表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/110

第1話  転生

 俺は、神様の手違いで死んでしまい。異世界に転生を遂げてしまった。そして 見も知らない女性に抱かれている、裸のままで


「どうしたのかしら この子は泣かないのね?」


「エリザベス! 立派な男の子を生んでくれた。さすが女帝だ!」


 裏拳一発で飛ばされて壁に張り付いてしまっている男性が俺の父親でガンゲ・ボアゴイヤ伯爵である。と 言っても伯爵は、名ばかりで仕事は何も出来ないでいる。それどころか、女性との問題ばかりを作って今現在、3人の女性がおり、第1婦人が俺の母親である。


「貴様の妻に対して女帝と良く言えたな! そんなだからいつまで立っても仕事もロクに出来ないで遊んでばかりなのだ」


 元々、母親は姉妹しか出来ずに男に恵まれなかった為に養子を貰い、ガンゲと結婚をしたのが失敗だったとお爺様がお酒を呑むと良く言っていた。“ あれは、失敗だった ”と 


 そんな父親でも称号に勇者の称号を持ち、剣の実力だけは同学年の中では、頭1つ出ていたのだが女性問題も多く最悪な父の元に生まれてしまっていた。



 この国の名は、ギルガイア大国。そして ギルガイア大国は、貴族であっても称号や加護を持たないと貴族として成り立たない為に貴族になるには、称号に勇者、賢者、英雄もしくは、使徒があり、加護に関しては、神々の加護を1つでも所有していれば貴族として認められ、学園でそれなりの地位にまで登りつめる事ができれば、3男以下でも貴族に成りえるのであった。


 そして ランスロットがこのギルガイア大国に転生を遂げて この国にいる伯爵の中の1人にランスロットが転生場所だった。ランスロット・ゴアボイアと名を変えて 伯爵家の5男として生まれ変わり、8歳の時に洗礼を受けた時に称号や加護を持たない事が分かり、それどころか、称号に村人となっていた事に父親が激怒してしまい家から追い出されてしまった。


 父親は、ランスロットに対して洗礼を受ける前と受けた後では、ランスロットに対して対応が変わるのであった。そして 貴族の子供で合って家に雇われる子供と同じ扱いになるのであり その対応に反対をしたのが母親のエリザベスだ。ランスロットを連れて家を出てしまったのだ。その際に兄と姉も引き連れて実家に帰ると王都に鳴り響くのであった。離縁が目の前になるのであったが ・・・ ランスロットが伯爵家を出てから4年の長きに渡り、勉強に武術に魔法と色々と学ぶ時間を与えて貰い。王都の学園に入学が決まり、12歳になるのであった。


 平民として学園に入学をしたのだが 何故か、父親が学園に来ており 母親に頭を下げるのであった。そんな最中、祖父母達が話し込んでいた。



「ランスロットは、本当に称号も加護も持っていないのか? 知識だけならば、さすが伯爵家や王族と同様で この国随一にまで登りつめておるし、魔法に関してなら無詠唱で魔法が放てるようになるなど賢者の加護を持たない限り在り得ない筈じゃ」


「本当よね。魔法も錬金術も それと武術に関してまで この世界のすべてを熟せる者など本当に存在するとは、夢物語に出てくる。勇者様以上かもしれないな!」


「私達の孫は、とんでも無い事を仕出かさなければいいな!」


「そうよねぇ~ お爺さん!」


「そんじゃな! 婆さん!」


 この2人は、今だからそんな事を言っているが 現役時代は、ゴアボイア伯爵を名乗りながら近衛騎士団団長にまで登りつめたのが俺のお爺さん! マーベリック・ゴアボイア、英雄の称号持ち。英雄の称号は、数万人に1人と言うほどに滅多に持てる物では無く、武神の神の加護も付いて来るのであった。


 お婆さんは、ギルガイア大国の魔法騎士団団長を務め 多くの戦火の中を歩いてきた方だった。ララ・ゴアボイアとしてきたのだが 引退後は、ランスロットの教育係を務めるのであった。錬金術に関しては、隣に住む。ネネ・ゴアボイア子爵家の老体にして マーベリックお爺さんの妹のネネさんに教わるのであった。


「本当よね。私達の知識や経験までも全て呑み込んでしまい。末恐ろしい子供を作り上げてしまったわ。薬師ばかりで無く、魔法陣にまで手を出した時にはお手上げだったわ。この子の睡眠が心配になるばかりだったからね」


「そうよねぇ~ あの子は、いつ寝ていたのかしら? 午前中は、お爺さんとの訓練だし、午後からは私か、ネネさんに指導を受け、寝る間も惜しんで本ばかりを読んでいたわね」


「我が家の薬師、魔法陣、補助魔法に補助魔法陣の本まで持ち出して読み尽してしまったわ。古代文字など教えたつもりがなかったがいつの間にか、自然と覚えてしまって この4年間で全ての本を読んでいきやがった。ランスロットは」


「さすがのワシもヒヤリとしたぞ! 10歳の子供に負けそうになった時は、現役を引退して3年と経っていなかったワシがランスロットのスピードに翻弄されてしまうとは思いもしなかった。今ではもう ランスロットに敵わないがな」


「魔法に関してなら 補助魔法、付与魔法、そして 複合魔法までなら撃てると思うけど魔力が足りないから まず有りえないけどもし、魔力を手に入れたのであれば、ランスロットに敵う相手を探す方が大変よ。私には無理ね。詠唱を唱えないと魔法が発動しないのだから それにランスロットには、何か不思議な能力が在るわね。

 私の知らない魔法を観させてもらった時には、さすがに背中に汗が流れた事を思い出すわ」


「そうなのよ。ランスロットは、魔法陣の中の文字まで理解してしまって 新たなる魔法陣を産んでしまったわ。薬師にしてもそうだったけど 新しい薬を作ってしまって私が教わる方が多かったわ」

「騎士団の中には、称号や加護を持たない者も多くいるのだが そんな彼等と違うのが ラベルが違い過ぎる。本来ならレベルと言いたいが ここでは、ラベルと言わせてもらうと張り付いている。称号や加護を持たない者達は、それ以外のスキルや魔法が特化しているのだが 普通ならば、スキルにしても魔法にしても1つもしくは、2つぐらいを使い回せるのに ランスロットは、どうなっておるのじゃ?

 全てを使いこなして戦闘に有利に持っていってしまって あそこまで行ってしまうと人のままでいられるのかが心配じゃ! それに本当に村人なのか? ワシから見たら ・・・ 」


「その先は、口に出さない方がいいわよ。お爺さん」


「そうじゃぞ! マーベリック、口は災いの元じゃ」



 そんな事を言われていたらしいぃ~




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ