表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/172

ただいま〜

「ただいま〜」


 マオが宿の扉を強引にバタンと開ける。

 もう昼時だというのに、二人はまだ寝ている。

 相当疲れていたのだろう、幸せそうに眠っている。


「...、起こすのはなんか悪いな...、そうだ!余も一緒に眠ろう!」


 レスカとユウリの間に入り込み、川の字で眠る。


(こうやってたらまるで本当の親子みたいだな〜)


 そう思っていると、ユウリが目覚める。

 眠そうに目をこすりながらゆっくりと起き上がる。

 頭を重そうにさすりながら、私がいることを確認している。

 それを見てマオは(早めに帰ってきてよかった〜)と心底思うのだった。


「おっ?、なんだマオ、お前も寝てたのか?」


「ま...まあもうちょっと眠っててもよかったけどね..」


「なんでもいいけど、お前はよく寝るよな」


「まあ、余は元から眠るの結構好きだしな」


 なんとか出かけていたことをごまかせたことに、とりあえず安心する。

 ユウリに、昨日起きたことの経緯を話してもらった。


「そうか〜、だからナツキたちがいたのか...」


「うん?、なんか言ったか?」


 口から出た言葉を慌てて誤魔化す為に口笛吹くマオ。

 少し疑わしそうに私を見つめるユウリだったが、ふっと笑うとこちらの頭をポンポンと叩いた。


「まあお前を置いて出かけた俺たちも悪いからな、今昼過ぎだけど、レスカが起きたらどっか食べに行くか!」


 その言葉にマオは息を呑み混んで喜ぶ。


「ハイハイ!、余は肉がいい!」


 よだれを垂らしながら急に喜び出すマオを見てユウリは落ち着けとなだめる。

 マオのはしゃぐ音で目を覚ましたレスカを見て、二人の動きはピタッと止まる。


「何レスカを起こしてんだよマオ!」


「そっちこそ、ユウリが起こしたんだ!」


 レスカの疲れようを知っている二人はお互いが悪いと罵り合う。

 それをレスカが仲裁する。


「二人とも、私のことを思ってくれているのは嬉しいですけど、喧嘩をするのはダメですよ」


 いつもの調子を取り戻したユウリパーティは、笑い声をあげながら夕食を食べるために宿を後にした。

いつもの調子を取り戻すユウリパーティ。

次回から冒険します。(嘘じゃない...と思う...)

正直言うと、この後の夕食も描きたかったが、いい加減に冒険しないとやばいと思いますのでまたの機会に...。(ギャグだから大丈夫かもしれんけど...)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ