カリンと言う、地味に憎たらしい特殊な巨乳予備軍がいる世界【15】
そう言う事を言うんじゃないよっ!
リダ姉、泣いちゃうだろっ⁉︎
「そう言う事をするから、私がこんな事を言うんじゃないかぁぁぁっ!」
ああ、聞こえないな〜?
爆破によって吹き飛びながら捨て台詞の様な物を叫んで見せるカリンがいたけど……聞こえない事にして置いた。
まったく。
そこはちゃんと、自分に素直な事を言えよ。
今のが素直な意見とか、そんな訳がないのだから。
………。
本当に、素直な意見とかないよな?
私、妹にも爆発魔とか……思われてないよな?
ちょっと不安な部分もあるけれど、そこはカリンのジョークであると信用して置こう! そうしよう!
……ともかく、これからが問題だな。
正直……N65を逃してしまったのは、失敗だったな。
せめて、ヤツが何処にいるのかだけでも分かれば……ん?
「はぁはぁ……わ、私は死なない! リダさんのパンツが、その麗しの布切れが! 私の肉体と精神を何度でも蘇らせて見せる!」
私のショーツに、そんな特殊な回復作用など無いぞ。
相変わらずの変態模様を見せていたのはパラレルだ。
まぁ、こんな事をほざくヤツは、私が知る限りでコイツだけだ。
それに近い様な事をほざくヤツは、密かに何人かいるのが困り物だったりもするんだけどなっ⁉︎
「どうでも良いが……その気持ち悪い執念だけはなんとか出来ないのか? 見ていて気分が悪くなる」
「紳士である以上は無理です!」
「じゃあ、紳士をやめてくれ。それで良いか?」
「ちょっ……それは、私のアイデンティティーを捨てろと言う事ですか? そんなに簡単に捨てて良いのですか? これは、言うなれば私の信念なのですよっ⁉︎」
「そんな信念など捨ててしまえ」
「ぐはぁぁっっ!」
パラレルはバッタリと倒れた。
いつものパターンではあるんだけど、血反吐でも吐いているんじゃないのかな? って勢いで倒れた。
もちろん、吐血などして居ない。
「そう言う小芝居は良いから……さっさと話をしてくれないか?」
「ふふふ……流石はリダさんです。どんな時であっても冷静沈着……そんなアナタの姿に、少し惚れてしまいそうで怖いですよ」
「私はお前の台詞が怖いよ」
……ハッキリ言って、如何に良い面構えをしていても、性格がマイナス過ぎるからな!
「ぐはぁぁぁっっ!」
そして、パラレルは再び倒れた。
もう、マジでお前は、何がしたいのっ!
ああ、もうっ!
「お前の小芝居にはついて行けん……取り敢えず、一方的になるが話をするぞ?……アリンやリガーは何処にいる? 空間転移魔法で飛ばした事は分かるのだが?」
「リダさんの自宅ですよ……意識が回復して居ないのであれば、まだリビングで寝てるんじゃないですか? 取り敢えず、リガーさんに回復魔法を施したいので、早く戻った方が良いでしょう。こんな所でノタクタやっている場合ではありませんね?」
小芝居を何回もやっているヤツが、いけしゃあしゃあと言うんじゃないよっ⁉︎
「……そうか、分かった。じゃあ急いで戻るとしよう……と、その前に、だ? もう一つだけ聞いても構わないか?」
「……? 私はリダさんのパンツが好きですよ?」
「爆発されたいのか?」
「すいません。実は本気です」
ドォォォォォォォォンッッッ!
変態は爆発した。
ああ、もうぅぅぅっっっ!
マジでフラストレーションが溜まって仕方ない!
ともかく話は後にしよう!
コイツと話をすると、どうしても爆破魔法を発動したくなってしまうからな!
私は爆破して地べたにバッタリ倒れ『しゅぅぅぅぅ!』って感じで、身体全体から煙の様な物を出していた変態を無視する形で、一路自宅へと戻って行くのだった。
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帰宅して間もなく、足早にリビングへと戻ると、
「あ〜、リダおねーちゃん? おかえり」
ピンピンした状態で口を開くアリンと、
「リダ姉! 数学教えて! やっぱり分からない!」
既に教科書とノート広げた状態で、ギブアップ的な顔になっていたカリンに、
「ああ、リガーさんは今日の所帰りましたよ? 取り敢えず後から来るそうです」
当たり前の当然の様に自宅のリビングで寛いで居た変態の姿があった!
………。
お前ら、どうして私より早く自宅にいるんだよ……?
普通に滑空魔法を使って、ここに戻って来たと言うのに。
「その顔は、どうして先に来ているのか?……で、驚いている模様ですね? では、種明かしをしましょう? 爆破された私は、間もなく復活して空間転移魔法を使おうとしていたのですが、程なく爆破されて飛んで行ったカリンさんが戻って来たので、一緒に空間転移で戻って来たのです。どうですか? 分かりましたか?」
……空間転移魔法って、ちょっと反則だと思う私がいた。
そして、ドヤ顔でマウントを取る様な言い方をして来たパラレルを、思い切り殴ってやりたい気持ちもあったんだけど、そこだけは我慢してやった。
私は優しいからなっ!




