パインとココナッツとお母様【17】
今後のミナトが、どんな行動を取るのか?
当然ながら、私には分かり様がない。
だから、これと言って根拠がある訳でもないんだが……しかし、私は思う。
きっと、大丈夫!……と。
かつてあった悲劇。
超過させた怒りによって自我崩壊に陥った……破滅の女神。
これらの苦しみと悲しみを乗り越え……教訓を得たのが、今のパインであり……ココナッツ様だ。
もう、同じ轍を踏む事はない。
それだけ、二人には強い心が生まれたと思う。
それに……何より、今は周囲に沢山のキータ民がいる。
あの当時とは環境も色々と異なるであろう。
アダムが自殺してしまった要因の一つとして上げられるのは……相談相手が居なかったからではないのだろうか?
パインが破滅の女神となってしまったのは、自分にとって心の支えとなる存在が、アダムだけしか居なかったからではないのか?
今は違うだろう?
仲間がいる。
親友がいる。
近所を見渡せば……沢山のキータ国民がいる。
もう、一人で悩む必要など、微塵もないのだ。
「うむ! 大丈夫、大丈夫! なんとかなる!」
温和に微笑み、私は言う。
どの道、さ?
私が出来る事なんて皆無にも等しいんだ。
ここは、上手く行く事を祈るしかないではないか。
ここ、トウキで……さ?
さぁ〜て! 今日は公休だしな?
テキトーに商店街の喫茶店で暇潰してから、学園寮に戻るとしますかね!
頭の中で気楽に考えつつ……只今絶賛怒り浸透中であったルミとフラウのフォローも兼ねて、デパ地下の特選フルーツの購入案などを頭の備考欄辺りに入れながら、ゆっくりと街中へ向かって降りて行くのだった。
パインと、ココナッツ様……頑張って幸せになれよっ!
第八編 ー了ー
はい、これにて第八編目は終わりとなります。
ちょっと、みかん本編とのシンクロに失敗しちゃった内容になってしまいましたが……てか、リダをキータ国に向かわせる必要とか無かったんじゃ?……とか、書いてる途中で思ってしまう様な内容になってしまいましたが、そこらは今後の課題と言う事にして置きます。
久しぶりの二画面で、地味に二つの物語をシンクロさせる事が出来なかったんですよね……まぁ、言い訳ですが。
ぼやきはさておき。
次回のリダさんは今回の物語の最終的な部分についてを少しだけ書く予定です。
まぁ、予定なので、実際にはどうなるのか分からないのですが。
ただ、この三位一体小説を書いている以上は、他の小説を書く事は難しいので、そろそろゴール地点と言う物を模索しないとなぁ……と、考えております。
あんまり人気出ないしね。
………。
まぁ、そこもさておき。
評価・コメントはいつでもお待ちしております。
どんな些細な事でも良いので、書いて貰えたら嬉しいですね。
例えば、モンハンとかでも良いです。
この後書きを書いている時点では、実はまだ発売すらされていないのですが、自分はモンハンと片手剣さえあれば、ご飯を三杯は食べれる残念な大人なので、決して餌は与えないで下さい。
……いや、そ〜ではなく。
モンハンは飽くまでもジョーク半分の一例なので……ともかく、そのぐらい明後日な内容でも良いので、気軽に書き込んでくれたら幸いであります。
ちなみに、ライズの話しは活動報告とかのネタで書くかもなので、本当にライズの雑談ないし、私に一狩り申し出たい方は、そちらでどうぞ。
さて、そろそろ話しを本筋に戻します。
次からは、恒例の編末オマケ短編が始まります。
特段狙っている訳ではありませんが、最近のオマケ短編の常連になりつつあるフラウが、今回のメインキャラとして出て来ます。
もう、次のページで出て来るのでズバッと言いますと、次のオマケ短編はリダ・フラウ・ルミの三人娘がメインでお話が進んで行く内容になりますね。
この三人が揃うと、決まってグダグダなコントの様な展開になり易い傾向にあったので、本編で書くとシリアスな場面すらコミカルになってしまうので……なんか、オマケ短編のレギュラーになりつつあります。
本編でも、メインで出す予定はあるんですけどね。
何はともあれ、ここまで読んで頂き誠にありがとうございました!
最初から最後まで読んでいたのなら……ふつ〜にかなりの時間を必要としたでしょう。
こんなの読むのは、暇人かニートぐらい……ああ、いえいえ! 本当に読んで下さって感謝しております!
今後も、良い暇潰しのお供として読んで頂けたら、これ程幸いな事はありませんね。
ではでは、まずはここまで読んで頂きありがとうございました!
良かったら、オマケ短編も読んください!
(高)評価・ブクマは泣いて喜びます!
低い方は……地味にヘコみますが……でも、ヨシとします!
ではでは、またリダさんで、お会いしましょう!
……まぁ、次のページなんですけどね。




