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驚きの始まり【17】

 ……信じられない話だけど、どうやら本当らしいな。


 けど、それでいて不思議な部分もある。


 リーナが死んでしまった事は、今でも驚きの対象ではあるんだけど、


「それで、どうして私がみんなから注目されなきゃ行けないんだよ?」


 フラウの態度も、妙にコソコソしてる感じだし。

 やっぱり変な雰囲気と言うか……妙に不自然だった。


 それだけに、私としてはどうにも納得が行かない気持ちで一杯になっていた。


 ……そして。


「そうだね……多分、その様子だと、リダも不本意な事かも知れない。私は絶対に違うと思ってるから、話は別なんだけどさ?」


「……さっきから、全く話が見えないんだが?」


 どうにも遠回りな事を言って来るフラウに、思わず小首を傾げていた時、


「リーナ先生を殺した犯人が……リダかも知れないって、話題になっているんだよ」


 私は耳を疑った。

 

 驚きを通り越して、頭がパニックになりそうだった!


 何でそうなる?

 た、確かに、私はリーナと昨晩公園で一緒にいたが……それだけだぞ!?


 割りと本気で殺意を抱いた部分もあったし、場合によっては私が本当の意味で犯人になっていたかも知れないけど……でも、結局はユニクスに止められて殺す事はおろか、一切手を出す事すらしなかった。


 …………。


 そう考えると、少し危なかったなぁ……うん。

 やっぱり、何事も刹那的に行動を移しては行けないって事か。

 取り敢えず、今回に関してはユニクスに感謝だ。


 ……って、そうだけど、そうじゃないっっ!

 

 ともかく、色々ありはしたが、私は断じてやってない!

 むしろ、私が狙われてた!


 なのに……それなのに……どうして?


 突発的に掛けられた、謎の濡れ衣。

 そもそも、何処をどんな風に事実を歪曲されると、そんなへそ曲がりな噂へと発展して行くと言うのか!?


 ともかく、これは完全な誤解だ!


 私は絶対に身の潔白を晴らして見せるっ!


 ……と、言う所で、次回に続く!

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