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出会い、再会、別れ

久しぶりの更新、改訂





哲也達が“連魔”と“圧脚”と交戦している時、由仁は暗闇の中に立っていた


桜の根元で寝たら意識がすぐに堕ちて行き、気づいたらこの暗闇の中だった


なぜか自分の姿はちゃんと見えるので由仁は死んでしまったのかと思ったが



『君はちゃんと生きてるぞ~』



いきなり後ろから声をかけられてビクッとする由仁は後ろを見てさらに驚いた


そこには大きな柳の木があり、その木の幹で体が隠れていたが黒髪の男性がその根元に座っていた



『君の会いたい人はそこにいるっすよ~』



彼がそういうと由仁は柳の木に向いていた体をなぜか後ろに向けてしまった


そこには先ほどまでなかった桜の木

由仁が先ほどまでその根元で寝ていた桜である


そこには二人の大人が立っていた

由仁には見覚えのあるそして一番会いたい二人


「おとうさん!おかあさん!」


父親と母親とわかった由仁は二人の元に走って行き抱きついた


『ごめんな、由仁』

『さびしい思いをさせてごめんね』


二人に抱きついた由仁は


「おとうさん、おかあさんいっぱい話したいことがあるの!」


そういって由仁は両親の間に入り楽しそうに話し始める


由仁の両親は楽しそうに由仁の話を聞き、男はのんきに柳の木と共に揺れていた



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



由仁が両親と再会している時、哲也達は



「くぅっ…」

───そんなもんかさぁ



麻友は“連魔”の魔法に押されていた

騎士達も最初はなんとか戦ったがものの数分で壊滅状態まで陥ってしまった


死者はいないものの重傷者もいたので麻友は反撃できず、“連魔”と言う名の通り絶え間ない魔法の連弾しかも一発一発が中級魔法以上の威力があり押されていた


それでも諦めず反撃の糸口を探す麻友

盾はそれに呼応するように光っている


そして哲也は


「はあぁ!」

───どしたどした♪


“圧脚”と戦っていたがすべての攻撃が避けられ、そのうえ


「シッ!」

───おせぇ

「ごふっ?!」


左腕で殴りに行きそのまま哲也の背後にまわるように避けられて()()()()()()()()()()()感触と共に“圧脚”の後ろを通るように吹き飛ばされる



「何がどうなってるんだ?」

───けけっ、どうなってるんでしょうねぇ?



再度“圧脚”に向かい自身の磨いた拳技、脚技を出し隙を探す哲也

それを隙を見せず遊びながら避け反撃をする“圧脚”



ほぼ一方的にやられている哲也

守ることしか方法が無い麻友

壊滅状態の騎士達


絶望的状況だったが一瞬



───ん?

───おっ♪



二人がなにかに気をとられた瞬間を二人が見逃さず


「っ!氷壁反射!」

「瞬雷拳!」


二人の技が“連魔”“圧脚”に当たる

“連魔”は左肩に、“圧脚”は左頬に

しかし“連魔”は少しふらつき、“圧脚”は二歩ほど後ずさっただけで


───少し油断したさぁ

───ひひッ、だが時間が来たからなぁ



二人はあまりダメージが無く他の事を気にしているようだった


───そろそろ行くさぁ

───けけっ、だな

「えっ!?」

「待てっ!」


そう言った二人の足元に魔法陣が出て麻友は驚き、哲也は“圧脚”を掴もうと右手を伸ばすが


───また会おうさぁ

───けけっ、じゃあな



魔法陣と共に二人はそのまま消えてしまった




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



桜の木で家族が楽しく会話している

今までできなかった事を取り戻すように



大きな柳の木に寄りかかる男が少し上を向く



『家族の団欒中に悪いっすけどそろそろ時間っすよ~』



男の声で柳の木に顔を向けた三人

由仁の両親は一瞬驚き、悲しい顔をする

父敬之は唇を噛み締め、由仁の母雪恵は由仁と別れたくないというように抱きしめる

由仁も一瞬わからなかったが両親の行動で由仁も別れたくないと雪恵に抱きつく



『別れたくない気持ちはわかるっすけどお二方と娘さんはもういる場所が違いすぎるっす』


それを聞いた敬之は由仁に顔を向け


『由仁、父さん達はもう行かないと』

『あなた…』

『雪恵、もう時間なんだ』

『…本当ならもっと一緒にいたいけど』

「お父さんなんでそんなこと言うの!?、お母さんもなんで!由仁のこと嫌いになったの!?」

『違う、これ以上は由仁が危険なんだ』

「え?」



敬之がそういうと敬之と雪恵の体が徐々に薄くなる


『由仁、本当はもっといろんな事を教えたかった』

『お父さんの私のデートとかね』

「お父さん!お母さん!」

『由仁私はいつでも見守っている』

『だからこれだけは言わせて』

『『愛してる』』



二人がそういうと完全に消えてしまった

二人が消えて由仁はその場で声をあげて泣く



『…泣いてもいいっすけどほんとにこれ以上は「お父さんとお母さんを返してよ!」危険…』

男はそれを聞き項垂れる


『これでも無理して二人を連れてきたんすけどね』

「お願いだから返してぇ…」

『それにこのままだと君は誰とも会えなくなるよ』

「え?」

『ここは精神と魂だけしか入れない導魂の回廊』

「こんど?」

『簡単に言えば三途の川に近いかね』


由仁は最初はわからなかったが三途の川でここがどんな場所か把握した


『亡くなった奴なら問題ねぇけど生きてる奴はここに入るための入り口を開かなきゃなんねぇ』


由仁は背後にある桜の木を見た


『そうっす、君は桜の木俺は柳の木を入り口にしてるっす』

「でもなんで危険なの?」

『他の奴ならもって2~3分くらいなんだが君が【救世の紋章】持ちだから結構もったんだがそのタイムリミット、それ以上いると魂と肉体が切り離されここでさまよい続ける亡霊になっちまう』

「…どうしたら帰れるの?私わかんない」

『そろそろ来るかな?』

「ギャウ!」

「ハク!?」

『その白竜がお迎え』

「帰れるの?」

『ああ』

「おじさんは?」

『俺は問題なく()()()()よ』

「おじさんありがとう!」



由仁はそういってハクの後をついていき暗闇に消えた



『遅くなった時計が元の早さを取り戻す』



柳の木に寄りかかった男が呟く



『物語が再び動き出す』



男がそういうと二本の木と共に暗闇に溶けていった







一旦投稿、そして編集

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