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一緒に帰る

――ガタンゴトンガタンゴトン


僕とハチは電車に初めて乗る梅ちゃんに、切符の買い方や料金の確認方法、時刻表の見方を教えた後、無事電車に乗る事が出来た。

梅ちゃんは幼稚園からつい先日まで、どこへ行くにもずっと車移動だったらしく、珍しそうに窓の外を見ていた。

初めての電車、自分のお金で切符を買って乗車して、きっとワクワクしてるんだろうな。

僕の初電車は小学校1年生だったが、周りの人達に支えられ無事目的地に到着する事ができた。

あの達成感は今でも覚えている。

梅ちゃん、一歩大人になったな。


「――なるほどねぇ。姫野さん家ってお金持ちなの?なぁカケル」

「うん、どうなの?」

「うーん、どうだろう。長峰くん家ほどではないけど……多分そこそこ、ねぇ星谷くん」

「いや、知らないけど……そうなんだ」

「校門前で度々見かける黒塗りの高級車って姫野さん家の車でしょ、なぁカケル」

「あー!あの車ね!そうなの?」

「あぁ、うん。目立つからやめて欲しいっていつも言ってるんだけど、外は危ないからって校門のすぐ前に着けるの、ねぇ星谷くん」

「ほーう、梅ちゃんも大変だなぁ」

「ははは、僕も小学生の頃はそんな感じだったよ」

「ハチもそうだったんだー」


金持ち二人に挟まれる平凡一家の俺はどんな顔をすればいい。

この席順、明らかにミスだな……両隣から溢れ出す金持ちのニオイが俺の肩身の狭さを加速させるぜ。

ていうかこの二人は何で俺を介して話をするんだ!

初恋の小学生かよ!



――お待たせ致しました、終点、丸鷹居、お降りの際は足元にご注意ください。


アナウンスが流れ、減速を始めた電車は駅のプラットホームに停車した。


「梅ちゃん、これ押してみて」

「う、うん」


梅ちゃんはちょっぴり震える手でドアの開閉ボタンを押すと、プシューという音と共にドアが開いた。


「お、イイね。じゃあ次は改札に行こう」

「うん」


僕とハチと梅ちゃんは改札に向かった。

この駅には自動改札機がないので駅員さんに切符を渡す必要があるという事を梅ちゃんに伝えると、恐る恐る駅員さんに近づき切符を渡した。

笑顔で「どうぞ」と言う駅員さんにペコリとお辞儀をして無事改札を通過する事ができた。

後に続くように、定期券を持った僕達二人も改札を通過した。


「これでもう電車マスターだね」

「ふぅ、それは言い過ぎだよ星谷くん。緊張したぁー」

「お疲れさま姫野さん」

「うん、ありがとう長峰くん」


ん?どうやら疲れてるみたいだなぁ。

そりゃそうか、初めての事はなんにしても疲れる。

駅前の喫茶店で少し休憩するか。


「梅ちゃんちょっと疲れたでしょ。駅前に喫茶店あるから少し休もう」

「あ、うん。ありがとう」

「ハチもそれでいいよね」

「あーごめん、今日親父に呼び出されててさ。僕は帰るよ」

「え!まぁそっか、それじゃ仕方ない……少し寂しいけど、了解」

「そんな顔するなよー、また今度付き合ってやるから」

「約束だからなー」

「任せとけ!じゃあまた明日!」

「またねー」


全速力で走り去っていくハチを、僕と梅ちゃんは手を振って見送った。

イケメンで足が速くて金持ちで性格がいい、こんなにもパーフェクトな男がなんで僕の親友なのかたまに不思議に思ってしまう。

……バミューダトライアングル。


「じゃあ喫茶店行こっか」

「え!ふ、二人で!」

「うん?あ、そうだよね。確かにそれは違うか、ははは」

「いや、あの、星谷くんが良いんだったらいいけど……」

「よし、自販機でジュース買ってベンチで休憩しよう」

「あ……うん」


駅前の自販機に向かう二人。

ご機嫌なカケルと少し俯いた様子の梅。


「梅ちゃん具合悪い?大丈夫?」

「う、うん、大丈夫!……あのやっぱり喫――」

「よかったー!あ、ごめん声被っちゃった、ははは。どうした?」

「ううん、なんでもないよ!」

「そっか。あ、自販機あそこのやつでいい?どこのメーカーがいいとかある?」

「ふふふっ、自動販売機のメーカー気にする人なんているの?」「いるいる!例えば俺の父さんはキリンの自販機でしょ?あとハチはサンガリアの自販機がいいって言うんだよ。あそこの自販機はサンガリアだからハチも気にってるよ?」

「ふふふっ、おもしろいっ」

「本当おもしろいよなー」


自販機に到着した二人はジュースを選ぶ。


「うーん、どれがいいかなー。自販機で水を買うやつは馬鹿だって言うけど俺はそうは思わない。水って美味しいもんね、まぁ今回はコーラにするけど。あ、梅ちゃんも好きに選んでいいよ!俺の財布が梅ちゃんに奢りたいって言ってるからさ」

「いいよ!自分で買うよ!私の方がお金持ってるだろうし……」

「うっ……それはそうだけど……俺が出す!」

「うーん、じゃあ……お願いします」

「ありがとう!」

「ふふふっなんで星谷くんがありがとうなの?私がありがとうだよ」

「そっか、ははは。じゃあどれにする?」

「んー、私もコーラにする」

「了解しました!」


僕はカバンから財布を取り出し、小銭を漁った。

150円が2つで300円……あれ、百円玉が2枚しかない。

あ!あった!違う……50円玉だ。

うーん、あ!今度こそ!はぁ、これも50円玉だ。

こんな時に100円玉がないとは……ってあれ?

50円玉が2つ、これでいいじゃん。

僕は自分に呆れつつ自販機に300円を投入し、コーラを2本購入した。


――ガタンッガタンッ


コーラを取り出そうとするも、2本連続で購入したせいか引っかかって取れない。


「あ、取れない。このっこのっ」


苦戦すること15秒。


「星谷くん、私に任せて?」

「うん……頼むわ。怪我しないようにね」


しゃがんだ姿勢から見る梅ちゃんは普段よりも大きく見えて頼もしく思えた。

メガネが反射して光ってるせいもあるのだろうか。


「んっ……はい」


その手さばきは見事であった。

一瞬の出来事、瞬きの先、梅ちゃんの手にはコーラが握られていた。

僕の苦戦は何事か。

梅ちゃん……あんたは一体何者なんだ。

自販機マスター?


「おお、すげー。ありがとう梅ちゃん」

「うん、私こういうの得意なんだ」


いや待て、こういうのって、どういうのだ。

謎は深まるばかり……。


「そうなんだ!自販機でジュース買う時毎回来てもらおうかな」

「毎回は無理だよぉー。それよりコーラ、ありがとね」

「いえいえ、じゃあ鳴狭間行きのプラットホーム行こっか。そこにベンチあるからさ」

「うん」


ん?毎回は無理?

たまになら来れるのか?

謎い、謎いよ梅ちゃん!



「――切符買えた?」

「うん、買えたよ」

「よかったよかった」

「星谷くんは買わないの?」

「うん、俺は定期券ってのを持ってて、これを持ってれば切符が無くても電車に乗れるんだよねー」

「そうなんだ!私もそれ欲しいな」

「うーん、でもこれ毎日乗んないって人には勿体無いよ?」

「じゃあ私も、あの、これから一緒に通学する……」

「そっか、でもいいの?勝手に決めちゃって」

「多分ダメだと思う……ちょっと電話してみるね!」


梅ちゃんはその場でガラケーを取り出し、電話を掛け始めた。

ケータイいいよなー。

ケータイ持ってないからなぁ。

ハチもケータイ持ってるし、さすが金持ちだ。

いや今の時代金持ちじゃなくても高校生だったら持ってるもんだよな。

クラスでもケータイを持っていないのは数人、仲間はずれにされた気分だ。

まぁ別にケータイを持っていなくたって死にはしない。

欲しいけど……要らん!


「――うん、うん、わかった、じゃあね」


どうやら話が終わったようでケータイを鞄にしまった。


「どうだった?」

「とりあえず今日話し合って、それから決めましょうって」

「そっか、まぁずっと車通学だった訳だからね。いきなり明日から電車で通学しますってのは難しいか」

「そうだね……でも頑張って説得してみる」

「うん、健闘を祈るよ」


相当電車が気に入ったみたいだな。

梅ちゃんが来てくれれば通学も楽しくなるだろうし、是非とも歓迎したい。


「よし、ふらっとプラットホームに行こう」

「うん……うん?」


駅員さんに切符を見せ改札を通る梅ちゃん。

無事通過できたようだ。

続いて僕も駅員さんに定期券を見せる。


「あれ、カケルくん。その子は彼女さんかな?ハッハッハ」


朝にも会った馴染みの駅員さんだ。


「友達ですよ、友達」

「ホントかなー?」

「ホントです!」

「どうだかねぇー。ま、鳴狭間行きはあと20分待たなきゃならんからね。その間にイチャコラするなりなんなり自由にしなさいな。おじさんはここにいるからハッハッハ!」

「もう……また明日もよろしくお願いします」

「はいよー、またねー。イチャコライチャコラ♪」


なにやら嬉しそうな様子の駅員さんに別れを告げ、改札を通過する。


「おまたせ梅ちゃん」

「う、うん」


その後プラットホームに着くと、使い古されたような長椅子に座る。


「よっこらせ、ふぅー」

「星谷くんおじいちゃんみたいだよ?」

「いやー最近膝が痛くてのう」

「ふふふっ」

「梅ちゃんってホント良い笑顔するよなー。木彫りのスマイル梅ちゃん欲しいわ」

「木彫り!?それだったら普通に私が行くよー」

「ほんとにー?じゃあ今度お願いするわ」

「あ!え!いや!あの!違くて!いや良いんだけど!じゃなくて!」

「どうしたの梅ちゃん!バグってるよ!」

「あ、い、え、あ!」

「大丈夫、分かってるよ。梅ちゃんノリで言ってくれたんでしょ?」

「あ、うん、そうそう」


僕はコーラを飲んだ。

ゴキュッゴキュッ


「ぷはー、美味しい」

「星谷くんすごい美味しそうに飲むね」

「そうなの?自分じゃ分からないけど」

「うん、私も飲みたくなってきちゃった」


梅はコーラを飲んだ。

ゴキュッゴキュッ


「うん!美味しいね!」


梅ちゃんは目を輝かせて言った。


「梅ちゃんコーラ飲むの初めて?」

「うん、初めて飲んだ」

「そっかそっか、げぷっ」

「もう星谷くん、人前でゲップしちゃダメげぷっ」

「ハハハハハ!見事なゲップだね!ゲップ選手権に応募しておこうか?」

「……げぷっ」

「ゲップで返事するなんて凄いね!もう立派なゲップロだよ」

「星谷くん……嫌い」

「え?梅ちゃん?」

「勝手に出てきちゃっただけなのに……」

「ごめん。でもさ、俺の事は嫌いになってもコーラの事は嫌いにならないでくれよな……げぷっ」

「ふふっ」

「あ、笑ったなーげぷっ」

「ふふふっ」

「ハハハ、やっぱり梅ちゃんの笑顔はイイね」

「……これもう要らないからあげる」

「え!コーラの事は嫌いにならないでって言ったのに!」

「嫌いにはなってないけど、星谷くんの前じゃ飲みたくない」

「そっか、ならよかった。じゃあ貰っちゃうね」


さすがにイジりすぎたかなぁ。

本当にコーラ嫌いになってないといいけど。

ゴキュッゴキュッ


梅はカケルがコーラを飲むその横顔をチラリと見ていた。

カケルの首の筋に沿って流れる一粒の汗がやけに官能的に見えた。

それは間接キスを意識しているからなのだろうか。

胸が締めつけられるように苦しくて、カケルの体に寄りかかりたい衝動に駆られる。

だが、そんな事をしてしまえば何かが壊れてしまいそうで、梅はその想いをそっと胸の奥に押し込んだ。


「ぷはー、爽快爽快」

「美味しかった?」

「うん、美味しかった」

「そ、そうなんだ。よかった」

「俺の分もまだ半分残ってるし、今日はなんだか贅沢な気分だわ」

「そうだね」

「ちょっとゴミ捨ててくるから待ってて」

「うん分かった」


ダッシュで駆けていくカケルの後ろ姿を見て微笑む梅。

ふわりと残るカケルの匂いが風に吹かれて消えていく。

でも、私の想いまでは消せないみたい。

私は星谷くんの事が好き。

でも星谷くんは私の事をなんとも想ってない。

星谷くんはいつだって別の事を考えてる。

星谷くんの瞳の奥は、とても深くてとても寂しい。

そんな星谷くんを私は支えたい。



「ただいまー」

「お、お疲れさま」


 おかえりって言うのは何だか恥ずかしくて言えなかった。


「あ、そうだ」

「ん、どうしたの?」

「途中さ、瀬囃子(せばやし)っていう駅があるんだけど寄ってもいい?」

「うん、なにか用事でもあるの?」

「用事っていうか……噂聞いたことない?」

「噂?うーん、無いかなぁ」

「俺も今日ハチから聞いたんだけど、河川敷で歌を歌ってる美女がいるって噂でさ。ハチが確かめて欲しいって言うから行くことにしたんだよ」

「そうなんだ。心霊スポット的なの?」

「ははは!それ俺も同じ事聞いた!そういう系じゃないって話だけど、分からんよね」

「そっか。でも何かあったら星谷くんがいるし……大丈夫かな」

「うーん、うん。そうだね」


春の心地いい風が吹いてくる。

プラットホームには僕達二人しかおらず、優しい陽射しが眠気を誘う。

そんな眠気を覚ましに来たかのように電車がやって来た。


――プシュー


「この電車だよ」


頷く梅ちゃんを確認して、僕は電車に乗り込んだ。

2両編成のワンマン列車、運転士さんは運転室でなにやら機械をイジっている。

この中年の運転士さんは顔馴染みである。


「お願いしまーす」


僕は運転室に向かって声を掛けた。


「あ、カケルくん、おかえりなさーい。ん?その子は彼女さんかな?」

「友達です!さっき改札でも同じ事言われましたよ」

「ナハハ!そっかいそっかい。まぁ出発まであと10分あるからね、イチャコラしてて構わんから、ナハハ!」

「友達ですから!じゃあお願いしますね」

「はいよー!」


まったく、おじさんは皆同じ脳みそをしてるのかね。

……てことは将来俺もあんな事を言い出すのか。

想像できない。


「話聞いてた?」

「う、うん、イチャコラ?」

「そうそうイチャコラ。って違う違う!出発まであと10分あるって話!」

「あ、そっちね!」

「そうそっち、座って待ってよ?」

「うん」


先頭の端、ドアの横に座る。


「あの、隣座っていい?」

「うん、離れて座ってたらおかしいだろ、ハハハ」

「ふふっそれもそうだね」


そっと静かに座る梅ちゃん。

やっぱ育ちが良いんだなー。

ミヅキが座ったら反対にいても振動伝わってくる。

……はぁ、ミヅキに謝らないとな。

今日の夜にでも家行って謝りに行くか。


「――くん、星谷くん?」

「ん?」

「大丈夫?」

「うん」


なんか、近いな。

電車の座席間隔ってこんなに近いものだっけ。

それとも俺がデカくなったのか?

近くで見る梅ちゃんは、普段よりも可愛さが際立っていて少しだけドキリとした。

うん、改めて見ると凄い整った顔してる。



――お待たせ致しました、普通、鳴狭間行きワンマン列車、出発いたします


出発のアナウンスが流れ、電車が動き出した。

ガタンッ


「星谷くん、今日はごめんね。私のせいで米田さんとあんな事になっちゃって」

「ううん、あれはミヅキが……いや、俺が悪い。俺が一人で勝手に謝れだの頭下げろだの言ったのがいけないんだから。梅ちゃんだってもう頭切り替えてたのに」

「ううん、ありがとう星谷くん」

「へ?」

「ありがとう」

「あぁ、うん」


ありがとう……か。

こちらこそありがとうだぜ、まったく。


「あ、そういえばさ、梅ちゃん何で俺の家が近くにあるって知ってんの?」

「えっと、たまに見かけるから。それで話し掛けようと思って追いかけるんだけど、なんか恥ずかしくて声かけれなくて、結局そのままずっと追いかけてたら家に着いちゃって、それで星谷くんの家が分かったの」

「へぇー、そっか。なんか……怖いな、ハハハ」

「ごめんなさい!本当にストーカーとかじゃなくて!」

「あぁごめん、別にストーカーとかそういう事じゃなくて、後ろに人が居ても意外と気づかないもんだなって思って」

「あ、そういうことね、よかった」

「うん、梅ちゃん暗殺者になれるんじゃない?」

「暗殺者!?私そんな才能あんまり無いと思うよ?」

「そっか、いいと思うんだけどなぁ」


ん?あんまり無い?

まさか少しは暗殺の心得があるとでもいうのか?

恐るべし梅ちゃん……。




――お待たせしました、瀬囃子、瀬囃子、お降りの際は、車両前方にて料金のお支払いをお願い申し上げます


電車が停まると、僕達は運転室の前に移動した。

梅ちゃんは切符を運転士さんに渡すと、一人で外に出た。

続いて僕も定期券を見せる。


「あれ?カケルくん珍しいね、瀬囃子で降りるなんて。何もないよ?この辺り」

「まぁ、ちょっと用事があって」

「さては……イチャコラだな?」

「違います!」

「ナハハ!まぁでも時間には気をつけなね。次の鳴狭間行きは50分後だから」

「はい、ありがとうございました」

「はいよー!じゃあね」


僕は電車を降りると、笑顔の梅ちゃんが待っていた。

辺りはすっかり夕暮れ時の橙色に染まっていて、虫の音も少しだけ落ち着いてきたような気がする。

次の鳴狭間行き、50分後にはもう暗くなってるかな。

まぁそれまで河川敷を散策するとしよう。

件の美女はいらっしゃいますかねぇ。


――プシュー


電車が出発していく。

黄昏ワンマン列車、なんとも郷愁的だ。


「星谷くん?なんか文豪みたいな顔してるよ?」

「え?ホントに?っていうか文豪みたいな顔ってどんな顔だよ、ははは」

「ふふふっ」

「じゃ行こっか、河川敷」

「うん!」

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