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巨人の英雄・ブロンの試練【11】

 何にせよ、だ?


「次の目的は決まったな」


 私はみかんへと答える。

 これに、みかんもコクリと頷いてみせた。


「そうですね。向こうはもう完全に一つの組織として、しっかりと纏まってます。まずはこっちも一致団結する所から始めないと行けないです。何より向こう側への内通者が族長とか、もはや問題外と言えます。この問題を早急に解決する事が必須だと、みかんも思うです」


「良し、決まりだな」


 ニッと快活な笑みを浮かべる私がいる。

 ここらはまだ憶測の域を越えないが、もしかしたら私達を罠にはめたのも、ギガンテスの族長が一枚絡んでいるのかも知れない。

 そして、パラスの投獄も。


 ……うーん。

 まぁ、大丈夫だとは思うんだが、パラスのヤツは元気にしているんだろうか?


 この里に来てから、全く顔を見ていないパラス。

 ……思えば、この里を誰よりも救いたいと願っていた張本人が、いの一番で牢屋に入れられてしまうとか言う、実に残念な所から始まっているんだが……。


 けれど、パラスはきっと私達を信じてくれていると、私は思いたい。

 その信頼を裏切る事もまた、私には出来ない!


 大丈夫だぞパラス?


 お前の期待は裏切らないし、この里もちゃんと救ってやる。

 気持ちを新たに、私はこの里にいるギガンテス族長の元へと向かう事に決めたのだった。



 以下、次回!

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