会長、勇者の導きにより合コンに参加する【10】
「え? リダ様? そ、そんな......置いて行かないで下さいよ!」
ユニクスから早足で離れた私がいた所で、歩調を早めてついて来る。
私は駆け足に変わった。
ユニクスもやっぱり走り始めた!
な、なんでついて来るんだよ、お前はっ!
「追い掛けて来るなよっ! てか、どーして追い掛けるんだよっっ!」
「それはこっちの台詞ですリダ様! どーして逃げるんですかっ!」
お前が確実に気持ち悪い事を言ってるからだよっっ!
えぇと......。
こうして。
「リダ様! もしかして、勘違いしてませんか? 私はただただ純粋にお慕い申してるだけです! ラブは......ちょっとしかないのです!」
「ちょっとあれば十分変態だっ! この腐れ勇者っ!」
私とユニクスの不毛なチェイサーは、トウキの郊外にある冒アカに到着するまで続いた。
バカなのかいっっっっ!
編末おまけ短編・了
これにて一編はおしまいだ。
次回からは、新編となる第二編に変わるぞ!
感想とかあれば、ドシドシ聞く。
評価も可能ならして貰えると嬉しいな!
良かったら、そっちもヨロシク!
......って所で、二編目に続く!




