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カリンと言う、地味に憎たらしい特殊な巨乳予備軍がいる世界【7】

「その割には、防戦一方に見えるけど?……違わない?」


 違わないねぇ?

 私なりの警告に対し、カリンが高慢な笑みを向けて声を返して来た。


 ……オイオイ。

 これだけ分かり易く動いてやったと言うのに……それでも、まだ分からないと言うのか?


 アリンとカリンの二人が見せる攻撃は凄まじく……そしてフットワークが軽やかなばかりか、連携も良く取れている。

 そこらを考えるのであれば、確かに攻撃するいとまを与える事なく攻撃している『様に見える』のだが……う〜ん。


 私的に言うのなら、それら全ての攻撃に、一発でも私へと有効打を浴びせていたのか?……と言いたい。

 そして、その答えは『一発も無い』だ。


 ここから考えても、すぐに答えが出ていると思うんだがな?


 まぁ、良い。

 

「今のお前らが見せているのが、お前達の全力だと言うのであれば『五秒で沈黙させてやる』が、良いか?」


 二人の攻撃を避けた所で、少し後方に飛んで間合いを開けた私は、カリンやアリンに向けて、軽く5本指を立てる形で公言してみせる。


「やれる物なら、やってみれば? 胸無し平子ひらこさん?」


 ムッカァァァッッ!

 お前、マジで私を挑発するのが上手いな!


 よぉぉぉぉぉし!

 

 それじゃ、宣言通りにやってやる!


 ドスッッ!


 瞬間、私はカリンの腹部に右手拳をめり込ませた。

 ……ちょっと力の加減をミスったな……内臓が飛び跳ねた様な手応えが……?


「ふぐぅっ!」


 カリンは目を大きく見開いたと同時に、苦悶の表情を作り出す。

 

「ケホッ……ケホッ……な、なに……今のっ⁉︎」


 程なくして口から軽く血の混じった唾を飛ばして咳き込むと、唖然とした顔になって口を動かして行く。


 ……お、意識は飛ばなかったか……うむ、良かった!

 相手が完全にN65であったのなら、それでも構わなかったのだが……肉体はカリンの物だからな?

 ちょっと、胸関連の挑発に触発されて、うっかりパワーの制御が出来なかったから、私も失敗したと少し反省していた所だ。


 唖然となるカリンが、口元についた自分の血を軽くぬぐっていた頃、アリンが大きく後方に飛び退いては、


 超紫電爆雷魔法プラズマオブライトニング


 バリバリバリバリィィィィッッッッ!


 超複合魔法を発動させて来る。


 ……ほぅ。

 この世界のアリンには、こんな魔法も発動させる事が出来るのか。


 この魔法は、紫電系ブラストの魔法と雷魔法サンダーを複合させているのだが……更に爆発まで引き起こす為、爆雷魔法と表現されている。


 特徴的なのは、雷の放出方法だな?

 通常の雷魔法は、普通に落雷を誘う魔法だ。

 よって、上から下に落っこちると言う形になる。


 ところが、この魔法は発動すると術者の眼前に雷が出現し『横に突き進む』のだ。

 これだけでも高い威力を誇る超高出力の電気が、光速に近い勢いで標的まですっ飛んで来るのだが……ここにプラズマが加わる。


 プラズマと表現したが、見た感じはレーザーだな。

 プラズマの密度を限界までギュゥゥゥッ! っと詰め込む事で、レーザー光線の様な見た目になっている。

 このプラズマの温度が殺人的……と言うか、ありとあらゆる物を蒸発させるまでの超高温でもある。

 その温度は軽く数万度には到達している為……軽くかすっただけで肉体は消滅してしまうレベルだ。


 そして、この二つが目標物まで到達すると、


 ドォォォォォォォンッッッ!


 ……爆発する。


 爆発に関して言うのなら、術者の意思によっては爆発させない様にも出来る為、場合によっては爆発しない場合もある。

 例えば、ダンジョンや建物内で使用した時などの様な、爆発すると不都合が生じる場合は爆発させない様にも出来るのだが、今回は見事に爆発して来た。


 容赦ないな、アリンちゃんよ⁉︎


 N65に操られているとは言え、本気で私を殺そうとしているのが分かる……リダさんは辛いよ!


 しかしながら、私は言いたい。

 この程度の超複合魔法で簡単にくたばっていたのなら、今頃とっくに何処かの場面でくたばっているぞ!……と!


 アリンが魔法を発動して間もなく、全面に魔導防壁を展開した私は、アリンの発動した超紫電爆雷魔法を完璧にシャットアウトして見せた。


 ……と、同時に、


 ドンッッッッ!


 超紫電爆雷魔法によって発生した爆発により、もうもうと立ち籠める砂煙の中から飛び出る形で飛んでみせた私は、正確にアリンの正面まで突き進むと、


 上位睡眠魔法ハイ・スリープ


 アリンの眼前に右手を向けて魔法を発動させる。


 ……まぁ、文字を読んでくれれば分かるかも知れないが、この魔法は相手を眠らせる魔法だ。


 一見すると、相手を眠らせる事が可能になると言う意味において、色々と有効な魔法にも感じるのだが……実は、何かと面倒な制約がある。


 まず、この魔法……有効距離が結構短い!


 範囲魔法にもなるんだけど……精々、数メートルと言った所。

 よって、この魔法を使うと分かった場合は、即座に範囲外へと逃げれば相手は確実に喰らわない魔法でもある。


 言うなれば、相手の不意を突く必要がある訳だな?

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