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第105話  祖父母が死んでいた。


 ランスロット達が部屋から出てきた頃には、太陽が真上に来ており昼下がりの時間であった。あの後、シズ達が風呂に乱入して またしても1戦を乗り越えてからの街での食事にやっとも思いで在り付けるのであった。


 珍しい事に ミルクとランがランスロットの隣を歩くのであった。


『グゥルル~』とミルクが唸りだすとローザとオルガの姿が消えて 屋根の上から白い液体が流れてくるのであった。それも大量に エルフの残党がランスロット達を狙うのであったが人間相手なら ローザとオルガに任せておくのが穏便に済むのであった。


 それを補助するみたいに エリーが歌い出すと殺気が消えて されるがままになるのであった。2人とも 好きでやっているから喜んで彼等を弄ぶのであった。


 その後は、国の兵士たちが彼等を捕まえて牢屋に入れるのだが ・・・


「ランスロットさま、何が食べたいですか」


「やっぱり、肉と酒だろう。栄養を付けるなら」


「俺もそれで構わない。シズ達は、今夜!辺り エアルザの処に行くのだろう」


「もう 終わっているかもしれないから どちらでも構わないけどね」


「それもそうだよね。あのテルが 私達が見ている前で女を抱ける事が出来ないわよ。小さい男よ」


「もしかして あっちも小さかったりして」


 女達の笑い声が響き始めると 観衆の中から1人の男性が乱入するのであった。


「頼む、通してくれ ここに聖女様がいると聞いてきた。お願いだ。


 俺の母さんを助けてくれ もう1か月も寝込んでいるのだ。助かる見込みが無いと言われているのに」


「シズ、これを渡してあげなさい」


「ありがとう。ランス! 

 この薬を飲ませてあげて それで治らなかったら もう1度、顔を出して」


「これは、何なのですか。本当に効くのですか」


「ただの毒よ。それで息を吹き返すわ。信じるも 信じないもあなた次第よ」


「ふざけるな! 聖女度と聞いたから来たのに騙された」


「あら 残念! あなたの母親は、あと3日の命だというのに」


「なら 私達に用がありませんね。お帰りください」


「ちょ・ちょっと待ってくれ 聖女様なら治せるのでないのか」


「1つ、聞いても構いませんか」


「何だ!」


「どれほどの魔力量を使うかなど考えた事があるのですか。あなたのお母さんの命を少し引き延ばすだけで」


「何を言っている」


「この街の住人の魔力を使っても足らないくらいの魔力を必要なのです。それを薬で調和してから 魔力量を減らしてから治療の方が魔力を使わなくて済みます。そんな事も理解が出来なくて来られたのですか。

 当然、治療を行えば代償も請求しますよ」


「ならば、この国の住人全てが奴隷に落ちてもらいますか。それで構わないわ」


「それなら 私の子供達にも肉を分け与えてください」


 念話で『エリー、本気で取ってはダメよ』


『そうなのですか。アスカさま』


『誰でもが簡単に ケガも病気も治してしまうと後々が面倒なのよ』


『薬は、あくまでも試練なのよ。その本人が決めればいいだけ』


『大抵な人達は、これで引き下がるわ』


「あら 残念でした。薬が風に舞って飛んで行ってしまったわ」


 飛んで行った薬をランが食べてしまうと タダの栄養粉であった。


「私の役目も終わりみたいです」


「どうして こんなバカげた事をする」


「簡単な事です。あなたに試練を与えたのです。神は、誰しも与えられないのです。その時の判断を間違えたのが あなた自身です」


「あと3日、お母さんといるといいわよ。3日後には、霧となって消えてしまうわ」


「あなたの母親の病気は、数万人の内の1人ね」


「聖女様なら 簡単に治せるのでは」


「だから何、あなたが自分から諦めたのでしょう。今更、私の性にしないで」


 彼の母親は、3日後には霧となって姿を消すのであった。その翌日には、剣を持ってシズに襲い掛かるも近寄る事も出来ない内に切り捨てられていた。当然、死体は森に捨てられるのであった。


 その後も何度か、この様な事が行われて試練を乗り越えた者達が 命が助かり、試練を乗り越えなかった者達の命が絶えるのであった。馬鹿な貴族が代用人を立てたが そんな事が許される訳も無く ・・・


 1週間もの間、薬草採取を行いながら のんびりと過ごすのであった。


 そうそう、エアルザの件は、2日目に昼頃から彼女も参加して街で寛ぐと夕方には、シズとラムにローザとオルガを連れて行ってしまい 朝帰りをしていた。3日目の夜、4人が激しかった事で


 その後は、10日を掛けてグランバル領に付き、3日滞在後にギルガイア大国の王都には、1週間後に到着するのであった。その時にランスロットが知ったことがあった。ランスロットを育ててくれた祖父母が死んでおり、墓の前で大粒の涙を流しながら悔しがるのであった。


 ランスロットが帰ってきて次の日に ランスロットに薬師や魔法陣の事を教えてくれた。マーベリック・ゴアボイアの妹であり ネネ・ゴアボイアがランスロットの姿を見る事も無くこの世を去るのであった。その時には、ランスロットの彼女達も参加して 聖女シズが人前に出てきており、多くの人達が参列する中で曇っていた空が シズが両手を開いただけで雲が晴れて 空から神々しい祝福の光が降り注ぐのであった。


 それは、王都全体まで降り注ぐのであった。その日を境にランスロットが王都に現れる事も無くなり、2年の月日が流れて学園の卒業式に参加をするのであった。


 ランスロットがシズとラムの服の中に手を差し込んで歩くだけで多くの生徒に教師までもが片膝を付き、彼等が通り過ぎるのを見守るのであった。


 卒業式の最中にランスロットに 冒険者ギルドからSランクの称号や国王との謁見が言い渡されたのだが その場で 即答で辞退するのであった。冒険者ランクもDランクのままで構わないし、城に顔を出すと何が付いてくるか分からなかったからである。


 ランスロットの母親にあったのが ネネさんの葬儀が最後であった。そうそう、ランスロット達がギルガイア大国に帰ってきて その日の内に冒険者ギルドに顔を出した際には、多くの冒険者達が白い液体を流しながら気を失ったり、床一面に水溜りになる事件が起きていた。その時にランスロットが持ち込んだ。今回の戦利品を全て差し出して 今回の参加者、全員にお金を配るように指示を出して 彼等が冒険者ギルドに顔を出す事も無くなった。



「済まなかったな シズ! 世界を見せてあげられなくて 学園を退学にでもなったのであればすぐにでも行けたのに俺のわがままに付き合わせてしまって」


「とんでもない事よ。ランスが好きな事をしていればいい。私達は、あなたに付いて行くだけよ」


「世界を巡ってみるか」


「当然、世界最強種の者達に会って見たいわ」





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