第2話 新千歳空港到着と小樽強行軍と思い出の夜景
新千歳空港は北海道で一番、大きな空港だと思うが、実はこの空港自体がアミューズメントパークのようになっていて、下手すると、ここで降りて数日過ごして帰っても北海道を満喫できるだろう。
北海道土産は何でも揃ってるし、空港限定商品などここでしか買えない物も豊富にある。寿司や蟹を食べる店など飲食店もある。
ファーストクラス向けらしい映画館、ホテルや温泉、薬局、コンビニ、書店、衣料品や旅行用品など、大体の物は揃う。
セミナー向け貸室やビジネススペース、イスラム教向けだと思われる祈祷室まである。
それはともかく、新千歳空港に到着すると「エアポート」というJRの快速電車に乗るのが良い。
この「エアポート」は空港の地下直結にホームがあり、小樽まで90分、札幌だと56分で行けてしまう。
新千歳空港と札幌を結ぶバスなどもあるのだが、70分ぐらいかかるので少し時間がかかる。
このバスのメリットは札幌市内の主要ホテルの近くに停留場があるので、地下鉄とかの乗り継ぎが不要で、ホテルにチェックインするならこちらの方が便利が良い。
当初の旅行計画では1月15日は15時ぐらいに札幌のホテルにチェックインして、のんびり少しだけ札幌観光をして、夕食は蟹でも食べて、翌日一日、小樽観光の予定だった。
ところが、奥さんのタイ人従妹(姪っ子だと勘違いしてた)の社員旅行のフリーの日である1月16日に一緒に北海道観光するということで、諸事情あって、一日目に小樽に行く事になった。
これが旅行計画的には致命傷になってしまい、結構、苦労する事になる。
とりあえず、ホテルにチェックインしてると、時間的に小樽観光がほぼ不可能になるので、スーツケースを抱えたまま、小樽に直行することにした。
「エアポート」は6両編成で4号車が指定席で、荷物を置けるスペースがあるので、指定席チケットを買った。
普通席は日本人や外国人の観光客でいっぱいで、席に座れずに90分はきつい。
小樽に着いたら、奥さんは朝以来、何も食べてないと事態になり、限界がきて、コンビニのおにぎりをひとつ頬張ることになる。
強行軍のつけだけど、僕も翌日食べる事になる、おにぎりひとつ購入して、飢餓に耐える事にしたが、意外と僕は朝、カレーか親子丼か忘れたけどかなり食べたし、空腹にはダイエットとか、朝食べない16時間ダイエットをやったりしてるので慣れてる。
小樽は札幌と比べても雪が多く、奥さんは足元がおぼつかないので、何度もこけそうになり、早速、北海道の雪が溶けた後のアイスバーンの洗礼を受ける。
僕も滑るのだが、結構、慎重に歩いてるのでそうでもない。
ちょっとづつ慣れてくる。
この時点でもう16時になってて、小樽運河経由でルタオという小樽で有名なお菓子、スイーツのお店を目指すことになる。
北海道は16時にはもう日が暮れ始め、18時にはすっかり暗くなるので、店も18時には閉店が多い。
17時ぐらいが観光の限界に近く、夜景とか夜の食事はまだまだの時間だが、本当に時間が無かった。
小樽運河は青色の光のLEDか何かでライトアップされてるが、運河の横の道は雪だらけで、除雪した雪が2メートルほど積み上がってる。
街中の歩道でも1メートルぐらいの雪が歩道の横にあるし、堅く固まった雪の上に雪が更に降ってるので、足で踏み込むと深くまで雪に埋まる。
除雪されてる道は日中温度が上がって、とはいっても数℃ぐらいだが、雪が溶けてまた固まって滑りやすくなる。
気温は0℃からマイナス8℃程度だが、防寒してればそれほどではないが、22時ぐらいのマイナス8℃は流石に堪える。
身体の芯まで冷える寒さである。夜も21時ぐらいで引き上げるのが良い。
小樽運河は綺麗だが、時間が無いので、少し写真撮影してから先を急ぐ。
ということで、ようやく、ルタオ菓子店本店に着いて、試食しながらお土産を買うことにした。
ここのお菓子で最も美味しいのはフロマージュチーズケーキだろう。
なんですが、賞味期限が48時間か何かで、ドライアイスも6時間ほどしか持たないので、空港で買って持って帰ることにした。
「小樽色内通りフロマージュ」というラングドシャ(白い恋人と同じお菓子)が手頃な価格で、本店で売ってた丸いアーモンドチョコなどもお土産で買ってみた。
結局、奥さんも価格的に手頃なので同じような物を買っていた。
店員にタイ人がいるというサプライズがあったが、外国人、英語も出来るし、タイ人向けの配慮かなと思った。
ルタオという目標をクリアしたので、後は30分程しかないが、僕は腹ペコだったので、ザンギ(若鶏の唐揚げ)という小樽名物を路上の屋台的なお店で食べた。
悲し事に、これが北海道最初の食事だが、肉が柔らかくて美味いわけよ。
600円ぐらいではコップのような入れ物に山盛りで、ちょっと食べ過ぎる。
奥さんに勧めるが、札幌に帰ってからの「カニ食べ放題」に備えているようだ。
帰りはゆっくり出来るので、「小樽切子」というガラス細工の店に入る。
これが結構良かったのだが、切子細工は九州などにあって、色硝子にダイヤモンドの刃で紋様などを刻む工芸品である。
青色や複雑な色合いの切子細工は、凄く綺麗で、でも、かなりお高くて、グラス数点のセットが数万円はザラである。
結婚式の引き出物とか、日用では使いづらいので、結局、買いはしなかったが、僕の家には備前焼のコップとか、食器がタダでもらえてしまうので、何か観賞用かなと思った。
岡山県の備前焼は近所の母の友人などが趣味で作っていて、道の駅の深山公園などで販売してるが、この前、カレー入れる皿とかないかと尋ねたらタダでもらえたので、これで充分である。
備前焼でお茶やコーヒーを飲むと、何故か味がまろやかになって美味しく感じる。
これは備前焼の表面の凹凸が何らかの作用をしてるらしいが、ナノバブルのような効果かもしれない。
実際、深山公園で備前焼の容器でコーヒーを淹れてる、キッチンカーがあるのだが、何か味が変わってるように感じる。
ネットで調べると、ビールの泡がまろやかになるらしく、その効果でビールの味が良くなるらしい。
話を戻すと、その後は小樽運河に戻りつつ、その支流の「大正硝子館」付近のライトアップを楽しんだ。
硝子細工のコップ型のキャンドルで出来たツリーとか、雪のかまくらが二つあったりして綺麗だった。
向かい側の店には雪ダルマがいたり、ここが一番のビューポイントでした。
奥さんが言うには、ここのライトの明かりの熱で、石造りの硝子館の雪や氷柱が溶ける音が聴こえて、それが神秘的な感じを醸し出していた。
うちの奥さんはそういう感覚が鋭いので、今でも日本語ベラベラで漢字も読むようになり、たぶん、そのうち、短歌とか詠み始めるかも知れませんね。
旧三井銀行などの銀行の建物も凄くて、マッドフラッド(泥の洪水)などのオルタナティブ歴史の深掘りもしたかったが、結構、動画は撮ったので、またYOUTUBEにでもアップしたと思います。
お城の石垣や五稜郭のような星形要塞は実は前文明の遺産だという説が、マッドフラッド(泥の洪水)というオルタナティブ歴史と呼ばれていますが、ピラミッドも含めて、今の重機を使用しても建築が困難な建築物に対して、そういう説を唱えても仕方ないかと思ったりもします。
この検証はまた、僕の北海道ひとり旅でもしてやろうかと思います。
こんなに交通費が安いと思わなかったので、また、北海道に行く事にしたい。
まあ、沖縄の与謝国海底遺跡のダイビングもしてみたいが。




