだけでしょう。火の属性に対しては、火の魔法陣を書き込んで火魔法を瞬時に魔力返還をして別の魔力を飛ばすだけの簡単な遊びよ。その見極みが必要なだけ」
「誰に教わったの高等な訓練を?」
「ただの遊びでしょう。ランスとラムが2人で行うともっと早くて感知が間に合わないわよ。私程度じゃ~~」
「ランスロットさまは、私に合わせて魔力操作まで付け加えて遊んでくれます。リルターナさまの攻撃は、単調ですので目をつぶっていても感知できます。次からは、1度に3発の魔力弾を飛ばした方がいいかと思います」
「1つ、いいかしら? 何種類の魔力弾を飛ばしているのかしら?」
「私がお答えいたします。火魔法、風魔法、水魔法、土魔法、氷魔法、雷魔法、木魔法、白魔法、黒魔法の9種類です。複合魔法は、含まれておりません」
この場にいる。母親のリリス、姉のナタリー、兄のグレイたちは、口を開けてポカーンと聞いていた。余りにも種類の多さに驚くのであった。




