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500文字の○○

500文字の浮気

作者: 井村吉定

 きっかけはほんの些細なことだった。


 彼氏が他の女と仲良く話しているところを見て、ムカついた。ただそれだけ。


 彼女の私を放っておくなんて許せない。私も同じことをしてやる。そう思った。


 楽しく話すだけのつもりだった。一緒にご飯食べるだけのつもりだった。それで私の仕返しはおしまいのはずだった。


玲香(れいか)ちゃんは大変だね。彼女に焼き餅焼かせるんなんて最低だよ、そいつ」

「そうなんです。亮典(りょうすけ)くん、人の気も知らないで」


 浮気相手はバイト先の先輩だ。


 彼は私にいつも耳触りのいいことを囁いた。だから私は先輩にすっかり騙されてしまった。


 私のことをわかってくれていると思い込み、ついつい体を許してしまった。


「玲香ちゃん、俺、バイト辞めることになったんだ」

「え……」


 ある日のこと、先輩が突然バイトを辞めると言い出した。そして彼は、何も告げず私の前から姿を消した。


 先輩からしたら、私のことなんてどうでもよかったのだ。彼にとって、私との関係は火遊び程度の感覚でしかなかったのだ。


 結局彼氏に浮気がバレてしまい、私は彼氏と別れることになってしまった。


 全部私が悪いことも、自業自得であることも理解はしている。だけど私は今、胸が張り裂けそうだ。



最後まで読んでいただきありがとうごさいました。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] この「胸が張り裂けそうだ」 が別に彼氏と別れることになったから とかじゃなさそうなのが カスっぽくて実にいいですね!!最高です!
[一言] なんで辞めたんでしょうか。バレそうになったとか、目的の女を簡単に堕としたから冷めたとかですかね。
[一言] シンプルに只のバカ女。 良かったです♪ これからも頑張ってください!
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