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その日の夜での出来事

久々投稿




歌姫家出(?)事件解決後の夜


コンコン


とある部屋のドアがノックされる


「入れ」

「失礼します」

「歌姫様は?」

「泣き疲れて二人ともお休みなされたと」

「二人?」

「千花様も、由仁様の話を聞いて一緒に泣いていたと」

「あぁ…なるほどな」

「で、団長は何でこんな時間まで?」

「ついさっき報告書を見終わったばかりだ」


昼の騒動、歌姫捜索で遭遇した二人の仮面の男

その戦闘による被害報告に目をとうしていた人物


騎士団長ゴルディック・バーツ


通称ゴルディ騎士団長が今回隊長に指名した騎士の報告書を見終わったばかりであった


「それで副団長のお前が何でこの時間に?」

「他の者が都合がつかなくて私が代わりに報告を」

「大方サボりだろ?」

「否定したい所ですが休憩がてらですね」


そういう会話をしながら自然と部屋の中央にあるソファーに座る副団長のバレック・ロウレン

バレックが座るのとすれ違いに話しながら奥にあるワインセラーからワインを一本、途中棚によりワイングラスを二つ取り出し対面のソファーに向かう


「で報告は?」


バレックの前にグラスを置き、自分の前にもグラスを置いた後ワインを開ける


「ひとつは千花様達についていった騎士からの報告です」


グラスにワインを注がれてそれが終わるとグラスの足を持ち、優雅に少し回してから飲む

ゴルディは自分のグラスに注いで雑にグラスを掴み一気に飲む


「歌姫様の目的が“導魂樹”だと報告がありました」

「ブフォ」


盛大にワインを吹くゴルディ騎士団長


「それはないだろ!?」

「えぇ、団長がたまたま娘のシェリーさんから買い物を頼まれただけなのにルンルンで行く姿を見るくらいないですね」

「ゴフッ」


ゴルディがワインを横に吹いて濡れるのは回避できたバレックだが乗り出して唾が自分のグラスに入りそうなので精神的に叩いておくバレックだった


「…少しはオブラートに──」

「ついていった騎士と侍女達が確認しています」

「スルーはきついが確認できる程の痕跡があったのか?」

「サーラ(桜)の枝だと」

「“迎えの花枝”だと!?」

「現在サーラの枝は既に杖に加工されていましたが間違いなく過去に確認された花の姿と酷似していました」

「なっ!」

「先に王に報告しましたが同じ反応でした」

「そうなるだろっ!」

「私も二度ほど部下に自分を殴らせました」

「それはそれで驚きだ…」

「殴らせたのは嘘ですがそれほど驚愕したのは事実です」

「お前な…」


ここで話している二人と報告を聞いた王が驚くのも無理はなかった

この世界の歴史でも片手で数える程度しか確認されていない


「そもそも“導魂樹”自体ありえんだろ」

「千花様と騎士や侍女達は見てないそうですがサーラの枝の杖で歌姫様が眠っておられたそうです」

「ん?」

「歌姫様も夢で語りかけて来た男性の言葉に───」

「ちょっと待て」

「既に加工されていたことですね?」

「うん、少しは質問させてくれ…」

「めんどうなので」

「お前な!」


かなり気安く会話する二人

それもそのはずで二人は幼なじみであり、同じ女性を好きになった仲でもある


「話を進めると“世界樹”の枝を加工出来る程の者が何らかの理由で歌姫に接触しようとしたみたいですね」

「しかしなんの為に…」


つっこむのが面倒になったゴルディが疑問を口に出す


「その者の思惑はわかりませんし、“黒面”の目的もわからず仕舞いです」

「そういえば何故あいつらがあそこに?」

「私の予測ですが本来は偵察でこの国に来たがたまたま手に入れたい物があったから来たと言う感じですかね?」

「あいつらなにをもっていったんだ?。サーラの枝の杖は歌姫様が持って──」

「その歌姫が元々持っていたやつをもっていったみたいです」

「あぁ!そんな報告が書いてあったな」

「シェリーさんからなにも?」

「シェリーが報告すると思うか…」

「それもそうですね」

「おま「そもそも天災時に男性が何かしらの力で作った武器らしいですし」えな……えっ?」


おもむろに報告するバレック


「その男性が自身の腕を使って作った武器を彼女が持っていたみたいです」

「お前に細かく報告されているのが気になるが自身の腕を使った?」

「千花様がそれ以外考えられないと」

「何故そんなに断定──」

「ほとんど腕にしか見えないらしいです。取っ手らしき物がなければ」

「なるほど、だか何故そんな物を?」

「千花様の槍も彼が作ったらしく鑑定出来る者に鑑定させた所なかなか有能だと」

「槍はわかった、その腕の方は?」

「“黒面”の二人が持って行ったものと」

「何故そんなものを…」

「さぁ?」

「だろうな」


考えても仕方ないと次の報告を聞く


「それでもうひとつの報告書は?。見なくてもいいなら見たくないんだが?」

「一応確認を、例の件です」

「あ~」


それを聞いて少し言葉を発した後グラスにワインを注ぎ一気に飲むゴルディ騎士団長だった




なかなか進みません

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