運び屋
この私、ナレーターがついに登場!!
意味がわからない?、ならばこの章を読むべし!
俺達は村に着くと、真っ先に行くところがあった。
ユウリが運び屋の男に声をかけている。
「よう、久しぶりだな」
男はしかめっ面でユウリの顔を見てくる。
「なんだ、嬢ちゃん...」
「嬢ちゃんか...」
ユウリは少し笑いながらも話を続ける。
「俺達3人を港のある街まで送ってくれ、報酬は一人100ゴールドだ」
報酬の話を聴くと、男は手を振る仕草をして、ユウリを追い返そうとする。
「一人100ゴールドだぁ?、しっし、冷やかしなら帰りな」
まるで相手にされない。
そりゃそうだ。
相場の5分の1も支払おうとしない客を、誰が乗せてくれるというのか。
その時、ユウリの目が光って、こんなことを言い出した。
「そんな口きいていいのかな〜、コソ泥のダイン君?、お前が昔していたことを村の連中に広めてやるぞ」
「なんのことかな...」
ダインと言われた男は眉をひそめてユウリを睨む。
ユウリはにっこりと笑ってダインに話しかける。
「あれは本当に愉快な事件だったな...、ダインよ...、俺がいなかったらお前は今頃衛兵のお縄についていたよな...」
「だからなんのことだと言っている!」
「アンナのパ...」
俺がそこまで言いかけるとダインは俺の口に手を伸ばして口を閉じさせた。
「ほんますいません!、ユウリさん、100ゴールドでお送りいたしますので、そのことはどうか内密に...」
さっきまでと打って変わり、ごまを擦り出すダインの態度にマオは腹を抱えて笑う。
「さっきと言っていることが全然違う〜w」
「パ...、何ですかね?」
レスカは疑わしい目でダインを見つめる。
ダインの弱みを握っているユウリは、焦らすようにダインを攻める。
「よくわかったな、俺がユウリだって」
ユウリはダインを困らせるためにわざと大きい声でニヤニヤしながら言う。
ダインはおどおどしながらユウリの機嫌を損ねないようにしている。
「僕がユウリさんのこと忘れるわけないじゃないですか〜、でも、まさかこんなに綺麗な女性になっていたなんて思いませんでしたよ〜」
「綺麗だなんて口が上手いな〜、それでア...」
「お願いします!そのことは忘れてください!」
圧倒的有利な条件で商談を成功させるユウリ。
有利と言うよりは半強制的な弾圧にも見えるが、そこは勇者だからということで片付けてしまおう。
(くそっ、会った時から思っていたが、ユウリは勇者じゃないだろ!、このクソみたいな性格は女になっても変わらんな!、でも美人だな...)
ダインのどうでもいい心理描写を書くのは、時間の無駄なのでここまでにする。
この私、ナレーターにさえ辛口の言葉をかけられるダインに明るい未来はあるのか!?。
「ついでだからここで次回予告しとくぜ!、次回、石の竜!、乞うご期待!」
ナレーターは話し終えるとさっさと画面から退場する。
「...、なんだったんだ今のは...?」
ユウリ御一行は初めてこの小説のナレーターを見た後、唖然とした顔で見送っていた。
どう、どう!?私かっこよかった?。
もう多分おそらく一生本編に姿出せないから、この章をを見たみんなはナレーターのことを覚えていてね〜。
私がいるから皆に各キャラの心理描写や、風景の情景を伝えれるんだよ〜。
皆忘れちゃいけないよ...、これはギャグ小説だからある程度の茶番は許される...筈だ!
いつも頑張って伝えてるんだよ〜、めっちゃ疲れるんだよ〜、一番話すこと多いのもナレーターなのに、姿現すことは許されない。
そんな世の中を変えたい!
ナレーターは上のようなことを供述しており...。
作者「...、茶番...長くね!!」




